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「ロックダウンによる被害は利益の10倍にもなる」とカナダの感染症専門家は主張し、封鎖という政策を再考するように訴える。そして英国では「精神疾患のパンデミック」が起き始めている

投稿日:


dailysabah.com




 

強圧的な対策の被害の規模がさらに明らかに

新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来、ロックダウンや緊急事態宣言などの行動制限や孤立化に対して反対し続けてきました。

最初に書いたのがどの記事だかは明確ではないですが、以下の 2020年4月の記事のように、統計上は「被害ばかり」が浮き出てくるロックダウンについては、百害あって一利無しの典型的な愚行だと確信し続けています。

「ロックダウンという名の虐殺」 :英国で新型コロナ「ではない原因」による死者が封鎖の日より急激に増加し、統計開始以来最大の死者数に。私たちは今、国家による大量殺人という現実を世界に見ている
投稿日:2020年4月22日

あるいは、マスクについても、先日、世界で初めて「マスクによる子どもたちの心身への影響」がドイツの大規模な調査によって明らかになりました。

以下の記事で取り上げています。

子どもの「マスクの害」についてドイツで世界で初めてとなる大規模な調査研究が発表される。それによると7割の子どもが身体と精神に影響を受けている
投稿日:2021年1月4日

しかし、2020年 3月にパンデミックが始まったときに最も厳格なロックダウンやマスク着用義務を打ち出した特に欧米の国々では、それから 10ヶ月経過した今、当時よりさらに厳しいロックダウンや夜間外出禁止措置が取られている国も多いです。

イギリスなどでは、ロックダウンを続ける中で、感染確認数も死者もまったく減少していかない中、英国政府は「さらに厳しいロックダウン」を考慮していることを、英デイリーメールが伝えています。

デイリーメールは、

「国民の外出を1週間に1度だけ許可する」

という規律の実施さえ英国政府は議論したと伝えています。実施されてはいないようですが、感染確認数が減らない場合は「実施」される可能性があるようです。

どうにかしている話ですが、しかし、欧米だけではなく、日本などでも「さらに厳格な規制を」というような主張を本気で述べている人たちの存在を目にすることがあり、「健康とは何か」ということについて、まったく考慮されていない現在のロックダウン政策に支持者がいることに驚きます。

今回は、「当初、ロックダウンを強く支持していた」カナダの感染症の専門家が、

「浅薄な思考で行われたロックダウンは再考しなければならない」

とする学術論文を発表したことに関して、その感染症の専門家へのインタビューを行ったメディアの記事を翻訳しました。

やや長いですが、さまざまな数字と共に「ロックダウンが、どれだけ利益がなく、またその被害がどれだけのものか」ということがわかりやすく語られています。

ここからです。

 


ロックダウンの害は利益の少なくとも10倍だとカナダの小児感染症専門家が述べる

Lockdown harms are at least 10 times greater than benefits - Canadian specialist in pediatric infectious diseases
sott.net 2021/01/11

アリ・ジョフィ博士(Dr. Ari Joffe)は、エドモントンにあるストーラリー・チルドレンズ・ホスピタルの小児感染症の専門家であり、カナダ・アルバータ大学の小児科の臨床教授でもある。ジョフィ博士は、「 COVID-19:ロックダウンの集団思考の再考」というタイトルの論文を書いた。それによると、ロックダウンの害はその利益の10倍であることが示されている。

以下の Q&A は、ジョフィ博士へのインタビューとなる。

- -

Q:ジョフィ博士、あなたは当初、ロックダウンに対しての強力な支持者でしたが、その後、考えが変わりました。なぜですか?

私が最初にロックタウンを支持した理由はいくつかあります。

まず、初期のデータは、(新型コロナウイルスの)感染致死率が最大 2〜 3%もあり、人口の 80%以上が感染すると誤って示唆されていました。その当時のモデリングからは、繰り返しロックダウンを行うことが必要であることを示唆していたのです。

しかし新たなデータによると、感染致死率の中央値は 0.23%であり、また、70歳未満の人の感染致死率の中央値は 0.05%であることがわかりました。リスクが高いグループは、高齢者、特に重度の基礎疾患のある人たちです。さらに、ほとんどの場合、進行中の感染が制限される(集団免疫の)前に、人口の 20〜 40%しか感染しない可能性があります。

第二に、私は感染症と救命救急の専門医であり、公共政策の決定を下す訓練を受けたわけではありません。私は COVID-19 の直接的な影響と、これらの直接的な影響を防ぐ方法についての知識だけを考えていたのです。私は、COVID-19 への対応(つまり、ロックダウン)が、公衆衛生と福祉に及ぼす計り知れない影響を考慮していませんでした。

新たなデータは、ロックダウンによるいわゆる「付随的損害」の驚異的な数値を示しています。

これは、世界中の何千万人もの人々に悪影響を及ぼし、食糧不安(8200万人〜1億3200万人に影響)、重度の貧困(7000万人以上)、母体および 5歳未満の医療中断による死亡(170万人以上)などの悪影響を与えると予測できるのです。

あるいは、治療サービスの中断(結核、マラリア、HIVの数百万人)、子どもたちの学校閉鎖(子どもたちの将来の収入の可能性と寿命に影響を与える)、数百万人の子どもたちの予防接種キャンペーンの中断、数百万人の女性たちのパートナーからの暴力。

高所得国では、ヘルスケアの遅延や中断、失業、孤独、メンタルヘルスの悪化、オピオイド危機による死亡の増加などからも悪影響が発生します。

第三に、パンデミックに対するさまざまな対応の正式な費用便益分析は、政府や公衆衛生の専門家によって行われていませんでした。

当初、私はパンデミックを抑制するためには、ロックダウンが最善のアプローチであると単純に想定していたのです。しかし、公衆衛生に関する政策決定には、費用便益分析が必要です。

ロックダウンは公衆衛生の介入であり、国民の幸福を改善することを目的としているため、ロックダウンの利点と、国民の幸福に対する影響の両方を考慮する必要があるのです。

私が、より多くの情報を得たときに、ロックダウンが彼らを守るよりも、はるかに多くの「害」を引き起こすことに気づいたのです。

 

Q: カナダで行われたロックダウンの完全な費用便益分析はこれまでありませんでした。何を見つけられましたか?

まず、費用便益分析の背景について説明しますと、今まで知らなかった情報を発見しました。

第一に、命を救うか経済を救うかという決定を組み立てることは誤った二分法でした。景気後退と公衆衛生の間には強い長期的な関係があります。

医療、教育、道路、衛生、住宅、栄養、ワクチン、安全性、社会保障網、クリーンエネルギー、その他のサービスへの政府支出が国民の幸福と平均余命を決定するため、これらは理にかなっています。

政府がこれらの健康の社会的決定要因への支出を減らすことを余儀なくされた場合、「統計的生命」が失われるでしょう。つまり、多くの人々が今後の数年間で死ぬでしょう。

第二に、私は孤独と失業が公衆衛生に及ぼす影響を過小評価していました。孤独と失業は、早期死亡、寿命の短縮、慢性疾患の最も強い危険因子の 1つであることが知られています。

第三に、政策決定を行う際には、考慮すべきトレードオフ、コストと利益があり、選択する必要があります。できるだけ死ぬ人たちが少なくなることを提唱する際に、それぞれが悲劇的な結果をもたらさないこと。

費用便益分析では、COVID-19 による死亡を防ぐためのロックダウンの利点と、不況、孤独、失業が国民の幸福と死亡率に及ぼす影響の観点からロックダウンの被害を検討します。

しかし、私は、上記の他のいわゆる「巻き添え被害」のすべてを考慮してはいませんでした。そして、ロックダウンの被害は利益の少なくとも 10倍高いことが判明したのです。

つまり、ロックダウンは COVID-19 そのものよりも、はるかに多くの人々の幸福に害を与えるのです。

私は集中的な保護アプローチを支持しています。このアプローチでは、高齢者、特に重度の基礎疾患のある人や老人ホームや入院している人たちなど、 COVID-19 による死亡のリスクが非常に高い人を集中的に保護することを目指しています。

 

Q:あなたは世論を形作る上で手本となるルールを研究しています。それを示していただけますか?

COVID-19に対する初期のモデリングと予測は不正確だったと思います。

そのモデリングと予測は、世界中に恐怖の政策が伝染することにつながりました。メジャーメディアは、ひたすら COVID-19 の症例と死亡の絶対数に焦点を当て続けました。感染数を減らすことだけに一方的に焦点が当てられてきました。

エコノミスト誌のポール・フリイテルス氏は、「他のすべての健康上のリスクや他の要因による生命の毀損の懸念を排除して、この特定の病気による感染と死亡のリスクだけを減らしているように見える」と書いています。

恐怖と不安が広がり、 COVID-19 を他の何よりも大きな存在にしてしまった。

私たちの認知バイアスは、私たちが最適な政策を立てることを妨げました。人口レベルで報告された隠れた「統計的死亡」(※ ロックダウンの影響による新型コロナ以外での死亡)を無視し、将来さらに大きな利益よりも即時の利益を優先し、お気に入りの理論を反証する証拠を無視し、設定された行動方針へのコミットメントをエスカレートさせました。

2018年のカナダでは、1か月あたり23,000人以上が死亡しました。1日あたりでは 775人以上が死亡していることになります。

2019年には、全世界で 5800万人以上が死亡しました。1日あたりだと約 16万人が死亡していたことになります。

カナダでは、今年の 11月21日、COVID-19 がカナダの死亡の 5.23%(アルバータ州では 2.42%)を占めました。

そして全世界では、COVID-19による死者は 3.06%です。

パンデミック以前には、毎日 21,000人以上がタバコが原因で亡くなっています。 5歳未満の小児の肺炎および下痢で毎日 3600人が亡くなり、結核で 4110人が亡くなっています。ここから、COVID-19 の悲劇的とされている数を文脈の中で考慮する必要があります。

私たちは必死な思いで「一時停止」して、入手可能な情報を再考する必要があると確信しています。真のリスクへの対応を調整し、合理的な費用便益分析を行い、ロックダウンへの浅かった思考を終わらせる必要があります。

 

Q:カナダはすでに何ヶ月もの間、ロックダウンの道を進んでいます。今、何をすべきでしょうか? この状況を変更するにはどうすればよいですか?

以上のように、「一時停止」して、入手できる情報を再考する必要があると思います。私が他の場所で提案したいくつかの考慮事項には、次のものがあります。

・関係するリスクとトレードオフについて自分自身をよりよく教育し、正確な情報で不当な恐れを軽減する必要がある。費用便益分析に焦点を当てる必要がある。繰り返しまたは長期のロックダウンは、COVID-19 の感染数の数値だけに基づくことはできない。

・リスクの高い人々の保護に焦点を当てる必要がある。入院中またはナーシングホームにいる人たち、混雑した状況(例:ホームレスの避難所、刑務所、大規模な集会)、および70歳以上、重篤な基礎疾患を伴う人たち。こういうリスクの高い人たちに焦点を当てるべきで、国民すべてを閉じ込めることは停止するべきだ。

・子どもは COVID-19 による罹患率と死亡率が非常に低く、特に 10歳以下の子どもでは、このウイルスに感染する可能性が特に低く、ウイルスの感染源になる可能性が低いため、学校は決して閉鎖しないべきだ。


 

ここまでです。

このアリ・ジョフィ博士は、最初のうちは、ロックダウンを強く支持していたわけですが、次第に出揃うデータの中で、「あまりにも被害が大きい」ことに気付いていき、今は、このように、

「とにかくロックダウンはやめなければならない」

という主張を続けています。

しかしまあ、これは以下の記事などでふれています「グレートバリントン宣言」(科学者たちによるロックダウン停止請願の署名)でも言われていることで、しかし、欧米の各国は今でも完全にそれを無視したままです。

グレートバリントン宣言が当局から完全に無視されても、米スタンフォードの医学博士は主張し続ける。「ロックダウンは害悪でしかない」と
投稿日:2021年1月2日

理論よりも「悪意」が勝っている世界。

今後も、このような科学者たちの主張が政府当局に届く可能性は低そうですが、しかし、当局がどうであれ、少しでも多くの人たちが、「ロックダウンは百害あって一利なし」だと気付くことになっていけば、それでいいのかなとも思います。

あと、もうひとつ報道をご紹介しておきます。

 

 

メンタルヘルスの悪化の爆発的流行

昨年の春以来、ロックダウンや社会の閉鎖は「おびただしいメンタルヘルスの悪化を招く」として、今起きているメンタルヘルス危機は、平時の世界での精神的問題とは異なるものだということを以下の記事で書かせていただいたことがあります。

「今起きていることは通常のメンタルヘルス・カタストロフではない」
投稿日:2020年7月18日

ロックダウンが長く続くイギリスについて「精神疾患のパンデミックが起きている」という見出しで、英デイリーメールがイギリスのメンタルヘルスの惨状を伝えていました。

アメリカでも、昨年夏の時点で「 4人に 1人の若者が自死を考えた」ことが調査で判明していまして、以下の記事で取りあげています。

世界中の多くの若者たちのメンタルヘルスの状態はそろそろ限界なのでは。アメリカでは「4人に1人の若者が本気で自死を考えた」と回答
投稿日:2020年9月28日

それから半年ほど経ち、州にもよりますが、アメリカでも状況が改善していないか、あるいは悪化している場合が多そうです。

欧米の多くにおいて、前例がないようなメンタルヘルスの悪化の危機がさらに拡大しています。

イギリスの状態について、デイリーメールの記事を短くまとめていたメディア記事をご紹介して締めさせていただきます。


ロックダウンが「前例のない」メンタルヘルス危機を引き起こしていると専門家たちが警告

「イギリス国家そのものがメンタルヘルスのパンデミックに直面していると言っても過言ではありません」と専門家は述べる

Experts Warn Lockdown Is Creating ‘Unprecedented’ Mental Health Crisis
summit.news 2021/01/13

医学、学界、慈善のそれぞれ分野の専門家たちが、英国でのロックダウンが不安とうつ病のパンデミックの爆発を引き起こしていると警告している。

メンタルヘルス・チャリティー・マインドの最高経営責任者であるポール・ファーマー氏は、「国家がメンタルヘルスのパンデミックに直面していると言っても過言ではありません」と述べた。

慈善団体のヘルプラインへのアクセスは、自傷行為から自殺に至るまでの問題に対処する前例のない量の電話となっており、Webサイトへのアクセスも大幅に増加している。

ファーマー氏は、以下のように言う。

「英国のメンタルヘルスが全面的に悪化していることは明らかです。軽度のメンタルヘルスの問題から、危機的な状況に達している場合、入院しなければならないような状況も含まれています」

英国王立精神科医学会の学長であるエイドリアン・ジェイムス博士は、さらに次のように警告した。

「私たちは前例のないメンタルヘルスの危機に直面しています。社会的孤立、孤独、ストレスと不安、家庭内暴力、死別、経済的困難、失業。深刻な Covid-19 感染はすべてメンタルヘルスサービスの作業負荷の増加につながる要因です」

「患者たちは、より重篤な症状を経験しており、精神科医たちは昨年と比較して、緊急の症状の増加を見ています」

自傷行為について広範な研究を行ってきたノッティンガム大学のエレン・タウンゼント教授は、次のように述べている。

「最初のロックダウン中にも若者たちの自殺が増加した懸念の兆候がありました」

「孤独、社会的孤立、精神的健康の問題が若者たちに急増しています」

子どもの行動の専門家であるエリザベス・オシェイ氏は、ロックダウンが「精神的健康を刻む時限爆弾を生み出した」と警告している。オシェイ氏は、以前、ロックダウンは「パニック対策」であり、「世界規模での重大な間違い」であると警告していた。

イギリスでは、パンデミックの前に、すでに自殺の増加が見られていたが、ロックダウン以来、自殺と故意の自傷の爆発的増加が病院から報告されている。

 

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