絶滅のメカニズム
前回の「人類が「汚れた血」にさせられた意味」という記事で、ルドルフ・シュタイナーの 1906年の講義の一部をご紹介しました。
そこにあった以下の記述で、いろいろ思う部分がありました。
「他の異なる人種が特定の地域に到着(侵略)したときに、その元の住民は絶滅する」
というようなことが語られている部分です。
これを読んだ時に、もう 10年以上前の論文を報じた記事ですが、以下の米ニューヨークタイムズの記事を思い出しのでした。
東アジア人がヨーロッパ人よりネアンデルタール人の DNA を 20% も多く持っているのはなぜなのか
NY Times 2015/02/23
2010年、科学者たちは人類の過去について驚くべき発見をした。
約 50,000年前、ネアンデルタール人は生きているヨーロッパ人やアジア人の祖先と交配していた。研究者たちはまた、非アフリカ人に特有のパターンを発見した。
中国、日本、およびその他の東アジア諸国の人々は、ヨーロッパ人よりもネアンデルタール人の DNA を約 20パーセント多く持っているのだ。
ワシントン大学の遺伝学者であるジョシュア・M・アケイ教授は、最近、アジア人におけるネアンデルタール人の DNA の比較量の可能な説明をテストする研究に着手した。
最も有力な理論は、アジア人がネアンデルタール人の DNA を後から受け継いだというものだった。このシナリオでは、アジア人とヨーロッパ人の祖先が分裂し、初期のアジア人が東に移動し、そこでネアンデルタール人との 2度目の遭遇があったという可能性だ。
……しかし、この仮説には、独特の問題もある。ネアンデルタール人が 4万年前に絶滅したとすれば、ヨーロッパ人とアジア人が遺伝的に分岐する前に姿を消した可能性がある。なぜ、ネアンデルタール人がアジア人と再び交配することができたのだろうか。
現在の私たち日本人を含む東アジア人は「ヨーロッパ人より 20%多くネアンデルタール人の DNA を持っている」のです。
その理由は上の記事にあります通り、よくわかっていません。
そして、昨日のシュタイナーの「血」についての語りを読んでいる中で、私は次のように漠然と思ったのです。
「ネアンデルタール人は、ホモサピエンスの《血》に殺されて全滅した」
と。
まあ、今回書くことは、ほぼ「妄想の世界」ですので、娯楽としてお読みいただければ幸いです。
ネアンデルタール人とホモサピエンスについての説明は一般的には以下のように述べられます。
ネアンデルタール人
ネアンデルタール人は、約 4万年前までユーラシアに住んでいた旧人類の絶滅種または亜種である。彼らは、大規模な気候変動、病気、またはこれらの要因の組み合わせによって絶滅した可能性が高い。彼らは完全にヨーロッパの初期の現生人類に取って代わられた。 (Wikipedia)
ホモサピエンス
ホモ・サピエンスは、現生人類が属する種の学名である。ヒト属で現存する唯一の種。 (Wikipedia)
ホモサピエンスは、「ヒト属で現存する唯一の種」であるということなのですが、しかし、私たち東アジア人は、ネアンデルタール人の遺伝子を、東アジア以外の民族の人たちより多く持っている。
以下のシュタイナーの言葉があります。
> 人間の血液と、遠く離れた類種の類人猿の血液を混ぜると、距離が離れすぎているため、絶滅に至ります。人間の血と優れた類人猿の血は、混ざり合っても互いに殺し合うことはありません。
>
> あまりにも離れた動物種の血が混じり合うと真の死がもたらされるように、古代の人々の血が自分と関係のない人々の血と混じり合うと、原始の人たちの古代の透視能力が失われます。 (indeep.jp)
なお、この記事では、「遠く離れた類種の類人猿」と訳しましたけれど、実際の直訳では、
「下級の類人猿」
となっているのですが、ややひどい表現ですので、先ほどのようにしていました。
ここに、「古代の透視能力が失われます」というようにもありますが、もっと簡潔な表現で、
「古代の文明」
とすれば、この過去数百年から千年くらいの歴史を見れば、「侵略された民族は文化的にすべて滅亡した」ことがわかります、
南北アメリカはヨーロッパ人の侵略を受け、その実際の被害も著しいものでしたけれど(こちらの記事で資料をご紹介しており、最大で 1億1千万人の中南米の人々が亡くなっています)、今でも、南北アメリカの古代文明の民族の血を引き継いでいる人たちはたくさんいらっしゃいます。
しかし、問題は、「文化」です。
あるいは、「言葉」です。
北米の先住民族も中南米の先住民族も、その文化も文明も言葉も、学問的な部分は別にすれば、基本的には残っていないはずです。
こんなことを思ったのも、私は北海道の出身ですが、北海道はもともとアイヌの人たちの土地でした。
でも今では、文化も言語も学術以外では残っていません。
現在は、「文化的復興」というような意味で、アイヌ語を話す方々はいらっしゃいますが、日常でアイヌ語を話す人はいません。
人間には命あるいは寿命というものがありますので、人種自体の多数の命の消失は、普通に起こることです。
その人類種としての「絶滅」も起こりうることだと思います。
しかし、生命の消失より、
「文化と言語が完全に消滅した時に、その民族は絶滅したと理解される」
と私は考えています。
同じことが「ネアンデルタール人に起きていたのかもしれない」と、シュタイナーの記述で思った次第です。
そのネアンデルタール人の DNA を最も多く持っているのは、中国、日本、そしておそらく朝鮮半島の東アジア人たちです。
中国はなぜ頑なに西洋のワクチンを拒んでいるのか
中国政府は、現在に至るまで、西洋のコロナワクチンを拒否しています。
日本の報道では、「メンツ優先」などと報じられていますが、中国民 の90%以上などが中国製のワクチンを打っていて、それでここまで感染が拡大していることが全世界に報じられている中、メンツも何もないはずです。
そして、西洋側は、たとえば、ドイツの大統領は、
> 数億回分を送れると打診。これを中国側は拒否したという。 (時事)
と、「拒否」されています。
他国で、ファイザーなどの「西洋コロナワクチン」の接種率が 0%なのは、昨年までのデータでは、北朝鮮とアフリカのエリトリアだけでした。
現在、中国では、特に共産党の高官、元高官、あるいは著名人、知識人、芸術家などの訃報が相次いでいます。
・共産党幹部が60人以上病気で死亡したというラジオ・フリーアジア情報 (1月6日)
・北京大学の2022年12月の訃報記事の数が通常の4倍超(1月9日)
・12月に連続して死亡した中国共産党所属の著名な芸術家たちのリスト (2022年12月28日)
死亡が伝えられている方々の年齢として、高官などについては確かに高齢者の方々が多いのですが、歌手や芸術家などでは、40代など比較的若い方もいます。
このことと今回のことを関係させるつもりはないのですが、この 1月の初めの頃に思っていたことのひとつが、
「こういう立場が高く裕福な中国人たちは、他国や他の地域で西洋ワクチンを接種しているかも」
ということでした。
中国でも、香港やマカオでは、西洋ワクチンを接種できるはずですし、他国へ行くことが比較的容易な方々の場合も、それができます。
そんな中で、「 mRNAワクチン接種者である東アジア人」が「ターゲット」だとしたらどうなんだろうと思った次第です。
それで最初に書きました、東アジア人の DNA のことや、そして、シュタイナーが述べていた、
「異人種に侵略された種族は《血により滅亡する》」
という概念などを考えますと、この「戦争」は概念的にも、現実的にも思ったより大きなものなのだろうかと思い始めてもいます。
そこで、タイトルを、「ネアンデルタールとホモサピエンスの最終戦争」というようなものにしたのですが、もちろん、そんなことが起きているかどうかはわかりません。
現時点では妄想に他なりません。
何の証明も証拠もない。
何より、仮にどちらかの種族が滅びるとしても、たとえばネアンデルタール人が何万年もかけて滅亡していったように、
「結果がわかるのはずっと後」
となります。
当時とは時代の流れが違いますので、何万年という時間はかからないだろうにしても、文化と言語の消滅を伴う絶滅がはっきりわかるのはずいぶんと後になると思います。
さらには、ネアンデルタール人の末裔たちと、ホモサピエンスたちの「どちらが侵略している側で、どちらが侵略されている立場」なのかもわかりません。
ただ、現在のワクチンは、メッセンジャー RNA を利用しているという点で、血液に遺伝子レベルで強く介入していることは事実だと思います。
米サウスフロリダ大学の「皮膚および皮膚疾患の精神的および宗教的側面」という論文には、
> 血は動物の精神的な生命力を含んでいると考えられていた。
とありますが、先ほど出てきました南米、中米のマヤ文明とかアステカ文明などの古代の概念では、血は以下のように今にいたるまで伝えられているのだそうです。「トナリ」というメソアメリカ文明の概念からです。
Tonalli - Wikipedia より
生命力の状態は、身体の血液の動きが振動、脈拍、または筋肉の動きとして経験されるかどうかから決定される可能性がある。
血液が本来のコースから流出すると人は生命力を失い、本質的には魂を失う。 (Tonalli)
ここでは「血が流れると」ということではなく、
> 本来のコースから流出すると
とあります。
本来のコース、というのが何を意味するかはわからないですが、「本来ではないコースに血が移動すると」魂を失うと。
死亡するということではなく、「魂を失う」と書かれてあります。
いろいろと書きましたけれど、何十億人もの人々に対しての接種キャンペーンに関して、ずっと曖昧に浮かんでいた表現を今あらわすことができるということになりそうです。
それは、
「血への侵略」
という概念です。
他民族による他民族への侵略ではなく、血そのものに対しての直接の侵略と考えますと、非常に壮大なことが行われていると感じます。
もちろん、すべて妄想を範囲を超えません。
なお、最初のニューヨークタイムズの「なぜ、アジア人はネアンデルタール人の DNA を多く持っているのか」という疑問に対して、最も刺激的かつサイエンスフィクション的な考えは以下のものです。
「ネアンデルタール人は滅びておらず、そのまま一部の日本人や中国人になった。そして《血の混合が進む中》で純粋なネアンデルタール人は消えていった」
ですので、昔であればあるほど、日本人のネアンデルタール性は強かったりして……とか。
縄文人とかの時代がいろいろと今と異なっていたのもそのあたりが理由だったりすると面白いですね。
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