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4月19日にメルマガ私たち現生人類は「鉄の種族」であることから思う生き方を発行させていただきました。

2020年からの世界 ディストピアへようこそ 人類の未来 悪魔の輪郭

ヨーロッパ各地が二度目の完全ロックダウンに戻る中、英政府発表の内容に見る「確実に進行しているディストピアの中で生きなければならないこれからの人類」

投稿日:2020年11月7日 更新日:


・10月31日 イタリア・ローマでのロックダウン反対デモの様子。 CTV




 

さらに無意味に厳格化する欧州のロックダウン規則

ヨーロッパの多くの国や地域で、10月下旬から 11月にかけて、「再度のロックダウン(国土封鎖)」を導入しはじめています。

統計サイトによれば、11月5日現在で、再度のロックダウンを開始したヨーロッパの国や地域は以下のようになっています。

2020年11月5日の時点でのヨーロッパのロックダウンの状況

statista

もう、ヨーロッパの主要な国や地域は、ほとんどが春と同じロックダウンの状態となっているのですが、正確には「同じ」ではないです。

たとえば、イギリスは、春のロックダウンで「 6人以上の人が集まることを禁止」としていましたが、今回の措置では「 2人以上」となっています。基本的に「人と人が屋外で会ってはいけない」と。

イギリス政府は、今回のロックダウンに関して、非常に長く詳細な「ロックダウンルール」を政府ウェブページで公開していますが、それを読みますと、

「合理性というものが何もない」

ことが浮かび上がります。

そのガイダンスは、

11月5日からの新しい英国内の規制
New National Restrictions from 5 November

と題されたもので、14章からなる大変に長いルールブックです。

この新しいルールについて、英国 BBC が、罰金規定なども示しながら記事で説明していますので、それをご紹介したいと思います。

それにしても……。

以前、記事で、タイトルに「終わることがない事態へと」という言葉を入れたものがありました。

もうコロナは終わることがない事態へと : ヨーロッパの各国でパンデミック開始以来最大の新たな感染者数を記録中。その中で良心ある科学者たちは封鎖の停止を訴え続ける
投稿日:2020年10月10日

感染確認者の数の推移を見るだけならば、まったくこの通りなんです。

以下は、今年の 1月21日から 11月5日までの、全世界、そして、アメリカやヨーロッパ各国の感染者数の推移のグラフですが、欧米の多くの国や地域が、この秋に、「春の流行時と比較にならない急増」を示しています。

新型コロナウイルスの過去約10ヶ月の感染確認数の推移

ZeroHedge

ヨーロッパなどで感染が拡大している最も大きな理由は、以下の記事で取り上げました、「ヨーロッパで流行している D614G と呼ばれる変異種は、変異により感染力が 10倍などになっている」ということもあるとは思います。

新型コロナウイルスの現在の感染力は「最初の10倍」であることが判明。そして、中国やアメリカでは次々と新しい株が発見され、対策に終わりが見えない状態に
投稿日:2020年6月21日

検査数が増えて「偽陽性」が増加していることもあるでしょうし、さまざまな原因があるとは思いますが、しかし、こんなことになっている最大の原因は、「前回のロックダウンによる人々の免疫力の低下」の要因は大きいと思います。

あるいは、長く続くマスク生活による免疫力の低下もあります。

以下の記事では、前回の春のロックダウンでどれだけ多くの「過剰死」が出ていたかということを、イギリス国家統計局の数値をグラフ化したものを載せています。

「ロックダウンという名の虐殺」 :英国で新型コロナ「ではない原因」による死者が封鎖の日より急激に増加し、統計開始以来最大の死者数に。私たちは今、国家による大量殺人という現実を世界に見ている
投稿日:2020年4月22日

マスクについては何度も記事にしていますが、最も最近のものは以下のものです。

マスク社会の悪影響のメカニズムが出揃った感。鼻呼吸の不足による「一酸化窒素の消えた人体」の将来。特に子どもたちの
投稿日:2020年11月2日

ロックダウンやマスクについては、これまで何度も取りあげてきましたが、以下のページにそれぞれ記事一覧があります。

ロックダウン In Deep
マスク In Deep

医学の専門家たちの意見からも、あるいは統計的にも、こういうことは「やっちゃいけない」ということがハッキリしているのに「やる」。

何だか悪意の世界ですよね。

今回のロックダウンは、冬のロックダウンとなりますので、多くのウイルスが活性化しやすい時期と重なることもあり、コロナというより、免疫の低下によるさまざまな弊害がとても心配です。

ヨーロッパには、多くの日本人の方々も暮らしていらっしゃるわけで、ただでさえ疲弊した感じが続く中での「完全ロックダウン」は、精神的にもかなり厳しいものとなっているのではないでしょうか。

そして、今回はイギリスを例に挙げますが、今回のロックダウンが「以前より部分的に厳しくなっている」ことをご紹介します。

前回にはなかった「罰則規定」が明確になっている上に、治安警察の権限も拡大しているようにうつります。

英国 BBC の報道から抜粋してご紹介いたします。

 


新型コロナウイルス:新しいロックダウンが始まると共に、反則行為に対しての厳しい罰金を当局は警告

Covid-19: Warning over tough fines as new lockdown begins
BBC 2020/11/06

英国での新しいロックダウン・ルールを本当に無視する人たちは高額の罰金に直面するだろうと英法務長官は警告する

新しいロックダウンの規則の下で、人々は屋内にとどまる必要があり、また生活に必須ではないで店舗、パブ、ジム等は閉鎖するように命じられた。

他の世帯同士の場合、屋内またはプライベートガーデンでも複数の人々が合うことは禁じられている。

この新しい規則のもと、違反ごとに 200ポンド (2万7000円)の罰金が科せられ、違反をするごとに 2倍の罰金となり、罰金は最大で 6400ポンド (87万円)となる。

さらには、規則に反して大規模な集会を行った主催者には、10,000ポンド (135万円)の罰金が課される。

法執行機関は「同意による取り締まり」のアプローチを継続し、4週間の封鎖を遵守するよう国民に奨励すると述べた。警察は「ひどい違反」に対応した場合、法律に沿って対処すると述べている。より強力な介入が必要な場合、警察が関与する。

英国家警察長官評議会は、最も深刻な犯罪者は罰金を科されると警告している。封鎖に従おうとしない人々の「少数派」を警察が取り締まることを当局は支持している。

ジョンソン首相は、コロナウイルス症例の急増と戦うことを目的とし、以前はイギリス全土で実施されていた地域的な制限に取って代わる全土封鎖を支持した。首相は、ロックダウンは 12月2日に「自動的に期限切れになる」と述べている。

新しい制限の下では、教育や仕事などの特定の理由を除いて、人々は家にとどまる必要がある。


 

ここまでです。

かつて映画や小説で知った架空のディストピアを目の当たりにしているようです。

本当に終わらないのかもしれないという雰囲気さえ漂います。

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