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4月19日にメルマガ私たち現生人類は「鉄の種族」であることから思う生き方を発行させていただきました。

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ロシアの終末核装置「ポセイドン」が配備された可能性の中で、初代アメリカ大統領の230年前のヴィジョンがふと浮かぶ

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ポセイドンの作動条件

先日、ロシアの核魚雷であるポセイドンを搭載した潜水艦が「出航した模様」という報道を読みました。

(報道) ロシアの原子力潜水艦が、核魚雷『ポセイドン』を搭載して北極海に向けて出航した模様 (2022/10/05)

報道の冒頭は以下のようなものでした。

(東亜日報より)

> 北大西洋条約機構(NATO)が最近、加盟国に、「『終末の日の潜水艦』と呼ばれるロシア海軍の原子力潜水艦『ベルゴロド』(K329)が、核魚雷『ポセイドン』を搭載して北極海に向けて出航した。核兵器実験の可能性がある」という情報を伝えたと、イタリア紙ラ・レプッブリカが2日、報じた。 donga.com

 

ついにポセイドンが……」と思いましたが、この記事には、

> 核兵器実験の可能性がある

などと書かれていますが、これは「実験」などするような兵器ではありません

これは「世界終末報復装置」と呼ばれているものなのです。

このポセイドンのことは 2019年に知りまして、以下の記事で取りあげています。

 

[記事]ロシアが構築した「世界終末核装置」。ポセイドンという名のその報復兵器の破壊力は、広島に落とされた原爆の5000倍…
 In Deep 2019年2月13日

 

上の記事でご紹介したビジネス・インサイダーには以下のような記述があります。

2019年2月11日のビジネスインサイダーより

もし、核弾頭を搭載したアメリカ空軍の大陸間弾道ミサイル「ミニットマン」が、目標に向けて発射された場合、それは目標の場所の高い上中で爆発し、その爆風は信じられないほどの下方圧力となる。

その場合、核兵器自体の火の玉は地面に触れることもないかもしれない。そして、その下では、どんな小さな粒子さえも一掃されるだろう。

しかし、ロシアのポセイドンは、そのようなものよりさらに大きな破壊力を持つのだ。

ポセイドンは、これまでに爆発した最大の核爆弾と同じぐらい強力な弾頭を数多く搭載していると言われる。

さらに、ポセイドンは、海中と直接に接触するように設計されており、それは、あらゆる海洋生物や海底とダイレクトに繋がることになる。そして、爆発の際に発生する「放射性津波」により、致命的な放射線を何十万キロメートルもの陸地と海に広げ、海や土地を何十年もの間、人や生物が住むことができなくする。

簡単にいえば、現行の核兵器は、さまざまな都市ひとつを荒廃させる兵器だが、ロシアのポセイドンは、「大陸と海洋単位で終末をもたらす」装置といえるのだ。

businessinsider.com

 

実験云々というようなものではないのです。

これは、どういうように使われると西側の専門家たちは見ているかというと、

 

> オーストラリア戦略政策研究所の上級アナリストであるマルコム・デイヴィスは、ロシアのポセイドンを「第三攻撃報復兵器」と呼ぶ。

> つまり、ロシアが NATO の一員を攻撃し、それにアメリカが対応して、ロシアが破壊された場合、ロシアはこの海に隠れた核兵器を、アメリカの海辺全体に向けて放つことを意味する。 businessinsider.com

 

それで、今日、日本の報道を見ていましたら、以下のようなものがありました。ロシア政治を専門とする筑波大学の中村逸郎名誉教授という方の談話のようです。

(10月8日のスポニチより)

> 沿岸で爆発すると高さ500メートルの放射能を含んだ津波を引き起こすとされる核魚雷「ポセイドン」を搭載できる原子力潜水艦が北極圏から姿を消したことに触れ、「世界が一番怖がっているのは、この潜水艦がもしかしたら大西洋に向かっているんじゃないかということ」と指摘した。

> ……「大西洋でポセイドンを発射すると、アメリカに凄い被害がいくんですよ。アメリカの沿岸に500メートルの津波がいくってことが、今現実味のある最悪のシナリオなんです」と真剣な表情で語った。sponichi.co.jp

 

これを聞いて「なるほど」と思ったのは、先ほどのブログ記事を書いた際に見た想定図は、「ニューヨーク沿岸で作動させる」というシミュレーションでした。そこにあったのは、陸地での被害想定が重視されているようなイラストでしたので、この「巨大な津波」というのは想定していませんでした。

この報道からは、「海洋そのもの」で作動させることにより、大西洋沿岸一帯が津波で襲われることになる、という考えもあるのかもしれません。500メートルの津波が起きるなら、「大西洋の真ん中あたりの爆発」でも、劇的に広範囲に壊滅的な影響が出るはずです。

それで、大西洋とその周辺の地図を眺めていたんですが、「……大西洋で爆発してしまったら、影響を受ける国が多すぎる」とは思いました。

大西洋とその周辺

Google Map

アメリカ、ヨーロッパから、南米、アフリカ、中米なんかも巻き込まれてしまう可能性がありそうで、「さすがにこれはないかな」とは思いますが、ただ……。

少し前のメルマガで「相互確証破壊」という概念について書きました。

これは、Wikipedia に以下にありますように、一言でいえば、「やられたら、必ずやり返す」という概念です。

> 相互確証破壊とは、核戦略に関する概念・理論・戦略である。核兵器を保有して対立する2か国のどちらか一方が、相手に対し先制的に核兵器を使用した場合、もう一方の国家は破壊を免れた核戦力によって確実に報復することを保証する。

 

これは以前、ブログにも書いていまして、もう 8年前の記事ですが、以下でふれています。

 

[記事] ウラジーミルの異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
 In Deep 2014年09月02日

 

そしてこの「ポセイドン」が、この相互確証破壊「的」なものも含めて、報復として作動してしまう可能性はないのだろうか……とは思ってしまいました。

もともとポセイドンは、最終報復的な意味合いを持つものですので、「他国への影響」とか何とかを考慮できないような状態になった場合、大西洋上で作動してしまう可能性があるのかないのか……と。

それに関しては、ポセイドンがどういう状況の下で作動させるのかという規定を知らないですので、想像してもどうにもならないですが。

 

そして、まあ……関係ない話となるのですけれど、先ほどの「沿岸で爆発すると高さ 500メートルの津波を引き起こす」というフレーズで、ふと思い出したことがありました。

予言とかヴィジョンのたぐいなんですけどね。




 

初代アメリカ大統領の幻視

初代のアメリカ大統領は、ジョージ・ワシントンさんという方ですが(任期 1789年4月30日  - 1797年3月4日)、アメリカ合衆国建国の父のひとりとされているこの方のヴィジョン(幻視)が米国議会図書館に記録されています。

これは、「George Washington's vision is recorded at the Library of Congress」などで検索すれば、いくらでも、それについて出てきますが、ヴィジョンの内容自体は、伝えられているもの同士にほとんど内容の差がないため、記録としては間違いないものとされているようです。

これについては、今から 10年近く前の以下の記事で翻訳しています。

 

[記事] ジョージ・ワシントンのビジョンと予言: 全文
 In Deep 2013年02月24日

 

現在のアメリカ大統領も毎日ヴィジョンを見ているような感じですが、それとはやや異なるもので、「アメリカ最大の危機」が、抽象的に示されたものです。

かなり長いですので、全文に関しては、さきほどのブログ記事をご参照いただくと幸いですが、ジョージ・ワシントン大統領のヴィジョンは以下のように始まります。

 

(ジョージ・ワシントン米大統領のヴィジョンより)

> 今日の午後、特使の派遣の準備のためにデスクで執務していた時に、ふいに私の前に誰かいるような気配を感じた。

> 目を上げると、そこには非常に美しい女性がいた。

> 私は驚いて、彼女になぜそこにいるかを尋ねたが、彼女は何も答えない。何度か同じ質問を繰り返したが、その謎の訪問者から返答はなく、ただ少しこちらを見ただけだった。

> その時、私の中に奇妙な感覚が広がっていることを感じた。 crystalinks.com

 

このヴィジョンの中に、以下のような部分があることを思い出したのでした。

 

(ジョージ・ワシントン米大統領のヴィジョンより)

> 私はアメリカとヨーロッパの間の大西洋のうねりを見て、そしてもアジアとアメリカの間の太平洋のうねりを見た。

> 再び「共和国の息子よ、見て、そして知りなさい」と声が聞こえた。

> その瞬間、暗闇の中に天使が立っていた。
> いや、立っているのではなく、浮いていた。

> 天使はヨーロッパとアメリカの間の大西洋の上に浮いていた

> 天使は、海の水を手ですくい上げ、左手でヨーロッパにその水を放り投げ、そして、右手でアメリカの上に水を放り投げた。

> すぐに、これらヨーロッパとアメリカの国々から雲が立ち昇り、大西洋の中央海嶺と結合した。そして、その様相は少しずつ西へ動き、アメリカを包み込んでしまった。

> その間、稲妻の鮮明な閃光が輝いた。

> 私は閃光に覆われたうめき声と、アメリカ国民の叫び声を聞いた。

> 次に天使は海から水をすくい上げ、撒き散らした。それから、黒い雲が海に引き戻された。 crystalinks.com

 

この「天使はヨーロッパとアメリカの間の大西洋の上に浮いていた」というフレーズからの部分を、つい思い出してしまったのでした。

さらに、ウィジョンの後半のほうには以下のようにあります。

 

(ジョージ・ワシントン米大統領のヴィジョンより)

> そこで再び「共和国の息子よ、見て、そして知りなさい」と声が聞こえた。

> 声が終わると共に暗い影のような姿をした天使が、もう一度ラッパを口に当てた。

> そして、その天使は恐ろしい衝撃を放った。

> すぐに何千もの太陽にも相当するような光が私の頭上に見えた。

> そして、それは何千もの暗雲の断片となって、アメリカを引き裂いた。crystalinks.com

 

読み直していて、「うーん」とは思いました。もちろん、初代米国大統領のヴィジョンとはいえ、単なる幻視であることには違いはなく、夢のようなものだったのかもしれないですし、内容に預言的な性質があるのかどうかはわからないです。

ただ、8年前に訳していたときは、単に抽象的にしか聞こえなかったこのヴィジョンのフレーズが、妙に具体的に響いてくる時代となってきてしまったようです。「すぐに何千もの太陽にも相当するような光が私の頭上に見えた」とか。

その声の人は、最後のほうに以下のように言います。

 

「共和国の息子よ、あなたが見たものは、このように解釈されます。3つの大きな危機が共和国にやって来ます。最も恐ろしいのは3つ目です。しかし、この最も大きな対立において、敵対する連合した全世界は勝つことはできません」crystalinks.com

 

あと、これも関係ない話ですが、ふと思い出したのは『シャーロック・ホームズ』シリーズで有名な作家であるコナン・ドイルさんのヴィジョンというか予言というか、そういうものです。

ドイル卿は晩年はオカルトにハマっていたのですが、その晩年に、「人類の大部分が滅びる間の自然の激動の期間」という一種の予言を書いていますが、それもまた、「大西洋」が主軸なんですね。

「人類の大部分が滅びる間の自然の激動の期間」 アーサー・コナン・ドイル

A period of natural convulsions during which a large portion of the human race will perish

人類の大部分が滅びる自然の痙攣の期間。

非常に深刻な地震、巨大な津波が原因のようにみえる。

戦争は初期段階でのみ現れ、それがその後の危機の合図のようだ。

危機は一瞬でやってくる。文明化された生活の破壊と混乱は、信じられないほどのものになるだろう。

混乱の短い期間があり、その後いくらかの再建が続く。激動の総期間は約 3年になる。

混乱の主な中心は東地中海盆地であり、少なくとも5カ国が完全に消滅するだろう。

また、大西洋では陸地が隆起し、それが津波の原因となり、アメリカ、アイルランド、西ヨーロッパの海岸に大災害をもたらし、低地のイギリスの海岸はすべてが巻き込まれる。

南太平洋と日本の地域でも、さらなる大変動が示されている。

人類は、その精神的価値に立ち返ることによってのみ救われる。

現在の第46代アメリカ大統領のヴィジョンは愉快ですが、これらのはどうも深刻ですね。

また、「激動の総期間は約 3年」というようにドイル卿は述べていますが、今は 2022年で、3年後は 2025年というあたりに、ディーガル、なんて概念も思い出したりもします。

まあ、なんで今になってこんなことを思い出しはじめたかというと、先日の以下の記事で、今、「ヨベルの年に入ったのかもしれない」ということがあります。確定ではないのですけど。

 

[記事] つい先日までユダヤ暦の「シュミータ」の期間で、そして今、49年サイクルの「ヨベルの年」に入った可能性があることを今にして知る…
 In Deep 2022年10月1日

 

今後の1年とか2年とかは、その方々の年齢にもよるでしょうけれど、「人生で1度くらいしか経験しないようなことが起こる」というようにも少し考えています。

なお、ヨベルの年なのかどうかは、今後の金融市場や不動産などでも兆候は出ると思われます。それらに何もなく穏やかな状態が続くなら、今はヨベルの年ではないでしょう。

しかし、ヨベルの年だとすれば、来年にかけて激動もあるのかもしれません。

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