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4月12日にメルマガ夢見と古代ギリシャと「痛みとの個人的歴史」が混沌とを発行させていただきました。

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ブラジルの6歳と7歳の読み書きのできない子どもの数がパンデミックの2年間で100万人増加し、「4割が識字できない」状態に。同様のことが、日本を含めた子どもがマスク着用をしていた全世界で起きている可能性

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todospelaeducacao.org.br




 

 長期間のマスクが子どもたちを実質的に殺した

ブラジル日報という日本語のブラジルのニュースメディアで、

「パンデミック中に、ブラジルの6~7歳児の4割が《読書き不可》であることが非政府団体の調査で判明」

という報道を見ました。

《ブラジル》6~7歳児の4割が読書き不可=対面授業停止の悪影響露呈=コロナ禍で広がる社会格差 (ブラジル日報 2022/02/10)

 

上の報道のタイトルにありますように、その理由を「パンデミック中の対面授業の停止にある」というようにブラジルの教育系の非政府組織は述べていまして、さらに「貧富の差」を挙げていました。

報道には以下の部分があります。

> 2020、2021年はコロナ禍で対面授業継続が困難になり、多くの自治体や学校がテレビやビデオなどを使った遠隔授業を導入した。

> だが、遠隔授業に参加するには、特定チャンネルを受信できるテレビやチューナー、タブレット、コンピューター、携帯電話などの機材が必要なため、遠隔授業用の教材準備期間や機材のない家庭の子供は、対面授業が受けられない期間中は勉強の機会を失った。 (ブラジル日報)

 

しかし、ここで対象となっているのは、高等教育を受ける年齢ではなく、

「6~7歳児」

であり、しかも、問題は、

「文字が読めない、書けない」

というレベルの話なのです。

文字の習得は、対面授業云々以前の問題のようにも思え、昨年以来、何度か取り上げています、パンデミック中の「マスク」と「ロックダウンによる人との接触の消失」による、

「信じられないような子どもたちの知能の低下」

が関係しているというようにしか思えません。

以下は、米フロリダ州の言語聴覚士が、「言葉の発達に問題がある子どもが 364%増加した」ことが報じられていたアメリカの報道をご紹介しています。

[記事] マスクによる乳幼児の「深刻な言葉の遅れ」の増加率が「364%」に達しているとアメリカのセラピストが声明
 In Deep 2022年1月20日

 

この言語聴覚士によれば、認知症のような子どもが非常に増えたことにも言及していまして、言葉の発達どころか、「周囲の何にも、たとえば親にも興味を持たない」というような乳幼児たちも増えているようです。

以下は、昨年夏に、米ブラウン大学の専門家が、パンデミック中に生まれたか、あるいはパンデミック中に乳幼児期を過ごした子どもたちに、「認知障害レベルの著しい知能低下が起きている」ことを突き止めた報道を取り上げています。

[記事] パンデミック中に生まれた子どもたちの IQ が認知障害のレベルにまで低下していることがアメリカの研究により見出される。人とのふれあいと遊びを剥奪され、マスクを強要されたことによる可能性が大
 In Deep 2021年8月15日

 

ブラジルで起きていることも同じ平行線にあることだと思われます。

現在、6歳から 7歳ということは、パンデミックが始まった時に、3歳から 5歳程度だったと思われるのですが、ブラジルでも 2020年には、州によって異なったとはいえ、厳しいロックダウンが長く続いた場所もあり、また厳しいマスク制限もありました(おそらく州によっては今も続いています)。

そういう環境で数ヶ月、半年、2年などを特に 3歳以下の小さな子どもが過ごし続けた場合、米ブラウン大学の研究や、米フロリダ州の言語聴覚士などの話に見られるような「壊滅的な発達の障害」必ず起きると思われます。

日本でも起きているはずです。

いずれにしましても、ブラジルの 6歳から 7歳の 4割が文字の読み書きができなくなったという数値は衝撃的で、報道にあった非政府組織のウェブサイトで資料を見てみました。

その組織は、「トドス・ペラ・エデュカッソ (Todos Pela Educação)」というブラジルの教育系の非政府団体です。

このポルトガル語の名称を英語に翻訳しますと、「 All for Education (すべては教育のために)」でした。

その内容に関してのニュースリリースからご紹介します。


6歳と7歳の読み書きのできない子どもたちの数が 100万人増加した

Todos Pela Educação 2022/02/08

トドス・ペラ・エデュカッソの調査によるテクニカルノートは、パンデミックがブラジルの公教育における歴史的格差を悪化させたことを示している。

2012年から 2021年までの継続的な全国世帯サンプル調査に基づいて作成されたトドス・ペラ・エデュカッソによるテクニカルノート 「パンデミックが子どもの識字率に与える影響」は、毎年第 3四半期に対応する数値の比較により、ブラジルの公教育に対する Covid-19 パンデミックの悪影響を確認した。

次のようなデータとなっている。

 

・2019年から 2021年の間に、読み書きができなかった 6歳と 7歳の子どもの数が 66.3%増加した。その数は 2019年の 140万人から 2021年には 240万人に増加した。

 

・この影響は、白人の子どもたちと黒人、褐色系の子どもたちの違いを強化した。読み書きができなかった 6歳と7 歳の黒人と褐色系の子どもたちの割合は、2019年の 28.8%と 28.2%から、2021年には 47.4%と 44.5%に増加し、白人の子どもたちでは、同じ期間に 20.3%から 35.1%に増加した。

 

・また、国内で最も裕福な世帯と最も貧しい世帯に住む子どもたちの間に関連する違いを見ることができる。最も貧しい世帯の子どもたちの間で、読み書きができなかった割合は、2019年から 2021年の間に 33.6%から 51.0%に増加した。最も裕福な世帯の子どもたちの間で、増加は 11.4%から16.6%だった。

 

・適切な年齢の子どもたちの非識字は、将来の学習に悪影響を及ぼし、教育の継続の失敗、学校を中退するリスクを高める。したがって、国立カリキュラム共通基地(BNCC)は、小学校の最初の 2年間の教育活動の主な焦点として識字能力に焦点をあてている。

 

トドス・ペラ・エデュカッソの教育政策責任者ガブリエル・コレア氏は、以下のように述べる。

「格差の拡大はブラジルの教育の歴史的問題を悪化させます。また、識字能力は、どのような学校でも、学習の前提条件であるため、この被害は永続的である可能性があるのです。これらの子どもたちが読み書きができ、勉強を続けることができるように、私たちはクラスの再開のための一貫した方針を緊急に必要としています。識字能力と学校教育のレベルが後退することは容認できません」


 

ここまでです。

トドス・ペラ・エデュカッソのまとめた資料は以下にあります。ポルトガル語ですが、Google 翻訳等で、ほぼ完全な日本語で表示されます。

IMPACTOS DA PANDEMIA NA ALFABETIZAÇÃO DE CRIANÇAS
パンデミックが子どもたちの識字率に与える影響

 

資料には、2012年からの同じ第3四半期のブラジルの 6歳から 7歳の「識字のできない率」のグラフがあります。もともとのブラジルの 6歳から 7歳の文字の読み書きができない率は、2019年まで 25%程度だったものが、2020年、2021年と飛躍的に増加したことがわかります。


nota tecnica

他に、人種の差による違いや、世帯の経済状況による差などのグラフもあり、多少差異はありますが、識字率が低下していない群はひとつもありません。

ところで、2019年以前の数値の「ブラジルの 6-7歳の文字の読めない率が 25%から 30%」は、そもそも高いように思いましたが、ユニセフの世界子供白書 2019の「教育指標」というページを見ますと、「ブラジルの小学2年と3年で最低限の読み書きができる率は 78%」とありましたので、それより 2歳から 3歳若い子どもたちの率としては、そのような感じのようです。

なお、この「小学2年と3年生で最低限の読み書きができる率」は他の国では、地域別で、「東アジア 79%」、「中南米 76%」、「北米 69%」などとなっていまして、2020年以前のブラジルの 6歳と 7歳の識字率である 70 - 75%、というのは主要国ではごく普通か、やや良好な数値と思われます。

それがたった2年間で「 4割もの 6歳と 7歳の子どもたちが読み書きができなくなった」と。

 

先ほどのトドス・ペラ・エデュカッソの教育政策責任者は「この被害は永続的である可能性がある」と述べていましたが、この問題は「高度な学問の力が落ちた」というのではなく、

 

「文字の習得という現代文明の基本的な段階に入ることができない子どもたち」

 

が著しく増加したわけで、そして、米フロリダ州に見られるように、

 

「それより下の世代は、言葉と発語という、さらに基本的な部分が欠落した子どもたちが増加している」

 

ということになると考えられます。

つまり、現在の 2歳から 4歳くらいの子どもたちが小学生くらいになった時、さらに深刻な問題が露呈してくると思われます。

劇的に低下した IQ 、言葉の獲得の機会を失った子どもたち、そして、文字の読み書きができない子どもたちの増加。

これはブラジルだけの問題ではなく、厳しいロックダウンと、マスク政策を長く続けた国や地域すべてで今すでに見られているか、今後、判明してくることだと思われます。

 

というか、私は、すでに「若い世代のすべての年齢層に、脳機能の低下が出ている」と考えています。

特に長時間マスクをしていた若い人たちにです。

以下の記事で、マスクがどれだけ子どもや若い人たちの「精神と学習能力を破壊するか」について、ドイツのメタ研究をご紹介しています。

[記事] これまでで最も大規模なマスクの副作用に対してのドイツでのメタ研究は「新型コロナ感染症より長期のマスク着用のほうがはるかに健康に有害」と結論付ける。特に児童には壊滅的
In Deep 2021年5月1日

ここには以下のようにあります。

 

(2020年のドイツの研究の内容より)

> ドイツで最近行われた、マスク着用を義務づけられている子ども数万人を対象とした観察研究は、頭痛(53%)、集中力の低下(50%)、喜びのなさ(49%)、学習障害(38%)、および、25,930人の子どものうち 27%に倦怠感が示された。

> 子どもの呼吸生理学の乱れは、長期的な疾患関連の結果をもたらす可能性がある。子どもの場合、CO2レベルがわずかに上昇しただけでも、心拍数、血圧、頭痛、倦怠感、集中力障害を増加させることが知られている。

> 神経疾患におけるマスク着用の考えられる影響を強調することも重要だ。研究では、マスクとフェイスシールドの両方が子どもたちの 46%( 80人中 37人)に「恐怖」を引き起こした。 mdpi.com

 

ここにありますように、

> 集中力の低下(50%)
> 学習障害(38%)

という状態がマスクによってもたらされることが判明しているわけで、こんな状態が、半年、1年、2年と続いて、脳機能も学習能力も上がるわけがない

以下は、ドイツの研究の論文に出ていた表を日本語にしたものです。


researchsquare.com

年齢が上がるほど「学習障害」の率が高くなっていることがわかります。13歳から 18歳では「 60%が集中力の低下」を訴え「 48%が、学習障害」を訴えています。勉強も何もあったものではないということです。

これは、以下の記事に載せたものです。

[記事] 子どもの「マスクの害」についてドイツで世界で初めてとなる大規模な調査研究が発表される。それによると7割の子どもが身体と精神に影響を受けている
 In Deep 2021年1月4日

この記事の最初の見出しは、「期間が長引くほど取り返しのつかないことになる可能性」というものでしたけれど、もうそうなっている可能性が高いです。

 

私は、今年の大学入学共通テストで「多くの科目で過去最低」となったのは、これが関係していると考えています。

大学入学共通テスト、7科目で過去最低点…「数学I・A」は37・96点 (読売新聞 2022/02/07)

 

報道では、「問題が難化した」とされていますが、あまりにも低すぎる平均点であり、おそらく昨年から始まっていた「子どもや若者たちのマスクによる脳機能の低下」が、今となって「本格化してきた」と思われます。

酸欠による脳の損傷は不可逆的な機能障害ですので、戻ることはありません。

ドイツの神経科医であるマーガレッタ・グリーズ・ブリッソン医師は、2020年にドイツでロックダウンとマスク着用義務が始まった時に以下のように警告していました。脳の海馬の神経細胞が破壊されるのです。

 

(神経科医マーガレッタ・グリーズ・ブリッソン医師の言葉)

> マスクによる私たちの呼気の再吸入は、間違いなく酸素欠乏と二酸化炭素の氾濫を引き起こします。人間の脳は酸素欠乏に非常に敏感であるため、たとえば海馬の神経細胞は、酸素がないと 3分を超えて生き残ることはできないのです。

> 急性の警告症状は、酸欠の頭痛、眠気、めまい、集中力の低下などがありますが、慢性的な酸素の剥奪の日常で、人々はそれに慣れていくために、それらのすべての症状が消えます。

> しかし、脳神経の効率は損なわれたままになるのです。脳の酸素不足は進行し続けます。

> ……現在のように、子どもたちの酸素を制限することだけでも絶対に犯罪的なのです。それによる脳の損傷は元に戻すことができません。 indeep.jp

 

マスク着用を義務化、あるいは日本のように「同調圧力的に義務化」した国や地域は、今後も子どもたちの認知能力と学習能力に関して、さらなる悲劇的な結果が表面化すると思われます。

脳が壊れた場合は、いくら勉強してもダメなのです。

進んで我が子や教え子たちに長時間のマスクをさせ続けた人たちは、これからその壊滅的な影響に直面するか、すでにしていると思われます。

ほんの些細な酸欠でも、2年も続けば、子どもや若い人の脳は壊れる。

そんな人間発達の基本的なことを……おそらく知っていただろうに強固にマスク着用を主張し続けた当局や専門家たちの罪は大きいとは思います。

亡国の主犯です。

でも、もう元に戻すことはできないのです。

子どもたちがマスクで脳に不可逆的な損傷を与えられ、大人はスパイクタンパク質で心身に不可逆的な損傷を得た。そして、脳も体も、元には戻らない

コロナ対策とはそれだけのものでした。

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