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2018年からの世界 地球という場所の真実 拡大する自然災害

予測不能な空のもとに住んでいる

投稿日:2018年7月22日 更新日:

7月11日 スペイン・サラゴサ市に出現した驚くべきマイクロバーストの光景


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世界中で気象と気温が混沌としていて、日本の暑さも大変ですが、メキシコでは異例の47℃を記録している場所があったり(現地の報道)、あるいは、以下の記事のように、北極圏を含む北欧で歴史的な高温が続いており、スウェーデンは国土全域が炎に包まれるという状況となっていたりしています。

スウェーデンで歴史的な猛暑と乾燥のために「建国史上最悪の山火事」が発生中。全土50カ所以上で火の手が上がっており、鎮火の目処は立たず

かと思えば、冬を迎えている南半球の多くは「異例の寒さ」となっていまして、南米チリやアルゼンチンなどでは、現地としては大変に珍しい「全土的に氷点下 8℃まで気温が下がる」という寒波のカオスの地域が広がっています。

7月23日の南米の気温予想

Red Climatica Mundial

これについて、「太陽活動の衰退による照射の影響が、地球の南半球に集中している」というようなレポートもあり、今調べていたりしますが、いずれにしましても、南半球の低温ぶりはなかかな異常なのですが、私たちの住む北半球の熱波もかなり異様な感じとなっていまして、

「どこもかしこも世紀末だなあ」

と、ほっこりした気分でベランダで茹で上がりそうなメダカを眺めていたりしています(なんか表現が違う)。

そのような世界の気象や自然の事象を見ていく中で、たとえば、空の風景などで、見た目そのものが異常といえるのかもしれないというような様相もまた一貫して増え続けていて、今も繰り返し現れ続けています。

このような「空の異様」に関しては、この2年くらい前から特にご紹介することが多くなりましたが、この 7月も大変なものとなっていまして、今回は最近のいくつかをご紹介したいと思います。

これは、冒頭のスペインのサラゴサのマイクロバースト(激しい下降気流)の様子が何だか激しすぎて、むしろ感動したことから今回の記事を書こうと思ったということもあります。

サラゴサはマドリードとバルセロナの中間にあり、画家ゴヤの生まれ育った地として有名だったり、あるいは文化遺産や芸術遺産に満ちた場所ですけれど、その場所であの光景。

この「マイクロバースト」で思い出しますのは、2年前の 7月に、アメリカのフェニックスに出現した下の光景です。

2016年7月18日 米国アリゾナ州フェニックスに出現したマイクロバースト

これは、

新しい天と新しい地を示唆する「はず」の地球の変化
 In Deep 2016/07/20

という記事でご紹介させていただいたのですけれど、これを見た時に「地球は変わっていっているのだなあ」と、しみじみ感じさせてくれたということで、今でも思い出す事象のひとつです。

しかし今では、マイクロバーストも含めて、このような様相は比較的当たり前のこととなっている気配があるという現状があります。日進月歩という表現がふさわしいのかどうかわからないですが、いろいろなことがどんどん「加速」しています

そして、それらの多くが「予測不能」でもあり、私たちは今、前代未聞の気象の中に生きていることを改めて実感します。

最近のそんな風景をいくつかご紹介したいと思います。 ほんの、この数日間の世界の風景です。

2017年7月18日〜21日までの世界の空

7月19日 米ネブラスカ州の夕暮れに出現した形容のしがたい雲


Nebraska, USA. July 19, 2018

7月20日のイタリア・ベネツィアの空に広がった雲


Italy, July 20, 2018

7月19日 カナダ・アルバータの巨大マザーシップが墜落したかのような雲と空


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7月19日 米アリゾナ州ツーソンの夕暮れ


Instagram

7月18日 ブラジル・フロリアーノに出現した巨大な円盤型の彩雲


David de Zabedrosky

7月21日 「十字」や数々の紋様が浮かび上がったチリ・サンティアゴの空


Francisco Sequeida

7月18日 ロシア・ノヴゴロドの異様な雲の組合せの光景


Alexander Prokofyev

7月19日 米アイオワ州の壮大な様相の竜巻


twitter

7月19日 スペイン・バスク地方に出現した迫力ある空


twitter

このあたりまでとさせていただきます。

なお、2つ上のアイオワ州の竜巻は、「予測されていない中での竜巻」として、以下の記事で取りあげさせていただいています。

米アイオワ州で「発生がまったく予測されていない竜巻」が次々と発生し、最大27の竜巻が地域を襲う

すべてにおいて、「予測」が次第に難しくなっている気象を象徴するできごとだったと思います。

しかし、思いますと、日本では、ここまでの風景は、報道でも SNS などでも見られることがないような気がします。

単に気候条件の違いによるものなのか、あるいは、日本でもこれからこういう光景が見られるようになるのか、そのあたりはわかりません。

見てみたい気もしますが……。

そして、日本では、多くの場所でまだしばらくお暑い日々が続くようですので、あまり無理をせずにお過ごしいただければと思います。

 

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