あまりにも危険であることを示す各種の数値
世界中で、新型コロナウイルスのワクチン接種が大規模に始まっていますが、その後の「惨状」は予想以上にひどいものであり、以下の記事では、アメリカの特別老人養護施設で起きたことについて取り上げましたが、もはや、こういう地域的な問題でもなさそうです。
抗体依存性免疫増強(ADE)…? : それまで一人の死者もなかったアメリカの老人養護施設で、ワクチン接種後から凄まじい率(24/193)で死者が発生し続けている
投稿日:2021年1月12日
1月16日のブルームバーグは、ノルウェーで発生しているワクチン接種後のあまりにも高い死亡率について以下のように報じています。
コロナワクチン、高齢の末期患者には危険過ぎる恐れ - ノルウェー当局
新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種は、高齢の末期患者には危険過ぎる可能性があるとの見解をノルウェー当局が示した。実際の接種による副反応を各国が吟味する中で、欧州の保健当局としてはこれまでで最も強い警告になる。
ノルウェー医薬品庁によると、同国では23人が初回の新型コロナワクチンを接種してから短期間のうちに死亡した。このうち検視が済んだ13人の結果から、高齢で体調を崩しやすい人々では一般的な副反応が重篤な症状を招いた可能性があることが示唆されたという。
ノルウェー公衆保健研究所は「体がもともとかなり弱っている人々にとっては、比較的軽度のワクチンの副反応でも深刻な症状が表れる可能性がある」と説明。「余命がごく短い末期患者にとっては、ワクチンの恩恵はほぼ、あるいは全くないかもしれない」と続けた。 (bloomberg.co.jp)
ちなみに、報道では、この記事の後の数時間のうちに、ノルウェーではさらに 6人が亡くなり、29人の死亡が確認されたとあります。
ノルウェーではこの時点で、どのくらいの接種が行われていたかというと、ブルームバーグによれば、
> ノルウェーはこれまでに、感染した場合のリスクが最も高いと見なされる高齢者を中心に約3万3000人が少なくとも1回の接種を受けた。
とありますので、接種後短期間では、おおむね、
29 / 33000
の死亡率ということになります。
ごく短期間でこのような数値となっているということは、今後の影響の可能性を考えますと、相当な数となる懸念もあります。
これについて、ファイザーは以下のような回答を寄せています。
「これまでの発生件数は警戒を要するほどではなく、想定の範囲内」との見解をノルウェー当局は示していると、ファイザーは説明した。 (bloomberg.co.jp)
どうやら、29 / 33000 は想定の範囲内の死のようです。
また、1月16日の報道には以下のようにあり、接種を受けた高齢者の「ほとんど」が副作用を経験したということです。
接種を受けたほとんどの人たちは、吐き気や嘔吐、発熱、注射部位の局所反応、基礎疾患の悪化など、予想されていたワクチンの副反応を経験した。 (Bloomberg)
ここに、
> 基礎疾患の悪化
とあり、これに伴う悪影響も今後広がるとも考えられます。
アメリカでも、米エポックタイムズは、連邦当局に提出された資料の査定から、
「少なくとも 50人から 55人が接種後に死亡している」
と報じています。
全員が接種後、数日以内に死亡しており、エポックタイムズはそれぞれの事例を記していますが、たとえば、ある 66歳の男性は以下のような状況でした。
接種翌々日に死亡した66歳の男性の事例
連邦当局に提出された資料には、以下のようにある。
「コロラド州の 66歳の養護老人施設の居住者である男性は、モデルナのワクチンを接種した翌日は眠気がひどく、ベッドから起き上がることができなかった」
「その翌朝早く、クリスマスの日、その居住者は、顔は青白く、目が半分開き、口から泡が出ており、ベッドでじっと横になったまま反応しないことが観察された。呼吸も脈も止まっていた」
これらを受けて、中国の免疫学の専門家が「 mRNA ワクチンすべての使用を緊急に停止すべきだ」と語ったことが、中国のグローバルタイムズが報じています。
なお、中国でも再度の感染拡大で大規模なロックダウンが行われています。
昨年のロックダウンの中心地となった武漢は人口 1500万人の都市でしたが、現在の中国は 2800万人がロックダウンの状態にあることが報じられています。それについては以下の記事でご紹介しています。
中国の空をまたも「数千羽のカラスの大群」が舞う中、コロナウイルスの感染拡大が止まらず、中国北部で2800万人を対象とした大規模ロックダウンを開始
地球の記録:2021年1月17日
いずれにしても、世界は止まらない。
最新の世界のワクチンの動向を報じていた記事によれば、
・ギリシャ 1月16日より85歳以上の7万5000人にファイザーのワクチン接種を開始
・インド 1月16日より大規模ワクチン接種が開始される
など、世界各国で続々と「高齢者への」ワクチン接種が始まっています。主要国では、たとえば G7では、日本以外のすべての国が緊急承認をおこなっています。
ところで、世界最速のペースで大量のワクチン接種を開始した国として、イスラエルがあります。
このイスラエルの数値を見ると、
「悪影響ばかりがひどい」
ことがすぐにわかると思いますので、ご紹介いたします。
遺伝子研究の日本人の専門家の方の話を報じていた「新型コロナワクチンはむしろ感染を拡大させる危険が…」というタイトルのゲンダイの記事ありましたが、それがそのままあらわれています。
イスラエルの数値が示す世界の未来
イスラエルでは、世界で最も早い段階といえる 12月16日から大規模なワクチン接種キャンペーンが開始されました。
その2週間後の 12月31日のイスラエルの報道「タイム・オブ・イスラエル」は、以下のように伝えていました。
イスラエルでのコロナウイルスワクチン接種は 80万人に達する。しかしその後も感染も死亡数も増加
イスラエル保健省は 12月30日に、15万600人のコロナウイルスワクチン接種が前日に行われ、政府が設定した予防接種のペースを上回り、予防接種プロセスを開始した人は 80万人近くに達したと述べた。
イスラエル政府が今週の目標として設定した 15万人を超えたのは 2日連続だ。
この 80万という数字はイスラエルの全人口の 7.44%を表しており、世界の統計によると、イスラエルが 1人当たりの予防接種で世界をリードする国としての地位を維持している。 2位はバーレーンの 3.37%で、英国が 1.18%と続く。
しかし、現在、新たな感染者数が 5253人と上昇し、ウイルスによる死者数は 3314人と増加し続けている。 (Times of Israel)
これを読んで、「深刻な逸脱かよ」と呟かざるを得なかったですね。接種が進めば進むほど感染拡大が爆発的になっている。
これを読む限り、イスラエル政府の目標は、国民の健康回復ではなく、
> 1人当たりの予防接種で世界をリードする国としての地位を維持すること
だけのように読めます。
ワクチン接種開始後、イスラエルでのコロナ感染状況は悪化の一途を辿り、現在に続いています。
以下は、ワクチン接種開始後からの1日あたりの新たな感染確認数の推移と、死者の推移です。
感染確認数は、イスラエルも PCR 検査ですので、あまりあてになるものではないですが、
「死者が急激に増加している」
というところに注目していただきたいです。
どんなワクチンでも、普通はこういう曲線は描かないわけですが、しかし、最も気になるのは、
「今後」
なのですね。つまり、中・長期間の人体への影響です。
少し前の「緊急事態宣言やワクチンでの抗体の実態が示唆する「終わらない輪廻」の構造」という記事でふれたことがあります、欧州医薬品庁に「新型コロナワクチンのすべての研究の即時停止を求める緊急申請」を提出した元ファイザーの副社長は、以下のように申請書に記しています。
研究期間が短すぎる場合、晩期障害の現実的な推定ができない。かつての豚インフルエンザワクチン接種後のナルコレプシーの場合と同様、緊急承認が与えられ、ワクチン接種の晩期障害の観察を省くと、何百万人もの健康な人々が容認できないリスクにさらされることになる。(新型コロナワクチンのすべての研究の即時停止を求める緊急申請より)
ここに、
> かつての豚インフルエンザワクチン接種後のナルコレプシーの場合
とありますが、これは具体的には 2009年の豚インフルエンザのパンデミックでのワクチンで発生したもので、ナルコレプシーの発症が確認されたのは接種のずっと後になってからです。
全世界でどのくらいの数の人たちがナルコレプシーになったのかのデータはないですが、スウェーデンだけで以下のように書かれてあります。
新型インフル時に副作用多数…コロナワクチンへの不安に揺れるスウェーデン
2009年の新型インフルエンザ流行時、スウェーデンの保健当局は英製薬大手グラクソ・スミスクラインが製造したワクチン「パンデムリックス」を接種するよう促し、国民の60%以上がその呼び掛けに従った。世界でも最高水準の接種率だった。
だが子どもや30歳未満の若者を中心に数百人が、そのワクチンの副作用として後にナルコレプシーの診断を受け、最終的にはこのワクチンに含まれた免疫補助剤との関連性が確認された。
ナルコレプシーは神経系の慢性障害で、しばしば自分では制御できないほどの過度の眠気を引き起こす。 (AFP)
スウェーデンだけで数百人の若者が後にナルコレプシー(基本的に薬物での対症療法以外は根本的な治療法が存在しない生涯の病気)になっており、全世界でどのくらいの人たちが同じ副作用を経験したかは想像できないほどです。
しかし、今回のコロナワクチンは、
「 2009年当時とは、接種人数の規模がまったく違う」
という恐ろしさがあります。
2009年に新型インフルエンザのワクチン接種を受けた人々は、世界全体の一部でしかなかったですが、今回はその何倍何十倍となる可能性が高いです。
しかも、ワクチン接種の流れはもはや止められる段階にはなく、今後も「毎日」、世界で数十万人から、それ以上の単位でコロナワクチンの接種が続くと思われます。
その後の数カ月、1年、5年、10年と経過した時にどのようなことになっているかというのは今はわかりようがないですが、これだけ短期間にこれだけの副反応的な数字が出ているという現実は、かなり厳しい未来を示しているとしか思えません。
日本ではまだワクチンは承認されておらず、「日本は G7 で唯一、mRNA ワクチンを承認していない、誇り高く常識的な国」ですが、以下のようにそれに批判的なメディアも多く、早ければ 2月くらいに承認され、ノルウェーやアメリカやイスラエルのような「地獄」が展開していく可能性がありそうです。
・ワクチン接種遅れる日本 G7で唯一未承認 (日本経済新聞 2021/01/15)
なんとしてでも「日本を早く地獄フレンズ」に仲間入りさせたがっている勢力と、それを何とか遅らせようとしている勢力があるのかもしれませんが、時間が経つほど、海外での悪影響がさらに報じられると思いますので、 mRNA ワクチンへの理解が今より一般的に知られるようになるかもしれません。
それには時間が必要で、承認が遅れれば遅れるほど良く、そして気温が高くなる春まで遅らせることが可能なら、すでにその頃には気温の上昇と共にコロナの流行そのものが沈静化していますから、日本の事態も良い方向に向かう可能性はあります。気温とコロナウイルスの関係はこちらの記事などにありますが、その後の検証でほぼ間違いない相関関係だと見ています。
しかし、日本でも気温の低いうちにワクチン接種が始まれば、イスラエルの二の舞を踏むことは間違いないと思われます。
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