ナノテクノロジーの歴史を知る
現在、アメリカ食品医薬品局 (FDA)が保持していた、ファイザーのコロナワクチン有害事象などに関する 40万ページにおよぶ機密書類が、アメリカ連邦裁判所から「即事の開示命令」が出されたことにより、現在に至るまで開示が続けられています。
最近の記事では、以下でも取り上げています。
[記事] ターゲットは女性…:裁判所命令による開示が続くファイザーの機密文書に見る「2021年2月28日まで」の3ヵ月間の世界からの副作用報告の内訳に愕然とする
In Deep 2023年5月9日
それを世界中の科学者、医学者たちが日々分析しているのですが、先日、南フロリダ大学放射線科准教授だったクリス・フラワーズ医師という方などが記した、ファイザー社レポートにある脂質ナノ粒子に関しての分析が掲載されていました。
以下にあります。
レポート 74: 脂質ナノ粒子が自然を破壊する
Report 74: Lipid Nanoparticles Corrupt Nature
これはこれとして、いつかご紹介したいとも思いますが、脂質ナノ粒子の有害性については、ブログで長く書き続けていたことのひとつです。
以下にインデックスがあります。
今の日本では、子宮頸がんワクチンの大推奨キャンペーンが始まっていて、最近は「集団接種」なども行われていることも報じられていました。
子宮頸がんワクチンのガーダシル(あるいはシルガード)に使われている脂質ナノ粒子である「ポリソルベート80」というのは、このワクチンの中の「最大の影響成分」と私は考えていますが、以下のような記事にあります。
[記事] アルミニウムとポリソルベート80の饗宴。作用と影響
In Deep 2023年3月6日
[記事] 「脳と生殖機能を破壊せよ」 : 青空の実験室と化した地球の中でポリソルベート80を調べる
In Deep 2021年3月7日
これらの記事等を読んでも「打ちたい」と思われる方がいらっしゃるのなら、それはそれでもう、むしろその葉隠的思想に尊敬さえしたい気分です。
「朝ごとに懈怠なく死して置くべし(葉隠 / 聞書第11)」
話は少しそれますけれど、最初に書きました「脂質ナノ粒子が自然を破壊する」というレポートの中に、「ナノテクノロジーの歴史」という部分がありました。
一般的には、ナノテクノロジーは合成繊維 (ポリマー)という形で、1833年に始まったとされ、現在、ワクチン等に使われている「脂質ナノ粒子」の起源は、1965年に英国の生物物理学者アレック・バンガムという科学者が、「リポソーム (脂肪体)」を発見してから開発研究が始まったもののようで、わりと歴史があるものなんですね。
それはともかくとして、そのレポートに以下の文言があったのです。
(クリス・フラワーズ医師のレポートより)
> 自然界には、ナノ粒子は常に存在していた。紀元前 600~ 300年のインドの陶器のコーティングから発見されたカーボン・ナノチューブにより、陶器は何世紀にもわたって使用できるようになった。
>
> しかし、ナノチューブが偶然そこに存在したのかどうかを知る方法はない。同様に西暦 900年頃に発見されたダマスカス鋼にはセメンタイト・ナノワイヤーが含まれていたが、その起源と製造方法は不明だ。 dailyclout.io
ダマスカス鋼というのは、紀元前の古代インドで開発された製法の鋼です。「 2500年前とかにナノテクノロジーがあったんだ」ということを初めて知りまして驚いた次第です。
ダマスカス鋼からカーボンナノチューブ構造が発見されたことについては、ダマスカス鋼 - Wikipedia にも記されています。
フラワーズ医師のレポートのリンクに「紀元前 600~ 300年のインドの陶器からカーボンナノチューブ構造が発見された」際のインドの報道記事がリンクされていまして、それはかなり興味深いものですので、他の機会にご紹介したいと思っています。
さすがに、カーボンナノチューブ構造が「自然にできる」とも思えず、人類の歴史は奥が深いなあと思います。
さて。
タイトルに、「トジナメランはいまだに製造・使用されていない? 」と表現が入っているのですが、これは、フラワーズ医師のレポートの中にあるリンクにある文書から、
「?」
と思ったことに関係しています。
どうしても気になりますので、少しだけふれさせていただきます。
BNT162b2という言葉が一度も使われていないファイザー自身の文書
フラワー医師のレポートに「トジナメランはいまだに製造されていない?」という奇妙な話が書かれているわけではなく、レポートに、
「ファイザー社の管理ファクトシート」
のリンクが示されていまして、68ページに及ぶものですが、ザラッと読んでみたのです。
「医療提供者向けのファクトシート」と書かれてあります。
以下にあります。
ワクチンを投与する医療提供者向けのファクトシート
FACT SHEET FOR HEALTHCARE PROVIDERS ADMINISTERING VACCINE
68ページと、そこそこ長いものなのですが、ザラッと見ていて気づきましたのは、自社のコロナワクチンについて説明しているこの文書の中に、
「ファイザー社コロナワクチンの正式名称が一度も出てこない」
のです。
ファイザーのコロナワクチンの正式名称 (コードネーム)は、「 BNT162b2 」というものです。
ファイザーワクチンについてのすべての医学論文、あるいは、日本の厚生労働省の特例承認書なども、すべて、この「 BNT162b2 」という名称が使われます。
BNT162b2 の有効成分(mRNA)の名称は「トジナメラン (今はリルトジナメラン)」といいますが、販売名の「コミナティ」と共に、この言葉をメディア等で聞いたことは一度もありません。ファイザーワクチンの mRNA に名称があることさえご存じない方もいらっしゃるかもしれません。
いずれにしても、ファイザーワクチンの正式名称は「 BNT162b2 」であり、公式の文書では、世界中でこの名称が使われます。
ところが、このファイザー社自身が出しているファクトシートには、
「 BNT162b2 という名称が一度も出てこない」
のです。
ファクトシートでは、すべて、「 Pfizer-BioNTech COVID-19 Vaccine (ファイザー・ビオンテック COVID-19 ワクチン)」という、「名称とはいえない表現」で記述されているのです。
「なんなん、これ?」
と、さすがに思います。
ファクトシートの表紙にさえ BNT162b2 は使われていない
あるのは「ファイザー・ビオンテック COVID-19 ワクチン」という表記のみ。labeling.pfizer.com
68ページをザラッと見ただけなので見落としているのかなと思いましたが、全文検索でも、「ゼロ」でした。
ちなみに、このファイザーのファクトシートの最終改定日は「 2023年3月14日」とあり、わりと最近です。
そこに BNT162b2 という名称が出ないというのは、そこそこの衝撃で、ここから連想するのは、
「今年の時点でも、正式なワクチン ( BNT162b2 )は製造・使用されていなかった可能性がある」
ということです。
これは、本当にわかりにくい話で恐縮なのですが、昨年 6月に、以下のようなタイトルのメルマガを出したことがありました。
[ファイザー社mRNAコロナワクチン「コミナティ筋注」は製造されたことがなかった]
その後、以下のブログ記事の後半にそのメルマガの一部を転載しています。
そこそこ衝撃的な話でもあるのですが、米国 CDC の正式なリリースを時間軸で追って読んでいくと、そのような結果しか出ないのです。
[記事] 接種者だけのパンデミック
In Deep 2022年7月16日
しかし、昨年 5月の CDC のリリースに、以下のよう「今後数か月にわたって…新しい型番およびラベルを使用して製品を製造する予定はありません」とあり、「昨年の後半あたりから正式な BNT162b2 になるのかな」と思っていました。
(CDC の 5月までのページより)
> 現在、ファイザーは、EUA (緊急承認)用の認定製品がまだ利用可能であり、 米国での配布が可能である間、今後数か月にわたってこれらの新しい型番およびラベルを使用して製品を製造する予定はありません。
(CDC)
CDC は、基本的にリリースでは、コードネームの BNT162b2 ではなく、販売名での「コミナティ」を使いますが、上では「EUA (緊急承認)用の認定製品」という書き方をしており、「これはコミナティではない」ということを明確に示しています。
いずれにしても、先ほどのファイザーの今年 3月に改訂されたファクトシートに、BNT162b2 という言葉が出てこないということは、少なくとも、今年前半頃までのワクチンは、BNT162b2 ではなかったようです。
では、何が世界の数十億人に打たれたのかというと、
「名称のない《緊急承認用の認定製品》というワクチン」
でした。
なお、先ほどのファイザーのファクトシートに、「いつから本物のコミナティ( BNT162b2 )の製造が始まるのか」ということに関してのヒントがあります。
(ファイザー社ファクトシートより)
> ファイザー・ビオンテックの COVID-19 ワクチン、二価ワクチンは、アメリカ保健福祉省長官が次のことを決定した時点で終了する。
>
> EUA (緊急使用)を正当化する状況がもはや存在しなくなった場合、または EUA に変更が生じた場合。
アメリカで、「緊急事態宣言」が解除されたのは、今年 5月11日です。ほんの 1ヵ月ほど前のことです。
(報道) アメリカ政府が「緊急事態宣言」を解除 5月12日より入国時のワクチン接種証明書が不要に (2023/05/12)
「緊急事態」が解除されたという状況は、上のファクトシートの「緊急使用を正当化する状況がもはや存在しなくなった場合」に相当するはずです。
ですので、それ以降は、これまで使われ続けてきた「名称のない緊急承認用の認定ワクチン」の生産は「終了する」と読むことができそうです。
そうなると、
「今後、本物の BNT162b2 の製造が始まる」
ということになりそうです。
それにしても、私自身は、昨年すでに「本物の BNT162b2 の製造」が始まっていたと考えていたわけですが、実際には、「その後もずっと、名称のない緊急承認用の認定ワクチン」の接種が続いていたようです。
なお、本物の BNT162b2 に関しては、これまで 2年間展開されていたものより、はるかに強い作用があることが想定されます。
以下の記事などをご参照いただければと思います。
[記事] トリス-スクロースの新しいコミナティの時代に
In Deep 2022年9月19日
これは昨年の記事ですが、ここにある、トリス-スクロースによる「新しいコミナティの時代」は、どうやら今からのようです。
接種者への影響と共に、シェディング等も強くなると思われます(この新しい製剤では、スパイクタンパク質の生産率が高くなると見られるため)。
まあ、この「コミナティ(正式なワクチン)は製造されたことがなかった」というような概念自体を、馬鹿馬鹿しいと思われる方がいらっしゃることは理解します。
しかし、もともとこれらのワクチンは、登場した時から、あるいは、日本で特例承認が出された際に、その書類が「黒塗りだらけ」であったことなどを含めて、「ブラックな部分ばかり」なんです。
背後は常に闇でした。
黒塗りだらけの厚生労働省のファイザーワクチン特例承認書より
ファイザーワクチン特例承認書
以下でご説明させていただいています。
[記事] 厚生労働省の医薬品部局による「コロナワクチン特例承認」書類で知る「闇」(というか本当に黒い部分が多いので)。蒙昧なその内容を皆様もご覧ください
In Deep 2021年6月22日
こんな状態で公表されている医薬品を「さあ、みなさん打ちましょう」と喧伝する世相は恐ろしかったですね。
このようなブラックボックスに囲まれている社会では、ご自身の身を守るためには、実際の公的資料から、矛盾や疑問をご自身で拾っていくという作業が必要となると思っています。
その必要性は今後さらに大きなものとなっていくと見られます。
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