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2019年からの世界 人類の未来 拡大する自然災害 日本の未来

九州に未曾有の豪雨が近づく中での「世界同時多発状態の洪水」の様相

投稿日:

2019年7月2日 豪雨が丸三日間降り続くインドのムンバイにて


freepressjournal.in




 

九州に未曾有の豪雨が近づく中で

今この記事を書いているのは、7月3日の午後 2時頃ですが、九州に非常に厳しい雨がやってくることが繰り返し伝えられています。報道で言われているような「 7月の 1ヵ月分に相当する雨が 1日で降る可能性がある」というようなことが現実になれば、すでに大量の雨が降っている地域は厳しそうです。

今は、これらの雨雲が九州に向かっているわけですけれど、今後、夏が終わる頃までには、日本のどの地方がどのような気象状況と遭遇するかはわかりませんし、そして、どのように考えても「今後、急に日本や世界の気候が穏やかになる」という状況は想定しにくい部分があります。

そんな今の日本ですが、今年の春に以下のような記事を書かせていただきました。

2019年は「黙示録的な洪水の時代」の頂点へ至る最初の時代になる可能性が

この記事の最初の小見出しは、「世界中で拡大し続ける大洪水」というものでしたが、今年は、春から実際にそのような状態でした。そして、その洪水だらけの中で、アメリカを含む多くの農作地帯が荒らされたまま現在に至っています。

日本が豪雨に見舞われるかもしれないという今現在も、世界のさまざまな場所で「同時進行」で、洪水や豪雨による被害が発生しています。特にこの 1週間くらいは、「過去最悪」とか「観測史上初」というような言葉が入る洪水と豪雨に関する報道が多く、今回はそのようなものの中から、主要なものをご紹介したいと思います。

日本を含めて、ご紹介するそれぞれの国や地域で洪水が起きること自体が珍しいということではありませんが、それよりも、

「過去最大級の激しい豪雨が、こんなに同時多発的に世界で起きている」

ということが特筆すべきことなのかとも思います。

まずは、少し前まで「過去最悪の水不足」に直面していたインドが、一転して、過去最悪級の豪雨に苦しめられていることについてです。

 

インド・ムンバイで過去十数年で最悪の豪雨と洪水が進行中

2019年7月1日-2日

インドでは 6月まで、以下の記事で取り上げさせていただきましたように、各地で異常な猛暑に見舞われ続けていまして、さらには、インドに雨をもたらしてくれるモンスーンが来ないために、異常な水不足に各地で苦しめられていました。

2019年の狂気の気象はさらにエスカレートし、ほぼ地球全域がカオスの真っ只中に

そのインドに待望の「モンスーンがやってきた」のです。

6月26日に、インド全域ではないですが、おおむね国土の半分くらいに、まさに「恵みの雨が」降ったのです。

以下は、インド北部のウッタルプラデーシュ州で、雨の中で人々が喜ぶ光景です。

2019年6月27日 雨を喜ぶインドの人たち


Musson Rains in India

ところが、この「恵みの雨」は、すぐに驚異的な災害をもたらし始め、ウッタルプラデーシュ州では、大雨や落雷などにより、36時間のあいだに 17名が死亡、19名が負傷という事態となりました。

モンスーンの影響は、さらに拡大し続けています。特に、7月1日からの雨は、インド最大の都市であるムンバイを直撃し、ムンバイとしては、過去十数年で最大の雨量となり、現在も洪水が続いています。

2019年7月3日のBBCの報道より


BBC

この洪水により、2日間で 36名が死亡したと伝えられていますが、豪雨も洪水も収まってはいないですので、今後も被害が拡大する可能性があります。インドでの過去数十年での最悪の洪水被害は、2005年に 900名が死亡したものでしたが、今回も場合によっては、同じような被害にになる可能性があると報じられています。

しかし、一方で、深刻な水不足に見舞われていた地域では、このモンスーンの雨がもたらされていない場所もあるようで、今現在でも「水の枯渇」について報じられています。

水に関してのバランスが保たれない状態がインドでは続いています。

 

 

ロシア・イルクーツク 豪雨による過去最悪の洪水が継続中

2019年6月29日-7月2日

ロシアのシベリア地方にあるイルクーツクで、6月29日、同地としては、過去最悪の洪水が発生しています。

7月2日の報道では、現在までに 18人が死亡し、13人が行方不明だと発表されていますが、死者数はまだ増加する可能性があると緊急事態当局は述べています。

2019年7月1日 水没したイルクーツクの家々


fobosplanet

河川の増水がまだ続いているようですので、復旧などを含めて、状態が正常になるにはもかなりの時間がかかりそうです。

この洪水に関しては、以下の記事でも取りあげさせていただいています。

ロシアのイルクーツクで前例のない壊滅的な洪水が発生。事態は悪化の一途に

ロシアは、本来、豪雨による洪水という自然災害とは無縁の場所でしたが、今では、このようなことも起きる場所となっています。

 

 

メキシコと米テキサス州の国境 4時間で300mmの雨が降り洪水に

2019年6月25日

アメリカのテキサス州からメキシコへとは、わりと砂漠的な風景が続くのですけれど、そのような場所を、かつてない豪雨が襲い、あっという間に大洪水が発生するという事態が起きました。

6月26日の報道より


watchers.news

メキシコのタマウリパスを襲ったその雨の雨量は、4時間で 300ミリメートルという途方もないものとなったことが伝えられています。4時間で 300ミリですと、1時間に 70ミリ以上の雨が降り続けたということになり、これは雨の多い日本でも豪雨です。

しかし、もともと雨の多くはないこれらの地方では、インフラがまったく対応できず、その数時間の間に大洪水となりました。

6月25日 メキシコ・タマウリパス州の町レイノサ


mexiconewsdaily.com

2名が洪水で死亡した他、10万人以上が停電による影響を受けたそうです。

 

 

ベトナム北部 6月から繰り返す洪水

2019年6月-7月

ベトナムでは、熱波と暴風雨が入り乱れた荒れた天候が続いているようで、特に、北部では、6月26日に発生した洪水での被害が報じられていました。

6月26日の報道より


watchers.news

ベトナムでは、6月20日からの大雨と洪水による死者数は 23名となり、経済的損失は、3400万ドン(約15億円)にのぼっていると伝えられています。

そして、今、このベトナム北部に、7月2日に発生した「台風4号」が近づいていまして、さらなる豪雨がもたらされると見られています。

台風4号の進路


baonghean.vn

この台風4号は、それほど強力な台風ではないですが、台風以前にすでに気候がとても荒れている状態ですので、海南島や中国本土、ベトナム北部などは影響を受けそうです。

 


 

このあたりまでとさせていただきますが、他にも、アメリカや中国などを含めて、世界各地で洪水が発生し続けています。

思えば、昨年の今ごろも同じようなニュアンスの記事、つまり、「世界中で洪水が起きている」ということを以下の記事に記していました。

まるで全世界が洪水の中のようだ : フェニックス神の聖地であるレバノンの黙示録的な洪水で想いを強くする「この世の行方」

昨年の洪水は、サウジアラビアや、イエメン、イスラエルなどの、普通は洪水など起きない中東を繰り返し洪水が襲ったことが印象的で、その場所の多くが宗教的な意味を持つところでもあったために、「示唆的な洪水」でしたが、今年の洪水は「現実的」です。つまり、少し先の生活に直結する可能性のある洪水なのです。

現在、世界中の農作や畜産が水により失われ続けていまして、この秋以降の食糧の問題に関わってくる可能性が高くなっています。

ところで、日本は、昨年 2018年も、夏に「平成30年7月豪雨」と命名された気象に見舞われています。これは、西日本や中部地方、そして北海道にまで影響を与えたものでしたが、農協協会新聞によれば、この豪雨の農業被害は、以下のようなものでした。

・農業被害 660億円
・林野関係の被害 520億円
・水産関係の被害 15億円

今回の豪雨がどうなるのかはわからないですが、洪水というのは、このような大きな被害を出すものであり、そのような現象が世界中で拡大しているという事実があります。

今の私たちはそういう地球に生きているということを考えてみるのもいいのかもしれません。

それでは、豪雨が近づいている地域の方々には、賢明な対処でご安全にお過ごしされることを願っています。





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