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中国発の終末感 : 習近平主席賞賛本の発売と共に「武漢での新型コロナウイルスの新たな感染者がゼロ」になった話を聞いて、90%以上の死因が「過労死」のデータを改めて眺める

投稿日:2020年3月19日 更新日:


・3月18日、突然の異常な強風に見舞われ終末的な光景となった北京。NTD




 

北京は終末モードの中

昨日 3月18日、中国の北京、天津などで、突然ものすごい突風が吹き荒れ、中国各地のネットユーザーたちが、その「終末的な風景」を投稿していました。

以下はその中のいくつかの動画です。人も飛ばされていたようです。

しかも、報道によれば、この突風で各地で火災が発生し、「中国各地の空が黄色く染まった」と書かれてありました。中国のネットユーザーたちは「空が怒っているのだ」と述べていたそうです。

そんな中国ですが、めでたい報道も飛び込んできています。新型コロナウイルスの「震源地」であった中国武漢で、3月18日、

ついに新たな感染者がゼロになった

と報じられていました。 ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

新たな感染者 初めてゼロに 武漢含む湖北省 中国 保健当局

新型コロナウイルスについて中国の保健当局は、18日、新たに34人の感染が確認され、中国での感染者はあわせて8万928人になったと発表しました。

中国でこれまで最も多くの感染者が出ている武漢を含む湖北省では感染者は確認されず、ことし1月に中国の保健当局が、全国の統計の発表を開始して以来、初めてです。 (NHK)

( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

このことが、さまざまな日本の報道機関でも報じられていましたが、「なんだかなあ」とは思います。

メディアは、新型ウイルスの感染拡大以来、「デマに注意しましょう」と繰り返し述べていましたが、

「なあ、デマの定義って何なん?」

と聞きたい気はします。

個人が言えばデマで、国家が言えばデマじゃないと言うのなら、「個人が発信するものは基本的にデマで、国家から発信されるものに基本的にデマはない」ということでオーライなのですかね。

じゃあまあ、私は個人ですので、あくまでもデマとして、この中国の「新たな感染者」「新たな死者」共にゼロということについて、「参考になる最近の資料」をご覧いただきたいと思います。

最近、アメリカに拠点を置く中国語報道メディア NTD は、中国共産党からの内部流出情報として、公開された「共産党員の死者のリスト」を 3月17日に報じていました。

それは、中国で新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以来、3月10日頃までの「共産党員で死亡した人たちのリスト」で、317人分の死亡者がリストされています。


NTD

NTD は、317人分のリストのほとんどを公開していますが、これを見ると、共産党の「工夫」がよくわかり、そして、この方法もまた、武漢を始めとして、

「中国全土でおこなわれている方法」

かもしれません。何しろ、共産党員に対して行われてている「対策」なのですから、全国的に行われていたとしても不思議ではありません。

リスト全部を掲載するのは意味がないですが、「その一部分」を見るだけで、どういう工夫かおわかりになると思います。

以下の通りです。

流出した中国共産党員の死亡者のリストより

NTD

このようにですね、「死因」に工夫が施されているのですね。

きちんと数えてはいないですけれど、パッと見た感じでは、

「 90%以上の人たちの死因が《過労死》」

となっています。上に挙げたリストの中には 2例ほど「肺炎」というのがありますが、このくらいの割合でしょうか。

共産党員の死因をこのようにしているということは、その管轄下にある市や地区等でも、つまり一般の人々の死因に関しても「同じようなことがなされている」可能性が高いと思われます。

以下の記事では、中国の多くの地区で、医療機関に対し「死者が出た場合、死因不明にせよ」という通達が出ていることにもふれていますが、「過労死」も同じ傾向の対策のようです。「死因が肺炎でなければ何でもいい」と。

中国の新型コロナウイルス感染者数の「数字操作のカラクリ」が明らかに。当局は老人養護施設の320万人、刑務所の160万人、そして臨時病院の180万人を完全にカウントから除外し、そして多くの死を「死因不明」とする指示を出している

まあ、この内部流出文書も、中国の個人の共産党員が流出させたものですので、デマと言われれば、それまですので、公式には、

「武漢の新たな感染者はゼロとなった」

というのが「デマではない情報」ということになるようです。

( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

 

しかし、デマであるとかないとかを別にして、仮に、このような「ほとんどを過労死」あるいは「死因不明」としていた場合、たとえば、中国での公式の感染者数は、現在、8万人くらいで止まっていますが、「中国での感染者数は最低で数十万人」なのかもしれません(実際はもっと多そうです)。

習近平国家主席は 3月15日に「ウイルスとの戦いに勝利した」と宣言していますので、「その日あたりから武漢の新たな感染者は0に近づくのだろうな」とは誰しも思っていたところではあります。

3月10日 うなだれながらも「力強く」ウイルスとの戦いの勝利を宣言する習主席

NDT

なお、その直後、武漢の医師だった方が、インターネット上に内実を投稿していまして、「共産党の勝利についての工夫」を述べています。

以下は 3月15日の報道です。

武漢の医師は、確定診断数の急激な減少を報告する:すでに血清検査は中止されたという

NTD 2020/03/15

中国共産党は 3月15日、「流行との戦いに成功した」と宣言した。

公式データでは、流行の中心地だった武漢の新たな感染確認数は 1桁にまで減少している。しかし、ひとりの武漢の医師がインターネット上で、これらがすべて政治的活動であることを明らかにし、当局は、武漢での正確な新型コロナウイルスに対しての血清検査と診断をすでにやめており、臨時病院のすべての患者は基本的な検査もなされずに退院しているという。

これは、3月14日に、武漢方舱医院で診察を行っていた医師のチャット記録がオンラインで公開されたものだ。

医師は 3月14日に、武漢での血液検査が停止されたと言った。血清学的検出法は、中国共産党の流行予防および治療プログラムの確認的検出法だ。

この検査は、以前の核酸検査よりも、より速く、より正確であることが明らかにされているが、武漢では、これが停止となっているという。

医師はまた、彼が知る限り、湖北省の人民病院は血液検査を停止しており、武漢は他の 2つの病院とともに、すでに完全に検査を停止したと推定している。これは、医学とは何の関係もない「政治的判断」だと医師は語る。

また、武漢のすべての臨時病院は閉鎖され、すべての人々が退院させられており、すでに誰もいないという。しかし、これらの人々は基本的に要件に従って検査されておらず、治癒しているかどうかさえわからないため、退院させて帰宅させるのは「非常に怖い」ことだと医師は述べた。

 

おおむね、このような工夫のようで、つまり、中国政府は、

「検査しない」

という対処法で臨んでいるようです(日本の対策もやや似ていますが)。

この対処法が、中国全土に拡大しますと、いずれ、中国本土全体の新たな感染者数が「0」ということになるはずで、夢のようなウイルスとの戦いの勝利の姿を中国政府と習近平主席は見せたことになります。そして、その日は近いと思います。

なぜなら、すでに、「習近平国家主席のウイルスとの戦いを描いた本」が、すでに中国で出版されているのです。しかも、6カ国語で出版されているのですね。

『疫病との戦い』

saraacarter.com

「疫病との戦い」という書物で、中国でのプレスリリースは、2月28日に出されていましたので、「何がなんでも、3月中には終息させる」という方向ではあったようです。

プレスリリースには、以下のように書かれています。

この本は、中国のエピデミックとの闘いにおける重要な瞬間、個人、あるいは出来事に焦点を当てている。

この本は、中国共産党のリーダーシップと中国の社会主義システムの強さ、ならびに世界と地域の公衆衛生の安全を共同で保護するための国際社会との協力を強化する中国の取り組みを示すために編集されている。

この本は、英語、フランス語、スペイン語、ロシア語、アラビア語でも出版される

基本的には、この本は「中国が」というより「習国家主席個人を賛美する内容」だそうですので、3月にこのような本が出された後、いつまでも感染拡大が終息しないと、本の内容などにも関わります。

「とにかく、中国での感染は終息してくれないと困るのだ」

ということです。

この際、現実はどうでもいいのです。

このように「感染拡大は終わった」という宣言の下で、中国では次々と「隔離封鎖」が解除されていますが、ドイツのウイルス専門家たちは、中国での封鎖の解除を懸念しており、封鎖を解除した場合、感染者は再び増加して、そして、

「第二波、第三波が来るが、それがいつ来るか、また次の波がどれほど大きくなるかは誰にも分からない」

と述べたと報じられています。

なお、湖北省などで、すでに「再度の感染拡大」が起きている可能性はありそうで、すなわち、3月10日に習主席が湖北省にある武漢を訪れた 2日後、「ふたたび、湖北省への高速道路が封鎖された」ことを示す動画が投稿されていました。封鎖の理由はわかりません。

しかし、仮に再度の大流行が起きても「検査しない」そして「死因は、過労死と死因不明とする」という方法を貫いていくのかもしれません。

あと、今回の共産党員の死亡者リストを見ていて、「へえ」と思ったことがありました。

少し前に以下の記事で、「フランスとオランダで重症化している人たちの半数は高齢者ではない」ことを記しました。

バチカンで90万人が死亡したとハックされた日に知る新型コロナウイルスの「毒性の変化」。現在のフランスとオランダの臨床記録では「重篤化している半数が高齢者ではない」という現実。変異なのか?

この理由は、ひとつには、新型コロナウイルスの株の種類の違いによるものなのだとは思いますけれど、先ほどの中国共産党員の死亡者リストを見ていて、

「意外なこと」

に気づいたのです。

このリストでは、ほとんどの方の死因が「過労死」ですが、現実的に考えれば、「そんなにたくさん過労死するわけねーだろ」というのが普通の感覚で、つまり、先ほどのリストの中には、たくさんの新型コロナウイルスの感染者が含まれていると思われます。

そのようなことを前提に見ていますと、

「年齢が若い」

のです。

たとえば、リストからそのまま転載しますと、掲載されていた最初のリストでは、死亡者の年齢が以下のように続きます。

37歳
49歳
61歳
52歳
59歳
40歳
39歳
57歳
29歳
48歳
37歳

キリがないですけれど、こんなような感じなのです。

これは年齢の若い人たちをピックアップしているのではなく、単にリストの上から年齢を順番に書いているだけですが、仮にこれらの方々が、「新型ウイルスで亡くなった」のだとすれば、平均年齢はかなり若いです。

少なくとも「高齢者」と呼べる平均年齢ではないです。

現役の共産党員ということで、もともと超高齢者は含まれていないことはわかるのですが、このような若い年齢でも、こんなに死亡してしまうのかと驚いたのです。

先日のフランスとオランダの死亡者の年齢比率を思い出してみても、次第に、

「新型コロナウイルスで死亡するのはほとんどが高齢者というのは本当なのか?」

という思いが出てきています。

あるいは、かつては本当でも、「今でも通じる概念なのか?」と。

このウイルスは変異しやすいですので、変異したということなのか、あるいは、もともと実はそういうものだったのか、何ともいえないですが、流行当初の頃に言われていた様々なことが否定される状況になりつつもあるようです。

そんなわけで、昨日の中国各地で吹き荒れた異常な風についてふれたところから、いろいろ中国について書かせていただきました。中国には、イナゴの大群の脅威も迫っており、中国を舞台とする、そして中国発の終末的なさまざまは続きそうです。

そして、気づけば、このたった1ヵ月ほどで、全世界の社会のさまざまなシステムが、もはや簡単には回復することができないほど破壊されています。

 
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