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西暦1540年の究極的なヨーロッパの猛暑と干ばつを知り、ますます見える多数の欺瞞

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現状も確かに苛酷ですけれど

北半球では、何だか全体的に激しい猛暑と干ばつが継続していて、ときに豪雨と洪水がそこに入りこむという荒れた天候が多くなっています。

日本も含めて確かに暑い夏ではありますけれど、「では、その原因は?」というと、直接的な原因はある程度は説明されているにしても、「根本的にはなぜ?」というのは、まあわからないわけです。

直接的な原因として、この暑くて乾燥した気候(北半球の場合)に関係していると言われているのは、

・あまりにも長期間にわたるラニーニャ
・負の太平洋十年規模振動 (北太平洋で海水温の分布が変動する現象)
・負のダイポールモード現象 (インド洋で海水温の分布が変動する現象 / 報道

などだと言われることが多いです。

ラニーニャに関しては、今年の春頃の「ラニーニャ現象が終わらない…」という記事で、アメリカの気象分析機関が、「夏まで継続する可能性がある」と述べていたことを取りあげています。

しかし、最近、オーストラリア気象局が、「この 9月頃に再びラニーニャが復活する可能性が 70%」と発表していました。

オーストラリアは南半球ですので、影響は北半球とは異なり、ラニーニャでは、「雨が多くなる」ことが多いのだそうで、オーストラリアの、この春から夏に「ずっと雨が続く可能性が高い」とオーストラリア気象局は述べていました。

オーストラリアは、今年はずっと大雨と寒波に見舞われていまして、以下の記事で、今年、オーストラリアで起きた洪水のリストを載せています。

 

[記事] 洪水と観測史上最低の気温に見舞われているオーストラリアの最近の洪水で「クイーンズランド州の作物が一掃された」と報じられる
 地球の記録 2022年7月9日

 

これが「今後も続く」という可能性が高まっています。

干ばつと洪水では、どちらが農作物へダメージが大きいのかわからないですが、最近の東北北海道の豪雨による農作被害を見ると、繰り返される洪水もかなり農業生産にはよくないようには思います。

北半球では、ヨーロッパでもアメリカでも、あるいは中国でも、大変な干ばつ状態となっているのですが、ラニーニャの異例の継続と共に、北半球に関しては「この少雨がさらに続く」という可能性があるようです。

米テキサス州南部とメキシコとの水流の管理を行っているリオグランデ国際研究センターという組織が、先日、

「このままメキシコに雨が降らなければ、来年3月には、テキサス南部の貯水率はゼロになる」

と発表していたことが報じられていました。

テキサス州南部の貯水率の予測(今後も雨が降らない場合)

texasobserver.org

テキサスだけではなく、カリフォルニア州なども干ばつは深刻なようで、カリフォルニア州は「全世界のトマトの 4分の 1を生産している」のだそうですが、非常に育成状態が悪いようです。

米ゼロヘッジは、「アメリカで、危機的なトマトケチャップ不足が起きる可能性がある」と述べていました。

以下に翻訳を置いています。

(報道) カリフォルニアの干ばつにより、アメリカでケチャップ不足が迫る (2022/08/18)

 

このような極端な水不足が、北半球で継続する可能性が高くなっています。

なかなか厄介ですが、しかし、

「なぜラニーニャがこんなに長く続くことがあるのか」

ということについては、その根本の理由については理解されていないわけで、もしかすると、さらに長く続く可能性にしても、ないとはいえないようです。

そして、過度な干ばつが進行しているヨーロッパでも、最近になって、「農作物の状況が、大変に悪くなっている」ことが、農業・食糧の監視機関が発表していました。

以下の記事に載せています。

 

[記事] ヨーロッパの農作物の生育状況が「過去数十年で最悪」の状態になっていることが判明
 地球の記録 2022年8月15日

 

世界の食料状況は、今後(何らかの情報の露呈などのキッカケで)混乱する可能性が高くなっていまして、その場合、日本がどの程度影響を受けるのかはわからないですが、何しろ輸入が多い国ですので、北米とヨーロッパとオーストラリアが食糧生産で混乱すれば、日本も巻き込まれることは避けられないとは思います。

皮肉なことに、現在、穀物大生産国で「大豊作」が公式に伝えられているのは「ロシアだけ」です。

世界の穀物状況の分析サイトが、米ロイターの報道を引用して伝えていました。

> ロイター通信によると、ロシアは、多くの地域で記録的な小麦の収量を記録し、最近の降雨後の春小麦の見通しが改善したことから、ロシアの 2022年の小麦収穫予測を 9,090万トンから 9,470万トンに引き上げた。 world-grain.com

 

でも、これらは「非友好国には入ってこない小麦」のように思います。

それはともかくとしても、私自身も、「こんなに極端な干ばつが世界的に広がるなんて過去にあったのかな」と、つい終末的に考えてしまいますが、最近の米ゼロヘッジの記事で、

「もっとひどい猛暑と干ばつが歴史上起きていた」

として、

「現在の状況は気候変動だけであらわせるものではない」

という意見記事を投稿していました。

そこで知ったのですが、ヨーロッパにおいては、西暦 1540年に「 10ヵ月以上まったく雨が降らない究極的な干ばつ」を経験していたのだそうです。

2014年に、32人の科学者からなる国際グループが、農家、教会、他に保持された記録を含む 300以上の文献から証拠をまとめ、確定させたものだそうです。以下は、そのことを説明していた 2014年7月のアメリカの記事からの抜粋です。

1540年のヨーロッパの大熱波と干ばつ

南アルプスで災害が始まったのは 1539年だった。10月までに、スペインでは神に雨を乞う行進が行われ、イタリアの年代記では、冬なのに 7月と同じように乾燥して暑かったと説明されている。干ばつは 1540年の初めに北に広がった…

…熱波は猛烈だった。気温が 30°Cを超える日数は、通常の少なくとも 3倍だった。これまでにないほどの井戸と泉が枯渇した。スイスの年代記者は、多くの川床の床から 1.5メートル下にさえ水滴が見つからなかったと報告した。

いくつかの主要な川でさえ、徒歩で渡れるほど小さくなった。研究者は、エルベ川の水量は 1540年には通常の量の10分の 1にすぎなかったと推定している。

人的被害はひどかった。汚染された水を飲んだことによる赤痢で数多くが死亡した。多くの動物が喉の渇きや熱射病で死亡した。農業従事者たちは畑で倒れた。

人々の気性が荒くなり、暴力が急増した。もちろん、農業の収穫量は非常に少なく、穀物とパンの価格は異常な高値となった。森林火災と山火事が各地で発生し、煙が大陸を覆った。

1540年のこの大惨事の原因は不明だ。しかし、明らかに現代の気候変動が原因ではない。明らかなことは、このような極度の熱波が、今、人類の歴史の中でかつてないほど起こりやすいということだ。 dailykos.com

 

Wikipedia にも「ヨーロッパ旱魃 (1540年)」という項目がありますが、

> この干ばつに伴い、50万人が犠牲になったと推測されているが、そのほとんどが下痢によるものだったと考えられている。

とあります。

ヨーロッパの当時の人口は、現在の 10分の 1の 7000万人程度だったと推測されていますので(現在は 7億人)、かなり大きな人的被害だったようです。

ちなみに、この時の日本を見てみますと、日本でも「天文の飢饉」というものが起きています。

 

(「天文の飢饉」より)

> 前年の天文8年(1539年)に発生した大雨・洪水と蝗害によって年明け以後、各地で飢饉が発生、春には再び大雨・洪水が発生したことに加えて疫病も流行して、死者が続出した。

> 京都では、天文9年(1540年)の正月に東寺にあった弘法大師像が発汗したことから凶事が噂されていたが、飢饉と疫病によって噂が現実化した。

> 醍醐寺理性院にいた僧侶厳助の日記『厳助往年記』によれば、京都では上京下京合わせて毎日60人ほどの遺体が遺棄されていたことや誓願寺にて非人施行が行われたことなどが記され、「七百年来の飢饉」「都鄙で数千万人の死者」と評している。数千万の死者は過大であるとしても、当時の社会に与えた影響の大きさを物語っている。

 

現在と同じようなラニーニャなどのいくつかの気象の変動要因が結びついていたものだとすれば、北半球の広範囲が同じような状態となっていたのかもしれません。

ですので、まあ、繰り返すのですよね。サイクルとは言えないにしても、条件が合致すれば、このような猛暑と干ばつが比較的、長期間にわたり地球に訪れる。

 

この 1540年の猛暑と干ばつに、太陽活動が関係していたかどうかは、太陽黒点観測が始まったのが、1755年からですので、わからないですが、ただ、先ほどの記事に、

> 人々の気性が荒くなり、暴力が急増した。

という文献があるようですので、おそらく太陽活動が高い時だったとは思います。

 

まあ……今も、社会的に結構荒い事件は多いんですが、最近の太陽は頻繁に磁気の塊を地球に放出し続けていまして、まだまだ荒くなりそうです。

なお、明日の 8月19日くらいから「 G3クラスの磁気嵐」が地球にやってきます。

地上で大きな影響はないとは思いますが、「荒くなる人は増えそう」です。以下に、その磁気嵐について書いています。

(記事) 8月19日頃に、太陽からのCMEにより比較的強い G3クラスの磁気嵐が発生する見込み (2022/08/17)

 

そういえば、「気性が荒くなる」ということに関して、これは「気温」とも関係していることを 2016年の記事で、論文をご紹介したことがありました。

気温が 31℃ 前後が最も暴力が増加するようで、それ以上に気温が高くなると、「むしろ暴力は減少」することがグラフで示されています。

気温と凶悪暴行事件の相関(テキサス州ダラス 1993-1999年)

アメリカ国立衛生研究所 国立生物工学情報センター(NCBI)

 

確かに、気温 38℃とかだと「暴力って何?」という気にはなります。

ですので、社会の平和を維持したいのなら、ずっと気温 40℃か、あるいはずっと氷点下とかがいいようです(それはそれで困るわ)。

最初に書きましたゼロヘッジの記事をご紹介して締めさせていただきます。




 


気候危機は存在しない : 歴史は、地球がときに過度に悪化することを示す

There Is No Climate Crisis: History Shows Us That The Earth Has Seen Far Worse
Zero Hedge 2022/08/18

気候科学はイデオロギーの熱狂によって窒息しすぎており、最近では通常の客観的な分析を見つけることが難しくなっている。

人為的な気候変動の物語と矛盾するデータの断片は、情報が却下されるか、地球温暖化のプロパガンダの大洪水でそれを覆い隠す状況に囲まれている。

気候変動だけがすべてではない。

米国やヨーロッパで高温が報告されるときはいつでも、ニュースはメディアによって気候黙示録のワイルドな理論に鼓舞されるが、気象の歴史は、ここ数年に見られる暑い気候の事象が、「人為的な問題」が持ち出されることになる数十年前または数世紀前に起きたはるかに悪い出来事の影に隠れている可能性がある。

たとえば、メディアは現在の干ばつと今年の夏にヨーロッパで発生した「記録的な気温」に熱狂しており、過去 500年で「最悪の干ばつ」になる可能性があると警告している。

しかし、この主張は、気候科学者や喧伝者たちが答えたくない質問への扉を開く。

「では、その 500年前に何が起こったのか?」

という質問だ。

同様のレベルの地球温暖化ヒステリーは、2003年と 2018年にヨーロッパで発生した熱波の際にも見られた。少数の気候科学者たちは、これらの干ばつは、西暦 1540年の「生き地獄の干ばつ」とは比較にならないものであると指摘しなければならなかった。

西暦 1540年の干ばつでは、この地域は、1年間、ほぼ雨が降らず、歴史的に猛暑に見舞われたことから、「メガ干ばつ」と呼ばれることがよくある。

1540年の平均気温は、20世紀のヨーロッパの平均気温よりも 5°C から 7°C 高かった。米国で言えば、これは夏の毎日の気温が約 40℃であることを意味する。

当時書かれた何百もの歴史的記録は、大規模な山火事や「 7月のように感じられたイタリアの冬」とともに、約 50万人の死者を記録している。

1540年のヨーロッパの炭素レベルは現在より30%低かったが、記録された歴史の中で最悪の温暖化に見舞われた。

今日の気候データは NOAA やその他の機関が保持する記録に基づいており、これらの記録は、 1880年までさかのぼることしかできない。たった一世紀あまりだ。

1540年の危機を引き起こしたのは、自動車、農業、産業による炭素汚染でなかったことは明らかだ。

科学は、1540年の危機を含む過去の温暖化事象の多くを引き起こした原因をまだ理解していない。

実際、NOAA やその他の気候研究機関は、炭素排出量と気温上昇との関係を示す具体的な証拠をまだ提供していない。彼らの主張は、他のすべての考えられる原因を排除し、残りは炭素のみを残したというものだ。これは科学とはいえない。

幸いなことに、現在の気温はそれほど高くはない。

NOAA 自身のデータによると、地球の平均気温は過去 100年間で 1℃ 未満しか上昇していない。これは何でもないことなのに、なぜてパニックになるのだろうか。


NOAA

炭素管理は、人口を細かく管理し、「より大きな善」の名の下に権威主義を正当化するための強力なツールであるとは言っておきたい。

人々が間違った気候変動の物語を受け入れると確信すれば、政府は、私たちが使用する電力から、私たちが食べる食べ物、私たちが経営できるビジネス、農業生産量と人口に至るまで、日常生活のあらゆる側面を管理する能力を持つことになる。

これはフィクションではなく現実であり、存在しない脅威から地球を救うという名目で、多くの人々が認識するよりもはるかに速く、これらのことが起こっている。

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