[皆様へのお願い]現在、In Deep の多くの記事が Googleさんの検索で表示されないことが多いため、直接ブックマークしていただければ幸いです。キーワードでの検索は、以下で行うことができます。

アメリカの憂鬱 地球という場所の真実 拡大する自然災害

米イエローストーンの間欠泉の「尋常ではない噴出」についてのアメリカでの大々的な報道。そして、この2年ほど拡大しているように見える「徴候」のようなもの

投稿日:

2018年4月29日の米国ロイターの報道より


Unusual eruptions at world's largest active geyser in Yellowstone

Sponsored Link


 

徐々に「徴候的な現象」が拡大しているのかもしれない

この数日、アメリカのメディアでは久々に「イエローストーン」についての記事が広くリリースされています。

その内容は、イエローストーンでの「異常な間欠泉の活動」についてのことですが、今回際立つのは、いわゆるメジャーメディアがこぞって報じているということかもしれません。

イエローストーンに関しては、最近、以下の記事で「群発地震」についてふれたことがあります。

春の訪れと共に世界各地で突如として始まった群発地震は何かを示唆するのか? : イエローストーン、そして九州沖のトカラ列島やニュージーランドでも

そして、昨年あたりもイエローストーンに関しての報道を取りあげることが多くなっていましたが、まずは今回のアメリカでの報道をご紹介します。

いろいろ報じられているのですが、現在のアメリカの様々なメディアの内容を参照して記事にしている米ゼロヘッジの記事をご紹介しようと思います。

これをご紹介しようと思った理由は、記事の最後のほうに、イエローストーン火山観測所の科学者たちが、

> 「噴火の際には、数週間から数年間の警告の兆候が先行する可能性が高い」

と述べていることです。

この1、2年間のにイエローストーンで起きていたことを羅列すれば、それはもしかるすと、「警告の兆候」というもののカテゴリーに入るものなのかもしれません。過去のそれらの事象については、ゼロヘッジの記事の後にご紹介します。

それでは、ここからです。


"Unusual Eruptions" At World's Largest Active Geyser In Yellowstone Stoke "Supervolcano" Fears
zerohedge.com 20108/04/29

イエローストーンにある世界最大の活動間欠泉での 「異常な噴出」が、超巨大火山の噴火への懸念を燃え上がらせている


・イエローストーンの間欠泉「スチームボート・ガイザー」

 

約1ヶ月前に、アメリカでは、イエローストーンの世界最大の間欠泉の噴出が増加していることが各メディアから報告されていた。ロイターの報道によれば、この場所での最後の噴出は 2014年のことで、今回はそれ以来のこととなる。さらに今年の最初の噴出からイエローストーンの間欠泉は6週間で3回以上噴出したという。

地質学者たちによると、この6週間で3回以上の噴出というパターンは 「普通のことではない」というが、しかし、この異常な間欠泉の活動がイエローストーンの地下で破壊的な火山活動が始まっていることを示すものではないという。

ただ、今回のイエローストーンの活動は、アメリカのメジャーメディアによって数多く報じられていることが気になるところだ。様々な報道で、今回の活動について「異常なこと」だとする専門家たちの記述がなされている。

報道によれば、イエローストーンの間欠泉は、3月15日と 4月19日に、それぞれ 約 91メートルの高さの噴出を発生させた。

そして、現地メディアの報道では、4月27日の午前 6時30分にイエローストーンの間欠泉「スチームボート・ガイザー(Steamboat Geyser)」で 3回目の噴出が報告された。現在、そこに至る通路は閉鎖されている。アメリカ地質調査所(USGS)のイエローストーン火山観測所によれば、イエローストーンの間欠泉で3回の噴出があったのは、 2003年が最後だという。

今年のスチームボート間欠泉の噴出は、これまでのところは通常の噴出よりも規模が小さくなっているが、それでも、4月の 2つの噴出はイエローストーン公園の有名な間欠泉「オールド・フェイスフル・ガイザー(Old Faithful Geyser)」の噴出水量の約 10倍だった。

そして、このことは予想されたことだが、今回の出来事が起きてすぐにアメリカの地質学者たちがメディアに次々と登場して、「イエローストーンで大きな噴火が近づいている可能性を示す徴候はない」と語った。

しかし、地質学者たちの言葉にもかかわらず、彼らは、今回の間欠泉の熱擾乱を示す可能性がある最新の一連の噴出の原因を突き止めることができてはいない。

イエローストーンのスチームボート・ガイザーより高く噴き上がる間欠泉は、ニュージーランドのワイマング・ガイザー(Waimangu Geyser)だけだが、しかし、その噴出は 100年以上起きていないという。

今回のスチームボート・ガイザーでの「異常な噴出」の原因が何であろうと、ただちにパニックを起こす必要はもちろんない。

イエローストーンの最後の大規模な噴火事象は 7万年前とされているが、この地域は現在でも依然として非常に地質活動は活溌であり、イエローストーンは将来的に噴火する可能性がある。ワシントン・ポスト紙が先週報告したように、イエローストーンは、1980年のセント・ヘレンズ爆発よりも何千倍も強力な噴火を起こす可能性を持つ。

アメリカ地質調査所は、イエローストーンでそのような強力な噴火が起こるとは考えにくいと前置きしつつ、もしそのような噴火が起きた場合、イエローストーン北部のロッキー山脈の多くを灰の中に埋めてしまうだろうと述べている。また、溶岩流は中心から半径 50キロメートルから 60キロメートルを覆い尽くし、火山灰は、最大で 800キロメートルの範囲に及ぶだろうとしている。

もちろん、これは最悪のシナリオだが、いずれにしても、科学者たちは、イエローストーンに関しては「私たちの生きている間(この数十年でという意味)にそのような噴火が起きる可能性はほとんどない」と強調する傾向がある。

なお、イエローストーン火山観測所の科学者たちは、「噴火の際には、数週間から数年間の警告の兆候が先行する可能性が高い」とメディアに記している。


ここまでです。

ここ2年ほどのイエローストーンでは、いろいろとありましたが、印象的な出来事としては、ふたつほどありまして、ひとつはイエローストーンの近くの川が「沸騰した」という 2016年夏の以下の出来事でした。

イエローストーン近くの川が「沸騰」してから4カ月後の夏、周辺の川では1万匹にのぼる魚が大量死。空には燃え続ける山林火災で浮かび上がる「血の月」も出て

あとは、昨年のイエローストーンの群発地震の回数が「 2500回を超えた」ということでしょうか。下の記事は、群発地震が 2567回を超えた時のものです。

https://earthreview.net/yellowstone-supervolcano-earthquake-swarm-largest-recorded-ever/

下の記事は、それが始まった頃にマグニチュード 4.5という、イエローストーンでのものとしては異例の規模の地震が起きた時のものです。

地球リセットの時期? : イエローストーンで過去40年で最大規模の地震と群発地震が。そして昨年以来、世界各地で活動の兆しが伝えられる超巨大火山たち

このようにして、「少しずつ活動(徴候)が拡大しているように見える」というのが、この2年ほどだったように思います。今後の短い期間で何がどうなるというものではないでしょうけれど、確かに「少しずつ」いろいろな活動の徴候のようなものが出てきているような気はします。

そして、イエローストーンは別にしても、今後、世界各地で火山活動についての報告が増えていくと予測されてもいますので、そのあたりも含めて、今年、そしてそれ以降の地球の地質活動がどのようになっていくのかということに注目している人の数は増え続けているのが現状です。

そういえば、最近、バヌアツの島の火山噴火により、 1万人以上の島民全員が永久に島を去ることになったということが報じられていまして、下の記事でふれたことがあります。

https://earthreview.net/permanent-evacuation-from-ambae-by-eruption-devastation/

このように顕著な形で、「普通の生活」が自然変動によって消えていくという事象が、実際に、世界各地で少しずつ起きています。

現在のさまざまな動きを見ていますと、このような事象が今後さらにいろいろな地域でも見られるようになっていく可能性はそれなりに大きいと感じます。

身近な例として、「日本での過去数年のいくつかの地震とその後の現地での生活」というような例をお考えになってもいいのかもしれません。あのようなことが、あれよりさらに大規模ならどうなってしまうのか、ということがこれからの世界の懸念のひとつなのかもしれません。

 





  • この記事を書いた人
Oka In Deep

Oka In Deep

世界で起き続ける様々なことをお伝えさせていただいています。

人気の記事

1

・2020年2月中旬 ケニア aljazeera.com 旧約聖書 出エジプト記 10章 04-06節 もしもあなたが私の民を去らせることを拒むのなら、私は明日、あなたの領土にばったを送り込む。ばった ...

2

2019年4月23日の徳島新聞より ・100年に1度の珍現象 小松島で竹の開花   平成が終わるその年に開花し続ける神秘の植物「竹」 最近、やけに「竹の花」のニュースを目にするようになりまし ...

3

「武漢-400」という名称の生物兵器が出てくる小説『闇の眼』英語版より ・The Eyes of Darkness   米人気作家が創り出した創造上の武漢ウイルス 数日前に、海外のメディアや ...

4

現行の進化論が現実的な崩壊に直面している大ニュースなのに、日本ではまったく報道されないという事実も 科学メディア Phys.org の5月28日の記事より ・Sweeping gene survey ...

5

・ケニアを飛びまわるイナゴ(サバクトビバッタ)。AFP   イナゴの大群は中国の手前に。10万羽のアヒル部隊は無念の撤退 新型コロナウイルスの感染拡大は、次第に無制御の様相を呈するようになっ ...

6

・esquireme.com   大災厄につながる危機となる可能性が 先日、「絶滅へと進む私たち…」という記事で、中国の習近平国家主席が、3月11日に中国の武漢を初めて訪れたことにふれました ...

7

・初めて公開された新型コロナウイルスCOVID-19の画像。NIAID-RML なぜ100年前の日本人は新型インフルエンザであまり死亡しなかったのか 1918年から流行が始まった新型インフルエンザのパ ...

8

・3月22日に「4日間連続で新たな感染者ゼロ」と発表された武漢。写真は、患者の減少により武漢を去る貴州省の医療従事者たちを送る祝典より。 GULF NEWS   「理由は不明」 世界中のメデ ...

9

・NTD 武漢作戦(1938年) - Wikipedia 武漢作戦は、日中戦争で行なわれた戦いの一つ。武漢三鎮攻略戦、武漢攻略戦とも呼称される。日中戦争の一つの節目とされる戦いである。武漢まで戦線を広 ...

10

2019年3月の国際基準による世界148カ国のIQ値より ・World IQ 82 Becker update V1.3.2   IQと幸福度がリンクしていれば問題はないのでしょうけれど… ...

-アメリカの憂鬱, 地球という場所の真実, 拡大する自然災害
-, , , , , ,

Copyright© In Deep , 2020 All Rights Reserved.