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4月19日にメルマガ私たち現生人類は「鉄の種族」であることから思う生き方を発行させていただきました。

2021年からの世界 中国という国 人類の未来 健康の真実 日本の未来

結局スパイクタンパク質を用いる治療・予防薬は開発中の国産を含めて「すべて」良くないのかもしれないと、中国での後遺症らきしものの報道を見て思う

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中国で実際に起きていることはわからないながらも

今日、日本の報道というか記事で、以下のようなタイトルのものを見ました。書かれたのは、中央大学 政策文化総合研究所客員研究員の北村 豊さんという方です。

これは国産ワクチンの副作用か、中国で突如「脳梗塞」検索急増の怪 (現代ビジネス 2021/12/08)

長い記事ですが、以下のように始まります。

 

> 9月下旬から中国のネット上に不気味な流行が起きている。あるSNS「微信」投稿者によると。キーワード検索数で、「脳梗塞」や「(葬儀用の)花輪」が突然、1日あたり1000万回以上に上るようになったという。それまでは、このような数字の突出はなかった。 

> なぜ9月下旬以降なのか。この投稿者は、この時期、接種に加速がかかっていた、新型コロナウイルス用ワクチンの副作用を疑いの目を向け、また、その説がネットの世界で広がっている。gendai.ismedia.jp

 

ということで、詳しい部分は記事をお読みいただくとよろしいかと思いますが、「何かが起きているのかもしれない」というものです。

それが副作用的なことと関係しているのかどうかはわかりませんが、少なくとも、中国のネット上で「脳梗塞」というキーワードと「葬儀用の花輪」のキーワードが突出して多くなっているという可能性に言及しています。

また、この記事には、中国のネットユーザーが書き込んだものとして、中国国内で発生している副作用の症状として、

 

> ワクチン接種後の副作用には、てんかん症状、突発性難聴、急性白血病、顔面まひ、自律神経失調症、痙攣、失神、視覚障害、脳梗塞、致死や身体まひなどの症状が含まれていたという。gendai.ismedia.jp

 

これでは、アメリカやイギリスの mRNAワクチン、DNAワクチンと同じようなこととなってしまいますけれど、中国のワクチンについては、以前以下のような報道さえなされていたほど、輸出された他の国では、海外での副作用の報道がほとんどなかったのです。

以下は、韓国の朝鮮日報の 6月26日の記事「中国製ワクチンは効果も副作用もない水ワクチン?」からの抜粋です。

幸いなことに中国製ワクチンの接種を受けたことで大きな副作用が出たというニュースは今のところない。そのため一部のメディアは「中国製ワクチンは副作用もないし効果もない」と評価している。つまり「水」ということだ。 朝鮮日報

しかし、どうも中国国内の最近のネットユーザーの告発や調査などを知りますと、

「水ではないということ?」

という疑惑(まあ本来なら水のほうが問題なのかもしれないですが)というか、疑義が生じてきます。

ここで考えることとしては、

「他国に輸出された中国製ワクチンでは、副作用の報道、報告がほとんどない」

ということが(かつて)あり、そして、中国国内では 7種類の国産コロナワクチンが使用されているのですが、

「海外へ輸出されているワクチンは、そのうちの2種類」

ということがあります。

中国で当局から承認されているコロナワクチンは以下の7種類です。

現在中国で承認されているコロナワクチン

企業名とワクチン名称            ワクチンのタイプ
1. シノファーム北京 BBIBP-CorV   不活性化ワクチン

2. シノバック CoronaVac      不活性化ワクチン

3. シノファーム武漢 WIBP-CorV     不活性化ワクチン

4. 新セン康希生物製品 KNONVAC  不活性化ワクチン 

5. 中国医学科学院         不活性化ワクチン

6. カンシノバイオロジクス Ad5-nCoV アデノウイルスベクターワクチン (DNAワクチン

7. 安徽智飛竜科馬生物製薬 ZF2001  組換えタンパク質ワクチン

このうち中国以外の国で、国際的に緊急使用が認められているのは、「1. シノファーム北京」と「2. シノバック」のワクチンだけです。

海外に輸出されているのは、これらのワクチンだと言えると思われます。

これらはともに「不活性化ワクチン」です。

これまでのよくあるタイプのワクチンと似た構造だと思われますが、詳細な部分はまったくわからないです。

この中で、「欧米のものと比較的近い」のが、「6. カンシノ・バイオロジクス」の Ad5-nCoV というワクチンで、アデノウイルスベクターワクチンと書かれていますが、AD5-nCOV - Wikipdia では、

> アストラゼネカの AZD1222 およびガマレヤの Gam-COVID-Vac に類似したウイルスベクターワクチンである。

と書かれています。ガマレヤの Gam-COVID-Vac というのは、ロシアのスプートニクと呼ばれているワクチンのことです。

中国製のワクチンでは、このカンシノバイオロジクスの製品だけが、英国アストラゼネカと同じタイプの、つまり、

「遺伝子組換えをしたコロナの DNA を、サル等のアデノウイルスで身体に送達する」

というものとなります。

これはもう、いかにもリスクが高そうなもので、たとえば、アストラゼネカ社ワクチンへのリスクについては、新潟大学名誉教授の岡田正彦氏が、今年の 2月に、以下のように述べています。

 

(岡田正彦 新潟大学名誉教授の言葉より)
> 運び屋ウイルスの中には、このタンパク質(コロナのスパイクタンパク)を合成しろ、という信号が含まれておりますので、やがて、メッセンジャー RNA が作られ、これにより、ファイザー社などのワクチンと同じように、コロナウイルスのスパイクタンパク質が合成されます。

> ただし、ファイザー社などのメッセンジャー RNA と異なるところは、DNA ですから、接種した人の細胞の遺伝子の中に組み込まれて、それはずっと残ります。

> ですので、絶えずこのタンパクが作り続けられることになります。 youtu.be

 

スパイクタンパク質は「それ単体で毒性を持つ」ものですので、そのようなものが、半永久的に体内で産生され続けるのはリスクが高いということのようです。

 

しかし書きたかったのは、ウイルスベクターワクチンがどうこうということではなく、実際、中国で使用されているワクチンの大半は不活性化ワクチンであり、それでも「仮に」先ほどの現代ビジネスの記事のように、

「何か深刻なことが大規模に起きている」

のだとすれば、結局思うところは、

 

「スパイクタンパク質は、どういう形であっても、体内に入ってはいけないもの」

 

なのではないかということです。

 

不活性化、DNA、mRNA、組換えタンパク質…どんなものであっても、スパイクタンパク質を軸にしているものである限り、程度の差はあっても「リスクから逃れることはできないのではないか」と。

 

そこで思いましたのは、現在、「日本国内で開発されているワクチン」です。

国産のワクチンを待ち望んでらっしゃる方も多いと思われます。

それは、感染予防に効くからというような理由ではなく、先日以下の記事にしましたリトアニアなどのように、ワクチンパスがなければ何もできないというような事態が、アジアに、あるいは日本にもやってこないとも限らない。

欧州委員会がヨーロッパ全体でのワクチン接種強制化に言及する中、「パスなしで店に入った場合、最高で6年の懲役刑」が与えられるリトアニアの例から見る未来
投稿日:2021年12月7日

実際、春頃までは、ヨーロッパのどの国も「接種の義務化はしない」と明言していたのですから。

ところが今は、義務化、強制化が現実として行われている。

そういう社会になったときに、つまり「打たなければならない」時が来たとすれば、できれば最もリスクの低いものを選択したいと思われるかと思います。

では、現在、日本で開発されているコロナワクチンはどうなのか。

結論でいえば、

「全部スパイクタンパク質を軸としているもの」

でした。




 

日本で開発されているワクチン

日本の厚生労働省の「ワクチン開発と見通し」というページには、日本国内で開発が進められているワクチンの一覧が掲載されています。

現時点の厚生労働省のページにあるのは、5社のコロナワクチンです。

厚生労働省「コロナワクチン開発の進捗状況」より

企業名               タイプ
1. 塩野義製薬など        組換えタンパクワクチン (抗原はスパイクタンパク質)

2. 第一三共など         mRNAワクチン (抗原はスパイクタンパク質)

3. アンジェス / タカラバイオなど DNAワクチン (抗原はスパイクタンパク質)

4. KMバイオロジクスなど     不活性化ワクチン(抗原はスパイクタンパク質)

5. VLP セラピューティクス     mRNAワクチン (抗原はスパイクタンパク質)

mhlw.go.jp

これがすべてです。

スパイクタンパク質を産生する方法は異なっていても、結局全部が、「スパイクタンパク質を体内に入れるか、体内で生産する」というものです。

ですので、あくまで私見ですが、現在のところ、国産のワクチンで「リスクが絶対にない」というものは見当たりません。

このコロナワクチンの「不活性化」ということに関しては、スパイクタンパク質を不活性化するというのは、どういうようなことなのだろうと理解していない部分がありますが、最も良いのは、

「スパイクタンパク質の毒性を下げる」

ことです。

しかしそれには遺伝子配列を組換えなければならず、そういう記載はなされていません。

以前ご紹介させていただいた荒川央 (あらかわ ひろし)さんの「ブレーキの無いRNAワクチン」では、ファイザー社ワクチンなどの配列を分析されていますが、以下のように書かれています。

 

> しかし他のアミノ酸配列はコロナウィルスのスパイクタンパクと同一です。

> そしてアミノ酸配列からはスパイクタンパクの毒性を取り除くための工夫の跡は見られません。これは驚くべき事なのですが、確かに「毒性の高いタンパクの遺伝子から毒性を取り除かず、ほぼそのままの状態のものを体内に投入している」という事です。 note.com

 

そして、本来であれば、以下のようにするべきであると書かれています。

 

> スパイクタンパクは毒性の高いタンパクであり、例えば血管内皮細胞を障害することで血栓の原因となる事が知られています。

> 毒性の高い遺伝子をワクチンに使う場合には、まずは毒性を取り除く事が必要になります。そうでなければたくさんの健康な人間に接種するワクチンなどに用いてはならないのです。 note.com

 

この記事の解説……というのはおこがましいですが、以下にあります。

戦時下に、日本人の専門家のワクチン遺伝子配列の分析を読んで知る「スパイクタンパク質の産生を止める術がない」こと。そして「未知のタンパク」の存在
投稿日:2021年10月17日

この記事に「血管内皮細胞を障害することで血栓の原因となる事が知られています」とありますが、これに関して、最近、順天堂大学医学部付属順天堂医院のページで、「抗リン脂質抗体症候群」というページを読みました。

> 抗リン脂質抗体に関連して起こる動静脈血栓症あるいは習慣性流産・子宮内胎児死亡などの妊娠合併症を主症状とする全身性自己免疫疾患である。

と始まるのですが、「予後」のところには、

> 欧州で行われた二次性を含めたAPS患者 1,000例の追跡調査では、5年間の血栓症再発率は約17%、5年生存率は94.7%と報告されている。

とありました。

つまり、こういう状態になる「原因がある」場合、とても長い付き合いとなる可能性があるもののようです。

mRNA タイプや DNA タイプの場合、かなり長く、この血栓の原因となり得るスパイクタンパク質が体内で生産され続けますので、ずっとこのようなリスクを抱えながらの生活となってしまう可能性もあります。

血栓なども「副反応」というような短期間での副作用に転換されてメディアで語られることがありますが、それはおそらく違います。

何年、十何年という影響になっていくはずです。

 

そして、スパイクタンパク質による血管内部表面の細胞の損傷は大変に微小なもので、それが積み重なっていくものであり、影響の出ない時期が長く続く場合もあり得ます。

遺伝子タイプのワクチンなどでスパイクタンパク質を体内に入れた場合、

「影響は少しずつにしても長く累積していく」

と考えるのが妥当な気がします。

 

これまで実際に使用されてきましたワクチンも、あるいはこれから市場に投入されるかもしれないワクチンも、スパイクタンパク質を軸としている限りは、結局、程度の差はあっても、同じようなリスクは存在するのではないでしょうか。

 

なお、最近、金沢大学の研究者たちが、

> ACE2を発現した細胞外小胞がスパイクタンパク質の機能を失わせる

という発見をしたことが報じられていました。

金大グループ、世界初の動態観察に成功 新型コロナ・スパイクタンパク質 薬剤開発に期待
北國新聞 2021/12/08

論文は以下にあります。

SARS-CoV-2スパイクのミリ秒ダイナミクスとACE2受容体および小さな細胞外小胞との相互作用
Millisecond dynamic of SARS-CoV-2 spike and its interaction with ACE2 receptor and small extracellular vesicles

 

こういう、スパイクタンパク質を用いない予防法の見識が今後も出てくることを願っています。

ワクチンパスポートがほしいのはみんな同じでも、命を捧げてまで欲しいものではないはずです。

今の状態のままでの3回目接種とかは狂気です。

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