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3月15日にメルマガニネベの年に起きること。そしてガンと寄生虫の関係を発行させていただきました。

2021年からの世界 人類の未来 人類の覚醒と真実

世界のトップクラスにランキングされる米医学博士が「新型コロナウイルスが実験室由来である可能性は99.8%」とする193ページにのぼるベイズ分析を発表

投稿日:


sott.net




 

最新分析手法による新型コロナウイルスの由来の結論

アメリカでトップクラスの医学的研究開発の実績を持つとされている医学博士が、1月29日、これまでで最も詳細で執拗ともいえる分析により、新型コロナウイルスの自然起源の発生は「ほぼない」ことを突き止め、

「研究室由来の可能性は 99.8%」

と結論付けた論文を発表しました。

発表された193ページにのぼる論文の表紙

Bayesian Analysis of SARS-CoV-2 Origin / Steven C. Quay, MD, PhD

発表したのは、スティーブン・キー博士、医学博士 (Steven Quay, MD, PhD)という人で、以下のような人のようです。

スティーブン・キー(MD, PhD)

スティーブン・キー博士は、 360以上の医学研究を公開し、これまでに 10,000回以上引用されており、世界の科学者の上位 1%にランクインしている。

彼は 87個のアメリカの特許を保有しており、8000万人以上を救ってきた 7つの FDA 承認医薬品を開発した。また、博士は、乳がんと COVID-19 を治療するための新しい治療法を開発しているナスダック上場のバイオ医薬品企業アトッサ・セラペウティクス社(Atossa Therapeutics Inc.)の CEO でもある。 rnewswire.com

いろいろとやり手の方のようですが、アメリカでは医学博士でも、MD (メディカル・ドクター)の後に PhD (ドクター・オブ・フィロソフィー)がついていると、こちらのページによれば、「それこそ畏敬の目で見られる」ということらしいですので、優秀な医学者ではあるようです。

その分析論文なんですが、何しろ「 193ページ」にものぼるもので、私自身、まだパラッとしか目を通していないですが、以下にあります。

A Bayesian analysis concludes beyond a reasonable doubt that SARS-CoV-2 is not a natural zoonosis but instead is laboratory derived
ベイズ分析は、合理的な疑いを超えて SARS-CoV-2は自然人獣共通感染症ではなく、実験室由来であると結論付けた

ここにあります、

> 合理的な疑いを超えて

というのは、つまり「普通に考えて、新型コロナウイルスが人工的なものであるというようなことはあり得ないという前提を超えて」というような意味かもしれません。

すなわち、このキー博士もごく普通の科学者であるわけで、もともとは新型コロナウイルスが「人為的に作られた」などという話をそのまま受け止めることはできなかったと思われます。

それに対し、「完全に冷静で徹底的な分析」を行うために、この論文のタイトルにもありますが、キー博士は「ベイズ分析」という最近になって実用化が進む分析手法を用いました。

これは、今では Google 検索とか、AI の機械学習とか、車の自動運転などに応用されている概念だそうで、説明としては以下のようになります。

ベイズ分析とは

18世紀のイギリスの数学者、トーマス・ベイズが考案した「ベイズの定理」をもとに、統計学を応用した分析手法をいう。

一般的な統計学は、集めたデータそのものを分析するが、ベイズ統計学は集めたデータに物事が起こる確率とデータ同士の関連性を加味して分析する。

そのため、データが不十分でも、「ある事態が発生する確率」を最初に主観で設定し(事前確率)、その後、実際の観測データで補正していく。この結果を「事後確率」という。これによって、本来起こるであろう事象の確率(主観確率)を導き出すことができる。

ベイズ定理を応用するには、高度な積分計算が必要になるため、コンピューターの処理能力が低い時代にはあまり現実的とはいえず実用に至らなかったが、IT技術が飛躍的に進化した現代では、ベイズ定理を応用できる環境がようやく整ってきたといえる。

現在、ベイズ統計が応用されているサービスには、検索エンジンや、ネットショッピングやクレーム処理、AI(人工知能)における機械学習、迷惑メール判別、アプリケーション開発、自動運転、スマートフォンの音声解析などが挙げられる。 IT用語辞典

まさに現代の花形の手法のようですが、しかし、

> 「ある事態が発生する確率」を最初に主観で設定し、その後、実際の観測データで補正していく。

という方法からは、「適用できるあらゆる観測データ」から検証して積み上げなければならないために、ザラッとみた感じだけでも、まさにあらゆる要素が入ったデータとなっていまして、だからこそ、193ページなどという膨大な量となったようです。

文書は、新型コロナウイルスのアミノ酸配列の解析などの遺伝子解析的なところから始まり、もう本当にありとあらゆる「実際の観測データ」が積み上げられ、中には、資料から得られた「武漢ウイルス研究所の研究者の言葉」さえ解析したりしていました。

この論文を詳細に読めば、私にしてもどなたにしても、キー博士の言う、

「実験室由来の可能性が 99.8%」

だということが理解できるのだと思います。
ただ、計算式とか遺伝子解析の図や表は私たち素人には理解が難しいです。

この論文の面白いところは、論文が進むにつれて、確率がどんどん変化していくところです。

先ほど「ベイズ分析」とは、以下のようなものだという説明を記しました。

・「ある事態が発生する確率」を最初に主観で設定

・その後、実際の観測データで補正していく

この論文でも、「ある事態が発生する確率」を最初に主観で設定しています。

その「ある事態」は、ここでは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のパンデミックが、

・人獣共通感染症としての自然での事象

とする確率と、

・実験室由来での事象

という確率を最初に設定してから始めているのですが、その「開始確率」は、

・人獣共通感染症としての自然での事象 98.8%

・実験室由来での事象 1.2%

としています。

つまり、「新型コロナウイルスは、人獣共通感染症として自然から発生したもの」だということを前提にして始められています。

そこからひとつひとつ「観測データ」を積み上げていくのですが、たとえば、193ページからなる論文の 19ページ目には以下のようにあります。

分析論文の19ページ目

(現在の可能性:人獣共通感染症の起源 91%、実験室からの起源 9%)

最初はこのように、「自然発生の可能性」が高い数値となっていて、さまざまな観測や解析のデータを重ねるごとに数字の割合は変化していくのですが、面白いのは、その後、「どのようなデータを積み重ねても、実験室からの起源の方だけが数値が大きくなっていく」のです。

分析論文の81ページ目

(現在の可能性:人獣共通感染症の起源 30.8%、実験室からの起源 69.2%)

そして、93ページ目では、早くも「自然由来の可能性は 0.2%」と、自然発生の可能性がほぼ否定される数値となります。

分析論文の93ページ目

(現在の可能性:人獣共通感染症の起源 0.2%、実験室からの起源 99.8%)

このまま、あと 100ページ、ずっと数値は動きません

なお、この実験室からの起源が 99.8%となったページの直前では、SARS や新型コロナウイルスについての複数の学術論文の内容の分析を行っており、そこには、中国でのコウモリのコロナウイルス研究についての論文も含まれます。

その後もデータの解析は続きますが、その後はこの「人獣共通感染症の起源の確率 0.2%、実験室からの起源の確率 99.8%」は変化しません。

分析の性質上、どこまで行っても、100%だとか 0%などの数値が出ることはないですが、それだけに、99.8%の数値は「実質的に確定」だと言えます。

結論として、キー博士は以下のように結論付けました。

「 SARS-CoV-2は、研究室から流出した」

それと共に、現在、WHO が中国で新型コロナウイルスの起源を調査をしているようですが、そのこともあり、キー博士は、「 WHO の調査チームがこれらの質問に対する答えを得ることができるかもしれない」としています。

これについては WHO と中国との関係などがわからないと何ともいえないですが、ただ、少し前に記事で取り上げましたけれど、WHO の顧問が、「新型コロナウイルスは武漢の研究所から漏洩した」とメディアに述べていました。

世界保健機構の顧問が「新型コロナは武漢ウイルス研究所から漏洩したものである可能性が極めて高い」と発言。…しかし今や「機能獲得研究の主人公はアメリカ」であることもまた明白で
投稿日:2021年1月24日

中国当局は、以下の記事で書きましたように、コウモリのコロナウイルスの研究に関する論文をすべて「消去」したようですので、WHO の検証も難しい部分はあるかもしれません。

中国政府が武漢ウイルス研究所でのコロナウイルスの感染実験を含むデータと論文300以上を完全に消去し、もはや閲覧できない状態に。そして1年前を思い出す
投稿日:2021年1月11日

少しこの武漢の研究所のことを知っていった過去を遡ってみたいと思います。




 

新型コロナウイルスをめぐるこの1年

私自身は、一年くらい前までは、このウイルスについて、武漢で研究されていたコウモリ由来のコロナウイルスが何らかの理由(うっかりなど ← 過去の病原体の研究所から外部への流出の多くがこれ)で外部に漏出したと考えていましたが、昨年春くらいからは、武漢でのウイルス機能獲得研究の資金提供源の主体がアメリカだったり、欧米などのワクチンパスポート計画、あるいは「グレートリセット」などの現実を見るうちに、

「ミスなのか故意なのか、もはやわからない」

ということにはなっています。

武漢研究所でウイルスの機能獲得に関するさまざまな研究が行われていたことは、科学誌ネイチャーへの論文をはじめとして、さまざまな論文でわかっていますが、代表的なものとしては、武漢ウイルス研究所の女性研究者シー・ツェンリ(石正麗)さんらによる、

・コウモリにだけ感染するコロナウイルスをヒトに感染させられる機能を獲得する研究

や、武漢ウイルス研究所の周鵬という研究員らによる、

・ヒトの免疫システムに最も重要な STING と呼ばれる自然免疫分子の機能を阻害する研究

などが平行して行われていたと見られます。

周鵬さんの研究については、昨年 2月の以下の記事で取りあげています。

周博士の異常な愛情 または私はいかにして心配するのを止めてSTINGを愛するようになったか
投稿日:2020年2月3日

また、「スパイクタンパク質(人間の細胞に感染する部位)を改変する研究」も広く行われていたと見られます。

一般的には、ウイルスは、ヒトの細胞の表面の「そのウイルスを受け入れる部分」を1カ所など持ちますが、昨年 2月の時点で、新型コロナウイルスは、

・ACE2
・フーリン(酵素)
・GRP78

の 3つの感染受容経路を持っている、つまり「たとえば、ひとつの感染経路を薬などで遮断できても、他の経路から感染できる多彩な感染経路を持っている(治療薬の開発が難しいことを意味します)」ことがわかりました。

以下の記事で取りあげています。

[完璧なウイルス]新型コロナは「3種類の感染受容方法」を持ち、増殖するための酵素を「8種類利用できる」おそらく史上最強のウイルスであることが判明。これにより治療薬の開発は不可能である可能性が高まる
投稿日:2020年3月10日

さらに、昨年 4月には、国際的な専門家たちによる共同研究で論文が発表され、そこには以下のようにありました。

ウイルス感染のモデリングの最初のステップは、SARS-CoV-2 がどのタンパク質を攻撃してヒト細胞を乗っ取るかを理解することだった。

その結果、研究者たちは、これらのタンパク質が 332 あると報告した。

これは、こちらの記事でご紹介しています。

 

この頃からです。「新型コロナウイルスにいかなる感染対策も効きやしない」と思い始めたのは。

「人為的に対峙するには感染力が強すぎる」

と。

だったら、どうすればいいのかはすぐにわかりました。

「今まで通りに普通の社会と生活を続けること」

それ以外にはないと。

普通以外のこと(社会の閉鎖とか行動の制限など)をしたら、社会は破綻すると。

その頃から、私は、しつこいほど「社会を閉鎖して人々を閉じ込めることをしてはいけない」と述べていました。

しかし、社会はそちらの方向に進んでしまいました。

もう今後「社会が完全に元の通りになることは永遠にない」と私は思っています。

そもそも、この昨年の春の時点で、新型コロナウイルスは、高齢者以外の重症率が著しく低く、欧米のロックダウンのような社会を閉ざす意味が見当たらないものでした。

このような「何もしないほうがいい」という意見は、ときに「コロナを甘く見ている」と勘違いされることがあるのですが、先ほどのような論文の数々を読んで、

「甘く見ることができるわけがない」

のです。

どこからどう見ても、歴史上最強の感染力と、最強の持続力を持つウイルスです。

何しろ、中国屈指の能力を持つウイルス学者たちが、

「全力で研究開発していた」

かもしれないものです。

甘く見られるようなもののわけがない。

だからこそ「こんなものは社会全体で無視するべきだった」と思います。

その後、個人的に「ちょっとした暗雲」が立ちこめたのは、インドの科学者たちが、「新型コロナの中に HIV の要素を発見した」時でした。

新型コロナウイルスに「HIV (エイズウイルス)」のタンパク質が挿入されていることをインド工科大学の科学者たちが発見。さらに「感染しても免疫を獲得できない示唆」を中国当局が示し、事態は新たな局面に
投稿日:2020年2月1日

もう1年前ですね。

その後も HIV (エイズウイルス)と新型コロナウイルスのふたつのウイルスにおいての「感染方法の類似性」を述べる論文が次々と発表され、ついには最近、 米スタンフォード大学の研究者が、物議を醸していますが、

「新型コロナウイルスの RNA は逆転写されヒトゲノムに組み込まれる」

ことを論文で発表しています。これはつまり、コロナが「エイズウイルスと同様の感染方法、そして同様の遺伝子との結合のメカニズムを持っているかもしれない」ことを示すものです。

以下の記事に論文の一部の翻訳があります。

地球は巨大な実験場に : 米スタンフォード大学から発表された「コロナウイルスのRNAは逆転写されヒトゲノムに組み込まれる」ことから思う「mRNAワクチンが遺伝子を改変する可能性」に思うこと
投稿日:2021年1月25日

ほんの1年ほど前に、ふと感じた、

「 SARS-CoV-2 はエアロゾルに乗って宙を舞う HIV かもしれない」

という少し不吉な予感は、今となりさらに拡大しています。

これについては、あと数年などが経たないとわからないでしょうが、仮にどんなものであったとしても、「本当の健康状態を維持すること」が、どんな人たちにとっても真に重要なことである時代になるかもしれないことを前回の記事に書きました。

エイズでも新型コロナウイルスでも何でも「感染を避ける免疫細胞の働きの根本」から見て、現在の「すべて」の対策は間違っていると再認識する
投稿日:2021年2月2日

私のような年齢で、どのみちあと数年や十年などで亡くなることが確定的な場合はいいのですが、若い人たちの未来がどうも…。

これに関して、最近は個人的に調べていて、ちょっと気軽には書けない重いことも目の当たりにすることもあります。

そして今度はワクチンの時期となりまして、上の記事でも最後のほうに少しふれていますが、あくまで個人的な思いとしては、懸念は拡大しています。

暗くなる必要はないでしょうけれど。

どんな時代に産まれて、そこで生きることになっても、その時代に応じた状況で生きるしかないことは過去のすべての歴史で同じだと思います。

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