[皆様へのお願い]現在、In Deep の多くの記事が Googleさんの検索で表示されないことが多いため、直接ブックマークしていただければ幸いです。キーワードでの検索は、以下で行うことができます。

2020年からの世界 人類の未来 日本の未来

パンデミックは実質的に終わっているのに、いったい私たちはどこへ連れていかれようとしている?

投稿日:


Great Lakes Gazette




 

これはもう「終了」している曲線…

昨日、アメリカの経済学者のロン・ロス博士という方が、アメリカのメディアに寄稿した記事を読んでいたのですが、そこに米国 CDC (アメリカ疾病予防管理センター)の「新型コロナウイルスに関しての週毎の死亡者数の推移」のグラフが載せられていました。

それは以下のグラフで、全年齢層の分布が示されているものとなります。


CDC

これを見まして、

「もうパンデミック終わってるグラフじゃん、これ」

と思わざるを得ませんでした。

これはアメリカのグラフですが、2020年3月頃から世界中に拡大した新型コロナウイルスは、少なくとも死者においては、現在までに一度も示されたことのないような「極端な数の減衰」を見せていることがわかります。

たとえば、今回の新型コロナウイルスは、高齢者の死者が特別多いことが知られていますが、最高年齢層であり、最も死亡率が高い「 85歳以上の死亡数」でさえも以下のように推移しているのです。

アメリカの85歳以上のコロナでの死亡者数の推移(1月2日 - 9月5日)

CDC

亡くなっている方がゼロになっているわけではないですが、アメリカの 85歳以上では、9月5日に「死者 70人」となっていて、これは 3月21日に「死者 140人」を出して以来、最も少ない数です。

そして、最も若い年代層である 0歳 - 24歳では、完全な「ゼロ」となっています。

アメリカの0歳から24歳以上のコロナでの死亡者数の推移(1月2日 - 9月5日)

CDC

この曲線の描き方は、あらゆる面から見て、「流行の終焉」を示唆するものではないでしょうか。

ロン・ロス博士は、記事の中で以下のように記しています。

コロナウイルスによる死者数が自然に減衰していくということは、予想されていたはずであり、このことは、広く公表されるべきことだ。

なぜ、この良い知らせを知らないふりをするのだろう。この事実は CDC のグラフを見るだけで、誰でも簡単に見ることができるものだ。

今の私たちはこの(死者数が自然と減少したという)事実を祝うべきではないのだろうか。第二次世界大戦が終わったときと同じように。 americanthinker.com

「死者がほとんど出なくなった」ということは、死者が減少した原因はわからなくても(ウイルスが弱毒化したのかもしれないですし、社会免疫の獲得なのかもしれないですし)、もう社会的な保健衛生の脅威ではなくなってきていると言えるのではないでしょうか。仮に感染者が何人出たとしても。

しかし、世界中のメディアでは、「死者の急激な減少」のことは取り扱わずに、感染事例だけを報じ続けています。

各国の当局も、それに準じるような措置や対策を取り続けています。

このような「理不尽」は、以前から他にもさまざまに感じていまして、たとえば、以下の記事で取りあげました「強制的な検疫隔離」という強引な対策を声明したニュージーランドのパンデミック全期間の死者数は「 22人」であり(ニュージーランドの 1年の自殺者は 600人超)、そして、そのニュージーランドの「日々の新たな感染確認者数の推移」は以下のようになっているのです。

死者数ではなく、単なる感染確認者数です。


Daily New Cases in New Zealand

このような状況で、「強制隔離」とか「検査を拒否した人も強制隔離」というように政府当局が流れていく理由がわからない。

なお、先日、カナダでも、ケベック市の当局が「強制隔離を行う」ことを発表しています。

ケベック市の公衆衛生当局を率いるジャック・ジラール博士という人が、会見した様子が、動画で投稿されていました。

記者とのやりとりはフランス語で、よくわかりませんが、これについて英語におこしたものを記事にしているサイトがあり、それによると、ケベック市の公衆衛生当局もまた、ニュージーランドと同じように、検査に協力的ではない人物や、陽性を示した人物は「 14日間強制隔離する」と述べたようです。

カナダも、死者については、7月以来急速に減少していまして、それがどうして今になって、こういう発表なのかはよくわかりません。

カナダ政府の新型コロナウイルスについての公式ウェブサイトの「旅行者がカナダに戻る場合」というページを見てみますと、「強制検疫 (Mandatory quarantine)」という言葉が最初に使われていまして、ケベックというより、カナダ全体で比較的強力な措置を行っているようです。

以下はその内容の一部です。

COVID-19の症状のない旅行者がカナダに戻る場合

強制検疫

カナダ政府は、カナダでの COVID-19 の感染拡大を遅らせるための緊急措置を講じています。該当する方々は、14日間の隔離連絡先情報を提供し、自分自身を監視しなければならない対象となります。

違反者は検疫施設への移送、罰金あるいは、投獄に直面する可能性があります。 カナダ政府 公衆衛生局

ここにも、

> 投獄

というような文字がありますが「なんで、今?」と思わざるを得ない部分はあります。

実際には、これらの国では、劇的に死者が減っているわけで、つまり「公衆衛生上の危機への対策」というのが「国民の生命の安全を守ること」であるならば

「もうほとんどそこから脱している」

のですから、少なくともこんな厳しい取り締まりをする必要があるとは考えられないと合理的には思うのです。

もはや多くの国で「死」への脅威が、ほとんど去っていることをグラフは示しています。そうではない国もありますが、少なくともここまでご紹介した国などに関しては、70歳以下に関しては「ほぼ 0」なんです。

日本でも、感染者も死亡者も日々出ているとはいえ、「致死率」はずっと低下し続けています。7月以来、一度も上昇していません。


Outcome of Cases (Recovery or Death) in Japan

回復率は、果てしなく 100%に向かい、致死率も果てしなく 0パーセントに向かっています。

「なんかもう、いろいろといいんじゃないの?」

という気にはなります。

つまり、「元の生活に戻すことに何の問題があるのか」という意味です。

今年 5月の「アメリカCDCが算出した新型コロナウイルスの驚異的に低い致死率。それは全年齢層で0.4 %」という記事で、以下のように書きました。

「その国にひとりも風邪を引いている人がいないという状態が起こり得るか」

と。

もちろん、風邪で亡くなる方もいらっしゃいますけれど、それは、よほど免疫や基礎体力に問題がある場合が多いと思われます。

つまり、一般的に「ほとんどの人は死亡しない」という疾患であるならば、たとえば風邪の流行がそれほど大きな社会問題にならないように、今のこの問題も同じように言える数値になりつつあるのではないでしょうか。

なのに、準ロックダウン、投獄、強制検疫などの言葉が飛び交っているのはどうしたことかと。

あるいは、以下の記事などでご紹介した「狂気的な世界」をどうして維持し続けているのか

狂った新しい日常へようこそ。そして各国で拡大するマスク不着用への罰金と罰則。英国では「コロナのジョーク」を言っただけで永遠に学生を追放する学校も
投稿日:2020年9月3日

「いったい、私たちをどこへ連れていこうとしているのだい?」

と誰かに聞きたくなりますが、誰に聞けばいいのやら。

まあ・・・。

この「なぜか」ということに関しては、思い当たる部分もないではないですが、ここでは書かない、というか、何だか今の世界情勢を見ていると書けないです。

そういえば、「何も対策をしなかった国」として著名なスウェーデンの保健当局者は最近、実質的な勝利を述べています。

6月頃まで、デンマークやノルウェーなど周囲のヨーロッパ諸国に比べて「人口 10万人あたりのコロナによる死者数が多い」ことを他国に責められ続けましたが、9月に入って、10万人あたりの死者数が、デンマークやノルウェーなどを下回り、スウェーデンは、

「今ではヨーロッパで最もコロナによる死亡者が少ない国のひとつ」

となったことが、9月5日の英国メディアで報じられていました。

死者数は最近は 0 の日が多いです。


Daily New Deaths in Sweden

ただ、これはまた別の機会に書きますが、スウェーデンは、新型コロナウイルスには勝利しましたけれど、国内の社会問題は悪化し続けているようなんですね。

それは主に暴力の拡大の問題です。アメリカのゲートストーン研究所が、最近詳細なデータを発表していました。

ここで言われているように、スウェーデンで実際に暴力が拡大しているのかどうかはわからないのですけれど、移民の増加と共に、さまざまな福祉上の問題が起きていることは、ある程度は事実のようで、今年 1月には以下のような記事を書いたこともあります。

福祉国家スウェーデンの福祉が崩壊するとき
投稿日:2020年1月27日

世界を混乱させた新型コロナウイルスの問題は紳士的にクリアできたスウェーデンですけれど、社会の状況には複雑さもあるようです。

今回は、最初のほうにご紹介しましたアメリカの経済学者であるロン・ロス博士の寄稿をご紹介して、締めさせていただきます。

 


 

このパンデミックはもはや過去の歴史だ

The pandemic is history
American Thinker 2020/09/09

ウイルス流行には幸運な特徴があり、その感染時期の寿命が限られていることだ。

流行が収まっていくはっきりとした理由はわかっていないが、推測として、集団の免疫獲得やウイルスが変異して弱毒化することなどが含まるとされる。

米国 CDC の次のグラフは、今年 2月以降の COVID-19 の週ごとの年代別死亡数の推移となる。

アメリカでは、3月にウイルスが発生し、3月14日までの1週間の死亡者数は全国で 52人だった。翌月、死亡者数は急増し、4月18日までの 1週間で最大の 1万7026人となった。

それ以降、6月下旬にアメリカの死亡数は急速に減少し、週あたりの数は 3,684人になった。その後、「第二波」が 7月に始まった。その第二波のピークは、7月25日までの 1週間で 6,794人が死亡した。

その後、急激な死亡数の下降が始まり、それは日々加速した。

25歳未満のアメリカ人のピークの死者数は 28人(4月11日までの週)で、それ以来その数を下回り続けている。報告された最新の週の間にその年齢グループでは、1人の死亡のみが発生し、25歳 - 34歳の年齢グループでは死者は 1人も記録されていない。

ウイルスの流行は、他のすべての病気と異なる振る舞いをする。ガンによる死亡、致命的な心臓発作、致命的な脳卒中の数のタイムラインをグラフ化した場合、これらのタイムラインは実質的にフラットになる。

しかし、ウイルスの流行は、COVID-19 で見られるように、比較的短時間のプロファイルだ。

コロナウイルスの死者数が、次第に消滅の方向に移行しているという事実に異常なところはない。どんなウイルスでも、いつかは流行は終わり、そして、それは予想されていたはずだ。ならば、このことは、広く公表されるべきことだ。

なぜ、この(死亡者が自然と減少しているという)良い知らせに知らないふりをするのだろう。

この事実は CDC のグラフを見るだけで、誰でも簡単に見ることができる。今の私たちはこの死者数が減少したという事実を祝うべきではないのだろうか。第二次世界大戦が終わったときと同じように。

この COVID-19 の死亡プロファイルは非常に重要だが、メディアでは、ほとんど無視されている。

メディアの焦点は 死ではなく感染者数にある。症例数は死亡者数ほど急速には減少していない。しかし、ウイルスの流行において、死亡数は感染者数よりもはるかに重要だ。そして現在では、感染者のうちのほんの一部のケースが死亡しているという状態となっているにも関わらず、メディアはそちら(死亡数が急激に減っていること)は取り上げない。

最新報告された1週間のアメリカの死亡数(8月29日)は 370人だった。アメリカの人口は 3億3,000万人だ。

8月8日から 8月15日までの 1週間で、死亡数は 85%減少した(3,169人から455人に)。アメリカでの COVID-19 の死亡率は 100万人に 1人を超え、完全に低下している。

アメリカでの現在のコロナウイルスによる死亡数は、アメリカの自動車事故による毎週の死亡者数の半分なのだ。

>> In Deep メルマガのご案内
In Deepではメルマガも発行しています。ブログではあまりふれにくいことなどを含めœて、毎週金曜日に配信させていたただいています。お試し月は無料で、その期間中におやめになることもできますので、お試し下されば幸いです。こちらをクリックされるか以下からご登録できます。
登録へ進む

昨年度は読者様たちのお陰で「まぐまぐ大賞2019 コラム賞1位」を頂きました。受賞ページはこちらです。





  • この記事を書いた人
Oka In Deep

Oka In Deep

世界で起き続ける様々なことをお伝えさせていただいています。

-2020年からの世界, 人類の未来, 日本の未来
-, , , , , ,

Copyright© In Deep , 2020 All Rights Reserved.