・Man Finds Mysterious Book That Can Not Be Explained
最近、海外のネット上で話題となっている本があります。
本といっても、書籍の体裁をとっているというというわけではなく、誰かによって描かれたイラストを写真で撮影したものが綴じられて木の箱に収められているものです。最近「誰か」によって発見されたものらしいです(誰かという部分が出てきません)。
下のような箱に収められているようで、いろいろと不確かな情報ではあるのですが、しかし、もはや真偽はどうでもいいほどに、この内容が「おもしろい」のです。
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この「本」は、イラストなどが写真で撮影されたもので、撮影したのは 1967年だとされていますが、もともとのイラストが誰がいつ書いたのかは、この本を作った人もわからないようです。
そして、この本には、たとえば冒頭のイラストのような、ちょっとよくわからないイラストを含めて、多くの写真が収められているのでした。
冒頭のものなどは、旧約聖書の何とかかんとか書に出てくる何とかいう天使と似て(ちゃんと調べなさいッ)。
……はいはい、記憶だけで書いていたのですが、調べますと、旧約聖書「エゼキエル書」に出てくる「ケルビム 」、日本語では「智天使」とも呼ばれる天使の存在のことです。
これは、聖書の記述からお借りしますと、下のようになります。
旧約聖書 エゼキエル書 1章 10-11節
その中には、四つの生き物の姿があった。その有様はこうであった。彼らは人間のようなものであった。
その顔は人間の顔のようであり、四つとも右に獅子の顔、左に牛の顔、そして四つとも後ろには鷲の顔を持っていた。
顔はそのようになっていた。翼は上に向かって広げられ、二つは互いに触れ合い、ほかの二つは体を覆っていた。
ということで、つまり、
・人間の顔
・ライオンの顔
・牛の顔
・ワシの顔
がひとつにセットになっているけれど、「人のような感じ」で、翼を持っていると。ケルビムに関しては、いろいろな絵画やイラストがありますが、たとえぱ、昔の絵だとこのようにな感じでしょうか。
エゼキエル書に出てくる天使ケルビム
冒頭のイラストの「人のようなもの」も、人間の顔、ライオンの顔、牛っぽい顔、ワシの顔が書かれてあります。
そして、聖書によれば、これはひとりではなく、「大勢」いるとなっています。
それと同じような感じというのか、この発見された本にも、このような人がたくさん描かれているのです。
冒頭の人の人間っぽい顔はキリッとしていますが、違う感じの顔をしている人も描かれていますし、「集合イラスト」もあります。
あるいは、「この人たちと思われる人たちが、円盤のようなものの近くにいるように見えなくもない」イラストの写真もあります。
あと、何かの部品なのか、精密な部品のようなものが描かれている写真もいくつかあります。描かれた年だと思われますが、図の中に「 1939年」とあります。
そして、実はそれ以上に私が気になったものが、
・謎の元素の周期表
・「複数」の地球の中心
が示されていることでした。
まず、元素の周期表ですが、そのようなものの写真が収められていまして、それは「 1 の水素(H)」から始まるのは今のものと同じなのですが、途中から、現在使われている元素の周期表と違う展開になってくるのです。
このあたりは私も詳しいわけではないですが、まあ何だか違うと。
その「本」に出ている元素の周期表
そして、この本には、「地球の中心」がいくつか描かれていまして、その中で最も印象的だったのが、「北緯 33度線上の場所が地球の中心となっている」ように描かれている上に、そこが地球を平面に分割している図でした。
その「本」にある地球の地図
上の写真ではわかりにくいですが、下の★の場所が中心となっています。
リビアとチュニジアの国境あたりですかね。
他にも多くの写真が収められているのですが、では、「これは一体何なのか」ということについては、簡単な経緯が1ページ目に英語で書かれてあります。
このページです。
今回は、このページ目にかかれてあることの一部を書き写して翻訳しました。
ただ、このページを書いた人も、これらのイラストが何であるのかは、よくわかっていないようで、「推定」的な書き方となっていることと、そしておそらく、この序文を書いた人は、オカルトや UFO が好きな方だと思われ、そのあたりの「想像」によるもので、あまりこれらのイラストなどの「正体」がわかるというものではないです。
なので、全部をご紹介しても、あまり意味がないですので、前半部分をご紹介します。
ここからです。
発見された謎の本の1ページ目に書かれてある文言
ここに提示されている数々の写真は、1967年にブラジルのサントスで、アメリカ人観光客によって撮影された。
これを撮影した人物については、姓名も性別も明らかにされていなかったが、撮影されてから 12年後(1979年)に、著名な雑誌に掲載された。
これらの写真は、航空現象調査団体(Arial Phenomenon Research Organization / APRO)によるセキュリティ対策を経て、最終的には「レンズ雲の形成」という一時的なタイトルで発表された。
しかし、この著者たちの心としては、雲の性質について、隠蔽の雲と呼ぶほうがよいものだろう。
レンズ雲の形状は、この地球に存在することが判明している他の現象と似ておらず、他の世界(※訳者注 / 別次元的な世界を述べているのだと思われます)が関わっていることには間違いがない。雲が煙の輪のように形成されれば、空気爆発が原因であると主張することができるが、しかし、その証拠はない。
あの雲たちが提示する形状は、いわゆる空飛ぶ円盤の形状以外の何ものでもない。そこには雲との若干の構成上の違いがあるだけだ。
事実、この素材は、米軍用の航空機製造グループが「ステルス」(STEALTH)と呼ばれるプロジェクトで、レーダーを攪乱させる手段として使用しているものと幾分似ているように思える。
ここまでとしておきます。
どうやら、この1ページ目にある文言を書いた人は、これらのイラストの写真を見て、UFO との関連を考えたようです。
ただ、この人は「雲」に関して、勘違いしている部分がありまして、
> 雲が煙の輪のように形成されれば
というように雲が形成されると考えているようなのですが、最近の研究で、「雲は宇宙線が作る」という可能性が極めて高くなっています。
下の過去記事などに詳しく記されています。
・スベンマルク博士の異常な愛情が今ここに結実 :「雲の生成は宇宙線によるもの」という説が25年にわたる観測の末に「結論」づけられる。そして、太陽活動が長期の地球の気温のコントロールに関与していることも
2016/08/29
確かにレンズ雲は不思議な形状のものが多いですが、レンズ雲の存在そのものは「雲」であることは間違いないと思います。
ただ、あのような形状の「雲」を作り出しているのは、もしかしたら、宇宙線「のような制御」を含めた「技術」である可能性は感じないでもないと思っています。
レンズ雲に関しては、以前、地球の記録に、
・宇宙線が作り出すさまざまなレンズ雲
2016/10/06
という記事にレンズ雲の写真の数々を掲載したことがありますが、理屈はともかくとして、「圧倒される」ものが多いです。
最近では、1月の終わりにスウェーデンのリゾートに巨大なレンズ雲が出現し、一般メディアでも「 UFOか」のような書き方で報道されていました。
2017年1月27日にスウェーデンで撮影されたレンズ雲
・スウェーデン上空に出現した「まるで赤いUFO」と報じられた巨大レンズ雲
それにしても、UFO に乗ってでも何でもいいのですが、それらがやってきて、その中から、
・人間の顔
・ライオンの顔
・牛の顔
・ワシの顔
をひとつの顔に持つ人物が出てきたら、対応に苦慮しそうですね。
それが天使だとしても。