高齢者より若い人たちの「夏の」心停止が多すぎる
世界中のサッカー選手あるいは、さまざまなアスリートたちが、試合中や練習中に「心停止により突然死」を起こす事例が連続して起きていることを以下の記事でご紹介したことがあります。
欧米を中心としたサッカー選手などのアスリートたちに、試合中の「心停止による突然死」が異常なペースで続いていることから考えることは
投稿日:2021年11月14日
ここでは、「原因」については特にふれてはいません。
原因はわからないにしても、過去にないほどの数で、連続してプロもアマチュアもアスリートたちが、次々と心疾患で倒れている。
サッカー選手だけですと、イスラエルの報道メディアが調査したところによれば、FIFA (国際サッカー連盟)所属の選手だけで、
「この1年間で、 183人の FIFA 所属のサッカー選手とコーチが突然倒れ、108人が死亡した」
ことがわかっています。
毎年このように亡くなっているのではなく、これは平年比でも非常に多いものだそうです。
これについては、以下の記事でご紹介させていただいています。
FIFA所属のサッカー選手の試合中などの「心臓突然死」が2021年に「 500%増加した」とイスラエルのメディアが全リスト付きで詳細な数を報じる
地球の記録 2021年11月21日
この記事でも特に原因にはふれてはいませんが、「去年は行われていなくて」「今年多数の人々に行われているもの」と考えれば、おおむね想像はつくのですが、原因はともかく(何しろ原因がわかったとしても、心臓の筋肉は再生しないので、後戻りができず損傷したままとなるものであり、書くことは酷な気がします)、ここで考えることとしては、
「一般的にサッカー選手は比較的若い年齢層である」
ということがあります。
また、さきほどのイスラエルの調査では、心停止で倒れたのは「ほとんどが男性」だということもわかっています。
すなわち、今年は、
「若い男性が、心臓の異変や突然の心停止に数多く見舞われている」
ということについて、少なくとも国際サッカー連盟所属のサッカー選手たちの調査ではわかったことになります。
しかし、スポーツと関係ない人たちを含めて、「一般の方々はどうなのだろう」ということはわかりませんでした。
そういうデータを見たことがなかったからです。
ところが、最近、「スコットランドの心臓の異変での救急車の要請件数」のデータを知ることができました。
これがもうどう見ても異常であり、特に異常なのは「心停止や心臓の異変」の救急車の要請なのに、
・若い年齢層のほうが多い
・夏に大幅に増えた
という2点が最も異常なところです。
以下がそのグラフです。最も薄いブルーが「 15歳から44歳」です。
5月頃から、75歳以上(濃い紫と薄い紫)を超えていると見える週があることがわかります。
2021年3月から11月までのスコットランドの心臓疾患での救急搬送数
Scottish Unity - Edinburgh Group
何より、本来なら冬の時期に増加する心臓疾患が「夏に急増している」ということも通常ではないことを示しています。
他のグラフを見ますと、この「 44歳以下」の年齢層に関しては「心臓疾患での救急搬送数が平年を過度に超過している」こともグラフでわかります。
2021年の44歳以下の心臓疾患の搬送数の平年との比較
Scottish Unity - Edinburgh Group
この1年を通じて、15歳 - 44歳の心臓疾患の救急搬送数が、ほぼすべての期間で平年を上回っていることがわかります。
まあ、この年齢区分も「 15歳 - 44歳」とかなり大きな区分けとなっていまして、もう少し細かいといろいろとわかるのかもしれないですが、しかし本来、心臓疾患というのは、若い人にはどちらかというと無縁のものであり、15歳 - 24歳というようなカテゴリーは、心疾患の世界にはもともとないものなのかもしれません。
アメリカ CDC のワクチン有害事象報告(VAERS)の最新のデータを見ますと、こちらでも、実際に最も多いのは、17歳から 44歳の年齢層のようです。
CDC のワクチン有害事象報告の心筋炎に関しての最新データ
Found 11,941 cases where Vaccine is COVID19 and Symptom is Myocarditis or Pericarditis
この CDC のデータはあくまで、全体のごく一部だとは思います。つまり、接種後1ヶ月、2ヶ月して起きた心筋炎がワクチン有害事象として報告される事例はきわめて少ないと思われるからです。
それでも、このデータは、
・17歳 - 44歳 3,892件
に対して、
・75歳以上 201件
となっていまして、接種後の有害事象として報告されているものについては、若い世代が圧倒的に多いようです。
・12歳 - 17歳 657件
ということも示されています。
十代のほうが、75歳以上の方々より接種後の心筋炎の報告が多いと。
話を戻しますと、今年のスコットランドでは、
「高齢者よりも若い世代のほうが多く心疾患で救急搬送されている」
ということになり、そして、
「心疾患の増加のピークの時期である冬ではなく、夏に増えた」
ということが示されています。
国際サッカー連盟の選手たちが「平年の 500%のペースで心疾患で倒れている」ということを考えますと、国際サッカー連盟の選手は全世界規模のものですので、一般の方々の場合でも、
「世界中で同じようなことが見られている可能性がある」
ということも想像できます。
心配なのは、やはり「もっと若い年代」のことです。
というのも、心臓の筋肉(心筋)は、「心臓に関しての有害事象」についてもふれた過去記事を書いている中で、「心臓の細胞は増殖しない」ことを知りました。
すなわち、一度損傷を受けた心臓の筋肉は元に戻らないようなのです。以下は、科学者の荒川央さんの note の自らの記事のコメントからです。
> 心臓を構成する心筋の細胞は代表的な増殖をしない細胞の一つです。つまり損傷した部位は修復されませんので、一生そのトラブルを抱え続けなければいけなくなるという事です。 (note)
若い人でも、心臓に損傷を受けると、一生の損傷となる可能性があるようです。
また、イギリス政府機関の英国民保健サービス(NHS)で、30年にわたる外科医担当としてのキャリアを持つアンソニー・ヒントン博士が自らのツイートで以下のように書かれていました。
ウイルス性心筋炎は、2年後には 10人に 2人、5年後には 10人に 5人が死亡します。これは穏やかな話ではありません。それは死んだ心筋なのです。
心筋炎は基本的にウイルスが原因となるものらしいですが、ウイルスという言葉を「スパイクタンパク質」と置き換えれば、今後、恒常的にこのリスクを持ち続ける人たちが何千万何億と存在することになる可能性もあります。
あるいは、十代より小さな子どもや乳幼児はどうなのでしょうか。
とても若いうちから、心臓に損傷を与えられる「原因」(恒常的に生産され続ける大量のスパイクタンパク質)を受けてしまった若い方々の人生はどのようになってしまうのか。
世界的に 11歳以下などの若い世代への mRNA ワクチンあるいは DNA ワクチンの接種が拡大していますが、その近い未来はどうなるのだろうとさすがにやや暗澹とします。
11歳以下などへの接種は、慎重になるべきだという以前に、してはいけないことだと改めて思います。
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