完ぺきなワクチンを学んだこの二年間
今回のタイトルの「目的が世界の人口を減らすことだった場合…」のフレーズは、最近の米エポックタイムズの記事のアメリカの内科医であり心臓専門医であるピーター・マッカロー博士という方のインタビューでの言葉からお借りしたものです。
記事は以下にあります。
マッカロー博士: COVIDワクチンからの mRNA は、接種者から未接種者へも移行し、そして「ヒトゲノムを変化させる」
Dr. McCullough: mRNA from COVID vax transfers from jabbed to unjabbed, ‘changing human genome’
内容そのものは、昨年以来何度も記事で取りあげていたことでもあり、記事全文を翻訳するものでもないのかなとは思いますが、マッカロー博士の話は大きくわけて、以下のようなことを話しています。
・他者への mRNA の伝播 (いわゆるシェディング)
・ワクチン mRNA が体内で何カ月も検出されていること
・ワクチン mRNA が母乳を通じて赤ちゃんに曝露されることが確認されていること
・mRNA は全身を循環するが、特に、脳、心臓、副腎、および生殖器に大きく蓄積される
・ワクチン mRNA が逆転写してヒトゲノムに組み込まれることが証明されていること
それぞれ対応する内容にふれていた過去記事を振り返りますと、以下のようになります。
【他者への mRNA の伝播】
これはいろいろと書きましたけれど、たとえば以下のような昨年の記事があります。
[記事] 接種者からの「脱落」や「排出」による伝播は起きるのか起きないのか
In Deep 2021年6月3日
こんなことを話題にしていた時期が、すでに1年半前だと思うと、時間の進むのも早いものだなと思いますけれど、「外部への伝播は起きるのか起きないのか」という点に関していえば、
「物理的には常に起きている」
という可能性が高いことが、ファイザー社自身の「薬物動態試験の概要文」という報告書でわかります。上の記事にも載せていますが、再掲しますと、以下のようになります。9ページにあります。
この文書では、「アミノ脂質」は、ALC-0315 と表記され、「ポリエチレングリコール脂質 (ファイザー社ワクチンの脂質ナノ粒子)」は ALC-0159 と表記されていますが、わかりにくいですので、日本語表記に変えています。
ファイザー社「薬物動態試験の概要文」より
6. 排泄
ルシフェラーゼ RNA 封入 LNP (脂質ナノ粒子)を 1mg RNA/kg の用量でラットに静脈内投与した試験で経時的に採取した尿および糞中のアミノ脂質およびポリエチレングリコール脂質濃度を測定した。
アミノ脂質およびポリエチレングリコール脂質の未変化体はいずれも尿中に検出されなかった。
一方,糞中にはアミノ脂質およびポリエチレングリコール脂質の未変化体が検出され,投与量当たりの割合はそれぞれ約 1%および約 50%であった。
これは、
「ポリエチレングリコール脂質の未変化体が、糞中から 50%検出された」
ということです。
つまり、注入された脂質ナノ粒子のうちの半分は、排泄されるようです。
排泄物は、ここではラットの試験ですので、ラットは水洗トイレは使わないでしょうが、人間の場合は、おおむね水洗トイレを使い、そこから「水体系に入っていく」ことになります。
ポリエチレングリコールなどの脂質ナノ粒子が、どのくらいの間、自然環境の中で未変化のまま漂うのかは明らかではないですが、この「環境の中に脂質ナノ粒子が入りこむ」ことについては、以前、ドイツ研究センターヘルムホルツ協会の科学者のヴァネッサ・シュミット・クルーガー博士という方が述べていました。
もはや今から2年ほど前の 2021年1月30日におこなわれた「 ドイツコロナ議会外調査委員会」の第37回公聴会での発言です。
以下のように述べていました。
(ドイツコロナ議会外調査委員会公聴会でのクルーガー博士の発言より)
> ポリエチレングリコールの 50% は排泄によって分解されます。つまり、体から排泄されます。それは、結局のところ、私たちが使用する「下水道」に入ります。 (enformtk.u-aizu.ac.jp)
この公聴会での全発言は、以下の記事に掲載しています。
[記事] コロナワクチンは人類史上最大の環境災害へ : ドイツの分子医学専門家が「排泄と共に環境に拡大するワクチンの地球と人類社会への多大な影響」を語る
In Deep 2021年3月8日
これはまだ日本でコロナワクチンが展開される前の記事ですが、この時点で、人体への影響を超えた、「環境災害に結びつく可能性」が論じられていました。
まあ……こんな公聴会の話を先に聞いていれば、よほど奇異な考えでなければ、「オレは絶対に打たねーぞ」となるのが普通で、私も幸いそうなりました。
ともかく、これは環境中からの曝露の話ですが、「それはあるといえばある」ことになりそうです。
すでに環境中にもかなり拡大している可能性が高そうです。
次の項目です。
【ワクチン mRNA が体内で何カ月も検出されていること】
これも多くの研究があると思いますが、エポックタイムズの記事で、ピーター・マッカロー博士は、2022年6月に発表された以下の査読済みの論文を引用しています。
(論文) ワクチンmRNAはワクチン接種後15日で血中に検出できる
Vaccine mRNA Can Be Detected in Blood at 15 Days Post-Vaccination
この論文のタイトルには、「接種後15日で血中に検出できる」とありますが、これは、そこまでの期間の研究であったためであり、その後は不明です。
ただし、論文にあるグラフを見ますと、
「検出量が時間と共に《減っていない》」
ですので、15日以降も検出され続ける可能性があります。
ワクチン接種後に検出された mRNA 量の推移
ncbi.nlm.nih.gov
研究者は、
「曲線は下がらなかった」
と述べています。
次の項目です。
【ワクチン mRNA が母乳を通じて赤ちゃんに曝露されることが確認されていること】
これは、昨年 9月の以下の記事で、「お母さんがワクチンを接種した場合、それはどのような作用として赤ちゃんに影響するか」という可能性についてを書いています。
[記事] 授乳中のお母さんたちへ
In Deep 2021年9月4日
これについても、最初に提出されたファイザー社の臨床試験実施計画書に、「母乳を介しての曝露」が明確に記されています。
上の記事にもありますが、再掲しますと、以下のような部分です。
ファイザー社のコロナワクチン臨床研究実施計画書 69ページより
セクション 8.3.5.2 母乳育児中の曝露
母乳育児中の曝露は、次の場合に発生する :
ひとりの女性の試験参加者は、研究介入(ワクチン試験接種)を受けている間、あるいは中止した後に母乳育児をしていることが判明した。母乳育児中の環境曝露の例は、吸入または皮膚接触による研究介入に曝露された後、彼女が母乳育児をしていると報告した女性の家族または医療提供者から報告された。
PF-07302048 (BNT162 RNA-Based COVID-19 Vaccines) Protocol C4591001
母乳は血液から作られているものですので、このように「母から赤ちゃんに授乳を通して伝わっていく」ことはある意味では当然であるとは思います。
また、以下の記事では、「お母さんとお腹の中の赤ちゃんの関係」について、三木成夫さんという解剖学者の方が書かれた『胎児の世界』という 50年くらい前に書かれた本から抜粋して説明させていただいたり、あるいは、後半では「エクソソーム」というものについて書いています。
[記事] 遺伝子ワクチン時代後の赤ちゃんたちは……と考えながら調べものをしていたら、胎児の世界…羊水…エクソソームとめぐり…
In Deep 2021年5月6日
さらに比較的最近の記事では、米トーマス・ジェファソン大学の科学者たちによる研究により、「遺伝する」ことが研究でわかったことを以下の記事で取りあげています。
[記事] mRNA+脂質ナノ粒子ワクチンは「子孫に免疫性が遺伝する」ことが判明…
In Deep 2022年11月1日
どのような方向からでも、それはお母さんでも、お父さんであったとしても、「親が接種すると、産まれる子供は逃れることができない」ことがよく理解できる内容のものでした。
親から子への「遺伝的移行」の性質をうまく利用したワクチンだとつくづく思いました。
次の項目です。
【mRNA は全身を循環し、特に、脳、心臓、副腎、および生殖器に多く蓄積される】
これもファイザー社自身の先ほどの「薬物動態試験」にあります。
結果だけ表にすれば、48時間の蓄積量が多い部位としては以下となります。
脳と心臓からも検出されますが、脾臓や肝臓などが最大です。
脾臓の損傷は免疫力と関係しますので、「集団の全体的な免疫が下がる」という理由もこのあたりも少し絡んでいそうです。
何度か記させていただいています。
[記事] 脾臓は「全身のサイトカインを支配している免疫応答に最重要な臓器」であることがサイエンスに発表された論文で判明。そしてmRNAワクチンはこの臓器を集中的に攻撃している
In Deep 2021年5月20日
最近は、アニサキスの頻発とか、「生シラスを食べて寄生虫感染症」とか、以前では考えられなかった「免疫の弱さ」が人々に目立ちますが、関係性を強く感じます。シラスなんて、地域によっては、ずっとナマで食べてきたものです。
(報道) 皮下を幼虫がはう「顎口虫症」青森県で初確認 多くはシラウオ加熱せず食べる (2022/11/29)
ここまで社会全体の免疫が落ちてきますと、今後の数年十数年はもうどんなことでも起き得ると思います。人間が自然に備わった免疫が「時間と共に破壊されている」のですから。
免疫の弱体化についは、他にも多くの記事を書きましたが、話が複雑になりますので、先に進みます。
ピーター・マッカロー博士がインタビューで述べていた次の項目です。
【ワクチン mRNA が逆転写してヒトゲノムに組み込まれることが証明されている】
これは、2021年の時点で、米マサチューセッツ大学の研究者たちが論文として発表していましたが、最も的確にこれを見出したのは、今年のスウェーデンでの研究でした。
逆転写、つまりワクチン mRNA が、その人の DNA に統合されるという現象が、それが全部に起きるというわけではないだろうにしても、
「起きることには起きている」
のです。しかも、たった 6時間などの短時間で。
[記事] ワクチンmRNAのDNAへの「逆転写」がスウェーデンの研究で確認される。しかも接種後「6時間」という早さでヒトDNAを修飾することが示される
In Deep 2022年2月28日
逆転写して統合されてしまった場合、おおむね一生スパイクタンパク質の生産が体内で続くことになるであろうと共に、その後、妊娠等された場合、
「赤ちゃんに永久にその遺伝子を渡す可能性がある」
ということになります。
場合によって、「その赤ちゃんの子孫にも伝わる可能性がある」ということになります。
接種した人(の一部)は、
「遺伝子が書き換えられた人間となり、その遺伝子が延々と受け継がれる」
という……まあグロテスクな話で申し訳ないですが、そういうことになるという、あくまで「可能性はある」と。
可能性に過ぎません。さまざまな研究で示された理論だけでは、そうなり得ると。
そうはならないかもしれません。
……というわけで、なんだかピーター・マッカロー博士の主張をひとつずつ説明していましたら、長いことになってしまいまして、これならエポックタイムズの記事をそのまま翻訳していたほうがよかったかもしれないですが、まあ、In Deep の過去記事の資料やデータにも、多少は役に立つものも……あるかもしれないですし……ないかもしれないです。
そんな自信は昔からないですが、でもまあ、コロナワクチンの研究を始めたのは 2020年12月ころからのことですが、本当にいろいろと知りました。
あまりにもいろいろな可能性を持つこのワクチンに魅了され続けてきたわけですが(殺人兵器として)、しかし、これらの「本領」のひとつに、
「時間の経過が物を言う」
という部分があることは以前から認識していました。
つまり、時間が経てば経つほど、影響が顕著になってくる……。
それが何の原因なのかわからないほど時間が経った頃に出てくる。
最近は、著名人や有名人の方々の体調不良や訃報の報道が加速しているような感じもする日々で、特にお若い方の体調不良が多いですが、「まず若い方々」となるのは、疾患にもよりますが、たとえばガンなどにしても、若い方のほうが進行が早い、ということがあります。
だから今はそちらのほうが目立ちます。
しかし、そのうち年齢は関係なくなると思われます。
それが 5年後か10年後はともかくとして、そうなると思われます。
そういえば、別のエポックタイムズの記事で、アメリカ CDC のデータから
・未接種
・2回目まで接種
・ブースターまで接種
の人々の「コロナ死者数の割合の推移」のグラフが載せられていました。
それによると、今年 3月頃までは、未接種の人の死亡数のほうが多かったのですが、その後は逆転して、「おおむね 6割が 2回以上の接種者」となっていました。
未接種、二回接種、三回以降接種のコロナ死者数の割合
Kaiser Family Foundation
この比率が今後さらに変化していくかどうかはわからないですが、ADE (抗体依存性増強)という観点から、この割合の偏りはさらに拡大すると、私自身は思っています。
もちろん、それは「時間の経過と共に」です。
コロナワクチンの(殺人兵器としての)優れた部分は「その死因の根本部分がわからないような時間の経過の後」に影響があらわれるところだと思います。
徐々に免疫を破壊された人間に、その後の数年、十数年で「何が起きるか」ということです。
タイトルにも使わせていただいた、ピーター・マッカロー博士の「目的が世界の人口を減らすことだった場合、それは機能しています」というのは、実は、
「まだ始まっていない」
と私自身は認識しています。
すべてこれからです。
そして、新たに生まれる子供たちが装飾された新しい遺伝子を持っている新しい世界へと。
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