拡大する生理の問題
女性の生理(月経)のサイクルが、月の満ち欠けサイクルと同様の時間的周期を描くことは知られていることで、個人差がありますけれども、おおむね以下のように理解されています。
(アメリカの医学系メディアより)
> 月が地球を一周するのに27日7時間43分かかる。地球から見ることができる月面の量が満ち欠けする月の満ち欠けの周期は 29.5 日かかる。
>
> 月経周期の長さは 25~ 30日の範囲であり、月経周期の中央値は 28日だ。 (medicalnewstoday.com)
実際には、現代社会ではすでにこの周期は相当乱れてきているようなのですが、「古来は」というような言葉を入れますと、このように、女性の月経サイクルと月の満ち欠けのサイクルは同様の周期を持つものでした。
この「意味」に関しての個人的な推測は後述させていただくとして、コロナワクチンの影響や有害事象として比較的一般的なものとして「生理の乱れ」というものが、これは確実にあります。
これについて、コロナワクチンの有害事象に関して、イスラエルでこの夏におこなわれた機密会議と、その資料の動画が今年 9月にリークされたことがありますが、最近、女性の月経周期の乱れについて、考えられていた以上に「長期の影響がある」ことがわかったことについて、米エポックタイムズが記事にしていました。
今回の記事は、ワクチンの有害事象のことがメインではないですが、その記事の最初の部分をご紹介させていただきます。
接種した女性の比較的多くで長期的な月経サイクルの乱れが出ている可能性が高いようです。
COVIDワクチン接種後に、月経異常が数ヶ月など続くことは「非常に懸念されることだ」と医師は語る
Menstrual Abnormalities Lasting for Months Following COVID-19 Shot Is ‘Very Concerning’: Doctor
Epoch Times 2022/10/15
イスラエルの有害事象報告システムから収集されたデータは、一部の女性たちで、COVID ワクチン接種後から 12か月以上にわたり、月経障害を経験したことを示しており、それについて懸念が引き起こされているとテキサス州の産婦人科医であるシェリー・コール博士は述べる。
「イスラエルのデータを見ると、非常に心配です」と、コール博士はエポックタイムズに語った。
COVID ワクチン接種後に月経異常を報告した 282人のイスラエル人女性のうちの 88件の報告に状態の期間に関する情報が含まれていた。
その 88件の報告のうち、83件が月経の問題が 1週間以上続いたことを明らかにした。女性の問題のいくつかはまだ解決されていなかった。報告の 1つを除いてすべて成人からのものだった。このレポートでは、1か月から 6か月続く障害について詳しく説明されていた。
他の 82人の報告のうち、11人は状態が 1週間から 1か月間続いたと報告し、42人はその状態が 1か月から 6か月続き、22人は 6か月から 12か月続き、7人はその状態が 12か月以上続いたと報告した。
この報告は、ファイザーまたはモデルナの COVID ワクチンを受けた女性からのものだった。報告書は 2021年12月から 2022年5月の間に提出された。それらは、夏の間のイスラエルでの機密会議で議論された。
健康の専門家たちは、月経異常の実際の症例数は、ここに報告されている数よりもはるかに多いと述べている。多くの女性たちは、自分の月経異常の状態がワクチンと関連しているとは考えていないと思われ、あるいは、報告システムを知らなかったり、医師から報告を提出することを勧められていなかったりした可能性がある。
ここまでです。
この後、記事は、イスラエル保健省が公式に発表したデータは、この機密会議の時の資料の有害事象数よりはるかに少なかった、ということについて長く書かれていますが、割愛します。
数や率はともかく、一定数の女性たちが、接種後かなり長く月経異常を報告しているということがわかります。
ここには「月経異常」という言葉しかないですので、それが出血等の状態などの問題と関係していることなのか、「時間的周期」の問題なのか、そのあたりはわからないですが、昨年のさまざまなデータでは、どちらもある、ということが多いと思わます。
最初に書きました「女性の生理サイクルと月のサイクルが時間的に同期している」ということについては、ちょっと叙情的な話ですが、私自身は、
「太陽に対応しているのが《空の月》であるなら、女性は《地上の月》として太陽に対応している」
と考えています。
やや妙な話の展開になりそうなんですが、ちょっと書かせていただきます。
夜空の月と、地上の月
地球上は、一部の極地などを除けば、毎日、必ず、夜が来て昼が来るのですけれど、それが地球の各地域の中で巡廻しているということになり、「今日は夜が来なかった」という地域があり得ないように、昼が来ない地域もありません。
そして、昼はあまり月の存在は目立たないものです。
しかし、中世からの神秘学あるいは「オカルト」の世界では、「太陽と月は、常に対応し続けていなければならない」ものと理解できます。
ですので、昼に実際の月が目立たなくて対応できない、ということは、この世の成り立ちとして「それは困る」ことになるわけで、そのような中、
「夜の月は空の月、そして、昼間の月は地上の女性」
というようなことなのかなあと以前から思っていました。
月の動きと生理のサイクルの同調はそのことを示しているように思います。
中世のオカルト的概念では、とにかく「太陽と月は対(ペア)」であることが示され続けています。
たとえば、エメラルド・タブレットというものがあります。
晩年のニュートンさんなども研究に没頭した錬金術の秘儀が描かれているとされるものです。
1785年に出版された『薔薇十字の秘密の教え』という書があり、 50数ページからなるものですが、その最終ページは、エメラルド・タブレットで終わっています。
以下です。
『薔薇十字団の秘密の教え』の最終ページにあるエメラルド・タブレット
Die geheimen Figuren der Rosenkreuzer
円の中のイラストの最上部が「月と太陽」となっています。
月と太陽が共に聖杯にゲロを吐き(ゲロじゃないだろ)、その下にオスとメスを示しているらしい記号があり(月側にメスの記号)、その両サイドから手が出ていて、ここから手を逆転させれば「マザーファッカー」となる様子が描かれています(ちげーよ)。
これが示されている『薔薇十字の秘密の教え』は、こちらのページ (ドイツ語)の、一番下部にあるリンクからダウンロードできます。かなり重いです。
ページそのものは、この『薔薇十字の秘密の教え』についてのルドルフ・シュタイナーの見解を長く示しているもので、私には内容はよくわかりません。
この書については、10年くらい前の記事でご紹介したことがありますので、その頃知ったものだと記憶しています。
この書には、他にも月と太陽の関係を示すたくさんのイラストがありますけれど、内容はすべてラテン語で、ほとんどわかりません。
『薔薇十字団の秘密の教え』より (P12)
Die geheimen Figuren der Rosenkreuzer
右にゴールドっぽい色の鳥っぽい2匹の生き物が太陽っぽいものを支えていて、左では、シルバーっぽい色の鳥っぽい2匹の生き物が月っぽいものを支えています。
真ん中の絵は、ジイサンっぽい人が「ヨッ」と気さくに手を挙げています。
17ページ
Die geheimen Figuren der Rosenkreuzer
このイラストは、十字架をはさんで、月と太陽が並んでいるのですが、十字架の下にある文字が、
「 Judica 」
となっていまして、「読み方が、ほとんど日本語のジュージカじゃねえかよ」と気づきました。
このラテン語を Google で調べますと、Judica は英語で、Judge、つまり「審判」というような意味ですかね。
月と太陽の下にもラテン語がありますが、月の下にある Lege は「読む」という意味で、太陽の下にある Tace は「静かにしろ (Be silent)」という意味だと表示されます。
結局なんだかわからないですが、こういうように、中世の神秘主義の書には月と太陽が常にペアになっている部分が出てきます。
ですので、少なくとも中世の神秘主義の観点からは、
「一時たりとも、太陽に対して、月が対応しない瞬間があってはいけない」
と。
そういうことなのかなと思いました。
それが「昼間の地上の女性」だと。
しかし同時に、
「じゃあ、太陽がない夜の空の月に対応する地上のものは何?」
となりますと、それはよくわからないですが、「それも女性なのかな」とも思います。
さきほどの『薔薇十字の秘密の教え』に以下のような、理解はできないですが、こんな、まるで「女性自身が太陽」というような感じのことを示しているようなイラストもありますし。
Die geheimen Figuren der Rosenkreuzer
この『薔薇十字の秘密の教え』の中に「世界の成り立ち」の概念、あるいは錬金術の概念なのかもしれないですが、そういう概念の図があり、当時、私はそれをブログで日本語にしていたみたいですね。忘れていました 。
逆とか横向きもオリジナルのまま日本語にしましたら、何とも読みにくいものとなっていますが、文字は以下のようになります。
上部
エロヒム
エホバ
自然の中での最初の動き
最初の問題
第五の要素が求められている
左側
時間
塩
化学
身体
下部
問題
ユーモア
窒素
錬金術
右側
カオス
普遍的な聖霊
世界中の魂
精子
円の中
天空の要素
父と母
小宇宙
動物
大地と野菜
鉱山と鉱物
硫黄、水銀、塩
地球とはこんな感じのものだという解釈なのでしょうか。
すべてに「4」という数字があてられていますが、薔薇十字団のこの書では、惑星にすべて番号がふられていまして、「4は太陽」です (月は7)。
……なんか……ワクチンの話から、逸れるだけ話が逸れていますが、まあ……言いたかったことは、月のサイクルと女性のサイクルの話でして、古代から、そのサイクルは連綿として同期が続いていたのが、
「完全に崩れようとしている」
という話だったのかもしれません。
これは、接種そのものとは関係のない話だったかもしれず、昨年の以下の記事などでも伝播 (いわゆるシェディング)のことを書いていますが、接種していない人でも、生理の不順を訴える人は昨年は多かったです。これは「エクソソーム」という概念で十分に説明できるものでした。
[記事] 「ワクチン《未接種》の女性たちが、接種者と共にいただけで生理・生殖機能を破壊される」事例が世界中で起き続ける中…
In Deep 2021年5月18日
かなり以前に閉経していた方に「生理が戻った」という話も非常に身近な人たちを含めて、そうとう聞きました。
いずれにしましても、意図されているか、そうではないかを別にしても、こういう月経サイクルの「世界的な乱れ」というものからも、現在の地球のバランスはずいぶんと歪んでいるのかもしれないなあとも思います。
時間と共にそれは是正されていくのかもしれないですし、そういうものではないかもしれないですし、そのあたりは何ともわからないことです。
なお、これはまた関係ない話ですが、冒頭の医学メディアでは、最近のヨーロッパでの調査として、「女性の月経サイクルが月と連動しなくなっている」ことを書いていまして、その原因のひとつが、
「人工光」
である可能性を研究論文などを引用して説明しています。
夜でも明るい時代となったことで、リズムに乱れが生じているという、あくまで可能性ですが、それについて書かれてありました。
研究に携わったドイツの女性科学者は、以下のように述べています。
(ドイツ・マクシミリアン大学のシャーロット・フェルスター博士の言葉)
「私は時間生物学者として、あらゆる種類のリズムに興味があり、月の周期の長さと、女性の月経周期の長さの一致に常に魅了されていました。ところが、調査により、ほとんどの女性たちが、月のサイクルと同調していないことが明らかになってきました。これは恒久的なものです」
この記事は、2021年2月のものですので、研究自体はそれ以前に行われたと思われ、ワクチン云々ではなく、それ以前に、生理のサイクルを乱すものがあったということなのかもしれません。
必ずしも人工光が原因だと結論付けているわけではないですが、今は LED 照明が多いですからね。LED は、昔の電球などと比べると、太陽光により近いものではあります。 LED だけで十分に植物が育つことでもわかります。
人工光が原因だと結論はつけられないにしても、研究者の方は以下のように述べていました。
(シャーロット・フェルスター博士の言葉)
「医学的要因の問題がまったくないにも関わらず、妊娠がうまくいかない場合、夜に人工光をなるべく使わない、より自然な生活をすることを検討することも悪くはないと思います」
今回は、どちらかというと、オカルト観点からの「月と女性の話」でしたけれど、現実的にも、周期の乱れはあまり良いことではなさそうです。
世界で何億人の女性が接種したのかは明らかではないですが、ワクチンによる月経周期の問題は広く起きていることだと思われます。
しかも、複数回の接種をおこなうことは、それを加速させる気がします。
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