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地震の時代の「頂点」が近づいている? 今、地球では「通常の3倍の数の地震」が発生し続けている

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2019年7月15日の米国メディアの記事


The Number Of Global Earthquakes Is 3 Times Above Normal




 

世界の地震の回数がさらに極大化

今年の 6月くらいから地震に関しての記事が多くなっていますが、その理由は単純でして、

「かつてないほど地震が増え続けている」

からでした。

そのような中で、 7月15日までの 1週間は、地震の「」として、ものすごいことになっていたことを知りました。

今年 2019年の現在までの地震の発生回数の平均は、マグニチュード 1.5以上の地震に関して、

1日に平均 193回、発生

していました。

小さな地震も含めますと、世界では毎日こんなに地震が起きているわけですけれど、7月9日から 7月15日までの 1週間は、マグニチュード 1.5以上の地震が、

1日に平均 677回、発生

していたのです。

実に、通常の 3倍以上。

この地震事象が一過性のものなのかどうかはわからないですが、特徴として、超巨大地震こそないものの、マグニチュード 6以上の地震の発生がとても多いのです。

まず、現段階での世界での地震の状況について、各報道の情報をまとめた冒頭のアメリカのメディア記事をご紹介します。

オリジナルは文字だけの記事ですので、写真等をこちらで付け加えています。

 


The Number Of Global Earthquakes Is 3 Times Above Normal – 6.1, 6.6, 7.3 + Dozens More Hit The Ring Of Fire Over The Last 48 Hours
Economic Collapse Blog 2019/07/14

世界の地震の発生数が通常の3倍になっている。過去48時間では、M6.1、M6.6、M7.3を含む地震が環太平洋火山帯で発生

2019年7月15日までの 48時間で、マグニチュード 6.1の地震が日本で発生し、マグニチュード 6.6の地震が、ふだんは地震がほぼないオーストラリアで発生、そして、マグニチュード 7.3の大地震がインドネシアを襲った。

これらの地震はすべて、米カリフォルニア州南部で過去 20年で最大の2つの地震に見舞われたちょうど 1週間後に起きた。

現在の地震の状況は、通常と比べて、どのようなものなのだろうと、世界の地震の最新データを調べてみたが、やや憂慮すべき状態となっていることがわかった。

地球全体で見ると、2019年は、これまでのところ( 7月15日まで)マグニチュード 1.5以上の地震が「 1日平均で 193回」で発生している。

この数自体も非常に多いが、ところが、この 1週間の地震の発生数を調べてみると、地震発生数が驚くべき状況となっていることがわかるのだ。

何と、この 1週間 (7/9 - 7/15)は、地球全体で、マグニチュード 1.5以上の地震が、「 1日平均で 677回」起きていた。

この 1週間は、「通常の 3倍以上の数の地震が発生している」ということになる。

この 1週間は、小さな地震だけではなく、大きな地震の数も同様に驚くほど高いレベルにあった。アメリカ地質調査所(USGS)によると、過去 7日間に、世界中で少なくともマグニチュード 4.5以上の地震が 121回発生しており、それには日本を襲ったマグニチュード 6.1の地震も含まれる。

この日本の地震は、2019年に、世界で発生したマグニチュード 6.0以上の地震の 84番目のものとなる。つまり、信じられないことに、今年はマグニチュード 6.0以上の地震の数が、すでに 80回を超えているのだ。

この 84回の地震のうち、実に 77回の地震が、環太平洋火山帯で発生している。

翌日 7月14日には、マグニチュード 6.0以上の地震がさらに 2つ起きた。しかも、そのうちのひとつは、ほぼ地震が発生したことがない西オーストラリアだった。

英国ガーディアンは以下のように報じている。

7月14日午後3時39分、西オーストラリアのキンバリー海岸沖合で、マグニチュード 6.6の海底地震が発生した。これは、オーストラリアで発生した地震としては、過去最大規模となる。

キンバリーの海岸の家や商店では、棚から物が落ちたりし、地震を経験したことのない地元住民たちを驚かせた。

オーストラリアの歴史で最大の地震は、1988年にノーザン・テリトリーで起きたマグニチュード 6.9の地震だった

地震直後のオーストラリア・ブルームのショップ内

Dylan Storer

この日、オーストラリアの地震の次に発生した地震はさらに規模が大きかった。マグニチュード 7.3の地震がインドネシアを襲ったのだ。

英デイリーメールは以下のように伝えた。

7月14日、インドネシア東部マルク島の離島を震源としたマグニチュード 7.3の大地震が発生し、人々にパニックを引き起こした。


dailymail.co.uk

地震の発生時には、津波警報は出されなかったが、津波を恐れる住民たちは、町から高台へと走った。

 

このように立て続けに地震が発生するということは、「普通」とはいえないが、この世界的な不安定状態は、アメリカも例外ではない。

南カリフォルニアの 2つの地震以降、他のアメリカ各地でも地震が発生しており、7月13日には、モンタナ州でマグニチュード 4.0の地震が起きたことが報じられた

また、ワシントン州のシアトルでは、7月12日に、マグニチュード4.6の地震に襲われた。アメリカ地質調査所の地球物理学者は、この地震は「シアトル全域で広く揺れを感じた」と述べている

もちろん、カリフォルニア州の地震も、激しく継続している。

7月5日のマグニチュード 7.1の地震以降、南カリフォルニアでの揺れは止まることを知らない。データによると、過去 7日間にカリフォルニア州とネバダ州で発生した、すべてのマグニチュードの地震の回数は「 10,303 回」に達している。


caltech.edu

なお、7月5日のカリフォルニア南部のマグニチュード 7.1の地震は、震源地が非常に人里から離れた場所だったために、大きな被害を受けることはなかった。

しかし、マグニチュード 7.1のエネルギーは巨大であり、この地震による影響を軽く考えるべきではない。マグニチュード 7.1のエネルギーは、ロサンゼルスタイムズによると、「 45個の広島型原爆の爆発と同等」のエネルギーだという。

このマグニチュード 7.5の大地震は、カリフォルニア南部で発生したが、私たちは、カリフォルニア州の北西部に注意しなければならない。そこは、超巨大地震が発生する可能性がある地質である上に、複数の火山が存在する。

マグニチュード 9.0の地震のエネルギーは、マグニチュード 7.1の地震より 707倍強力なのだ。

いつの日か、このような地震が、カリフォルニアを襲ったとすれば、あるいは、このような超巨大地震が、たとえば、ロサンゼルスの街中のような場所で起こったとするとどうなるのかは想像もつかない。

もちろん、今後長いあいだ、そのような地震が起きることはないかもしれない。しかし、7月15日までの過去 24時間に、このカリフォルニアでは新たな地震が発生している。英エクスプレスは以下のように伝えている

7月15日までの過去 24時間の間に、南カリフォルニアは、余震とみられる多くの群発地震が発生している。

過去 24時間の間に、カリフォルニア州では 762回の地震が起きた。そのうち 29回の地震は、マグニチュード 2.5以上だった。

現在起きている多くの地震は、それぞれが単なる地域的な現象ではない。

冒頭で示したように、地球規模で、地震の数は通常の 3倍となっているのだから。

今、地球は大きく揺れている。


 

ここまでです。

こういうような感じで、小さな地震も含めて地震が増え続けている状態ですが、「このような状態が今後どのようなことになるかを示唆しているか」は、「誰にもわからない」のです。

もちろん、地震学者にもわかりません。

地震学者は、発生した地震の分析と研究を行う方々ですので、先のことを予測することはできません。なぜなら、「群発地震と巨大地震の関係性について、統一された見解が存在しない」ためです。

過去にも、急激に地震が増加した時期もありましたが、その後の展開は「いろいろパターン」が存在していまして、大小含めた地震が急激に増えてきたからといって、次に壊滅的な地震が来るのかどうかはわかりません。来ないこともあったし、来たこともありました。地震の増加と、その後の大地震の関係性はいまだに不明です。

ただ、最近の1ヶ月くらいの流れを見ていますと、「今は関係している場合が多い」かもしれないとも思います。

たとえば、最近の一連の地震の記事の最初となったのは、6月11日に書かせていただきました以下の記事でした。

世界の地震発生状況の奇妙さが進行し、カリフォルニアでの群発地震が警報レベルに達した今、日本やニュージーランドを含めた環太平洋火山帯の各地で囁かれる「次の巨大地震」。それはいつなのか

このタイトルに、

> カリフォルニアでの群発地震が警報レベルに達した今

とありますが、その後、7月5日に、カリフォルニア州では、マグニチュード 6.4と、マグニチュード 7.1の大地震が続けて発生するということになりました。

これらの地震については、以下の記事で取りあげています。

マグニチュード6.4の地震が発生したカリフォルニア州のサンアンドレアス断層上で、今度はマグニチュード 7.1の大地震が発生。過去20年で最大の地震

このうちのマグニチュード 7.1の地震というのは、アメリカで発生した地震としては、非常に大きな地震となりますが、幸いにも、震源が人里から遠く離れた砂漠であったために、この規模の地震としては、奇跡的にほとんど大きな被害はありませんでした。

しかし、先ほどご紹介した記事でも、その後の余震の数が壮絶なことになっている上に、これらの地震が「カリフォルニアでの新たな地震」に結びつかないかどうかが懸念されてはいます。また、以下の記事で書きましたけれど、このカリフォルニアの余震は、南北に細長い領域を描きながら発生していまして、何となく、サンアンドレアス断層沿いに震源域が拡大しているように見えなくもない感じです。

米カリフォルニアの地震後、2日間で4000回以上の余震が発生中。そして震源域は何となくサンアンドレアス断層に沿って拡大している気配が

2019年7月4日-6日のカリフォルニア地震の余震の分布

USGS

 

また、先ほどの記事にありましたが、地震が発生すること自体が珍しいオーストラリアでマグニチュード 6.6の地震が起きたりと、環太平洋火山帯でもなく、プレート境界上でもないような場所での地震が、結構頻繁に起きているのも注目されるところです。

以下は、この 7月に起きた「マグニチュード 5以上」の地震ですが、今月は、まだ 16日だと考えますと、結構発生していると思います。日本列島は、地震のアイコンで消されてしまっているほどです。

2019年7月1日-15日までの地震


Earthquake report world-wide for July 2019

なお、この期間の地震の内訳は以下の通りです。

2019年7月1日-15日までの地震の内訳

・マグニチュード 2-3の地震 4395回

・マグニチュード 3-4の地震 1466回

・マグニチュード 4-5の地震 590回

・マグニチュード 5-6の地震 89回

・マグニチュード 7-8の地震 2回

・マグニチュード 8の地震  0回

この 7月は、マグニチュード 5以上の地震が「 1日に 6回のペース」で発生していることになるようで、これは確かに多いです。

 

なお、最近は、地震に関してのさまざまな新しい科学的発見についても、いくつか記事にさせていただいています。

代表的なもののひとつが、「大地震は地球の裏側に地震を誘発する」ということが、アメリカのオレゴン州立大学の科学者たちによって見出されたことと、最近の地震の発生について書かせていただいた以下の記事です。

「大地震は《地球の裏側》に別の地震を誘発する」 : 2018年の北海道地震を誘発させたペルーの地震の震源に近い場所で「M8の大地震」が発生。またも連動は起きるのか?

また、もうひとつは、地震には「惑星直列」など惑星の力が働いている可能性が強いことが、アメリカのコロラド大学などの科学者たちによって判明したことをご紹介した以下の記事などがあります。

地震にも「惑星の配列」が関係している可能性 : 「巨大地震を誘発する地球の回転速度の低下」を引き起こしているのが「月」であることがアメリカ地球物理学連合において発表される

そのようないろいろな科学的な発見も発表されてきているわけですけれど、それでも、地震が「いつ」「どこで」起きるかということを正確に予測する方法は、いまだに存在しません。

 

ふと思うのですが、現実として、これだけ世界中で地震が増加しているということは、あるいは、地震に関して、

「地球は地質的に次の新しい段階に入った」

というようなことも言える可能性もあるのかもしれません。

 

いずれにしても、日本を含めて、地震の増加傾向は止まってはいませんので、世界で最も地震の多い国のひとつである日本に住む私たちは「起きる」というように想定して生きるほうが健全な気はします。





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