狂い咲きサンダーロード
今日は何かいろいろと役所的な手続きに出かける日となってしまいまして、収監手続きとか(逮捕されたのかよ)……いや、収監ではなく…入管… (海外の人?)……ああ違う。入墨? (ヤクザかよ)……手続きの名前は忘れてしまいましたけれど、市役所だとかいろいろと回って帰ってきて、帰ってきましたら遅い時間となり、それと共に何かの環境の影響もあるのか、調子を崩しながらも、少しずつ復活させています。
戻ってきて、真っ先に見たのは福井新聞でしたが、福井新聞に関しては、先日の以下の記事で、竹の花が咲いたことについての報道に少しふれさせていただいています。
白い虹の思い出、竹の花の思い出。そして集団精神病の思い出
投稿日:2021年8月21日
この福井新聞は、主に福井などのことについての報道が多いのですが、最近すごいのです。
その後見ました福井新聞の最近の記事には以下のようなものがありました。
1本のユリに54輪の花「本当にびっくり」 福井県の民家の庭で「帯化」現象 (福井新聞 2021/08/27)
1本にユリの花60個「密」咲き、極太の茎は「タケノコかと思った」 (福井新聞 2021/07/13)
水やり欠かさず50年…ついに初めて開花 福井県、世話した女性驚き(福井新聞 2021/07/23)
ユリは、私の家にもありまして、それらを見ている限りでは、この
> 1本のユリに54輪の花
というのは、驚くというより「あり得ない話」です。
品種にもよるのでしょうけれど、どんなユリでも、シーズンに数個の花を咲かせるというのが普通で、そこで「 54輪 」ですよ。
7月13日の福井新聞には、「ユリの花 60個」という報道の見出しもありました。
1本のユリに54輪の花が付いた様子。 2021年8月23日 福井県敦賀市
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1本のユリに60輪の花が付いた様子。 2021年7月13日 福井県福井市
fukuishimbun.co.jp
これらは、ごく正常に考えて、
「普通のことではないし」
ということになるとは思うのです。
あと、「北陸でソテツが開花した」と報道もありましたが、これもやはり普通ではないです。
開花したソテツ。 2021年7月20日 福井県越前市
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これらのことは、おそらく「考える以上に普通のことではない」とは思いますが、福井では以下のようなことも起きています。
花言葉は「繁栄」…福井県で意外な野菜が開花 猛暑影響?、発見男性も驚き (福井新聞 2021/08/11)
この報道のタイトルだけでは、よくわからないですが、以下のようなもので、日本で咲くことがないサトイモの花が咲いたという報道です。
福井県越前市の畑で、国内では珍しいサトイモの花が咲いた。サトイモは東南アジアが原産で、県園芸研究センターによると、連日の猛暑が影響した可能性があるという。
見つけた男性によると、約20株を植えた自宅近くの畑で、ミズバショウに似た形の黄色い花が7月末ごろから咲き始め、8月5日までに6個の花を確認した。「不思議に思って調べたら花だと分かってびっくり」と男性。(fukuishimbun.co.jp 2021/08/11)
ユリの花 60連咲きにしても、ソテツの花にしても、サトイモの花にしても、やや普通ではないことが、この周辺で起きていることがわかります。
なお、サトイモの報道の中に、
> 連日の猛暑が影響した可能性がある
とありますが、こういうのを聞くと、どうしても、「今年、猛暑か?」とは思うのです。
私の住む地域(関東)に関しては、そりゃ夏ですので暑いのは暑いですけれど、この数年と比べると、猛暑という言い方はとてもできなくて、何より暑さの苦手な私が、夜に冷房なしで眠っている夏というのは、この十数年は記憶にないです。
つまり、おそらくは「今年は涼しい夏だった」と思うのですが、まあしかし、地元の所沢人民準自治区の感覚的な話をしていても仕方ないですので、
「福井って今年猛暑だったん?」
と気象庁のデータを見てみました。
先ほどの植物たちの報道は 7月から 8月上旬ですので、7月のデータを見てみますと、検索で、福井県の「気象庁 観測史上 1~ 10位の値」というのがあり、福井市(越廼)の観測史上 1~10位の値のうちの上位 5は以下のようになっていました。
福井県 越廼 過去の1日の最高気温の上位
1位 38.2℃ (2018/7/29)
2位 36.5℃ (2014/7/26)
3位 36.3℃ (2012/7/30)
4位 36.2℃ (2015/7/26)
5位 36.0℃ (2018/7/20)
それで、今年 2021年7月の福井市(越廼)の 7月の最高気温の記録は以下のようになっていました。
福井県 越廼 2021年7月(日ごとの値)
7月19日 33.6℃
7月17日 33.0℃
7月23日 32.9℃
7月24日 32.8℃
7月25日 32.8℃
今年の 7月の福井市では、過去の記録に及ぶような暑い日はなかったことがわかります。
では、平均ではどうなのだろうと、福井市の 7月の月平均気温を見てみますと、月平均気温の高い方から歴代では以下のようになっています。
福井市(越廼)の7月の月平均気温 上位5
1位 27.7℃ (2018/7)
2位 27.3℃ (2017/7)
3位 27.0℃ (2013/7)
4位 27.0℃ (2000/7)
5位 26.9℃ (2004/7)
それで、今年 2021年7月の福井県(越廼)の月平均気温を見ますと、
26.5℃
となっていました(気象庁)。
歴代の上位の第 10位が 1994年7月の 26.7℃でしたので、今年の福井市の 7月の平均気温は、過去の記録の上位 10位にも入らないことになります。
つまり、涼しい夏とは言わなくても、「過去と比べると、さほど暑い夏ではなかった」と。
8月も調べてみましたが、おおむね同じです。
ですので、ソテツの花やサトイモの花が咲くという日本では珍しい現象は、「猛暑のためとは言えない可能性がはるかに高い」と思われます。
おそらく別の理由です。
ユリの花の 60連咲きとかもです。
じゃあ何かというと、それはわからないです。
わからないですが、唯一、私が想像できることとしては「宇宙線あるいは放射線の関係」くらいなんですね。
もう今から 10年以上前のブログで、2011年2月21日の読売新聞の記事をご紹介したことがあります。
宇宙帰りのサクラ異変…なぜか発芽・急成長
読売新聞 2011年02月21日地上350キロメートルの国際宇宙ステーション(ISS)で2008年11月から8か月半、保管した桜の種を、地上へ持ち帰って植えたところ、発芽しないはずの種が芽を出すなど、異変が相次いでいることがわかった。
原因は不明だが、無重力で放射線の強い宇宙環境で、遺伝子の突然変異や、細胞が活性化したなどの見方もある。
あるいは、やはり古いブログ記事ですが、2012年6月の京都新聞の報道をご紹介したこともあります。
宇宙アサガオ、異常早咲き
京都新聞 2012/06/13宇宙空間を旅した種子から育った京都産業大付属高の「宇宙アサガオ」が、通常は夏至以降とされる開花時期より大幅に早く、10日に咲き始めたことが、12日に分かった。
帰還2世代目は異常に多くの花をつけたことが確認されており、開花したのは3世代目にあたるアサガオ。同高は、宇宙放射線の影響を裏付ける事象だとみて、さらに研究を進める。
ここに、
> 帰還2世代目は異常に多くの花をつけた
とありますように、宇宙に行った植物は「なんかが変わる」傾向があるようなんですね。
花があり得ないほど、たくさん咲いたりというような。
宇宙空間と、私たちの生きている地球の地上との主な差異は「空間を飛び交う宇宙線の量」くらいということになり、それ以外ではさほど差はわかりにくい部分はあるということもあり、福井のような植物の「異変」という話を聞きますと、
「宇宙線関係?」
とすぐ思ってしまう部分があるのですが、しかし、いくら何でも、福井周辺にだけ強い宇宙線が照射されているということがあり得るわけもなく、結局はよくわからないです。
かつてから、私自身は、「地球の生命の進化には宇宙線が関係しているのでは」ということをずっと思っていまして、以前のブログ記事では書くことも多かったです。
2016年の科学誌サイエンスには「宇宙線を食べて生きている微生物がいる可能性がある」というような、一歩間違うと狂気の世界に近い論文が載せられていたこともありました。
以下の記事でご紹介しています。
宇宙線レベルが著しく増加している今の地球と、そしてこれから
投稿日:2017年5月13日
まあしかし。
世がこのようなってしまいましたからね。
宇宙線云々以前に、パタパタといってしまう時代となってしまいました。
以前書いていたように、今後、一部の科学者たちが言っているように、太陽活動が劇的に低下しますと、それに伴い「地球上の宇宙線は激増する」可能性があります。このあたりのメカニズムは以下の記事などをご参照いただければと思います。
宇宙線の地球への到達量がもうじき「観測史上最高値」を突破する
投稿日:2019年4月25日
上の記事にも書いていますが、私個人としての感想でしかないですが、
「宇宙線が過度に多い時代に人類は進化してきた」
と私は思っています。
ですので、今後の数十年は、「人類は過去数百年 / 数千年間で最も進化する時代となる可能性があるのかもしれない」と私は思っていました。
しかし、それが、このワクチン時代の有り様で、ぜーんぶ「ナシよ」と。
もう多くの人々が進化もクソもなくなった。
そのあたりが時期的に重なったというあたりも、私がたまに激オコ的になりそうになる理由ですかね。
人類の進化の機会をうまいこと奪われた、みたいな、
もうですね。
こうなりますと、私たちが学ぶことは「悪」ですよ、「悪」。
そういえば、少し前のメルマガだったと思いますが、スイスの精神科医であり心理学者であり、一歩間違うと狂気のオカルティストだったカール・ユングさんが、
「悪に対する想像力を育てなければいけない」
と言っていたことを述べていた部分の引用をご紹介したことがあります。
チベット仏教の修験者でユングの研究者であるポール・レヴィ氏という方の文章を翻訳したものです。
今回はそこから抜粋して締めさせていただきます。
本当に大事です、この時代には。
悪に対する想像力を育てることは。
行うことは善で良くても、思考は、善の想像力だけでは今後立ち行かないはずです。
今の世はみんないい人すぎる。
ユングの言う「悪への想像力」の自分自身の中での育成は私たちの光への入り口である
Developing Jung’s “Imagination for Evil” is the Doorway to Our Light
Paul Levy 2021/08/05
ユングによれば、悪に対処する上で最も決定的に重要なステップの1つは、「悪に対する想像力」とユングが呼ぶものをそれぞれの人たちが発達させることだ。
潜在的に悪として存在し得ることが可能で、適切な状況下で私たち自身もそうなる可能性のある悪を想像できない場合、私たちは自分自身を、他の悪の手に委ねるしかなくなる。
悪が私たちの想像力の範囲を逃れるならば、それは私たちの想像力の中で、そして私たちの具体的な生活の両方で、私たちに対する支配を指示し、強制しそして確立するだろう。
私たちの悪への想像力は、悪に対処することを助けることができるものなので、悪(の立場側)は人の想像力を抑制し、最終的に破壊しようとするだろう。
私たちが悪に対処するための次のステップ、つまりユングの言葉で言うと、「何に対抗するか」は、私たちの世界の闇が、私たちそれぞれの自分の内にあるものが何かを明らかにしていることを認識することだ。
ユングの言葉を引用すると、以下のようになる。
「今日提起されている悪の問題に答えたいと願う人たちは、何よりもまず、自己認識、つまり自分自身の全体性について、可能な限りの知識を必要としている」
私たちのこの現在の壊滅的な時代では、私たちの存在の最も内側の基盤、つまり私たちの本質的な全体性について知ることは絶対に不可欠だ。
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