光子 - Wikipedia
光子とは、光の粒子である。物理学における素粒子の一つであり、光を含むすべての電磁波の量子かつ電磁力のフォースキャリア(力を媒介する粒子)である。
光子は人間のDNAと同居する時に初めて規則性を持つ
先日、非常に興味深い記事を読みました。
ロシアの最高学術機関であるロシア科学アカデミーの科学者たちが 1995年におこなった実験に関する記事なのですが、これがもう、目からウナギが落ちるような話でして、しかも、ウナギもウナギで大ウナギ、あの伝説のオーストラリア大ウナギ級のウナギだったんですね。
そんなものが目から落ちてくるとなると、もう家も街も大騒ぎ(何の話をしようとしている)。
それほど興奮する話だったということなんですが、まずは、記事の概要をご紹介したいと思います。
簡単に書きますと、「人間の DNA が、この世の物質を支配している」ことを示す実験です。
Quantum Experiment Sheds Light On The Metaphysical Properties of Human DNA
collective-evolution.com 2019/12/17
量子実験がヒトDNAの形而上学的特性に光を当てた
ロシア人科学者であるウラジミール・ポポニン(Vladimir Poponin)氏は、1995年に、ロシア科学アカデミーにおいて生物物理学者ピーター・ガリアエフ(Peter Gariaev)氏を含む同僚たちと非常に興味深い実験を行ったことで有名だ。
論文『真空での DNA ファントム・エフェクトとその結果に対しての合理的な説明』で、ポポニン氏は冒頭で次のように述べている。
この発見は、観察された多くの代替療法としてのヒーリング現象を含む微細なエネルギー現象の根底にあるメカニズムの説明と、そのより深い理解のために非常に重要であると確信している。
ポポニン氏たちがおこなった実験は、私たちのこの世界を構成している量子である「光子」を用いて ヒトの DNA に対しての挙動をテストしたものだった。
宇宙の真空をシミュレートするために特別に設計されたチューブに光子を入れて、内部が完全な真空の状態で光子がどのように振る舞うかを知るために、実験が開始された。
光子をチューブに挿入した際には、光子はチューブ内の全体に散らばり、完全に不規則でランダムな方法で分布した。これは研究者チームが予想していた動きと同じだった。
次に、今度は、「人間の DNA 」を光子とともにチューブ内に配置した。
そこで起きたことは本当に不思議なことだった。
単独で光子がチューブ内にあった先ほどとは異なり、光子は DNA に反応した。そして、光子は動きのパターンを変えて特定の配列を形成した。つまり、生きている物質である人間の DNA の存在の下で、光子は「組織化された」のだ。
これは、DNA が明らかに光子に直接影響を与えていることを示している。そして、同時にこれは、私たち人間の中の何かが私たちの外の物理的な物質に直接影響を与えているという仮説を支持することになる結果のひとつともいえる。
ポポニン氏たちのチームは、この実験を繰り返し行ったが、いつでもその結果は同じであり、光子が DNA によって規則的な配列を作り出すことが確認された。これは、人間の DNA が、私たちの世界を構成する量子、つまり「物質」に直接影響することが観察されたということになる。
しかし、実験では、さらに大きなサプライズが起きた。
次の大きな驚き
次の大きな驚きは、研究者たちが容器から DNA を取り出したときに観察された。科学者たちは、DNA を取り除いた後は、光子は元のような規則性のない散乱状態に単純に戻ると予測したが、そうならなかったのだ。
人間の DNA がチューブから取り出された後も、光子はまだ DNA がチューブの中にあるかのように規則性を持ち秩序立ったままだったのだ。これはポポニン氏たちにとって、非常に予想外の出来事だった。
研究者たちは仮説を立て、「何らかの新しいフィールドの構造が惹起しているという仮説を受け入れざるを得なかった」と述べる。
(※訳者注 / この言い回しはちょっと難しいですが、「物理的な真空から何らかの新しいフィールド構造が生まれている」という意味だと思われます)
この実験は、DNA が私たちの世界を構成する「物質」とコミュニケーションをとっている可能性を示しており、そして、そこには、ある種の目に見えないフィールドが存在することも示している。
ここまでです。
皆様も目からいろいろと落ちませんでしたか。
なお、実験は以下のような構成でおこなわれたそうです。
ロシアでの実験の構造
・The DNA Phantom Effect
この実験の概要をまとめますと、以下のようになります。
実験の概要
・真空の中に光子だけが存在する時には、光子は無秩序に散乱するだけだった。
・そこにヒトの DNA が入れられると共に、光子は「規則性をもち動き始めた」。
・そして、一度規則性を持った光子は、DNAがいなくなっても、規則性を崩すことはなかった。
となるのですよ。
「すっげー」と思いましたね。
つまり、DNA が、光子に規則性を生じさせていて、「その規則性は DNA がいなくなっても永遠に続く」ということは、実質的に「この世」を作っていることとあまり変わらないことになるのではないかと。
光子とは、冒頭の Wikipedia にもありますように、
> 光を含むすべての電磁波の量子かつ電磁力のフォースキャリア(力を媒介する粒子)
であるわけで、そして、この世は,見えるもの聞こえるものすべてがこれらによって作られているわけですから、実質的に「この世を創っているのと同じ」だと思うのです。
「これはつまり、DNA がこの世を作っているということと同じ意味ではないの?」と、ふと思った次第なんですよ。それで目からウナギが次々と。
ついでに、創造神・・・などという概念もふと浮かんだりしますが、そういえば、新約聖書のヨハネによる福音書の第 1章は以下のように始まります。
ヨハネによる福音書/ 01章 01 - 03節
初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。
この言は、初めに神と共にあった。
万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。
要するに、この世は「ことばから生まれた」というようなことを述べているわけなんですけれど、これもですね、実はロシアの科学者が、かつて、
「 DNA は言葉によって再配置されている」
というような研究が発表したのを、ずいぶん昔のブログ記事で取り上げたことがあります。
・ジャンクDNA解明への挑戦(第1回): 記憶媒体として機能しているDNA
In Deep 2011年06月11日
ここで翻訳した記事から少し抜粋します。
DNA は言葉と振動の影響で頻繁に再プログラムされている
近年のロシアでは、それまであまり研究されてこなかった様々な自然科学現象を科学的に研究して直接的、あるいは間接的に説明できるようになっている。
その中には次のようなものもある。それは、DNA は言葉と振動によって再プログラミングされているということに関しての証拠が見つかったことだ。それには遺伝子の損傷も移動も伴わないという。
我々の DNA の中で人体のタンパク質を作るために使われているのは、ほんの 10パーセント以下にしか過ぎない。残りの 90パーセント以上の DNA は「ジャンク DNA 」と呼ばれており、それらは機能していないと西欧諸国の科学研究では考えられている。
しかし、ロシアではそのように考えない研究者たちがいる。
彼らは「生命は愚か者などではない」という確信の元に、DNA の 90パーセントを占めるジャンクDNA を調査する冒険を開始した。この調査には、言語学者と遺伝子研究の第一人者たちも加わった。
その結果、非常に革命的といえる調査結果が導き出された。
ロシアの言語学者たちは「役に立たない」と思われている 90パーセント以上のジャンク DNA のすべてが、私たち人間の言語と同じ規則に従っていることを突き止めた。
言語学者たちは、言語の文法の構文、言語の形態からなる意味論、そして、基本的な文法ルールなどと比較した。そして、言語学者らは、DNA のアルカリが正規の文法に従い、そして、まるで私たちの言語のように規則を設定していることを発見したという。
この結果、人間の言語やその規則は偶然現れるものではなく、私たちの DNA を反映しているものだということが考えられるようだ。
ここまでです。
これは 2011年の記事なんですけれど、今になってやっとちょっと意味が出てきたような気もします。
聖書の中の人は、
「万物は言によって成った。」
と、すべては言葉によって作られたと言っていて、そして、今ご紹介したロシアの研究では、
「人間の言語やその規則は、偶然現れるものではなく、私たちの DNA を反映している」
というように述べているわけで、そして、最初にご紹介した「 DNA と光子」、つまり「 DNA と物質の関係」に関して、
「物質は DNA の支配下にある可能性が高い」
という研究結果。
うーん・・・・・・。
これはどういうように考えればいいのですかね。
まさか、この世に最初にあったものは DNA というような話になったりしないよなあ・・・と、ちょっと話が複雑化してきた感があります。
そもそも、以下の記事など何度か取り上げているように、私たちの世界そのものは「物質的には存在しているとはいえない」という線はかなり強いのですね。
繰り返し行われる量子力学実験により「この世に客観的な現実は存在しない」ことがさらに明確になり、そして「この世は人間の主観で成り立っている」ことが否定できない状況に
あるいは、上の記事でも参照していますけれど、
「何もないところから存在が生まれている」
ことは、現在の物理学で判明していることでもあるのです。
以下の文章は、無 - Wikipedia からの抜粋です。
無 - Wikipedia より
古典物理学において、物理的に何も無い空間を真空と呼び、真空は完全な無であると考えられてきたが、現代物理学においては、真空のゆらぎによって、何も無いはずの真空から電子と陽電子のペアが、突然出現することが認められている。
このことによって、現代物理学では完全な無(絶対無)というものは物理的に存在しないとされている。
このように「物質」が「何もないところから現れて」、そして次に「物質は DNA にコントロールされて、いろいろな《存在》が出現する」というようなことになっている……のですかねえ。
光子などの「物質」が「人間の意志によって変化する」ことについては、以下の記事で取りあげたことがあります。
私たち人間の「意識」で「社会と地球と宇宙」を変える具体的な方法 Part.2
投稿日:2019年7月21日
人間の意志が光子の状態に干渉することについては、実験によって確かめられています。
しかし、意志も何も、
「ただそこに DNA があるだけで光子は規則性を持つ」
ということでもあるようで・・・。
「ただ、そばにいてくれるだけでいい」というようなフレーズがありますけれど、どうも光子と DNAの関係はそんなようなものなのですかね。
うーん、DNA ってなんだろう? と、ふと原点に近い部分を考えたりしますが、
そういえば、DNA とか細胞というのは、レーザーのような「光」を発しているのですけれど、アレクサンダー・グルヴィッチという科学者が以下のように主張していたことがありました。
「細胞から出ている光線は他者、つまり他人の細胞に細胞分裂をおこさせることができることがわかった」
これは、以下の記事でふれています。
・光で語り合う自分の細胞と他人の細胞。そして、人間は「生きているだけで永遠を体現している」ことをはじめて知った日
In Deep 2013年12月23日
細胞というか、実際には DNA であり、 DNA は光で他者とコミュニケーションをとっている(あるいは他者に干渉している)ような挙動があるのですけれど、なんというか、
「 DNA は光で物質世界を支配している」
というような考えも湧き・・・これはもはやオカルトの世界ですが、しかし DNA が、この世の「存在の秘密」を牛耳っている可能性はあるのかもしれないですね。
考えてみれば、DNA というのは「ほぼ永遠の存在」であるので、存在の根幹としては、とても頼りになるものでもあります。
永遠といっても、地球上においては、実際には、以下の記事で取りあげましたように、DNA の寿命は 680万年ほどだということが 2012年の研究でわかったようで、保存状態がよい場合は最大で 1000万年くらいの寿命だそうです。
・「 DNA は永遠不滅ではなかった」: 研究により DNA の分子は 680万年程度で消滅することが判明
In Deep 2012年10月13日
ただ、この680万年というのは、地球上での寿命であり、極端に気温が低くて、真空の場所であるなら、DNA は永遠に近く存続し続けることができるはずです。極端に気温が低くて、真空の場所の代表格は「宇宙空間」ですので、 DNA は宇宙空間に漂っている限りは、ほぼ永遠に存続し続けるはずです。
「 DNA って最初にいったいどこから来て、そしていったい何なのだろう?」
ということを改めて思った今回の研究結果でした。
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