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変異が続く新型コロナの危機は「数年は終わらない」という意見の中で、1年前の2019年の春、日本で咲き乱れた「竹の花」、そしてノートルダム大聖堂、バッタに覆われたイスラエルの過ぎ越しを思い出す

投稿日:2020年4月7日 更新日:


・2020年4月1日 イスラエル・ベニヤミンの空。Gedaliah Blum




 

竹の花が咲き乱れてから1年後の日本

1年ほど前のことを考えていましたら、

「そういえば、去年の 4月は日本で《竹の花》が咲き乱れていたなあ」

と思い出しました。

竹の開花はのサイクルは、正確にはわかっていないですが、 120年に 1度などという長いサイクルであることと、開花するとその区域の竹が全滅するために、いろいろな意味、特に凶兆としてとらえられることもある現象でもあります。

以下の記事でふれていますが、昨年の 4月、「日本各地で、その竹が開花した」という報道が続いたのでした。

120年に1度しか咲かない「竹の花」が日本各地で開花し続けている。そして歴史から見るこの示唆は不吉などではなく「完全なパラダイムシフト」への徴候かと

その前には、2008年にも、日本各地で「竹の花」が咲きましたが、世界はそのままリーマンショックに突入しました。そして、2019年の全国的な竹の花から 1年後の今、日本は「感染症の流行での緊急事態宣言」の渦中となっています。

私は上の記事で、「 100年に1度などの竹の開花」は、

「不吉というより、社会や価値観を含めて、何もかも刷新される合図ではないのか」

というようなことを考えていると書きましたが、現在の状況を見ていますと、そのようになる可能性もあるのだと思います。

新型コロナウイルスの影響が今後どのくらいの期間続くのかはわからないですが、緊急事態が宣言される中で、日本社会は焼き尽くされ、後に何も残らない規模にまで被害は及ぶと思います。

焼け野原ですね。

しかし、この焼け野原は、ウイルスが招いたものではなく、人が招いたものでもあります。

「誰も免疫を持たない新しいウイルスの拡大を人為的に制圧する」というような奇妙で形而上的な試みが世界中でおこなわれているわけで、過去の歴史のパンデミックに学べば、「もともと無理」なことを、行おうとしているのは奇妙で、最近は自分の住んでいるこの世界が本物なのかどうかもわからなくなることがあります。

「人間ってこんなに奇妙なことをするものだっけ?」と。

1年前の 4月は、フランスのノートルダム大聖堂が焼け落ちたときでもありました。

フランス全土でキリスト教会への攻撃と悪魔的冒瀆が連続して発生し続けている中、意味が「聖母マリア」であるノートルダム大聖堂が焼け落ちる

上の記事に書きましたが、この当時のフランスでは、毎日のように、礼拝所と十字架が破壊され冒瀆され続けていましたが、ノートルダム大聖堂の出火原因は、放火等ではなく、「何らかの事故」とされています。今年 1月に書きました以下の記事では、2019年のヨーロッパでのキリスト教施設や聖母像などへの攻撃数が 3000件を超えたことが明らかになったということをご紹介しています。

2019年のヨーロッパでのキリスト教施設や聖母像などへの攻撃数は過去最高の「3000件」にのぼったことが判明

キリスト教というより「宗教」というもの全体に、何か不安定な響きが広がっているかもしれないことが明らかにになってきたのが、1年前くらいの出来事でもありました。

やはり 1年前、イスラエルで最も重要なユダヤ教の祭事のひとつである「過ぎ越し(すぎこし)」の時期に「イナゴの大群がイスラエルを襲った」ことを以下の記事で取りあげたことがありました。

神の厄災から家族を守るためであるイスラエルのユダヤ教最重要祭事「過ぎ越し」が、今年2019年は「イナゴの大群の厄災に見舞われる中での開催」となる見込み

イナゴ(サバクトビバッタ)に関しては、今年の被害が甚大ですが、昨年も、やはり中東では珍しい大雨が続いたために、中東の砂漠でイナゴが大繁殖しまして、サウジアラビアのイスラム教の聖地メッカもイナゴに占領されました。

何というか、昨年 2019年は、「本番の 2020年」に対しての序章的な感じが強い年でした。

昨年はイナゴに見舞われたイスラエルの「過ぎ越し」なのですけれど、今年 2020年の過ぎ越しは、

「イスラエル全土に発令された夜間の完全外出禁止令の中で開催される」

ことが決定しています。

イスラエルの「過ぎ越し」は、ユダヤ暦でおこなわれるので、毎年開催日は異なりますが、今年は、4月8日から始まり、4月16日まで続きます。

その中で、イスラエル政府は、新型コロナウイルス対策の一環として、「 4月7日からイスラエル全土を対象に完全な夜間外出とする」と発令したのです。

期間は不明です。

このイスラエルで最も重要な祭事に外出禁止令が出されたことはこれまで一度もなく、イスラエルの報道は、「聖書の記述以来だ」としています。

その報道です。

過ぎ越しの前夜から : 聖書の十の災い以来、イスラエル全土が初めて完全な夜間の外出禁止に

Passover Eve: All of Israel to Fall Under Full Curfew for First time Since 10 Plagues
Breaking Israel News 2020/04/06

イスラエルのネタニヤフ首相と内務大臣は、4月8日の日没から始まる過ぎ越し祭の期間、完全な夜間外出禁止令を全土に宣言することに合意した。

テレビニュースで、内務大臣は次のように説明した。

「数週間前に夜間外出禁止令を検討したが、国の経済と流通を麻痺させたくなかったために行わなかった。過ぎ越し祭では(過ぎ越しの期間は、会社も学校も休みとなるため)誰も働いておらず、オフィスは閉鎖されているために、この期間の夜間外出を禁止とすることにした。この期間、人々が他の家族と交流を持つことは望ましくない。今年の過ぎ越しは自らの家族だけで開催されなければならない」

夜間の封鎖が発効すると、夜間の車の運転も認められない。夜間の買い物もできないために、必要なものは、それまでに購入しておかなければならない。

夜間封鎖がいつまで続くのかについて、内務大臣「それについて議論している」が、明確なことは決まっていないとした。

イスラエルでは、先週の日曜日以来、エルサレムの特定の地域での新型コロナウイルスの症例数が悪くなっていると警告されていた。

ここまでです。

現在、夜間外出禁止令をお発令している国はわりと多く、アラブ首長国連邦タイペルーチリフィリピンボリビアなどがありますが、この中には「夜の経済」が大きな国や地域も多く、困っている人たちが世界中で増えていると思われます。

日本にしても、強制力はないだろうとしても、「夜の世界」がターゲットになってきていますので、現時点で困っている人たちがたくさんいらっしゃると思います。

このままこのようなことが続いていくと、「生き残れない人たち」が多数出てくるわけで、コロナウイルスよりその被害のほうが大きくなりそうです。そして「いつまで続くかもわからない」。今年からは本当にたくさんの人たちの命が、病気以外で失われそうで、それが切ないです。

そのうち、「生活などがどうにもならなくなっていき、未来も見えない場合」は、政府や体制に見切りをつける人が増えそうで、他人同士でお互いに助け合わなければならない局面も近づきそうです。

それによって、世界は変わるのかもしれないですが。

 

何となく昨年のことを思い出していまして、とりとめのない記事となっていまいました。

そういえば、先ほど「いつまで続くかもわからない」と書きましたけれど、タイランド・メディカルニュースは、新型コロナウイルスの変異は多用で、それぞれの RNA の塩基配列がかなり異なるために、たとえひとつの治療薬やワクチンが開発されたとしても、それがすぐ通用しなくなる可能性に言及しており、タイトルには、

「終息には、数年で済まないかもしれない」

とありました。

もしそのようなことがあるならば、私たち人類はパンデミックを受け入れて、心地良い共存ではないですけれど、ウイルスと共存していくしかないのではないかとも思います。

その記事をご紹介して締めさせていただきます。


新型コロナウイルスは、異なる臨床症状から 8つの異なる変異株が特定されており、この COVID-19 危機は今後数年で終了する可能性は低い

COVID-19 Crisis Unlikely To End In The Next Few Years, Eight Distinct Mutated Strains Identified With Different Clinical Manifestations
Thailand Medical News 2020/04/06

新型コロナウイルス COVID-19 疾患に関する信頼できる最新の医学的研究の多くは、現状が厳しい状況にあることを示しているが、最近の研究では、 COVID-19 の危機が、短期間でピークに達するか終息に向かう可能性が低いことを示していると言わざるを得ない。

中国で SARS-Cov-2 コロナウイルスが最初に出現したとき、その際にすでに非常に速い速度で変異し始めており、多くの進化的分岐が起きていることについての明確な特徴を示していた。

ところが、残念ながら、当時は多くの専門家たちが、新型コロナウイルスが変異し続けていることを否定し、ウイルス学者たちやゲノム専門家たちが過去の古い原則に基づいて判断を下し、新型ウイルスは変異していないか、人に大きな影響を与えるほどには変異していないとして、そして、多くの専門家たちは「このウイルスは、症状が軽微になっていき、自然に消滅する可能性がある」とも述べていた。

しかし、現実はそれと反対の方向に進み続けている。

そのような中、アメリカのナショナルジオグラフィックは「新型コロナウイルスが約 15日ごとの割合で変異している」ことを明らかにした記事を掲載した。

これまでに世界中で、2000 を超えるゲノムシーケンスが実行されており、新型コロナウイルスの変異にもっと注意を払い、そしてすべての研究者たちが情報を共有し始めるよう呼びかけた後、さらに「約 446の異なる株」が特定されている。

このさまざまな株のうち、 8つの異なる変異株が同定された。

これらの 8つの菌株は、RNA に異なるコドン(塩基配列)の変化を持っている。つまり、現在の PCR テストなどの診断でも、これらの菌株のいくつかを決定するのに正確な判定は出ない、あるいは効果的ではないということだ。そのため、より広い範囲の新しい診断を行う必要がある。

これらの新しい変異株と SARS-CoV-2 は、ヒト宿主細胞への結合するための「複数のモード」を持っており、このことは、治療薬研究とワクチン開発にも影響を及ぼしている。今後、より明確な変異株が見出された場合、治療薬研究とワクチン開発はさらに難解となっていく。

これまでのところ、SARS-Cov-2 ウイルスが ACE2 受容体にどのように結合(感染)するかについて述べた多くの研究の他、酵素フーリン切断による結合(感染)、GRP78受容体による結合(感染)、CD 147受容体による結合(感染)など様々なモードがあることがわかっている。

さまざまな株がヒト宿主細胞との結合のさらに多くのモードを持ち、体内のさまざまなタンパク質に影響を与えるという新しい研究も明らかになった。

これが意味するところは、病気から回復した患者が、時間の経過とともに「病気の慢性化の状態」に移行する可能性があることを意味する。

新しい株の系統と結合(感染のモード)または「ヒトへの攻撃」が株によりさまざまに異なるために、臨床症状も異なる。つまり、新型コロナウイルスは、初期の武漢での典型的な発熱と咳および肺炎の症状をもたらすウイルスから、英国などでの新しい症例である、例えば胃の問題、神経系の損傷、嗅覚の喪失、混乱や認知の問題、さらには心不全、腎不全など、今ではその症状は多岐に渡っている。このような新しい変異株が世界的に蔓延しているのが現実だ。

また、イタリア、スペイン、イランでは、「無症状の患者」が 48時間未満で突然臨床症状を示し、急速に悪化して死亡してしまうという新しい症例がある。

世界のほとんどの政府および保健当局者たちは、この SARS-CoV-2 新型コロナウイルスの最新のデータについて、ほとんど何も知らず、医療専門家たちや研究者たちが公開する新たなデータや研究全体を比較することをせずに、自分たちの感染症への古い思い込みに集中しすぎている傾向がある。

特に、欧米の科学者や研究者たちの多くは、中国人の研究を認めようとしない非常に傲慢な部分があり、それが解決法の模索を妨げている。

製薬企業や政府の中には、この状況を利用して経済的に利益を得たり、外交管理を行っているところもあるが、これまでのところ、COVID-19 を治療できる確定した既知の薬物や治療法は存在しない。

最新の臨床データにより、すべての新しい変異株に効果のあるワクチンと治療薬が開発されて対処できるようになるとしても、それは、15〜18か月程度で達成できるものでもないだろう。危機はそれほど長引く可能性がある。

少なくとも数年は覚悟しなければならない。 しかし、薬物研究と SARS-Cov-2 の研究にはいくつかの大きな進歩もあり、きっと明るい道が見つかるはずだ。

 

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