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10月4日にメルマガ太陽の50年ぶりの目覚めの中でを発行させていただきました。

2024年からの世界 ディストピアへようこそ 健康の真実 悪魔の輪郭 日本の未来

世界中が病気の蔓延でムチャクチャになっている中、ワクチン後遺症の治療に携わってきた米医師団体の代表が「今後、自己免疫の波が訪れる」と警告

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自己免疫の問題

米国のメディア「ザ・ヒル」に、米医師団体 FLCCC(最前線のコロナ感染症救命救急アライアンス)の最高医療責任者であるピエール・コリー博士が、文章を寄稿していました。

「長期のコロナ後遺症と長期のワクチン後遺症」

に関してのもので、ザ・ヒルのようなメジャーメディアが、ワクチン後遺症に言及した記事を載せるのは比較的珍しいと思いますが、ピエール・コリー博士は、昨年 USAトゥディ紙に、「なぜこれほど多くの米国の若者たちが亡くなっているのか」という内容の記事を寄稿したことがあります。

それについては、以下の記事の後半でふれています。

米国の若者の過剰死の異常な増加に疑義を訴える人たちが出る中で、今年の超過死亡率はさらに悪化している
In Deep 2023年9月2日

 

今回は、最初にザ・ヒルの記事をご紹介しますが、ここで、コリー博士は、

「今後、数年の間に、長期のコロナ後遺症と長期のワクチン後遺症の爆発的な流行が見られる可能性がある」

ことを懸念しています。

その影響の症例は多彩であるだろうとはいえ、今の世界は、すでに「その徴候」を見せているともいえるのです。とんでもない「病気的世界」となっているのですよ。

これはそのまま「死の世界」につながる可能性のあることです。

記事の後、そのことに少しふれます。

まずは、コリー博士の寄稿文です。




 


それは長期のコロナ後遺症なのか、それとも長期のワクチン後遺症なのか? 政府は知りたいのか、知りたくないのか

Is it long COVID or long vax? Does the government want to know?
The Hill 2024/03/06

何百万人ものアメリカ人が、新型コロナに感染してから数か月、あるいは数年ものあいだ苦しんでいる。

一般に知られているように、長期にわたる新型コロナ後遺症(Long COVID)は、深刻でありながらほとんど理解されていない問題だ。しかし、新型コロナワクチンが同様の病気を引き起こす可能性があるという証拠も増えている。

私たちは政府の保健機関がこの症状(新型コロナ後遺症なのか、ワクチン後遺症なのか)を真剣に検討し、人々が必要な支援を受けられるようにすることと、そして、これらの結果(ワクチン後遺症)を報告した医師や患者たちへの非難をやめるようにしてもらう必要がある。

私たちは FLCCCアライアンス(最前線のコロナ感染症救命救急アライアンス)に加盟する救命救急医であり、パンデミック期間中ずっと新型コロナ患者を治療してきた。

FLCCC の一人は最近、長期にわたる新型コロナ後遺症患者を専門とする個人診療所を開業した。2年間で、この診療所では 1,000人以上の患者を評価し、治療してきた。

患者の約 70%は、報告された症状は、コロナ感染後ではなく、コロナワクチン接種後、数分、数時間、数日、数週間で発生したと述べた。

「 long vax (長期のコロナワクチン後遺症)」と呼ばれるこの症候群は、医学文献に登場し始めたばかりだ。

米エール大学医学部のハーラン・クルムホルツ博士は、コロナワクチン接種後の運動不耐症、過度の疲労、しびれ、ブレインフォグ、および痛み、チクチク感、しびれを引き起こす可能性のある神経系疾患である神経障害の症状を報告した患者 241人を対象とした調査を発表した。

長期の新型コロナ患者はこの研究から除外されている。論文は現在査読中だ。

懸念されるのは、我々の調査結果、 クルムホルツ博士の研究、そしてコロナワクチン接種による有害事象の報告が、パンデミック中に見られたのと同じ制度的検閲の対象となっていることだ。

これらの情報を隠蔽すると、さらに大きな災害を引き起こす危険があると私たちは考える。

現在、自己免疫疾患が「流行レベル」に達しているとの警戒感が広がっている。その多くは新型コロナ(の自然感染)によるものだとされているが、コロナワクチン接種もこの傾向に寄与している可能性があるという証拠が増えている。

同様に、自己免疫疾患、特に自己免疫性リウマチ性疾患は、 長期にわたる後遺症を発症する可能性を高める可能性がある。

これは、今後数カ月、数年の間に、長期の新型コロナ後遺症と長期のワクチン後遺症の爆発的な流行が見られる可能性があることを意味する。

アメリカの保健機関は、私たちがこれらの症状をよりよく理解して治療できるように、この問題の研究を支援するために即座に行動する必要がある。

しかし残念ながら、これが起こるという期待はあまり持てないようだ。

国立衛生研究所は、自己免疫疾患に対する効果が証明されていないにもかかわらず、長期にわたる新型コロナウイルスと長期にわたるワクチン後遺症を治療するための抗ウイルス性新型コロナ治療薬パクスロビッドの効果の研究に熱心に取り組んでいる

同時に、 マーシー対ミズーリ州のような裁判は、バイデン政権が大規模ワクチン接種キャンペーンを推進する一方で、新型コロナの代替治療法に関する議論を抑制するようソーシャルメディア企業に加えた圧力に異議を唱えている。

人々の治癒に人生を捧げてきた医師として、私たちは政府がこのように権力を乱用したことを容認することは難しいと感じている。

私たちの保健機関は、業界や政治勢力に利用されており、多くの場合、何の救済手段もなく、何百万人もの人々が負傷、苦しみ、死にさらされている。

ワシントンの指導者たちが立ち上がってこれらの問題を真剣に受け止めるまで、知識を共有し解決策を見つけられるかどうかは医師と影響を受ける患者にかかっている。

確かに、上院支援委員会は最近、 長期にわたる新型コロナ後遺症の問題を取り上げたが、それは真剣な取り組みではなかった。何がうまくいかなかったのかを正直に説明しないまま、医療に関する決定に対して政府にさらなる権限を与えただけだった。


 

ここまでです。

> 自己免疫疾患が「流行レベル」に達しているとの警戒感が広がっている。

という部分がありますが、リンクされていたサイエンティフィック・アメリカン誌の記事は、この 2年、3年のことを述べているわけではないですが、とにかく増えていると。

以下は記事の冒頭部分です。

「自己免疫が流行レベルに達している」より

人生のある時点で、約 5分の1の確率で自己免疫疾患を発症する可能性がある。あなたが女性である場合、自己免疫に対する遺伝的素因がある場合、または特定の汚染物質にさらされている場合、その可能性はさらに高くなる。

これらの病気には、1型糖尿病、関節リウマチ、狼瘡、多発性硬化症など、生涯にわたって高額な費用がかかる 100を超える病気が含まれる。

これらは診断が難しいことが多く、現時点では治療が不可能だ。

自己免疫疾患の影響は壊滅的なものだ。微生物やがん細胞ではなく、人自身の免疫システムが自分の体を攻撃するため、慢性的な疲労、慢性的な痛み、薬物依存、うつ病、社会的孤立を経験する可能性がある。

これらの症状は精神的健康を破壊し、有望なキャリアを台無しにし、人生を破壊し、多くの場合、家族を崩壊させる。あまりにも多くの人にとって、これらの病気は早期の死につながる。

scientificamerican.com 2023/12/01

この自己免疫疾患と呼ばれるものは、この記事にありますように、通常でも、人生を通して 5人に 1人が罹患する可能性があるというもののようですが、これに関して、まだ新型コロナワクチンの接種が、日本では開始していない時期でしたが、イスラエルの著名な免疫学者のイェフダ・ショーンフェルド博士という方が、

「壊滅的な自己免疫疾患の拡大が起きる可能性」

について警告していました。

以下の記事で取り上げています。

「免疫学の父」と呼ばれるイスラエルの免疫学者が、今後の世界の「自己免疫疾患の壊滅的な大流行」を警告 — 分子模倣による細胞内の戦争が始まる
In Deep 2021年2月20日

「分子模倣」というのは難しい言葉ですが、ごく簡単に書きますと、

感染したウイルスなどの抗原と自分の抗原に「似た部分」がある場合、免疫応答が、自分自身を攻撃し始める可能性がある。

というようなことです。

これに関して、「ヒトタンパク質と新型コロナのスパイクタンパク質には同一の配列が複数ある」ことを、ショーンフェルド博士は突きとめました。

「ヒトと新型コロナウイルス(のスパイクタンパク質)に同一の配列を 26個特定した」

と書かれています。これは武漢株の頃の話です。

その後、スパイクタンパク質も変異等していますので、現在はどうなのかわからないですが、ブースター接種までのワクチンも同じ武漢株でしたので(その後、二価ワクチンにもなぜか武漢株が使われていましたが)、そのスパイクタンパク質に「ヒトと同一の配列がある」ことについては同じです。

コロナワクチン接種には、さまざまな影響や副作用が言われますが、ショーンフェルド博士が最も懸念しているのは「自己免疫疾患の大幅な増加」でした。著作の中で以下のように書いています。

イェフダ・ショーンフェルド教授の著作より

ワクチンの大規模接種の副作用の 1つは、特に遺伝的に自己免疫を起こしやすい人たちにおける自己免疫疾患の出現である可能性がある。

これが、すでに起き始めているか、今後数年間などで、急速に事態が悪化していく可能性があるということを先ほどの FLCCC のコリー博士は述べていたのだと思います。

しかし、コリー博士が諦観気味に書いていますように、もはや、(アメリカ)政府にはほとんど期待できないというのが現状なのかもしれません。

アメリカでは大統領選とかいうものが行われていますが、ワクチン後遺症に関しては誰が大統領になっても同じでしょう。

そういう脱力感は、日本に関して確かに私にもあります。

しかしですね。

これは「終わったことではない」のですよ。

自己免疫の問題はこれから数か月、数年、あるいはもっと先の問題として残るものです。ガンもそうですね。

 

病気の世界

自己免疫、というものとは関係ないにしても、世界の病気に関する報道やデータをこちらのブログに投稿することがあります。

最近だけでも、なんかすごいんですよ。

オーストラリアでは、子どもや若者たちの「謎の肺炎の急増」が、今年に入って始まっています。

シドニーの34歳以下の肺炎患者の推移(2019年〜)

BDW

英国だけではないですけど、この 3月に麻疹(はしか)が異様な急増を見せていたり。

2023年3月からの英国で確認された麻疹の症例数

Paul Mainwood

あと、最近だけでも以下のような報道を訳しています。

デング熱撲滅のために遺伝子編集蚊を放出した後、デング熱症例が400%増加しているブラジルで、他にもマラリア、ジカ、麻疹、コレラ症例が急増中
2024年3月4日

ルーマニアでコロナでもインフルエンザでもない肺炎患者が急増
2024年3月2日

バングラデシュで、幼い子どもが「軽度の発熱で死亡する」症例が多発
2024年2月27日

アフリカのザンビアでコレラの流行により700人が死亡。1月に「ワクチン接種キャンペーン」を開始したばかり
2024年2月26日

アメリカの過剰死亡は高齢者よりも25〜44歳の若年世代に顕著
2024年3月5日

 

 

これらに共通するものがあるかどうかは別として、

「現在、公衆衛生上の問題が悪化し続けている」

ことは確かです。

そういえば、最近一番、ギョッとしたのは、以下の記事です。

中国で「幼児の数が1年間で500万人以上減少した」という中国政府の公式報告
 BDW 2024年3月4日

正確には、2023年には 2022年より 534万人減少したとあります。

何がギョッとしたかというと、ここでは「幼児教育を受けている子どもの数」としているのですが、一般的に幼児教育を受けている年齢というと、3歳から 6歳くらいまでだと思います。

中国の年間の出生数は、まあ中国も出生数が減り続けていますが、以下のようになっています。

1月24日の JETRO の報道より

…出生数は902万人と前年から54万人減少した。2年連続で1,000万人を下回り、1949年の建国以来で最低を更新した。

JETRO

昨年は 900万人くらいの出生数でしたが、「 2年連続で 1,000万人を下回り」とあるということは、その前までは 1000万人を超えていたということで、今の 3歳から 6歳くらいまでが生まれた頃は、毎年 1000万人以上の赤ちゃんが生まれていたと思われます。

3歳〜 6歳くらいまでの合計だと、その世代で 4000万人以上、生まれていたことになります。

その「 4000万人のうちの 500万人という単位の減少」に驚いたのです。別に怪しい部分はないのかもしれないですが、何だかものすごい数値だなあとは思います。

もっと比較しますと、2021年には、中国の幼児の数は 4805万人いました。それが、2023年には、4093万人になっている。

2年間で 700万人など減っているのです。普通の統計上の数値として考えると何だか釈然としない部分がある、ものすごい数字なのですが、仮にこの極端な減少事象に「病気」が関係していたのだとすると、中国でもまた何か大変な医学的問題が存在しているのかもしれないなと思います。

この中国の件にに関しては、もうどういうような道筋で考えていいのかわからないのですけれど、どこの国も病気の増大と、出生数の極端な低下という状況に見舞われ続けています。

シンガポールも韓国に続いて、合計特殊出生率が 1を下回りました

このような危うい人口構成の中で、コリー博士などが述べていたような自己免疫の嵐とか、ガンの嵐とかが吹き荒れ始めた場合、なかなか社会は立ち行かなくなるときもあるのではないのかなと。

コロナワクチンの接種の推奨は今後さすがにやらなくなってくるとは思いますが(個々の医師の推奨はあるでしょうが)、今後の問題は、噴出する自己免疫やガンへの対処のほうになるのですかね。

しかし、自己免疫疾患もガンも、現代医療が最も不得意とする分野で、また、医療従事者たち自身も今後そのような疾患に見舞われる場合もないではないかもしれず、社会の状態に不安が残る今後数年だとは思います。

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  • この記事を書いた人

Oka In Deep

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