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地球最期のニュースと資料

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天体がみんな地球に向かってくる季節に : 太陽系の外から突っ込んできた彗星が地球の天文学史上初めて観測され、そして、とんでもない数の小惑星が次々と地球に接近している今、「悪い時代」という言葉を思い出す

      2017/11/07

2017年10月26日のアメリカの報道より

engadget.com




その彗星は太陽系の外からやって来た

10月25日、ハワイにあるパンスターズ望遠鏡が、「太陽系の外から太陽系に突っ込んで去っていった彗星」を観測した可能性があることについて天文学者たちから発表があり、いくつかの科学メディアで報じられていました。

これは「観測史上初めて」となる可能性が高いと報道されていまして、それが事実であれば「非常に珍しいことが起きている」ということになるのですが、どういうことかといいますと、彗星がどこで生まれるかはいまだに仮説しか存在しないとはいえ、今の天文学で最も有力な説は、

「太陽系(太陽圏)にある特定の場所で彗星が生まれている」

というものです。

その場所は「オールトの雲」と呼ばれていまして、太陽系を球殻状に取り巻いていると考えられる仮想的な天体群が彗星の起源となっているという仮定が現在の学説では主流で、他にはあまり彗星の起源が語られることはありません。

下は国立天文台のサイトにかつてあった図ですが、白く覆った部分がオールトの雲で、彗星の「誕生する場所」とされている場所です。もちろん仮定に過ぎません。

オールトの雲

国立天文台

しかし、今回観測された「彗星 2017 U1」は、大ざっぱに表現しますと、下のように「太陽系にやってきた」と見られているのです。

Mitaka

この彗星の軌道が描かれたシミュレーションは下になります。上のほうから突然現れる彗星が C2017 U1 となります。

彗星C2017 U1の進路


orbitsimulator.com

なぜ、太陽系の外からやってきたとされたのかというと、これは大変に面倒くさい話で、速度や、あるいは「双曲線軌道」などという難しい計算式なども出てきますが、それらの計算から「太陽系内での軌道ではあり得ない」ということになったようです。

そして、「今まで太陽系の外から彗星がやって来た確認された彗星は存在しない」ということになっているのです。

 

この「太陽系の外から天体がやってきた」ということに、どのような意味があるのかはわからないにしても、「今までないことが起きた」ということでもあり、そして、これが本当に太陽系の外からやって来た天体なのだとしたら、

「太陽系の外からもいろいろな天体がやって来ている」

ということを示すことにもなります。

この彗星のことで、そのようなことを気にしたのは、「この 10月、地球に接近する天体の数が記録的」だと思われるからです。

 

 

こんなに地球近傍天体が集中しているのを見ることは珍しいかも

今月の 10日に書きました、

ファティマ100周年最後の日のイヴに、ロシアのチェリャビンスクで爆発した天体と同程度の小惑星が地球近くを通過。そして異常なほど地球接近小惑星が多いこの10月は…
 2017/10/10

で、この 10月は「新たに発見される地球へ近づく小惑星の数が大変なことになっている」ことにふれました。

その際にも、地球に接近する小惑星のリストを載せましたが、 10月も残り数日となり、この 10月に地球に接近した、あるいは今後数日のうちに接近する予定の小惑星の数が出そろった感もありますので、ご紹介しようと思います。

9月くらいから徐々に地球に近づく小惑星の発見は増えていましたが、比較として、8月の地球近傍小惑星の表を先に示しておきます。

なお、表にすべて日本語で注釈をつけるのはサイズの関係で難しいですので、表の見方を先に説明させていただきますと下のようになります。

地球近傍天体の表の見方

で、まずは今年8月の1ヶ月に地球に接近した小惑星の一覧です。

spaceweather.com

そして、 10月の地球近傍小惑星のリストが下のものです。

spaceweather.com

すごいですよね。

数もすごいですし、接近距離も近いものが多いです。「接近距離 0 」なんてのもありますが、こけは 10月20日に接近した小惑星 2017 U2 で、地球に衝突はしませんでしたが、仮に衝突したとしても、直径 2メートルですので、空中で消えていたと思われます。

そして「名称」のところを注目していただきたいのですが、「2017」とついている小惑星がズラーッと並びます。

これらは、すべて 2017年になって発見されたものです。……というより、「通過する直前に発見された」というものばかりです。

なので仮に地球に衝突してた場合でも、「衝突した後に存在がわかる」ことになります。

このような数で地球近傍小惑星が発見され続けるというのは、観測機器の性能が上がったおかげなのか、いずれにしても、本当にものすごい数で地球に接近する小惑星が増えているように見えます。

 

そういう中で、「太陽系の外から彗星がやって来た」というような冒頭のニュースも加わり、個人的に、

「太陽やら地球やらにいろいろなところから天体が接近している……」

と思わずにいられなかった次第です。

今年の3月に、

「2017年からの100年間に地球に《400回の天体の衝突》がある」とNASAが予測していたことを、最近の激しい地球近傍天体の活動から思い出す
 2017/03/31

という記事を書かせていただきましたか、その最初の見出しは、

「2017年からの100年間は《天体衝突の時代になる》と英国の科学者たちは予測した」

というものでした。現在、多くの天文学者たちが、今後。「天体の地球への衝突に関しての悪い時代」になることを確信している人たちが多く、そして、今年発見され続ける小惑星の数を見ていますと、観測機器の性能が上がったことを差し引いても、科学者たちが言う、

「悪い時代」

が近づいていることを感じます。

この「悪い時代」というフレーズは、今から5年ほど前に書きました、

良い時代と悪い時代(1): 500年ほど続いた「穏やかだけれど傲慢な時代」は終わろうとしているのかも
 2012/10/06

という記事から続いている概念です。

これは、「かつてあった、地球が天体の攻撃にさらされる時代は繰り返されるものであり、そして今、その時期が近づいている」ということをテーマにしたもので、今もその確信は強いです。

もちろん、それがいつから始まるかというような具体的なことはわかるはずもないですが、太陽系の中からも、そしてもしかすると「太陽系の外からも」いろいろなものがやってくるのかもしれません。

英国やアメリカでは、今でもニビルや惑星Xの話題も多いですが、あるいは、そういう正体不明なものも含めての「いろいろなものの到来」というものが、そんなに遠くない時期にはっきりとしてくるのかもしれません。

もちろん、それは、ただただ「悪い」ということだけではなく、自然に対して傲慢になりすぎた私たち人類が「何か」に目覚めることのできるキッカケとなるのかもしれないのですけれど。

神の概念も宗教の概念も、主に過去の「悪い時代」に芽生えました。



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