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気候変動は人為的なものではなく、「太陽と地球による究極の共鳴現象」であることを、ドイツの科学者が発見した「降水量と太陽活動の完全なる相関」を見て思う

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ドイツ・ミュンスターの115年間の2月の雨量の推移と太陽黒点数の推移


sciencedirect.com




地球の気象の「正体」が明らかになってきた

今回は、以下の記事でも少しふれました、「ヨーロッパの雨量と、太陽活動の関係性が確認された」ことについての記事をご紹介したいと思います。

[衝撃] 太陽は地球を含む太陽系の惑星に支配されていた : ドイツの科学機関が、《太陽活動が金星 - 地球 - 木星の惑星直列にコントロールされている》ことを科学的に裏付ける

その相関関係は、冒頭のグラフが示しています通り、「ほとんど完全」となっているのですが、しかし、研究の内容を読みますと、いろいろと不思議なこともあるのです。

そして、それによって、地球の気象というのは単純なものではない(当たり前でしょうけれど)ということを、ますます思わせてくれる研究だと思います。

まずは、そのドイツの 3人の科学者たちによって突き止められた研究の内容を紹介していたアメリカのメディア記事をご紹介したいと思います。


New Findings From German Scientists Show Changes in Precipitation Over Europe Linked To Solar Activity
notrickszone.com 2019/02/15

ドイツの科学者たちによる新たな発見は、ヨーロッパでの降水量の変化が太陽活動と関連していることを示す

地球の気候は、その大部分が太陽活動の影響を受けており、CO2 濃度の影響を受けてはいないと多くの科学者たちが述べ始めている。ドイツの科学者たちは、太陽活動とヨーロッパの降水量との関連を示す新しい発見を発表した。

 

太陽活動の変化が降雨に与える影響

ヨーロッパにおける広範囲にわたる経済および社会的活動の基礎は、この地域でのバランスの取れた降水量により提供される。特に農業、飲料水の供給、内陸水路輸送などは、直接、降水量の影響を受けている。

しかし、雨量は年ごとに大きく変動する。

集中的に大雨が降り注ぐような1年がある一方で、長く雨の降らないときが続く年もある。ヨーロッパに住む人たちは、このような毎年の降水量の大きな変化には慣れており、通常はそれに対処することができる。

しかし、この降水量の大きな変化の背後にあるものは一体何なのだろう。

ドイツ・ミュンスターの科学者ラッガー・ローレンツ (Ludger Laurenz)博士による偶然の発見は、ある月にはドイツとヨーロッパの他の地域への雨が、これまで検出されていないパターンを示していることをあらわした。

ローレンツ博士は、農業に関する協議会の一環として、ミュンスターの気象観測所に保管されている数十年間分にもわたる雨量の記録を分析する中で、特に 2月の雨量が「 11年の周期のリズムを描いて上下している」ことに気づいた。

ドイツ・ミュンスターの1900年からの2月の雨量の推移

その後、詳細な調査の結果、このリズムは太陽活動と密接に関連していることが明らかになった。11年というリズムは、太陽の黒点周期活動と同じだ。

 

ヨーロッパのデータを調査する

ローレンツ博士は次に、2人の科学者たちと協力して、ミュンスターの観測パターンが、ドイツとヨーロッパの他の地域でも再現されている範囲があるかどうかを調べ、そして、その現象が他の月にも存在するかどうかを調査した。

ベルリン技術経済大学のホースト-ヨーチム・リュデッケ (Horst-Joachim Lüdecke)博士は、20世紀初頭以降にヨーロッパで収集された降水量データを収集した。

そして次に、物理学者が、降雨量と太陽活動の変化の類似性を決定するためのコンピュータ・アルゴリズムを開発した。数学的相関関係を使用して、ヨーロッパの 39カ国すべてと 1年の 12ヶ月ごとに合計 115年間分のデータを定量化した。

このようにして得られた多次元データは、地球科学者のセバスチャン・リュニン (Sebastian Lüning)博士によって系統的な傾向について評価され、マップを作成することによって視覚化された。

 

太陽活動に関連した2月の北ヨーロッパの降水量

この分析の結果、ミュンスターで最初に発見された 2月の降水量と太陽活動との間の関連性は、中央ヨーロッパおよび北ヨーロッパの大部分で共通しており、そこで非常に高い統計的有意性を持つことを示した。しかし、南ヨーロッパでは、この相関は著しく弱まっていた。

 

2月の中央ヨーロッパ降水量の4年の変化

この統計調査はまた、ヨーロッパ大陸全体の体系的な位相シフトを実証することができた。ドイツと近隣諸国では、この 2月は、4年前(2015年)の太陽活動が非常に強いときに降水量が特に低かった。

 

他の月の太陽との関連

他の数か月、特に 4月、6月、7月は、降雨量と太陽活動の間の同様の関係が弱いことが示されている。これらの時期の大部分は中央ヨーロッパでは、植生期間(農業で種を蒔いたり苗を植える時期)となっている。

 

メカニズムは不明のまま

ヨーロッパの降水量と太陽の関係の概念については、以前より他の科学者たちの事例調査でも示されていたことでもあるが、今回の研究で、降水量への太陽活動の関連の概念が確認されたことになる。

しかし、太陽活動からの信号が降水量に影響を与える正確なメカニズムは、基本的にはまだほぼ不明であり、さらなる研究が必要となる。


 

 

ここまでです。

「太陽活動と雨量の関係」ということ自体については、たとえば、過去記事で何度かふれたことがあります「宇宙線が雲を作っている」という概念から考えますと、わりと普通に理解できることではあるのです。

地球へ到達する宇宙線を「妨害」するものの代表が「太陽からの磁気」ですので、つまり下の相関が成り立ちます。

太陽活動と雲の相関関係

・太陽活動が強いとき → 宇宙空間の磁気が増加し、地球に到達する宇宙線が減少する → 地球の雲が減少する

・太陽活動が弱いとき → 宇宙空間の磁気が減少し、地球に到達する宇宙線が増加する → 地球の雲が増加する

たとえば、現在は「太陽活動が弱い」ときであり、今後もさらに弱くなっていくと予測されますけれど、宇宙線と雲の関係から考えますと、今後の地球は、

「雲が多い状態が増える」

ことになり、雨量なども増えていくと考えられます。

地球の雨量が増えていることについては、最近の世界中の大雨被害や洪水発生状況を見ていますと一目瞭然ですが、太陽活動からは、今後さらにこの傾向が強くなっていくと考えられます。

宇宙線と雲の生成の関係に関しては、その研究に人生を捧げているといえるデンマーク工科大学の物理学者ヘンリク・スベンマルク博士について以下の記事で取りあげています。

スベンマルク博士の異常な愛情が今ここに結実 :「雲の生成は宇宙線によるもの」という説が25年にわたる観測の末に「結論」づけられる。そして、太陽活動が長期の地球の気温のコントロールに関与していることも

この「雲と宇宙線の関係」は見事なもので、以下は1983年から2005年のそのふたつの推移です。ほとんど完全なリンクとなっています。

1983年から2005年の地球の雲の量の推移と宇宙線量の推移

 

ですので、降水量と太陽活動に関係性があるということまでは推測できるのですけれど、今回ご紹介したドイツでの研究で見出された以下の2点の意味がわからないのです

まず、

「 1年のうちで、2月が特に太陽活動と連動し、他の月では連動しない月がある」

ということと、

「中央と北ヨーロッパでは太陽活動と雨量が連動するが、南ヨーロッパではあまり連動しない」

というふたつです。

これらが意味するところは、

「太陽活動が降水量とリンク《しやすい月としにくい月》がある」

ということと、

「太陽活動の降水量への影響が、地域によって違う」

ということなのです。

これに関しては、「なぜそんなことが?」と思わざるを得ない部分があります。

何しろ、太陽の影響は、基本的に、たとえば北半球なら、ほぼ地球全体に同じように影響があると考えるのが普通で、「中央ヨーロッパに影響して、南ヨーロッパに影響しないなんて道理があり得るのだろうか」とは思います。

季節の違いにしても、「太陽の影響に、何月というような概念が関係するというのはどういうこと?」というように不思議に思うのですね。

今回の研究で分析されたデータは、115年間分であり、信頼性は極めて高いものだと思われます。つまり、「そのような傾向(季節や地域によって太陽活動からの影響の度合いが違うということ)が現実としてある」ということのようなのです。

 

しばらく考えてみたのですけれど、この「地域差と月の差が出来る条件」として考えられるのは、

「海洋の影響」

くらいしか思い浮かびません。

 

たとえば、エルニーニョと呼ばれる現象がありますが、これは地球の広範囲に気象の影響を与えますけれど、この現象は、「太平洋の赤道付近の海水表面の温度が普通とは異なる状態」になることで、簡単にいえば、「単に海水面温度が周期的に変化する」というだけのことなのですが、それだけのことで、各地に非常に激しい気象の影響を生じさせます。

エルニーニョ以外でも「海水面の温度が通常とは異なる」ことにより気象に異変が生じることが知られている現象は他にもたくさんあり、特に、北大西洋振動 (NAO)というものは、降水量を含めた地球の気象に大きく関係しています。

 

うーん・・・どうやら、地球の降水量というのは、

 

・太陽活動による影響

・海洋で周期的に発生する海水温度の変化

 

の双方による影響なのかもしれないと思い始めました。さらには、そこに「地球の海流」が参加して、地球全体の気象に介入している。

以下の記事で取りあげたことがありますが、「大きな海流の流れ」というのは、地球のさまざまな気候を作り出すことに大変関係しています。

かつて地球に「250年間の寒冷化」をもたらした原因となった「大西洋の海流の崩壊」が正式に確認され、少なくとも欧州と北米は、いつミニ氷河期に突入しても不思議ではない状態に

 

しかし、ここにも根本的な問題があります。

エルニーニョでも、他のさまざまな海洋の海水温度の異常にしても、「なぜ、地球の海水表面温度が、周期的に変化するのか」ということについては、

「わからない」

のです。

これらに関しては、たとえば、「なぜ地球には風が吹くのか」というようなことと同じように、細かいメカニズムはわかっていても、「根本的に地球の風や海の温度や海流を支配しているものは何なのか」ということについては、どれもひとつもわかっていません

しかし、「地球上の降水量」に、雲と雨量と宇宙線と太陽活動……というような複雑な関係が介入している上に、さらに、そこに、海水表面温度の変化と海流というようなものが関わっているのだとすれば、この地球の環境というのは、実に複雑きわまりない精妙なものであることがわかります。

それは別の側面からいえば、「その絶妙さが正確に保たれなければ、気象のバランスは崩れる」ということなのかもしれません。

そして今は、

「その精妙さが崩壊してきているかもしれない」

といえるような気もします。だからこそ、今の世の中で見られるような、数々の荒れた気象や、異常な降雨が出現しているのかもしれません。

今後の地域的な気象については、科学者たちが今回の研究のように、大規模に過去のデータを調査すれば、「予測」することも可能かもしれません。しかし、仮に予測できたとしても、人間には、「降らない雨を降らすことはできない」し、「降り続ける雨を止ませることはさらにできない」のです。

個人的な収穫としては、地球の気象や気候の根本的なところには、宇宙と地球の双方の精緻な環境支配の構造があるのだな、ということを思い描くことができたことだったかもしれません。

それにしても、私たちが生きている「地球の環境」というものは、信じられないほど精緻で複雑な奇跡のようなものだと改めて思います。

その奇跡が少し壊れてきているのかもしれません。





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