コロナワクチン同様に「解決されないADEの問題」を残したまま始まる
昨年の 6月に以下のようなタイトルの記事を書かせていただきました。
[記事] 次のターゲットは赤ちゃん
In Deep 2021年6月27日
そこでは、モデルナ社の「 RSウイルスの mRNA ワクチン」について、ふれています。これはすでに、モデルナ社は特許を開示しており、つまり、「すでに存在している」ものです。
モデルナ社のこの mRNA RSウイルスワクチンの特許開示につきましては、以下の記事の後半でふれています。
[記事] 私たちの中の永遠の人工RNA
In Deep 2021年6月26日
mRNA コロナワクチンもそうでしたけれど、従来の一般のワクチンと最も異なる点は、
「 mRNA タイプは、その脂質ナノ粒子と核酸が《全身すべてに回る》」
ということです。
すべての臓器から脳、心膜、骨髄、母乳、涙にいたるまで、すべてに循環します。
先ほど書かせていただきましたモデルナ社の特許でわかります。
以下は、米国特許出願番号16/965589 にある mRNA RSウイルスワクチンの特許開示からの抜粋です。こちらのページの、項目 [0233] にあります。
米国特許出願番号16/965589 RSV RNAワクチン 特許開示より
いくつかの実施形態において、本発明の核酸は、エクソソームにおいて、または1つ以上の体液に由来する場合に定量化され得る。体液には、末梢血、血清、血漿、腹水、尿、脳脊髄液、唾液、骨髄、滑膜液、羊水、耳垢、母乳、気管支肺胞洗浄液、精液、前立腺液が含まれる。
また、カウパー液、尿道球腺液、汗、糞便、髪、涙、嚢胞液、胸膜および腹水、心膜液、リンパ液、母乳、胆汁、間質液、月経、膿、血清、嘔吐、膣分泌物、粘膜分泌物、便水、膵液、副鼻腔からの液、気管支肺吸引液、および臍帯血が含まれる。
あるいは、エキソソームは、肺、心臓、膵臓、胃、腸、膀胱、腎臓、卵巣、精巣、皮膚、結腸、乳房、前立腺、脳、食道、肝臓、および胎盤からなる群から選択される器官から回収され得る。
このモデルナ社の RSウイルスの mRNA ワクチンは、方式がコロナワクチンと基本的に同じですので、それがどんなウイルスの抗体であろうと、このように分布するはずです。
自然感染したウイルスがこのように、「脳」などを含めて全身に循環するものかどうかはわかりません。スパイクタンパク質は自然感染でも、血液脳関門を通過して脳などに到達しますが、RSウイルスの自然感染がどうなのかはわかりません。
そして、最近、
「ファイザー社も mRNA ワクチンを開発し、使用許可が近づいている」
ようなのです。
内容も後で多少ご紹介させていただくと思いますが、以下の米 CNN の記事のタイトルで十分におわかりになるのではないでしょうか。
(報道) 次の RSウイルスのシーズンまでに、米国は最初のワクチンを接種する可能性がある
By the next RSV season, the US may have its first vaccine
CNN 2022/10/31
あるいは、米メジャーメディア Vox は、以下のようなタイトルで、「これは良いニュースです」と喧伝し始めています。
(報道) 新しいRSVワクチンの実用化が近い。これは非常に良いニュースだ
New RSV vaccines are coming. This is very, very good news
Vox 2022/11/01
これらは、ファイザー社の mRNA ワクチンについて書いています。
なお……そもそも、 RSウイルスに対してのワクチン接種の最大の問題は何かというと、
「 RSウイルスは 2歳までにほぼ100%が自然感染する病気」
であるということです。
先ほどの「私たちの中の永遠の人工RNA」という昨年のブログ記事で、以下のように書いています。
RSウイルスの疾患というのは、いわゆる呼吸器感染症で、乳幼児で重症化しやすいと言われているものですけど、そもそもですね。こちらの小児科医の方が書いたページにありますように、
> 2歳までにほぼ 100%の人が 1度は感染するとされています。
というように、「赤ちゃんは、ほぼ 100 %感染する」とあるわけですよ。
実際、モデルナ社の特許開示の書類にも、
> 米国では、ほとんどの子供が 3歳までにRSVに感染していると推定されている。
とありまして、もともと、ほぼ 100%の人間が感染する病気にワクチン? と思うわけで、 ほぼ 100%の人間が発症するというものは、もはや「病気」ではなく「自然のメカニズム」です。
人間の身体の成長の課程で自然とそうなるようにできている。
全員が赤ちゃんのときに RS ウイルスに感染して、発症して何かを得る。だから、その後、正常な免疫と共に成長できる。
その「全員に与えられる自然のメカニズム」をワクチンで食い止めようとするわけですから、発想自体が異様なことなんです。
これはやっちゃいけないことだと私はずっと思っています。
赤ちゃんが 100%感染する病気だということは、「かかりなさい」と地球や宇宙が私たちに言っている病気です。
「感染を阻止してはいけません」と。
そもそも、RS ウイルスは一般的に、とても症状が軽いものであり、典型的な風邪です。
しかし、それはともかくとして、この RSウイルスワクチンにもコロナワクチン同様の問題が存在していることを先ほどの CNN の報道で知りました。
ADE (抗体依存性感染増強)の問題です。
続けます。
ターゲットは赤ちゃんだけれど、標的は妊婦さん
これは先ほどの CNN の報道の「重大な挫折から得た教訓」というセクションに書かれています。太字はこちらでしています。
CNN の報道より
1960年代に悲惨なワクチン試験で 2人の子供が死亡した後、RSウイルスから保護するための効果的な方法の探求は何十年もの間行き詰まっていた。
当時の研究では、RSウイルスを化学的に処理して不活性にし、ミョウバンと呼ばれる成分と混合して免疫系を目覚めさせ、反応を助けることで作られたワクチンをテストした。
1966年から 1968年にかけて、米国の臨床試験施設でテストされた。
最初は、すべてが良さそうに見えた。ワクチンは動物でテストされ、十分に許容された後、子供たちに投与されたが、反応も良かった。
アイオワ大学の微生物学および免疫学の教授であるスティーブン・バルガ氏は以下のように述べた。
「残念なことに、その秋、RSウイルスのシーズンが始まったとき、予防接種を受けた子供たちの多くが入院を必要とし、通常よりも深刻な RSウイルス疾患にかかりました」
バルガ教授は 20年以上 RSウイルスを研究しており、ウイルスに対するナノ粒子ワクチンを開発している。
この時の試験で発表された研究(その論文)では、ワクチン接種を受けた子供の 80% が、後に RSウイルスに感染した際に、入院を必要としたのに対し、プラセボの接種を受けた子供では、入院したのは、わずか 5%だったことがわかった。ワクチン試験に参加した赤ちゃんのうち 2人が死亡した。
この治験の結果は、ワクチン科学に大きな衝撃を与えた。RSウイルスに対する新しいワクチンを開発する取り組みは、何がうまくいかなかったのかを解明しようとするために中止された。 (CNN 2022/10/31)
数値としては、このようになっていました。
・RSウイルスワクチンを接種した赤ちゃんの 80%が入院した
・RSウイルスワクチンを接種しなかった(プラセボ接種)の赤ちゃんで入院したのは 5%のみ
接種したほうは大多数が重症化してしまったのです。
CNN のこの記事では、しばらく後に、以下のように明記されています。
> 接種した子供たちは、ウイルスを認識またはブロックすることに失敗しただけでなく、子供たちをより重篤にする強力な誤った方向の免疫反応を引き起こした。これは、抗体依存性感染増強 (ADE)と呼ばれる現象だ。 (CNN 2022/10/31)
同じなんですよ、コロナワクチンと。
ADE というあまりにも大きな問題を抱えているのです。
その後、この CNN の記事では、コロナワクチンでも見られた「話題の中心線の逸脱」が見られます。つまり、「 ADE をどのように回避できたか」という話はなく、
「 mRNA テクノロジーによって、いかに感染予防能力が大きくなったか」
ということに集中していきます。
いかに ADE を回避したか、にはまったくふれていません。
こんなように書かれています。
(CNN の報道より)
> これまでのところ、一部の企業が共有している初期の結果は有望だ。Janssen、ファイザー、および GSK はそれぞれ、ワクチン接種後の最初の RSウイルスシーズンの成人の感染を予防するのに効果的であるように思われる。
>
> GSK は高齢者向けの第 3相試験も終了した。最近、医学会議で結果を発表したが、完全なデータは査読されておらず、医学雑誌には掲載されていない。 初期の結果によると、このワクチンは 60歳以上の成人の下肺の疾患を予防するのに 83%有効であることが示されている。 (CNN 2022/10/31)
「なあ、よお、赤ちゃんの感染を食い止めるっていう前提はどうした?」と思わざるを得ないですが、「完全なデータは査読されておらず、医学雑誌には掲載されていない」というあたり、ずいぶんと信用性の高いワクチンが完成に近づいているようです。
そして、この CNN の記事のタイトルににありますように、こんな段階で「次の RSウイルスのシーズンまでに、米国は最初のワクチンを接種する可能性がある」ようなのです。
通常で考えますと、このような早いサイクルは「緊急使用許可(EUA)」、日本でいう「特例承認」しか、あり得ないと思われるのですが、そういう流れが「すでにできている」のかもしれません。
……ただですね。
先ほどのブログ記事「次のターゲットは赤ちゃん」のタイトルにありますように、「赤ちゃんに接種する」ものだと私は思い込んでいたのですが、Vox および CNN の報道を見ますと、そうではなく、
「妊婦さんに接種するワクチン」
のようです。
(Vox の報道より)
> 重度のRSウイルス感染から赤ちゃんを守るために現在開発中の多くのオプションの中で、最も利用される可能性が高いのは、赤ちゃん自身ではなく、生まれる前に赤ちゃんを持っている人に与えられるワクチンだ。
>
> 妊娠中に RSウイルスに対しての予防接種を受けると、それに応じて産生される抗体が大量に乳児に移され、生まれてから最初の数か月にわたって強力な保護壁が提供される。…この戦略は、妊婦が子宮内にいる間に胎児に自然に移行する抗体に依存しており… (Vox)
「うーん…」と思わず唸りますが、これらのワクチンの正式な成分表を知りませんが、 mRNA ワクチンということで、脂質ナノ粒子を使用していることは確実です。
少なくとも、モデルナ社のものはそうです。先ほどの特許開示に、以下のように明記されています。
(モデルナ社 RSウイルスワクチン特許開示より)
> 本製品は、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)ワクチンであり、RSV抗原をコードするオープンリーディングフレームを含むリボ核酸(RNA)を含み、……ワクチンは脂質ナノ粒子に製剤化されている。 (uspto.report)
最近の以下の記事で、「脂質ナノ粒子そのもの」に問題があるかもしれないことを書きました。
[記事] mRNA+脂質ナノ粒子ワクチンは「子孫に免疫性が遺伝する」ことが判明…
In Deep 2022年11月1日
また、上の記事でご紹介した論文には、
> 抗体、B細胞およびT細胞応答の低下を示した
とありまして、「脂質ナノ粒子単体でも、免疫能力は阻害される」ことがわかったことが説明されています。
免疫が下がっちゃうんですよ、おそらく赤ちゃんも。
生まれたばかりとかの。
もし、その時に、インフルエンザでもコロナウイルスでも何でもいいですが、「何かの感染症が流行していたらどうなる?」という話です。
昨年、先ほどの「次のターゲットは赤ちゃん」などの記事を書いていたときに、
「来年あたりは、RSウイルスがいかに恐ろしい病気か喧伝されるのかな」
と思っていましたが、現在それが進行しています。
さきほどの CNN や Vox もですし、日本ではまだないだろうと思っていましたら、ナショナルジオグラフィックの日本語版が、「世界で年間16万人が死亡、RSウイルスのワクチンいよいよ実現か」というタイトルの報道をしていました。
このような扇動は今後も続くと見られますし、場合によっては、テレビなどでも報道され始めるかもしれません。
普通だったら、こんな話に乗るような妊婦さんはいないと思うのですが、そのあたりは現在の日本の状況(かもしれないこと)を書かせていただいた以下の記事にある懸念です。
[記事] マインドコントロールを増大させるもの
In Deep 2022年11月9日
多くの人々が、マインドコントロール下、あるいは、そこから発展した強い自己暗示の中にいます。
「社会が勧めているものはいいものなんだ」
「社会が勧めているものはいいものなんだ」
「社会が勧めているものはいいものなんだ」
と、その人自身の無意識が、繰り返しその人の表層意識に訴えかけます。
そのこともあり、懸念は広がります。
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