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ところで、中国の気球の目的はEMP攻撃なのか生物兵器攻撃なのか? 「ふ号計画」80年後に思ういろいろ

投稿日:2023年2月6日 更新日:

2015年1月の米国公共ラジオ放送の記事「日本の風船爆弾に注意」より

NPR




 

どちらかのテストの模様です

中国の気球のことが話題になっていたりしました。

あれが偵察装置だという報道を見たときには、やや苦笑しましたけれど(空全体に軍事監視衛星がある世の中で、誰の目にも目立つ上に、気流任せの曖昧な方向性の偵察機器を飛ばすブレインデッドな国がどこにあるかという)、あの報道を見て、多くの方々が、以下のどちらかの「テスト」だと思われたと思います。

本番ではなく、テストです。

 

1. EMP (高高度電磁パルス攻撃)

2. 新たな生物兵器

 

2の「生物兵器」については、今の 2月から 3月というのが、空中から生物兵器攻撃を行う唯一のチャンスのある時期ですので、時期的には適合していると思いますが、その理由は後に記します。

なお、生物兵器の場合でしたら、この作動条件は、「相手国が攻撃・撃墜してくれること」で、その高温下でも OK である理由も書かせていただくかもしれません。

なお、冒頭に「日本の風船爆弾に注意」という、2015年の米国公共ラジオ放送 (NPR)の記事を載せましたけれど、これは、大平洋戦争中の日本軍がアメリカ本土に放った風船爆弾が今も米国内各地に残っていて、それに「注意」という報道です。

この日本軍の風船爆弾の詳細については、風船爆弾 - Wikipedia に、わりと詳しく書かれていますので、ここでは割愛します。

以下のようなものです。

日本軍の風船爆弾「ふ号兵器」

参考までに、先ほどの米国公共ラジオ放送の記事の冒頭部分をご紹介させていただきます。

日本の風船爆弾に注意

Beware Of Japanese Balloon Bombs
NPR 2015/01/20

過去を忘れた人は、つまずきやすい。

ほんの数か月前、カナダのブリティッシュ・コロンビア州ランビーで、2人の林業労働者が 70年前の日本の気球爆弾に出くわした。

この卑劣な仕掛けは、1940年代に日本の工作員たちによる秘密の陰謀の一環として北米に向けて発射された何千もの気球爆弾の 1つだった。戦後から現在までに発見された装置は数百個に過ぎず、そのほとんどはまだ行方不明のままだ。 (※ 日本から 9300発が発射されました)

日本の計画は悪魔的だった。

第二次世界大戦中の、ある時点で、日本の科学者たちは、太平洋を東に吹き抜ける活発な気流を利用して、目立たず、しかし致命的な装置をアメリカ本土に派遣する方法を考え出した。

フゴー (ふ号)と名付けられたこのプロジェクトは、「日本から爆弾を搭載した気球を送って、アメリカの広大な森林、特に太平洋岸北西部の森林に火を放つ」ことを求めていた。火事が大混乱を引き起こし、アメリカの士気を低下させ、戦争を混乱させることが望まれていた。

 

そんなわけで、この「気球系の兵器」というのは、日本が始祖なんです。

ジェット気流にしても偏西風にしても、東から西へとあらゆるものを送り届けてくれますので、使い方に問題があった以外は、考え方として最先端だったと思われます。

この風船爆弾のことを私が知ったのは、30年以上前ですかね。

映画を撮ろうと考えていた時がありまして、脚本を書いていたんです。

内容としては、「人生に絶望した数人の日本の若者が、アメリカに戦争を仕掛ける」というものでしたが、しかし、

「金もない数人の男性がアメリカとガチで戦う方法なんてあるのか?」

という点に途方にくれて、過去の軍事資料をいろいろと見ている時に知ったものでした。

「大気の流れを使ったのかあ…」と知り、その後、別の、イスラエルか何かの軍事の本を読んでいて、「生物兵器の開発」というものが世界的に活性化していることを知りました。

 

それらを合わせて読んでいるうちに、

「あ、そっかあ」

と、気づきまして、

「日本軍の風船爆弾を生物兵器に転用して使えばいいやん」

ということで、脚本を書いていたのですが、まあ資金難やイケメン不足などがたたり、映画は頓挫した次第です。

しかし、今になって思えば、当時は、お手軽な遺伝子編集装置であるクリスパー (CRISPR-Cas9)もなかったですし、素人の若者たちが生物兵器を作るという概念自体が夢物語だったのだよなあ、とは思います。

「あー、映画作らなくてよかった」と、今になれば思いますが、逆にいえば、「クリスパーのある今なら若い人にもできる」というのが、なかなかコワイ時代になりました。

別にウイルスとか、そんな難しい話ではなく、「遺伝編集した蚊とかなんか」で十分に、長期にわたる被害を出せるはずです。

その理由については、以下の記事などをご参照いただければと思います。

 

[記事] 遺伝子編集を発端としたヒトを含めたあらゆる生物種の完全な絶滅への道筋が見えてしまった
 In Deep 2021年9月29日

 

ここでご紹介した、科学誌ネイチャーに掲載された論文にある、

 

> ネイチャーに掲載された新しい研究の著者は、CRISPR 遺伝子編集がもたらすように設計されたDNAの二本鎖切断のクロモスリプシスは、「これまで認識されていなかった標的上の結果である」と結論付けている。

> …染色体の損傷が遺伝子の機能の変化につながり、次に予期しない毒性やアレルギー誘発性、そして野生生物への予測できない影響をもたらす可能性がある。 Chromothripsis

 

という部分です。

遺伝子編集は、それが組換えウイルスであれ、遺伝子組換え食品であれ、環境全体にクロモスリプシス(染色体破砕)を起こすという話でした。

まあ、mRNA タイプの新型コロナウイルスワクチンは、すべて遺伝子編集がなされているものですので、環境に対してを含めて、いいことではないのですけど、まあ、もう遅いですよね。

 

話を風船爆弾に戻しますと、あの中国の気球の話をきいて、最初に思ったことは、「 EMP のテストっぽい」ということでした。

そして、その場合、これは「本番ではなく」、

「アメリカの専門家たちに対する脅し」

だと思われます。

一般的に、政治家という人たちは、ほとんどの国のほとんどの人たちがそういう知識がないですので、彼らへの脅しにはならないですが、専門家に対しての脅しにはなります。

まずは、EMP のテストの可能性について書かせていただきます。

 

 

EMPの利点は「目標地点は大ざっぱでいいこと」

EMP というのは、高高度で規模の小さな核爆発を起こすことで、広範囲の電力システムを無効にする攻撃で、現在の地球の軍事にある攻撃としては、「最大の被害を及ぼすもの」です。

EMP については、このブログでは、十数年前から書いていましたが、最近では、もう 1年ほど前ですが、以下の記事で書いています。

ロシアは、世界で最も長期間、 EMP の研究と開発を行っている国です。

[記事] ロシアのEMP開発の歴史が60年に及ぶことを知り、そしてディーガルの壊滅的な人口動態予測を米国議会報告「EMPは90%のアメリカ人を殺す」で思い出す
 In Deep 2022年3月15日

 

最近の中国の気球の報道を見た時、「ああ、この方法もありかも…」と感心しきりでしたが、アメリカの専門家たちも瞬時に反応していました。

アメリカ国防総省の EMP タスクフォースを率いる国家安全保障の専門家が、中国の気球発見の直後に以下のように語ったことを、米ワシントン・エグザミナー紙が伝えています。

ワシントン・エグザミナーより

EMP の専門家であり、国家安全保障の専門家の空軍少佐デイビッド・スタッケンバーグ氏は、日本の第二次世界大戦で米国を標的にした気球爆弾「フゴー計画」を、脅威の一例として次のように指摘した。

「第二次世界大戦以来、北米がこのような脅威に直面したことはありません。日本でのプロジェクト「フゴー計画」は気球を使って、太平洋を越えてアメリカとカナダへの貿易風に乗って爆弾を飛ばしました」

彼は警告する。

「中国、北朝鮮、ロシア、イランが電磁パルス兵器で米国の送電網を攻撃する計画を持っています。電磁パルスに見舞われた場合、1年以上、その国の電気インフラは切断されたままです」

彼は報告書に次のように書いた。

「元 CIA アナリストであり、EMP 攻撃による米国への脅威を評価する議会委員会のメンバーであるピーター・プライ氏は以下のように言う。事実上、アメリカ東部の電気網グリッドのどこであろうと、高高度核爆発が発生すると、EMP フィールド内領域だけでなく、アメリカ東部全体の電気網が崩壊する。これは、外側に波及するカスケード障害のためだ」

washingtonexaminer.com

 

ここに、「アメリカ東部の電気網グリッドのどこであろうと」とありますように、

「どこで爆発しても影響は広範囲なので、あまり些細な差はない」

というのが EMP の特徴です。

どこで爆発してもいいんです。

ワシントン・エグザミナー紙のこの記事のタイトルは、「予行演習」というものでした。

テストです。

もちろん、そうであるかどうかはわかりようがないですが、先ほどのEMP の専門家で、米空軍のデイビッド・スタッケンバーグ少佐は、以下のように述べていました。

 

(EMP 専門家のスタッケンバーグ空軍少佐の言葉より)

> 「高高度気球は、ほんの数か月で設計して作成でき、打ち上げられる可能性があります。ほんの数百キロの武器材料が高所に運ばれることを妨げるものは何もありません」

> 「中国の最近の米国への気球の放出は明らかに挑発的で攻撃的な行為です。それは、米国に戦略的メッセージを送ることを意図した予行練習の一種である可能性が最も高いです」

washingtonexaminer.com

 

予行演習か、あるいは「脅し」なのでしょうね。

そして、もうひとつ思った「生物兵器」説。

これについては、そのように述べている専門家はいないのですが、「時期」があまりにも適合していて、私は思わず、「おお、この時期に」と、やはり感心しきり、でした。

 

 

撃墜されると作動する生物爆弾のメカニズム

中国の気球は米軍に「ミサイルで撃墜」されたようですが、この気球タイプの兵器を生物兵器として作動させるための「第一の条件」は、

「撃墜されること」

となります。

装置を木っ端微塵にしてもらう、ということです。

「そんなことをされれば、仮にウイルスや病原体が入っていたとしても、熱と爆破でまったく残らないのでは」

と思われるかもしれないですが、「多少は残る」と推察されます。

この根拠は、1986年に、フレッド・ホイル博士とチャンドラ・ウィクラマシンゲ博士たちのチームによって、英カーディフ大学で行われた、

「大腸菌の熱耐性実験」

によります。

ホイル博士は、パンスペルミア説という、地球の生命の要素は、すべて宇宙から来たとする考えを主張していて、「病原体などの微生物も宇宙から来ている」と述べていました。

しかし、宇宙空間から地球に入る際には、「過大な摩擦熱」が生じます

針の先程度の大きさでも、3000度などの温度に達するのだそうで、細菌やウイルスなどの微細なものでも、「 500度」などに達します。

摩擦熱の発生する通過時間は、約 1秒です。

細菌等がこれに耐えられないのであれば、「微生物が宇宙から地球に入ることは不可能」ということになります。

それで、ホイル博士は実験をしたのです。

「大腸菌の 1秒間 500度の加熱実験」

です。

13年前のクレアなひとときというブログで抜粋しています。

以下のような実験でした。

大腸菌の 1秒間 500度の加熱実験

地球大気に秒速 10キロのスピードで物体が突っ込んできた場合、その摩擦熱は物体の大きさ(粒子の直径の4乗根)と比例する。

その場合、物体が針の先くらいのものでも、摩擦温度は 3000度に達し、ほとんどの物質は残らない。あるいは生物なら生きられるものはいないはずだ。

可能性があるとすると、それより小さなものだ。

たとえば、細菌やウイルスくらいの大きさの粒子なら、突入した際の摩擦温度は約 500度となる。

摩擦で加熱される時間は約1秒間と推定される。

この「1秒間の500度の状態」を生き残ることができない限り、生物は彗星に乗って地球に侵入してくることはできない。

つまり、実験の目的は、「微生物は 500度の温度で 1秒間加熱された後に生還してくるのか」ということになる。厳重に管理された研究施設で、彗星のスペクトル分析から、組成がもっとも似ていると思われる大腸菌での加熱実験を行うことにした。

そして、この実験の後、

「適度な栄養媒体に入れることで、大腸菌は再び繁殖(分裂)を開始した

のでした。

これは細菌ですが、ウイルスはさらに小さいですので、摩擦熱はさらに低いと思われますが、それはともかく、「細菌の場合、短時間の 500度くらいは平気」ということがわかったのです。

気球がミサイルで撃墜された瞬間の温度は大変なものでしょうが、やはり熱は長くは続かない上に、空中では、あっというまに「分散・拡散」しますので、大部分が死滅したとしても、「かなり生き残る」と思われます。

逆にいえば、「装置が撃墜されなければ、生物は外に出られない」わけです。

攻撃側から見れば、「撃墜してほしい」タイプの兵器となります。

撃墜によって、「その微生物」は空中に放たれます。

しかし、「下降」はできるのか?

地球の大気のメカニズムには、基本的に「上昇気流はない」ということがあります。

ただし、「緩慢な下降気流」は存在しますが、これはあまりにも緩慢で、通常の状態だと、これも、ホイル博士の言葉をお借りしますと、

> 成層圏から地表にウイルスが下降するのに30年はかかるだろう。

ということになるのですが、「例外の時期」があるのです。

ホイル博士の著作から抜粋します。

もちろん、これは生物兵器云々ではなく、ホイル博士は、「宇宙から地球に入ってきたウイルスがどのように地表に降下してくるか」を書いています。

フレッド・ホイル著『生命(DNA)は宇宙を流れる』第5章より抜粋

バクテリアなどは比較的すみやかに下に落ちてくるが、ウイルスのように微小な粒子になると、空気抵抗が非常に強くきいてくる。

成層圏の中で下向きの空気の流れがなかったら、ウイルス粒子がここを 10キロメートル落ちるのに 30年はかかるだろう。実際には、成層圏には弱い垂直方向の気流があり、これがウイルスの降下を手伝ってくれる。

この気流を作り出しているのは、赤道と極地方との温度差であり、これが大きいほど気流は強くなる。

したがって、緯度にして 40度から 60度の範囲では、冬に(北半球の中緯度地方では2月から3月にかけて、南半球では7月から9月にかけて)大規模な下降気流が発生することになる。

冬の下降気流にのったウイルス粒子は、雨や雪とともに地上に落ちてきて、動植物に出会うだろう。特に、ちょうど成層圏程度の高さのヒマラヤ山脈は、北緯 30度付近のウイルス流入の窓口となり、人口の多い中国や東南アジアで大きな被害を出す原因となっているはずだ。

その後、ウイルスがどの地方に落ちるかは、大気の循環の季節的な要素によって変わってくると思われる。

なお、同じ成層圏でも、東西方向の気流は強い。その最たるものがジェット気流だ。したがって、ウイルス粒子は東西方向ではほぼ一様に分布することになり、同一緯度の地域には、ほぼ同時にウイルスが落下するだろう。

 

これについては、2017年の「なぜ風邪やインフルエンザは冬に流行するのか…」という記事でもう少し長く抜粋しています。

ともかく、北半球では、

> 北半球の中緯度地方では2月から3月にかけて

「大規模な下降気流が発生する」のです。

今回の中国の気球は、その下降気流が発生しやすい 2月に明確に合わせて放たれています。

ここが「 EMP だけではなく、生物兵器の可能性もあるのかもしれない」と思わせてくれた部分です。もちろん、テスト、あるいは予行演習、としてです。

理想的には、気流の方向の関係から、大平洋上で撃墜してもらえる(つまり、早期に米軍に発見してもらい、早期に撃墜してもらう)のが最も理想的だと思われますが、

 

「爆発の目標地は大ざっぱでいい」

 

のが、EMP や生物兵器の特徴かもしれません。

EMP にしても、実際、「アメリカ本土上ならどこで爆発しても構わない」のです。カバーする範囲があまりにも広いですので、何か正確に狙うという必要がまったくない。

ここが EMP のこわいところであり、また使用するほうにしてみれば、使いやすい部分です。

しかも、「失敗しても攻撃者には何の損害もない」です。

現在のアメリカの多くのメディアは、主に EMP への懸念を述べていますが、生物兵器のほうに関しても「この 3年間の集大成」というようなことを、中国が考えても不思議ではないです。

 

本当は、中国の気球について全体的に考察していた、アメリカの投資系のメディアの QTR フリンジ・ファイナンスの記事をご紹介しようと思ってもいましたが、ちょっとここまで長くなりすぎましたので、次回の記事でご紹介したいと思います。

QTR フリンジ・ファイナンスについては、2022年4月の以下の記事でも、ご紹介したことがあります。

 

[記事] 中国のロックダウンは「第三次世界大戦の延長」かと。目的は「西側の食糧、エネルギー供給と流通システムの混乱による経済の崩壊」
 In Deep 2022年4月18日

 

この QTR フリンジ・ファイナンスは、気球に関する記事の最後を、以下のように締めていました。

 

> 中国の偵察気球の真意はもちろんわからない。しかし、私が知ることは、潜在的に物理的および経済的の両方で、追加の攻撃が来る可能性が高いということだ。

> 中国を脅威として真剣に受け止めるには、何が必要なのだろうか?quoththeraven.substack.com

 

記事のタイトルは、「中国は戦争の準備をしている」でした。

これまで、なかなか変化のある 3年間でしたけれど、今年からの 3年間はそれとは比較にならないほど劇的に変化していくのかもしれません。

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