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南極の氷床に流れる謎の音、南極で検知された物理学では理解できない未知の粒子…。最近次々と多彩なことが起き続ける南極で次は何が?

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南極の棚氷の中から「奇妙なノイズ」が鳴っていることを報じるアメリカの科学メディア


EARTHER

本日 10月19日、メルマガ第9号を発行させていただきました。タイトルは「フッ素を体内から排出して脳と内臓を守る方法」というものです。先日の記事ともやや関係あります。ご案内はこちらのページです。よろしくお願いいたします。

というわけで、本題です。




 

「ちょっと聞いて下さいよ〜」というのは、何となく、よく聞く常套句のような気がしますが、それとはニュアンスがやや違うとはいえ、私もここで、「ちょっと聞いて下さいよ〜」と言いたい気分ではあります。

それは何をかというと、上に載せました

「南極の氷の中から聞こえる音」

なんです。

棚氷というのは、南極大陸の陸上の氷床が海に押し出されて、陸上と連結して洋上にある氷のことですが、その「氷の中」から聞こえる音というと、いかにも自然でありそうな音」をご想像されるかと思います。

しかし、その音は、おそらく誰も想像しないようなタイプの音なんです。

下の動画は、地球物理学分野での世界最大の学会であるアメリカ地球物理学連合(AGU)が、YouTube に発表したものを短くしたものです。

ちょっと聞いて下さいよ。

「何これ?」と誰しも思うところではないでしょうか。

何となく自然の音っぽくないですし、あるいは自然の状態の中でこういう音はどのようにして生まれるのだろうというようにも思いますし、ホラー的な雰囲気さえ漂う音でもあります。

この奇妙なノイズが鳴り続けている南極大陸のロス棚氷


fineartamerica.com


Antarctica major geographical features

 

また、これとは別に、南極で最近、「奇妙な粒子が検出された」ということが報じられていたこともありました。

下は、そのことを報じた科学誌サイエンティフィック・アメリカンの記事です。


Scientific American

この「奇妙な粒子」というのは、たとえば、ニュートリノのような宇宙線とか、そういうような微細な粒子のようなんですが、それは「南極の氷の中から」出ていて、そして、現代の物理学では「未知の粒子」である可能性があるということのようなのですね。

私のような物理のわからない人間には、何が未知であるのかよくわからないのですが、上のサイエンティフィック・アメリカンの記事のタイトルのように、

「現代物理学を粉砕する可能性がある」

というような衝撃的なものでもある可能性があるようです。

そんなものが、どうして、南極の氷の中から出ているのかということを含めて、いろいろと謎のようです。

この粒子のことは今回はおいておいて、今回は、まず冒頭の、「南極の氷から発せられている謎の音」についての報道をご紹介します。


Scientists Discover a Weird Noise Coming From Antarctic Ice Shelf
gizmodo.com 2018/10/15

南極の氷棚から奇妙な音が聞こえてくることを科学者たちが発見した

南極西部にあるロス棚氷を監視している科学者たちが、異常な音響を捕らえた。

監視に使われている超高感度の地震センサーを使用して、科学者たちは、まるでハロウィーン仕立ての不気味な家に鳴り響いているかのような、あるいは、1950年代のB級エイリアン映画のサウンドトラックのような奇妙な音を録音したのだ。

しかし、これは単に奇妙なだけではなく、温暖化による風が南極の氷をどのように変化させているかを明らかにしているものでもある。

米コロラド州立大学の環境音のモニタリングの専門家であるジュリアン・チャプ(Julien Chaput)氏と、テキサス大学のエル・パソ(El Paso)教授は、この記録は、「ラッキーな事故のようなものです」と語った。

彼らは、2014年にロス棚氷に地震探査装置を設置した。そして、南極の浮遊氷と、その下の地殻とマントルを研究していた。

その中で、チャプ氏は、奇妙なスペクトルの異常を発見し、雪上数メートルの高所に高頻度の地震波が示されていることを見出したのだ。

本質的に、氷の表面の状態の擾乱は、棚氷を通して波紋を起こす地震波として捕捉される。

研究チームは、アメリカ地球物理学会で発表した論文で、それらの自然の波形を文書化した。

同時に、2年間以上のモニタリングの中で連続して録音された過程で捉えた音の一部を公表した。

緩やかな雪と氷の上の境目は、風の変化から温度の変化まで、氷の表面上で起こっていることに対して非常に脆弱だ。

そして、敏感な地震探査機器が表面下に埋め込まれたことで、チャプ氏は季節の変化だけでなく、多くのことを子細に文書化することに成功した。

「氷の融解は棚氷の不安定化における最も重要な要素の1つとみなされ、氷床に接することから海への氷の流入を加速する」とチャプ氏は語る。

ロス氷棚は西南極に位置し、その一部は暖かい海流が浮遊棚氷を断ち切ることを可能にする氷下の岩盤の形のために、崩壊に直面する可能性がある。

この不安定な地域が融解した場合、海面が約 10フィート( 3メートル)上昇する可能性がある。


 

ここまでです。

何だかゴチャゴチャと小難しいことが書かれてありますが、要するに、あの音は「ロス棚氷の氷の変化による音」だと言いたいようです。

自然の音、ということですね。

それにしても、このような自然現象とは別に、

「最近の南極は何だかすごい」

というようなことは言えます。

たとえば、昨年の記事、

次々と見つかる謎の巨大存在は2017年に「作動」するか : 南極の氷の地底から検出された「直径480キロの存在」…

では、南極北部の地下に「直径 480キロメートルの重力異常が確認されている」ということをご紹介しました。

南極の地下に直径480kmの「存在」が見つかった場所


Satellite spots MASSIVE object hidden under the frozen wastes of Antarctica

今年になってからは、南極の氷河の下で「火山が現在も活動している」ことがわかりました。

つまり地球や南極の気温がどうであろうと、南極の氷が火山活動によって融解していく可能性を示していることをご紹介した以下の記事を書いたことがあります。

海面上昇は「地球の気温と関係なく」本格化していく : 南極で最も氷の融解が進むパインアイランド氷河の下で火山が「現在活動している」ことが判明。そして、その熱源が氷を溶かしている

これは、昨年の、

ノア級の洪水の原因…? : 「南極の氷床がイエローストーン級巨大火山の熱によって内側から溶かされている」とNASAが発表。なお、南極の氷が全部溶けた場合、世界の海水面は今より60メートル上昇

という記事でもふれたことがあり、地球温暖化という言葉がかすむほどの「海水面の大幅な上昇」の可能性が示されていたのです。

あるいは、下の記事のように「南極で何だか奇妙な建物が発見された」という記事も書かせていただきました。

南極と大西洋間で続いている「マイクロ波戦争」から辿りつく「謎の南極の構造物」は、ナチスドイツの幻影なのか、あるいは完全に未知の何かなのか

この話には、ナチスドイツなどという大仰な問題も絡んできまして、南極にはいろいろと複雑な問題が絡んでいるということも伺わせる件ではあります。

南極は、まずは自然の面でいえば、南極の氷床の下にある巨大火山の噴火などによって、その氷が大幅に溶けていった場合、私たちの地球の地図を大きく変更してしまう可能性がある場所ではあります。

そして、一般の人が近づくことが難しい場所だけに「何かよくわからない人為的な営みが行われ続けている可能性があると思ってもいいような場所」でもあり、今後もいろいろな話題が示される場所となり続けそうです。





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