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天と地はお互いに怒りを演じ…… : メキシコ、あるいは環太平洋火山帯で常識外れの広範囲の活動が続く中、空はさらに「狂った」様相へと

投稿日:2017年9月25日 更新日:

9月24日 メキシコのサン・クリストバルに立ち昇った核戦争じみた雲


Jsp Alvarez




 

最近の「空の異常な迫力」について、たまに取りあげることがありますが、ここにきて「その迫力極まれり」といった感じで、もはや、いわゆる怒りとか、いわゆる狂気を感じさせるほどのものが増えています。

なお、この冒頭の2枚の写真は 9月24日に撮影されたものですが、最近のある事象と関係しています。

それをまず取りあげたいと思います。




 

メキシコの雲に見る「意志」のようなもの

この冒頭の迫力のある雲が撮影されたのは 9月24日で、その場所は、サン・クリストバルという街です。

そのサン・クリストバルは下の位置になります。

サン・クリストバルの場所
Google Map

この場所を見まして、「ああこれは……」と思います。

前提として、現在のメキシコは「前例のない範囲での群発地震」に見舞われています。

そして、その「前例のない範囲での群発地震」を下の最近1週間のメキシコの地震マップと照らし合わせていただければ、何となく「すごい場所に迫力のある雲が出たものだ」と感じられるのではないでしょうか。

メキシコでの最近1週間の中規模以上の地震の状況

USGS

9月8日にマグニチュード 8.1 の地震が発生した後、メキシコでは続けて 9月19日にマグニチュード 7.1の地震が首都メキシコシティ近くを震源として発生しましたが、上の地図でおわかりの通り、これらは「本震と余震」という関係が当てはまらないと考えられる位置同士です。

それぞれが「新たな地震」として発生している上に、9月19日の地震の後に、マグニチュード 4.5以上の地震が 20回以上発生しています。その位置も、上の拡大図にありますように、どうも「各自でバラバラに地震が発生している」という感じがするのです。

先日の記事、

環太平洋火山帯の驚異的な地震の連続の中で「しかしこれが懸念すべき地震の時代ではない」という意味…
2 017/09/22

では、暗い未来(苦笑)の予測のひとつとして、「絶え間なく新たな地震が襲ってくることで、少しずつ都市機能が麻痺していく」というような、やや物騒な想定を書いたりしたのですが、今のメキシコは少しだけそれと近い状況にあるような気もしないでもないです。

しかも・・・まあ、それだけを見ても状況はよくわからないのですが、「メキシコの地下から何かが噴出している」というようなことを想定させるかもしれない状況を示す動画もあります。

下の動画は、9月19日のマグニチュード 7.1の地震の直後にメキシコシティで撮影されたもので、「息吹く道路」と名づけられ投稿されていました。

https://www.youtube.com/watch?v=W_qh8i7Ujb4

亀裂の入った道路が、上に噴き上げられていることが見てとれます。

 

おそらくは、群発にしても「地下からのガスか何かの噴出」にしても、すべては一過性のものだとは思いますが、それでも、今は何かが起きているようで、そして、「メキシコ」というような狭いカテゴリーではなく、今、環太平洋火山帯が全域で火山も地震活動も活発化しているのです。

結果的にどうなるかわからないですが、今後の数日間に新たに2つから3つの巨大火山の噴火がある可能性が高く、環太平洋火山帯での中規模以上の地震もとても多いです。

 

そして、空。

 

これがもう「天が地に呼応しているが」ごとくに激しいのです。

今回はそれを少しご紹介したいと思います。

今年はすでに、7月から、空の光景に関して下の3つの記事をアップしました。

2017年上半期の地球の黙示録的光景 (2017/07/23)

空から何か降り続けているような光景を見ながらの休息 (2017/08/08)

そして9-11からの空は (2017/09/14)

しかし、今回の空の光景の数々は、今までの中でも特に迫力があると思います。

今回ご紹介する期間は、このたった1週間ほどなのですが、以前ならひとつひとつで記事になっていたようなこれらの自然事象が、ドドッと出現しているのです。

現象としては、ダウンバーストやスーパーセル(超巨大積乱雲)、あるいはキノコ雲的なものが多いですが、どうにも見た目だけなら、天も地もまるで怒りの段階に突入している気配があります。

「やや激しい憤怒の渦中にある状態」を、ギャル語で「激おこぷんぷん丸」というらしいですが、自然は今、「激おこぷんぷん丸」の状態なのかもしれません。

というわけで(どういうわけだよ)、最近の迫力ある世界の空です。

 

地球の空と雲 2017年9月17日から25日

9月19日 イタリア・ジェノヴァに出現した壮絶なキノコ雲

earthreview.net

9月22日 タイ南部のリゾート地カオラックのビーチのダウンバースト

twitter.com

9月20日 ルーマニア・ブカレストの積乱雲

Cosmin Capusan

9月20日 ルーマニア南東に出現したスーパーセル

Enorme tormenta Supercell vista en el SE de Rumania, el 20.09.2017

9月22日頃 タイ・バンコク上空

twitter.com

9月22日 カナリア諸島テネリフェ島上空

earthreview.net

9月19日 米国ノースダコタ州のスーパーセル

Furious Skies

9月17日 セルビア・ヴォイヴォディナの積乱雲

17/09/2017 Vojvodina,Serbia

9月17日 ルーマニア・ティミショアラ市のスーパーセル

mohammed albaloushi‏

9月17日 米国ワイオミング州ホークスプリングスのダウンバースト

Hawk Springs,Wy 17/09/2017

9月17日 スペイン・バルセロナの暴風雨

Tormenta Eléctrica en la nube Cumulunimbus sobre Barcelona España

9月22日 米国ミネソタ州のハート型の雲

Tracey Hays

9月19日 イタリア・ジェノバの積乱雲

Lives Liguria

このあたりまでとさせていただきます。

北半球の夏も終わりに向かっていますので、季節的にはこのような激しい空や雲の出現傾向は減っていくはずですが、秋は秋なりに、冬は冬なりにすごい光景が出現しそうでもあります。あるいは戦争や核などの人為的営みによって、これらの様相と似たような光景が出現する可能性もそれなりにありそうです。

時代ですねえ。

 

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