[皆様へのお願い]現在、In Deep の多くの記事が Googleさんの検索で表示されないことが多いため、直接ブックマークしていただければ幸いです。キーワードでの検索は、以下で行うことができます。

2020年からの世界 人類の未来 健康の真実

新型コロナウイルスは「抗体による免疫を獲得することができない」ことが世界的な医学研究により明らかに。これにより集団免疫という概念は崩壊し、ワクチンという概念も消えた

投稿日:2020年7月14日 更新日:


thevisitor.co.uk




 

新型コロナは抗体も免疫も短期間で消滅する

最近になって、新型コロナウイルスの「厄介な事実」が次々と明らかになってきています。

今回は、科学誌ネイチャーに発表された研究や、医学誌ランセットに掲載されたスペインでの新型コロナウイルス患者に対しての大規模な研究についての論文などを取り上げていた記事などをご紹介したいと思いますが、何が「厄介」かといいますと、端的にいえば、

「新型コロナウイルスは感染しても持続的な抗体を獲得できないウイルス」

である可能性が極めて高くなっているということです。

簡単にいうと、「感染して回復しても、しばらくするとまた感染する可能性がある」という意味です。

抗体が持続する期間は、新型コロナウイルスに感染した場合、ほとんどの場合、

「早ければ、3週間、長くて 3ヵ月で抗体が消える」

ようなのです。

これに関しては、7月13日のアメリカ CNN の記事で、「新型」ということとは関係なく、普通のコロナウイルス、つまり季節性の風邪ウイルスのうちの何割かはコロナウイルスなのですが、「コロナウイルスというもの自体がそのような性質」らしいです。

つまり、たとえば、新型ではない通常の季節性のコロナウイルスによる風邪を 2016年の冬に引いたとします。1年後、まったく変異していない、その 2016年の時と同じコロナウイルスによって「2017年も同じウイルスの風邪を引く」というのは普通のことなのだそう。

2016年から 2018年にかけてニューヨーク市でおこなわれた調査によると、翌年どころか、「年内に同じ株のコロナウイルスに複数回感染して陽性となる」ということがあることがわかったのだそう。

新型コロナウイルスにも、このことと同じことが起きているということになるようです。

つまり、一度感染して回復したとしても、あるいは、仮に今後ワクチンが登場して、そのワクチンを使用したとしても、

「生涯の免疫を獲得することはできない」

ということになりそうなのです。

これがなぜ厄介かといいますと、まず、上に書きましたように、仮にワクチンが登場したとしても、

・ワクチンの効果が 3週間〜 3ヵ月ほどしか続かないので、実質的に接種の意味がない

仮に、新型コロナウイルスに有効なワクチンが開発されたとしても、「毎月打ち続けなければならない」という異様な世界の話となってしまいます。

そして、もうひとつの最大の「厄介さ」は、以下です。

・集団免疫あるいは社会的免疫という概念が成立しない

ということです。

たとえば、スウェーデンなど一部の国では、この「集団免疫」という概念を基本に据えて、「すみやかに国民に感染が拡大して」そして多くの人々が免疫を持つことで、パンデミックを乗り切るという方法をとっています。

私は過去に何度も、ロックダウンも移動やイベントの自粛や制限もしなかったスウェーデンのこの勇気ある態度を賞賛し続けていますし、今でもそれは変わりません。

彼らの決断を尊敬する気持ちは今でも変わらないですが、しかし、このスウェーデンの、

「集団免疫」

という考え方は、先ほど書きました最近の数々の医学的研究の中では、「意味をなさない」という可能性が高くなっています。

つまり、感染して抗体や免疫を持つことができても、その期間は、せいぜい数週間から数カ月である可能性が高いからです。

その後に、再度感染する可能性が高い。

そういう意味で、いろいろな国で「抗体検査」というようなこともされていますが、それもあまり意味がないことかもしれません。検査した時点での抗体保有率は、時間の経過と共に変化し(ある人たちでは抗体が消えていくため)調査自体にあまり意味がないと思われるからです。

というように、新型コロナウイルスというウイルスは、

・感染しても持続する抗体を獲得できない

・そのため、有効なワクチンの開発が極めて困難になっている

ということになっているのです。

じゃあ、どうすればいいのでしょうか。

 

これについては、まあ、これはあくまで私個人の考えでしかないですが、やはりスウェーデン方式以外には考えられないです。

つまり、

「最初から何にもしない」

ことを徹底する。

スウェーデンの集団免疫の獲得という目標の概念そのものは、新型コロナウイルスの「抗体を持てない」という性質が判明すると共に、根本から崩壊してきているわけですが、

「じゃあ、スウェーデンの病気の状況は悪化しているのか」

といいますと、全然そんなことはなく、7月に入って、「新たな死者0」を記録して以来、連日死者が出ない日が続いたりと、

「ものすごい勢いで死者が減っている」

のです。

スウェーデンの新型コロナウイルスの死者数の推移

worldometers.info

国家としての安全政策の根本は、たとえば、それが感染症対策なら、

「国民の人命を守る」

ということにありますよね。

つまり、今の日本とか他の国のように「感染確認者〇〇人」とか、そんなことが、国の安全政策の根本ではないはずです。

「人命が大事」

なのだとすれば、方法論が破綻していたとしても、今のところは結果が伴っている上に、社会システムを破壊しなかったスウェーデンの方法に問題があるとは思えません。

まして、スウェーデンは、バーやレストランやジムや娯楽や旅行や音楽イベントやスポーツイベントなどを強制的に自粛させて、多くの人たちを経済的に疲弊させたりしていないために、今後もメンタル疾患や自死などの悲劇は、少なくとも他の主要国よりは少ないと思われます。

他の主要国は、これからそれらの「嵐」が始まるはずです。

そのあたりは、以下はアメリカのデータですが、これらの記事などをご参照なさっていただければ幸いです。

ロックダウンが長期化する中、アメリカ人の精神衛生状態の危機が本格化し、薬物処方量も歴史的な増加。そして今後「かつて経験したことのない自殺の大波」が来ると専門家たちが警告 (In Deep 2020/05/11)

「過去4週間で1年間分の自殺企図と遭遇しました」:アメリカで爆発する自死の波。そして、ロックダウン緩和後もさらに増加し続ける失業率 (In Deep 2020/05/23)

絶望の未来は今:CDCの調査でアメリカ人の3分の1がロックダウン中にうつ病を発症していたことが判明。あまりの患者の急増に「抗うつ剤の枯渇」も (In Deep 2020/06/09)

いずれにしましても、「人命を守るとはどういうことだったのか」ということは、もう少し慎重に考えてもいいことなのかなとは思います。

 

そして結局、この新型コロナウイルスという存在は社会に広く定着することになりそうで、つまりは、「ますます風邪ウイルスに近い」ものとなってきています。ある時期になると流行して、落ち着くことがあるけれど、また流行を繰り返すというような。

どちらも長く続く抗体ができないですから、こういうことは摂理であり、仕方ないことだとも思われます。ここには共存以外の方法はないはずです。

結局、新型コロナウイルスと社会は長い付き合いにならざるを得ないのですから、「社会を健全に保ちながら正しく付き合う方法」をもう少し合理的に考えたほうがいいのではないかと。

今のままだと、この世が終わってしまいます。

さて、そんなわけで、少し話が逸れましたけれど、「新型コロナウイルスと抗体」の関係について、医学誌ランセットや科学誌ネイチャーに掲載された論文などからまとめていた米ビジネスインサイダーの記事をご紹介します。

 


新型コロナウイルスの抗体は、多くの場合、ほんの数ヶ月後には消えてしまうようだ。しかし、パニックになる必要はない

Coronavirus antibodies seem to disappear after just a few months in many people. Here's why you shouldn't panic.
Business Insider 2020/07/14

新型コロナウイルスについて残る多くの疑問の中で、最も重要なものの 1つに、次のものがある。

それは「免疫」の問題だ。

たとえば、麻疹や A型肝炎などの一部の疾患では、感染症は一つの抗体で対処ができる。たとえば、一度それらの病気にかかって回復した場合、一生その免疫を持つことができる。

では、新型コロナウイルスの場合はどうなのだろう。

米ニューヨークにあるマウントサイナイ・アイカーン医科大学のワクチン専門医であるフロリアン・クランマー氏は、我々に以下のように述べる。

「コロナウイルスの場合はそうではないのです。一度感染した人でも、免疫力が低下すると、繰り返し感染する可能性があるのです」

最近になり、新型コロナウイルスの免疫をめぐるさまざまな研究の状況は、険しい方向に収束していこうとしている。コロナウイルスは、抗体を獲得してもその抗体を長く維持できない可能性が高いのだ。

7月6日に医学誌ランセットに掲載されたスペインからの研究は、一部の新型コロナウイルスの患者では、抗体が 3〜 5週間しか持続しない可能性があることを示唆した。

7月11日に英国の研究者たちにより発表された予備的な研究では、新型コロナウイルスの抗体の持続期間は 3ヶ月未満である可能性が示された。

つまり、新型コロナウイルスに感染して回復したとしても、その抗体は最大でも 3ヵ月程度で消滅してしまうことが示されているのだ。

この問題のひとつには「ワクチン」の問題がある。

ワクチンというもののの有効性は、弱められたウイルスなどの投与が、接種を受けた人の体に対して、将来のその感染症から守ってくれる抗体を生成させることができるという考えに立っている。

なので、今回のような「抗体が早期に消えてしまう」というような発見はワクチンの開発に確実に影響を及ぼす。つまり、新型コロナウイルスの抗体による保護が、一時的なものであるならば、ワクチンによる保護も一時的なものになる可能性があるためだ。

それと共に、抗体の持続時間が短いことは、広範な集団免疫や社会的免疫の獲得という希望にも大きな壁となってしまう。しかし、一部の専門家たちは、だからといって、パニックになることはないと言う。私たち人間の体の免疫は、抗体と関係しているだけではないからだ。

 

抗体の持続期間は数週間から数か月

今年 4月、アメリカ国立アレルギー感染症研究所の所長であるファウチ博士は、秋には多くの人たちに免疫が出来、保護されると仮定していた。

しかし、今回の英国の研究は、新型コロナウイルスの抗体の持続期間が非常に短い証拠を示している。

この英国の研究では、94日間にわたって 90人を超える新型コロナウイルス患者の抗体を検査した。

その結果、感染から 3週間後に「強力な」抗体反応を獲得したのは、すべての患者のうちのわずか 60%だった。さらには、その数週間後に抗体を維持していたのは、患者のうちのわずか 17%だったとガーディアンは報じている。

他の患者では、感染後 3か月以内に抗体レベルが大きく低下するか、まったく検出することができなくなった。つまり、3ヵ月以内にほとんどの元患者たちの抗体が消えてしまったのだ。

6月にネイチャーに発表された別の研究でも、同様の結果が見出されている。研究者たちは、中国で新型コロナウイルスから回復した 37人を対象に抗体検査を行い、同時に、新型コロナウイルスに陽性であるが、無症状だった 37人にもテストをおこなった

その結果、回復後約 8週間で、無症状の人の 40%、症状のある人の 13%で、検出できないレベルまで抗体が低下した。

医学誌ランセットに掲載されたスペインでの最近の調査では、5人に1人が 5週間以内に検出可能なレベルの抗体を失ったことがわかっている。

免疫の消失は、症状のあった人もなかった人でもどちらでも起きていた。

研究の共著者の1人であるラクエル・ヨッティ氏は記者会見で、「新型コロナウイルスの免疫は不完全で、一過性である可能性があります。その持続期間は、ほんの少しで、その後消滅してしまう可能性があるようなのです」と述べた。

 

ウイルスに対する免疫は抗体だけに関係しているわけではない

しかし、これらの抗体レベルの低下や消失に関する調査結果から過度の懸念が引き起こされるべきではない理由としては、人間の免疫はこれら抗体にだけに依存するだけではないということがある。

たとえば、白血球は侵入したウイルスが戻ってきた場合にそれを特定して攻撃するのに役立つ印象的な免疫学的記憶を持っている。T細胞(免疫細胞)は感染した細胞を破壊する可能性があり、B細胞は新しい抗体を産生する働きをする。

専門家たちは、「仮に新型コロナウイルスに再感染したとしても、再感染の際には弱毒化した病気になるだろう。B細胞とT細胞は感染したウイルスを覚えており、迅速に反応するので、最初の場合ほど重症にはならないはずだ」と述べる。


 

ここまでです。

記事の後半のほうに「 T細胞などの免疫細胞があるから大丈夫」というようなフレーズが出てきますが、以下の記事など、何度かふれていますが、この新型コロナウイルスというのは、「免疫細胞を攻撃する」のですね。

「Covid-19 は HIV」:米ペンシルバニア大学の研究で新型コロナウイルスが人間の重要な免疫細胞を「エイズ同様に消滅させている」と結論付けられる
In Deep 2020/06/28

ですので、新型コロナウイルスの場合は、特に免疫細胞の生成が盛んではない高齢者などの場合は、「完全に免疫不全となる」場合があり、高齢者に重症者が多いのはそれが理由だと思われます。

逆に、子どもや若者は、T細胞などの免疫細胞を作り出す胸腺の働きが活発ですので、症状が出ることは少ないはずです。

若い人たちが感染してもほぼ症状が出ないのはそのためです。

これは再感染しても同じだと思います。ウイルスが今のままの状態であれば、おそらく、若い人たちは、基礎疾患がないのであれば、何も恐がることはないです。

なお、今回ご紹介した「新型コロナウイルスが免疫を獲得しにくい」ということについては、2月くらいからの中国の調査でも少しずつ疑われていたもので、今となって、世界的な合意となったということになると思います。

その頃のことについては、以下の記事などでふれています。

新型コロナの実際の感染者数がすでに数千万に及んでいる可能性をランセットに掲載された論文が示唆。そして、このウイルスは「多くの人が免疫を獲得できない」ために何度でも感染する可能性があることも判明
In Deep 2020/04/20

いずれにしても、こういうようなことが確定しつつある今、社会は、このウイルスと、どのように向きあえばいいのか、そして「どのように共存していくのか」ということについては、ある程度大胆に考え方を変更させていくしかないのではないかとも思います。

それとも、「新しい生活」ということで、これから何百年も何十世代も、マスクをしてソーシャルディスタンスを守って生きていくということですかね。

それではこの社会はもちません。人為的な文明の滅亡に進むだけです。

 

>> In Deep メルマガのご案内
In Deepではメルマガも発行しています。ブログではあまりふれにくいことなどを含めて、毎週金曜日に配信させていたただいています。お試し月は無料で、その期間中におやめになることもできますので、お試し下されば幸いです。こちらをクリックされるか以下のバナーからご登録できます。
Photo

In Deep は» 人気ブログランキングに登録しております。よろしければクリックなどしていただけると幸いです。





  • この記事を書いた人
Oka In Deep

Oka In Deep

世界で起き続ける様々なことをお伝えさせていただいています。

人気の記事

1

・2020年2月中旬 ケニア aljazeera.com 旧約聖書 出エジプト記 10章 04-06節 もしもあなたが私の民を去らせることを拒むのなら、私は明日、あなたの領土にばったを送り込む。ばった ...

2

2019年4月23日の徳島新聞より ・100年に1度の珍現象 小松島で竹の開花   平成が終わるその年に開花し続ける神秘の植物「竹」 最近、やけに「竹の花」のニュースを目にするようになりまし ...

3

「武漢-400」という名称の生物兵器が出てくる小説『闇の眼』英語版より ・The Eyes of Darkness   米人気作家が創り出した創造上の武漢ウイルス 数日前に、海外のメディアや ...

4

現行の進化論が現実的な崩壊に直面している大ニュースなのに、日本ではまったく報道されないという事実も 科学メディア Phys.org の5月28日の記事より ・Sweeping gene survey ...

5

・ケニアを飛びまわるイナゴ(サバクトビバッタ)。AFP   イナゴの大群は中国の手前に。10万羽のアヒル部隊は無念の撤退 新型コロナウイルスの感染拡大は、次第に無制御の様相を呈するようになっ ...

6

・esquireme.com   大災厄につながる危機となる可能性が 先日、「絶滅へと進む私たち…」という記事で、中国の習近平国家主席が、3月11日に中国の武漢を初めて訪れたことにふれました ...

7

・初めて公開された新型コロナウイルスCOVID-19の画像。NIAID-RML なぜ100年前の日本人は新型インフルエンザであまり死亡しなかったのか 1918年から流行が始まった新型インフルエンザのパ ...

8

・3月22日に「4日間連続で新たな感染者ゼロ」と発表された武漢。写真は、患者の減少により武漢を去る貴州省の医療従事者たちを送る祝典より。 GULF NEWS   「理由は不明」 世界中のメデ ...

9

・NTD 武漢作戦(1938年) - Wikipedia 武漢作戦は、日中戦争で行なわれた戦いの一つ。武漢三鎮攻略戦、武漢攻略戦とも呼称される。日中戦争の一つの節目とされる戦いである。武漢まで戦線を広 ...

10

2019年3月の国際基準による世界148カ国のIQ値より ・World IQ 82 Becker update V1.3.2   IQと幸福度がリンクしていれば問題はないのでしょうけれど… ...

-2020年からの世界, 人類の未来, 健康の真実
-, , , , , ,

Copyright© In Deep , 2020 All Rights Reserved.