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3000年ぶりの本白根山の噴火、あるいは5000年ぶりの御嶽山の噴火を貫く「日本の神話」と国之常立神。では次は?

投稿日:2018年1月23日 更新日:

 

今日、群馬県にある本白根山という火山が噴火しました。

あまり聞いたことがないなと思っていたら、それは、この火山が「現代人類史の中では噴火したことがない火山」だったためでした。

3000年ぶりの噴火ということのようで、下のように報じられています。

3000年ぶりの噴火か?本白根山「事前の予兆なし」気象庁

Hazard lab 2018/01/23

けさ9時59分ごろ、群馬県の草津白根山の主峰・本白根山が噴火した。気象庁は記者会見で「事前に火山活動の活発化を示す予兆はなかった」として「3000年ぶりの噴火の可能性が高い」と発表した。

標高は2171メートルの本白根山は、群馬県草津町と嬬恋村にまたがる主峰で、近隣の白根山と逢ノ峰の三つを合わせて草津白根山と総称する。

この報道を読んだ瞬間に、「以前と同じことが書かれてあるなあ」と、あることを思い出しました。

そして、そこからこれらの火山の記事を書いているうちに、それは次第に「奇妙なつながり」となっていきました。

そのことを少し書かせていただこうと思います。

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ふたつの噴火から辿りつく先にあるもの

先ほど書きました「同じことが書かれてある」というのは、2014年の「御嶽山の噴火」の際の報道です。下はその時の報道で、タイトルそのものにあるのですが、同じ部分がおわかりになりますでしょうか。

<御嶽山噴火>「前兆なし」、富士山も同様の恐れ

静岡新聞SBS 2014/09/28

長野、岐阜両県にまたがる御嶽山の噴火で、静岡県内では28日未明にも、富士山頂付近などで降灰が予想される。

明白な前兆現象がないまま噴火に至った今回のケースについて、火山学者は「富士山でいつ同様の噴火が起きてもおかしくない」と声をそろえる。

火山噴火予知連絡会伊豆部会委員を務める小山真人静岡大教授は、御嶽山の噴火が「マグマの大規模な上昇ではなく、地熱活動の変化による水蒸気爆発だろう。こういう噴火は高精度の観測機器でも前兆を捉えにくい」と話す。富士山火口にも過去の水蒸気爆発の痕跡があり、同様の噴火は起こり得るという。

同じというのは、つまり、

> 「事前の予兆なし」 (本白根山)

> 「前兆なし」 (御嶽山)

という部分です。

2014年の御嶽山も今回の本白根山も「突然噴火」したということになります。

噴火までのプロセスは火山により、あるいは場所や状況により違うとはいえ、このように「前兆なしに、いきなり噴火する」ものも多くあるわけです。専門家は富士山もそこに含まれていると。

ちなみに、上の報道のそれぞれ出てきた3つの火山の位置は下のようになります。

本白根山と御嶽山、そして富士山の場所
Googla Map

何とも「きれいな3点として配置されている」という感じもありますが、こういう配置を見ると、どうしても「その中心は?」というようなことを気にかけるものですが、この3つの火山の中心は、上の地図で丸く囲ったあたりとなります。

ここはどこかといいますと、おおよそですが、

「八ヶ岳」

なんですね。

この「八ヶ岳」という一連の山々には、何か神話があったような気がしまして、八ヶ岳- Wikipedia を見てみますと、以下のようにありしまた。

八ヶ岳 - 神話

八ヶ岳には「富士山と背比べをして勝利、しかし富士山に蹴り飛ばされて八つの峰になった」という神話がある。

また、同神話では蓼科山は八ヶ岳の妹で、八つの峰になった八ヶ岳を見て泣いて、それが川になり溜まったのが諏訪湖とされている。 ところで、八ヶ岳の最高峰の赤岳は国常立命の山だとされる。赤岳頂上の石碑。戦前は国常立命像があった。

ということで、そして、八ヶ岳には

> 戦前は国常立命像があった。

ということなのでした。

これを読んで、「へえ」と思いました。

国之常立神(クニノトコタチ)という神様は、日本というか「この世を作った」とされる神話上の神様ですけれど、何が「へえ」なのかといいますと、2014年に御嶽山が噴火した際の記事、

御嶽山の噴火やマヤカレンダーが示した「 5000年間」という時代の区切りに「日本神話の根源神」は何を私たちに示そうとしているのだろうかと考える
 In Deep 2014/10/06

の中の最初のセクションは下のようなものでした。

この宇宙を作ったとされる神様がそこにいる

噴火した御嶽山は「国之常立神」という神様のいらっしゃる、あるいは祀られている場所であるというようなことを最近、お知り合いから教えていただきました。

国之常立神 - Wikipedia によりますと、

> 国之常立神は、日本神話に登場する神である。日本神話の根源神として一部神道・新宗教で重要視されている。

> 天地開闢(かいびゃく / 日本神話でこの世ができた時)の際に出現した神である。『日本書紀』本文では、国常立尊を最初に現れた神としており、「純男(陽気のみを受けて生まれた神で、全く陰気を受けない純粋な男性)」の神であると記している。

というようなもので、室町時代に吉田兼倶によって成された吉田神道という一派では、このクニノトコタチの神を「宇宙の根源の神」と位置づけているのだそう。

ということでした。

御嶽山も国之常立神と関わるものだったようです。

そして、今回、3つの火山を地図に書き出してみたところ、その存在の中心に「八ヶ岳」というものが浮かび上がり、それらの山々を貫いているのことは、

「そこに、この世を作った国之常立神がいらっしゃった」

ということなのかもしれません。

まあ、「いらっしゃった」という過去形は変ですので、「いらっしゃる」と。

ちなみに、 2014年の御嶽山の噴火の際には、御嶽山の頂上に「白川大神の像」というものがありました。ところが、噴火により、

「像の一部が飛ばされる」

事象が起きています。

2014年10月 噴火により一部が飛ばされた御嶽山の山頂にあった白川大神の像

REUTERS/Kyodo

一部というのは首の上なんですけれど、うーん・・・この写真は久しぶりに見ましたけれど、今見てもわりとショッキングですよね。

まるで切られたようにこの状態となっている。

REUTERS/Kyodo

宗教的な意味はともかとくしても、聖なるもの象徴としても首の意味は大きそうです。それが「自然災害に飛ばされてしまう」。

いずれにしても、2014年の御嶽山の噴火と、今年起きている本白根山という火山の間の関係は、先ほどの地図にある富士山と合わせて位置関係を見ますと「示唆深げ」という感じはします。

それだけではなく、本白根山にしても、御嶽山にしても、非常に長い空白の後での噴火だということも比較的似ています。

 

数千年ぶりの活動が相次ぐ中

冒頭に示しました報道からは、

本白根山は 3000年ぶりの噴火

となり、また、御嶽山は、 1979年に噴火していますが、その前は、

5000年も噴火していなかった

という山です。

「数千年」という単位の後に噴火を繰り返し始めるというあたりは、この日本列島中部のあたりの地殻活動のサイクルにも、「そういうような部分」が出始めているのではないかというような気配を漂わせる部分はありますが、ここ最近は、海外の火山でも「○○○年ぶりの噴火」という火山噴火の事例が多いのです。世界的にそういうサイクルなのかもしれないです。

それでまた、ふと思い出しましたことがありました。

昨年 250年ぶりにカムチャッカ半島のカムバルニー山という火山が噴火したのですね。

その際に、ほぼ同日に、日本列島周辺で3つの火山が噴火したことがありまして、それに関しては、

日本列島周辺の太平洋火山帯で急激に活発化する火山活動。そして、日本の33度ゾーンで「継続」していること
 In Deep 2017/03/26

という記事でご紹介したことがありますが、その時の「3つの火山」の中心点も、今回の八ヶ岳あたりを目指していたような気がするなあ……と。

下の図です。

まあ今見ると、そうでもないですね。しかし一応載せておきます。

2017年3月24-25日に相次いで噴火した日本列島周辺の火山

In Deep

 

今年 2018年は、科学的な見地からも「地震や火山の噴火が多くなる」ことは、昨年 11月に書きました記事、

「地球の回転が《謎の速度低下》を起こしている」 :アメリカ地質学会の衝撃的な発表。そして来年、大規模地震の発生数は大幅に上昇するという予測も公開
 In Deep 2017/11/21

などでご紹介させていただいていますが、これらの見地を含めて、今年、あるいは「今年から」は地震と火山噴火が増加することは、ほぼ間違いないと思われます。

また、それと共に、火山の噴火が増えていった場合、昨年 NASA が発表していた「火山の噴火の増加による寒冷化の懸念」というものも出てきます。 今も寒いですが、それ以上の寒冷化の要因が地球を包み込む可能性があるわけです。そのあたりは、報道「バリ島噴火「気候変動に影響が?」NASAが懸念〜冷夏の恐怖 (Hazard lab 2017/11/30)」などにありますので、ご参照下さい。

 

ただ、ひとつ書いておきたいこととしては、自然災害に関して、少なくとも最近の私自身の中心にあるものは「科学的」とか「合理的」といったことも大事ではありますけれど、それが第1ではありません

それはたとえば、2017年元旦の記事、

2017年のカルマは
 In Deep 2017/01/01

に抜粋させていただいていたルドルフ・シュタイナーの以下のような概念(書いてある通りという意味に思っているわけではないですが、近い部分があると)が、自然災害を考える上で大切だと考えています。

文章ではなく、ここではその時の言葉を過剰書きでいくつか示します。

ルドルフ・シュタイナーの1922年の講演の言葉より

「単なる情動的な文化衝動をとおして精神世界に持ち込まれるものや、本来錯綜した地上的意識から発生したにすぎないものが火山噴火・地震へと変形して、地球内部から上方に燃え上がります。」

「私たちは、「いま人間の乱暴な情動のなかで燃え上がるものが、地上のどこで大地を波打たせながら現れ出るのか」と考えてみなければなりません。数多くの自然災害を目撃すると、「いつ、この自然災害は準備されたのか」という問いを立てることができますし、立てねばなりません。」

「人類進化に結びついている神々がいます。彼らの課題は、このようなかたちで起こったことを、ふたたび有益なもの、人間の運命を促進するものに変化させることです。」

(ルドルフ・シュタイナー「天地の未来──地震・火山・戦争」より)

 

ここにあります、

> 人類進化に結びついている神々がいます。

というシュタイナーの言葉と、

> 自然災害で御嶽山の頂上の白川大神の像の首が飛んでしまった

ということなどの意味を考えても悪くはない気がします。

 

そして、何となく、今年の私たち日本人は「クニノトコタチ」という神様の存在を何度も思い浮かべることになるのかもしれないような気もいたします。

 

ああ、そういえば!

「火山と神話」といえば、今、フィリピンの「マヨン山」という山が大噴火を起こしていまして、報道でも「フィリピン・マヨン山で噴火の恐れ 約2万6000人が避難 (THP 2018/01/23)」というようなことになっているのですが、このマヨン山の噴火の光景の中に、

「マヨン山にまつわる伝説の姿が浮かび上がった」

と現地では大変話題になっているのです。

マヨン山にまつわる伝説についての詳細は今はふれませんが、下が、その「フィリピンに伝わる伝説の図」と「マヨン山の噴煙」です。

John Edmund Manlangit

こんなように「示唆する自然の姿」が今後の日本でも見えてくるかもしれません。

火山については、まだ書きたいと考えていることが少しありますので、今後書けるようであれば、何か記してみたいと思います。


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