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3月22日にメルマガ悪魔に乾杯を発行させていただきました。

2020年からの世界 人類の未来 人類の覚醒と真実 日本の未来

世界の子どもたち600万人の命が栄養失調とロックダウンの後遺症で危ういと医学誌ランセットが警告する中、しかし、私たちはいつになったら人道を行える普通の生活に戻ることができるのか

投稿日:2020年7月30日 更新日:


summit.news




 

来年はさらに悪くなる

以前、日本で緊急事態宣言(実質的なロックダウン)が開始されめた際に、4月頃の時点で「将来的に取り返しのつかないことになる」と感じていました。

「取り返しがつかなくなる」とは、社会と経済のことで、細胞から出る塵(エキソソーム)の数の拡大の話ではないです。そして、一度、ロックダウンや準ロックダウンを採用した国や地域は、影響は、むしろ時間が経てば経つほど顕著になり、数年もしないうちに「ほとんどすべての産業に壊滅的な影響が出る」というようなことを、たとえば以下のような記事に書いたりしていました。

新型コロナウイルスは「マスコミを消滅させる」:ロックダウンの影響による記録的な広告収入の減少の中で「アメリカの新聞が次々と消滅」。その数は数百に
In Deep 2020/05/07

なぜ、ある程度時間が経たないと、現実がわからないかといいますと、大企業などでは実際の経営状態はただ見ているだけではわからないわけで、決算の数字を見るまではよくわかりません。そして、今は決算の時期のひとつでもありますが、ひどいものです。

業種関係なく「過去最悪」のような文字が躍ります。

以下は、今日 7月30日までに日本で報じられた各社の決算の報道のタイトルです。

日本の大企業の2020年4-6月期の決算のいくつかの報道

JR東日本、過去最大の1553億円最終赤字 (日本経済新聞 2020/07/30)
ディズニー休業で95%減収、赤字最大248億円 オリエンタルランド (日本経済新聞 2020/07/30)
ANAが1088億円の最終赤字…4~6月期、四半期で過去最悪 (読売新聞 2020/07/29)
三越伊勢丹、赤字600億円 (日本経済新聞 2020/07/30)
吉野家の21年2月期、11年ぶり営業赤字 150店閉店 (日本経済新聞 2020/07/28)

海外の大企業も派手な決算となっているようですけれど、切なかったのは、アメリカの以下の報道でした。そんな必要のなかった廃業がアメリカ中に広がっているのです。

アメリカ飲食店、休業中の6割が閉店 新型コロナで

米国で新型コロナウイルスにより閉店を迫られる飲食店が一段と増えている。米口コミサイトのイェルプによると、7月時点で休業していた飲食店のうち、6割が閉店した。感染拡大が長引き店内飲食などの規制が再び強まるなか、飲食店の経営は厳しさを増している。

イェルプによると、掲載する飲食店のうち7月10日時点で2万6160店が休業中。そのうち6割にあたる1万5770店が閉店しており、6月調査から2割増えたという。

飲食店だけでなく、小売店でも休業中の2万6119店のうち、48%が閉店。そのほか美容室・スパで36%、フィットネスジムで39%が閉店に追い込まれている。日本経済新聞 2020/07/30)

こんな惨状であっても、すでに「状況が回復」しているのなら、まだいいのですよ。

つまり、

「何もかも日常に、もとに戻った」

のなら。

誰もが食べに行き飲みに行き、公園に行き、旅行に行き、買い物に行き、子どもたちはマスクなどせずに遊べる世の中に戻っているのなら。

しかし、現実は、書くまでもないですが、以下のごとくです。

数が増えたことの問題ではなく、こういうことによって「規制がさらに激しくなろうとしている」ということです。

全国で過去最多 きのうを上回る 感染者 現時点で1265人

7月30日の全国の新型コロナウイルスの新規感染者数は1,265人となり、29日の1,264人を上回った。これまでの最多人数となる。

30日、大阪府では、これまでで2番目に多い190人を確認、東京都では、過去最多の367人の感染が確認された。FNN 2020/07/30)

毎日毎日、実は何が検出されているのかいまだによくわかっていないものの数でこんなに大騒ぎとなっている。

アメリカも…。

カリフォルニア、テキサス、フロリダ州で新型コロナウイルスの新たな死亡者数の記録を更新

アメリカ最大の 3つの州、カリフォルニア州、フロリダ州、テキサス州のすべての州が 7月29日に新型コロナウイルスの 1日の死亡者数の新たな記録を更新した。アメリカは過去 11日間で 10,000人の死者を記録しており、6月初旬以来最も死者が急増している。Global News 2020/07/29)

こんな状況は、日本もアメリカも、あるいは他の多くの国も、先ほど書きましたような、

> 誰もが食べに行き、飲みに行き、公園に行き、旅行に行き、買い物に行き、子どもたちはマスクなどせずに遊べる世の中に戻っている

とは真逆なはずです。

なお、これらはすべて「新型コロナウイルスというものを甘く見ていたために起きたこと」です。

感染拡大初期にちょこっと封鎖して、流行が収まれば、それでOKというような SARS のようなものと同様に考えていたのかもしれないですが、以下の 3月の記事など、何度も何度も書きましたけれど、これは(その記事を書いた頃には)「人類史上で最強の感染力を持つウイルス」だったことは明白でした

[完璧なウイルス]新型コロナは「3種類の感染受容方法」を持ち、増殖するための酵素を「8種類利用できる」おそらく史上最強のウイルスであることが判明 (In Deep 2020/03/10)

このようなウイルスに対して、「ちょこっと封鎖して様子を見る」というような対応で何とかなるはずもなく、唯一考えられるのは「国民ひとりひとりが免疫を強化して、感染しても重症化しないような日常と食生活をする」と共に、その後は「このウイルスの存在を無視する」ことだとしてきました。

忘れるということです。

そんなものはなかったのです。

 

まあしかし、いずれにしても、すべての人の想念の中のこのウイルスが強く染みついてしまった今では、もう遅いですし、話を戻します。

 

とにかく、今の日常が先ほどのように「数に翻弄されている」ということは、少し先の時期が来ても、良い展望が開けるわけもなく、飲食や小売業はもちろんですが、「大企業も次の決算で、さらにひどく可能性がある」ということになるのかもしれません。

もちろん、企業や業種によっては、好況のものもあるでしょうけれど、この世の経済というのは、ひとつだけの業種で生き残ることができるほど単純ではなくなっています。

では、その次の決算の時期となる秋に「世の中は、元に戻っている」と思われるでしょうか

あと数ヵ月後に、

> 誰もが食べに行き、飲みに行き、公園に行き、旅行に行き、買い物に行き、子どもたちはマスクなどせずに遊べる世の中に戻っている

というように思うことができるかというと、大変に難しいと思います。

すなわち、次の次の大企業決算でも「さらに壊滅的な数値が出る可能性さえある」ということにもなりかねないですし、何より、今のような「外出は控え、夜の街には行かないで下さい」などという状態が、10月くらいまで続けば、特に大都市圏や観光地の繁華街は「死滅する」のではないでしょうか。

なら、その次の企業の決算時期、すなわち年末から来年初頭の頃にはどうか。

その頃に、「社会には健全と健康が戻っている」と想像されることができますでしょうか。

 

私はむしろ「真逆」だと考えます。

 

恐ろしいような感じのことを書くのは好きではないですけれど、普通に考えてくだされば、食中毒のようなものや蚊が媒介するような感染症を別にして、

「一般的に、感染症が流行する時期はいつでしょうか?」

という話です。

インフルエンザのような呼吸器感染症を含めて、その多くは「冬」です。

そして、考えいただきたいのは、これも繰り返し書いていますが、

「太陽光の不足や、過大なストレス、過剰な殺菌の中で、今の私たちは、人類史上でも稀に見る免疫力の低下の中にある」

ことは間違いないと思われます。

そういう中で、あくまで仮に、ですが、

「強大なウイルスが新たに登場したらどうなるのか」

ということなのです。

そんなことは起きないと考えたいですが、しかし、今現在、現実に各地で新しい、しかも比較的強毒性の病気がポツポツと見出されている中で、12月などの冬になった頃、そういう新たなウイルスが登場しないとは言えないはずです。

この 6月から 7月でも以下のような感染症をご紹介したことがあります。

ロシアで変異したマダニが人々を襲っていると科学アカデミーが発表。すでに4000人以上の子どもたちが病院に搬送され、噛まれたうちの36%がライム病に
地球の記録 2020/06/30

 

カザフスタンで、新型コロナウイルスではない可能性が高い「謎の肺炎」が流行。すでに1700人以上が死亡したと中国大使館が警告
地球の記録 2020/07/11

どれもやや異常な事例ですが、私個人は免疫低下との関係も疑っています。

なお、先ほど取り上げましたアメリカの新型コロナウイルスの現状の問題は、感染者が増えているというより「死者が増えている」ことにあり、ここにアメリカの「対策が誤っていた」ことがはっきりと示されていると思います。

感染者がいくら増えたところで、重症者や死亡者が出ないのなら、その感染症対策には問題がないと言えると思いますが、アメリカはその逆に進んでいます。

なお、スウェーデンの対策については、先日のこちらの記事でも取り上げたばかりで、ややくどいかもしれないですが、今日の米ゼロヘッジの報告では、以下のようにあり、スウェーデンでは実質的にパンデミックが終了したようです。

米ゼロヘッジ・ライブアップデート  07/29 更新記事より抜粋

アメリカで感染者が急増する一方で、スウェーデンでは新型コロナウイルス関連の死亡者数が、7月29日、パンデミックの開始以来最も少ないことが報告された。

過去 14日間で、スウェーデン全体での死亡数は 7人が記録されただけで、これは、3月23日以来の最も低い数だ。さらに、スウェーデンでは新型コロナウイルスによる重症者が減り、ICU (集中治療室)の入院数はほぼゼロとなった。

新たな感染者も、ほとんど出ていない。

スウェーデンの新型コロナウイルスの対策を担当している国家疫学者アンダース・テグネル氏は、7月29日、「スウェーデンは新型コロナウイルスをほぼ打ち負かしたといえそうです」と述べた。

ヨーロッパでは、各地でコロナウイルス感染の第二波が来る懸念があるが、テグネル氏は、「第二波は、秋には(スウェーデンでも)起きるだろうと考えていました。しかし、今のところ、スウェーデンではその徴候はありません」と言う。 ZeroHedge 2020/07/29)

もちろん、スウェーデンにしても、その経済は輸出などに頼る部分が多いわけですから、今後の経済は大変だと思います。しかし、他の国のように「あまりにも悲惨な」という冠はつかなくても済むのかもしれません。

他の多くの国を待っている少し先の未来は「あまりにも悲惨な」という形容に包まれるものとなりそうです。

その理由は先ほど書きました通りで、これから何ヶ月先を見ても「元のような社会に戻る」ことが想像できないからです。

 

 

困っている人たちを助けることができない世界へと

ちなみに、今回のパンデミックとロックダウン政策で最も「被害」を受けているのは、世界中の「子どもたち」であることが明らかになりつつあります。

以下の報道では、食糧のサプライチェーンなどの影響で、アフリカなどを含む新興国で、数百万人の子どもたちの命が危機にさらされているという医学誌ランセットの論文やユニセフの声明、あるいはドイツやイギリスでは、コロナウイルスそのものではない影響で多くの子どもたちの健康が損なわれていることなどを取り上げていました。

国連当局はロックダウンと学校の閉鎖が、新型コロナウイルスよりも多くの子どもたちの命を奪ったことを見出した
UN Officials Cite Study That Finds Lockdowns, School Closures KILLING More Children Than COVID
 summit.news 2020/07/29

医学誌ランセットの論文は以下になります。

子どもたちの栄養失調とCOVID-19:今こそ行動する時だ
Child malnutrition and COVID-19: the time to act is now
Lancet 2020/07/27

ユニセフの声明のウェブサイトは以下です。

COVID-19が原因で、5歳未満の670万人の子どもたちが栄養状態で苦しむ可能性がある
An additional 6.7 million children under 5 could suffer from wasting this year due to COVID-19
UNICEF 2020/07/27

 

しかし、ランセットは「今行動する時だ」と言いますが、どうしろと? ほとんどの人たちがどこにも行くことができない。お金だけ払えと?

たとえば、日本という国内のあいだにおいてでさえ、先日のような豪雨被害が起きて、ボランティアで助けたいと思う人がいても「新型コロナの影響で行けない(あるいは来ないでほしい)」というようなことが現実的に起きています。

まともに人道を行うことさえできない社会となっています。

 

いつのまにか「人と人が助け合ってはいけない」という社会が作られつつあるのです。

 

そして、いつか、みんな「それが当たり前」だと思い出す。

それが何よりこわいですよね。

 

致死率50%の病気のパンデミックなんて起きても恐くもなんでもないですけれど、道行く人が倒れても、それを無視して歩いていくのが普通という社会に住むのが恐いです。

いずれにしましても、何を検出しているのかわからない検査の数字によって、社会とそして人の心が壊れていく様子を見ているのはさすがに切ないものがあります。

もう見ないで生きようかな、とふと、思うこともあります。

 
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  • この記事を書いた人

Oka In Deep

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