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ヨーロッパで始まる新しいタイプの内戦 : 手榴弾抗争が続く「スウェーデンの憂鬱」に見るこれからの世界

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summit.news




 

「戦場化」が進むスウェーデンで

2016年から2017年頃は、アフリカや中東からヨーロッパに赴く「大量の移民」のことが、よく報じられていて、何度か記事で取りあげたこともあります。

その後はあまり状況が大きく報じられなくなり、あの大量の移民の人たちはどうなったのだろうとは思っていたのですが、最も移民政策に寛容だった国であるスウェーデンが、

「ムチャクチャな治安状況になっている」

ということを初めて知りまして、犯罪のすべてがそうではないですが、スウェーデンで犯罪が急激に増えた大きな利用のひとつが、「移民たちがギャング化して抗争していることによるもの」だと説明されていました。

まずは、昨日見たそのスウェーデンについての報道と、あとは、現在のスウェーデンの治安の状況がわかる以前の報道の概要をそれぞれご紹介します。

こんなに治安状況が崩壊しているとはまったく知りませんでした。

 


Stockholm: 51 Per Cent of Women Feel Unsafe Going Out at Night
summit.news 2019/11/28

スウェーデンのストックホルムでの調査によると、女性の51パーセントが夜間の外出に不安を感じている

新たな調査によると、スウェーデンのストックホルムの女性のうちの 51パーセントが夜間に外出するのは危険であると感じていることがわかった。そして、日中でも不安を感じる人の数は以前の 2倍となった。

ストックホルムの地域管理委員会の新しい市民調査によると、女性の半数以上が、夕方以降に不安を感じており、夜間の外出はまったく安全ではないと感じる人たちの全体的な数字は 33パーセントから 44パーセントに上昇したことがわかった。

2011年以降、日中でも、自分の居住地域は安全ではないと感じる市民の割合は、以前の 11パーセントから 20パーセントにほぼ倍増した。

「ストックホルムでの不安の高まりはまた、ウォーキング、映画館、知人宅への訪問などの間でも犯罪にさらされることへの懸念から、ますます多くの住民たちが、それらのような行動や活動を控えているという事実によって強調されている」と報告書は述べる。

ストックホルムの住民の 34パーセントは、犯罪の恐れのために「ほぼすべての野外活動をやめた」と答えている。

スウェーデンは、主に移民たちによるギャング間の抗争や衝突の結果として、暴力犯罪、銃撃、爆発、手榴弾攻撃など大きな問題を経験し続けている。スウェーデンは、2015年以降、主にアフリカと中東から数十万人の新しい移民を受け入れてきている。

最近の世論調査では、「反移民」を主張するスウェーデン民主党が現在のスウェーデンで最も人気のある党であることがわかった。選挙が今行われた場合、スウェーデン民主党は、与党の社会民主党を破り 24.2パーセントの得票を獲得すると計算された。

10月には、スウェーデンの輸送会社「スカニア」社の前 CEO であるレイフ・オストリング氏は、スウェーデンは大量の移民のコントロールを失っており、そのために内戦に向かっていると警告した。

オストリング氏は以下のように言う。

「私たちは、海外から限界を超えた数のあまりにも多くの人々を国内に引き入れてしまいました。そして、私たちは今もその状態をそのまま抱えているのです。中東とアフリカから来た人々は、私たちがほぼ数百年前に去った社会に住んでいます」

一方、新しい数字によると、これまで以上に多くのスウェーデン人が抗うつ剤を服用しており、現在、スウェーデンでは 100万人が抗うつ剤を服用している。

スウェーデンの人口は、約 1000万人であり、この 100万人という数は、人口の 10分の 1にあたる。

2000年代初期では、抗うつ剤を服用していた人の数はこの半分以下だった。

スウェーデンのような進歩的なユートピアに住む人々が、なぜこれほど安全を感じなくなり、また抗うつ剤を大量に飲まなければ生きられないような不安を感じるようになっているのか。その理由は何によって説明できるのだろうか。


 

ここまでです。

記事には、スウェーデンの犯罪の状況として、

> 暴力犯罪、銃撃、爆発、手榴弾攻撃など

という「手榴弾」などという言葉が出てくる物々しい記述がありますが、手榴弾は戦争以外の通常の犯罪で使われるということを聞いたことがないですので、調べますと、これは 2017年頃にはスウェーデンで常態化していたようです。以下は、2018年2月の英国の報道からの抜粋です。

 


Violent crime in Sweden is soaring. When will politicians act?
spectator.co.uk 2018/02/10

スウェーデンでの暴力犯罪が急増している。政治家はいつこれに対処するつもりなのだろうか

銃撃、手榴弾攻撃、ギャング間戦争により、一部の都市には立ち入り禁止区域が発生している。

2018年1月、スウェーデンにとっては特に暴力的な月だった。

ストックホルムで路上に横たわっていた 63歳の男性が手榴弾で殺され、オランダからやって来た交換留学生は、ピザレストランで処刑スタイルの殺人中に流れ弾に見舞われた。

ヨーテボリでは、手榴弾が広場に放り込まれ、台所で爆発した。これが起きたのは主に移民が居住する郊外で、同じ場所では 2年前に手榴弾攻撃で 8歳のイギリス人の少年が殺されている。マルメでは、手榴弾が警察署に投げつけられ、警察署の外で爆発した。

こんな状況であり、2018年のスウェーデンは新年を祝うような雰囲気ではない。

スウェーデンでは、銃による暴力は増加しており、昼間でも射撃事件があり、流れ弾による被害もある。過去 9年間で、銃を含む殺人事件の報告と未遂は、それ以前のほぼ 2倍になった。

また、スウェーデン警察によると、手榴弾での攻撃というのは、以前のスウェーデンでは(戦争時以外は)起きたことのない犯罪だという。

手榴弾は、犯罪者たちから「リンゴ」と呼ばれており、旧ユーゴスラビアからスウェーデンに密輸されている。

手榴弾はバルカン半島の戦争後の武器の闇市場に豊富に流通しており、安価に販売されている。あるいは、アサルトライフルの購入時に景品として配られさえする。

手榴弾のような爆発物は、家に置いておくタイプの武器ではないので、犯罪者たちは、それらを手に入れると、すぐに使用する可能性がある。

しかし、スウェーデン当局にしても、今、何が起きているかについて率直に言うのはまだ難しい。

現在のスウェーデンのギャングのメンバーたちは、主に第 1世代および第 2世代の移民だ。

現在のスウェーデンでは、これらのギャング戦争は、政府の失敗した移住政策と統合政策を常に思い出させるものとなってしまっている。そして、このことが、スウェーデンは、「人道主義的超大国」であり、それを誇りとしているこの国の政府にとって大きな問題となっているのだ。


 

ここまでです。

ヨーロッパの国の中で、「手榴弾での抗争が常態化している」というのは、かなりの驚きでしたが、「抗うつ剤を服用する人の多さ」にも驚きます。

記事では、人口 1000万人の 10分の 1に当たる約 100万人が抗うつ剤を服用しているとありますけれど、小さな子どもが抗うつ剤を飲んでいるということもあまりないでしょうから、大人だけで考えると、

「現在のスウェーデンでは、数人に1人の大人が抗うつ剤を飲んでいる」

という可能性もあり、これはかなりのものです。

この人々の抗うつ剤の服用のし過ぎの状況ということもまた、さらにいろいろな問題を深刻にするような気がします。

以前、英国 BBC の報道で「イギリスでは数百万人が抗うつ剤の禁断症状に苦しんでいる」という記事をご紹介したことがありました。

2018年10月02日のBBCの報道より


Antidepressant withdrawal 'hits millions'

これについては、以下の記事でご紹介しています。

これまで誰も体系的に触れられなかった聖域「抗うつ剤の離脱作用の激しさと、飛び抜けた有害性の現実」が国際的な研究によって明らかに

記事では、英国ローハンプトン大学などによる研究の論文で、抗うつ剤の離脱症状の現実の状態が以下のようなものだとわかりました。

判明した抗うつ剤の危険性

・抗うつ剤の服用を中止しようとした人たちのうちの半数以上( 56% )が離脱症状(禁断症状)を経験している。

・離脱症状を経験した人のほぼ半数(46%)は、その症状が重度のものだった。

・離脱症状が数週間または数ヶ月以上続くことも珍しくないことがわかった。

・これらのことから、現在のイギリスとアメリカでの抗うつ剤のガイドラインは、離脱症状の重篤度および、離脱症状が持続する期間を過小評価している。抗うつ剤のガイドラインの見直しには重大な臨床的意義を有する。

約半数が、離脱症状を体験するということになってしまうようですが、離脱症状には以下のようなものがあり、その中には「永続的に続く」ものもあります。

ローハンプトン大学の研究による抗うつ剤の離脱症状の種類

抗うつ薬の中止後の典型的な症状には、以下のようなものがある。

・不安
・インフルエンザ様の症状
・不眠症
・吐き気
・平衡感覚の欠如
・感覚障害
・過知症の増加
・めまい
・感電様感覚
・脳波の異常
・下痢
・頭痛
・筋痙攣および振戦(からだの震え)

上記の症状が最も一般的な身体症状だが、抗うつ剤の服用中止が躁病を誘発する可能性があるという証拠もある。

また、感情の鈍化、泣くことができないなどの症状や、性機能障害については、これが長期的あるいは永続的な機能障害となる場合がある。

抗うつ剤というのも、できる限り、服用を避けたい薬のひとつだとはずっと思っています。

うつ病(あるいは不安障害も)も、まずは、GABA など脳内の神経伝達物質を数多く作り出す生活習慣を作っていくのが、最も効果的な治療になるはずです。

それは、先日の以下の記事でもふれています。

自殺の多くは腸内環境の改善で防ぐことができる可能性

スウェーデンの話から、抗うつ剤の話になってしまいましたけれど、アメリカでも、他のヨーロッパ諸国でも、あるいはアジアでも、抗うつ剤の処方と服用は増加しています。

そして、スウェーデンでこのような状況なら、移民政策と関係があるとは言わないですが、同じような「犯罪の増加に見舞われているヨーロッパ諸国」でも、人々の不安やうつ的状況も大きくなっていると思われます。

以下の記事でご紹介しましたように、イギリスの状況も次第に絶望的になってきているようですし。

すでに暴力に太陽の力は必要ない : イギリスでは「14分間に1度」の割合でナイフでの殺傷事件が起き、世界でのテロの発生はもはやコントロール不可能の状態に

スウェーデンあるいはヨーロッパのいくつかの国々が、なぜこのような憂鬱な状況になってしまったのかについては、最初にご紹介した記事に、

> その理由は何によって説明できるのだろうか。

とありますように、「もはやわかっていても、誰もそのことをはっきり言えなくなっている」という状況かとも思います。

ずいぶん以前のことですが、かつて、ブルガリアの預言者であるババ・バンガという人が、以下のように述べていたことを記したことがあります。

ババ・バンガの予言

・2010年から始まったイスラム教徒による戦争は、2016年にヨーロッパ侵攻の形となる。

・ヨーロッパは無人の荒れた地帯となってしまう。

私は何となくこの言葉を思い出していました。

いわゆる普通に想定される戦争とはちがいますけれど、今のスウェーデンで起きていることは、やはり戦争なのだと思います。

ババ・バンガは、このヨーロッパの戦争は「 2043年にイスラム教徒の勝利で終わる」としています。

いずれにしても、知らないところで、世界の様相はどんどんと変わっていっているという状態が進行しているようなのですね。

日本にしても、自分たちが住んでいるので気づきにくいだけで、外から眺めてみれば、どんどん変わっているのかもしれないです。





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