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コロナが、あるいはそのスパイクタンパク質が「もともと生殖不全を引き起こす可能性のあるメカニズムを持っている」ことを知る。米CDC報告では、コロナワクチン副作用報告の80%は女性

投稿日:2021年6月1日 更新日:




 

アメリカの女性たちの掲示板書き込みから

以前も少しふれたことがあるかもしれないですが、たまにアメリカの投稿掲示板、レディットの「コロナワクチン接種後」というをたまに見ます。

さまざまな副作用・副反応報告がある中で、比較的目立つのは、「女性の生理に関するもの」です。たとえば、先日は、以下のようなものを見ました。17歳のかなりお若い女性の投稿です。

3月14日から生理が来ていません

こんにちは。ファイザーのワクチンを打った後、生理が来ないことについて 2か月ほど前にここに投稿しました。これは、ワクチンに対する陰謀や反ワクチンとしての投稿ではないです。お聞きしたいだけです。

結局、私 (17歳 女性)は、前回投稿した 3月14日以来、生理が来ていません。ワクチンを接種するまではこのようなことは一度も問題ありませんでした。今は医者に行く余裕がないのですが、元に戻す方法はありますか。それともこのままにしておくべきでしょうか?

私はバージンで、妊娠はしていません。どうしたらいいのかわからないです。 Reddit 2021/05/29)

3月14日から 5月29日まで生理が来ていないということは、約 2ヶ月半ということになりますが、それまで生理不順などがなかったとありますので、何か問題が起きている可能性がありそうです。

この投稿に対して、多くのコメントが寄せられていましたが、たとえば、以下のように同じような経験を書かれている方もいらっしゃいました。

投稿に対してのコメントより

> 今日、理学療法士と話をしたところ、彼が治療している人の中には、10年間生理がなかった女性が、ワクチンを接種した後に突然生理が来た人がいたと言っていました。
-

> 私も同じ問題を抱えています。4月9日に一回目のファイザーのワクチンを接種してから、生理がありません。私は間違いなく妊娠していません、これは私にとって非常に奇妙なことです。
-

> 私の娘は、あなたと同じ年齢ですが、二回目のワクチン接種から出血が止まりません。Reddit

他にもこのような投稿は複数ありますが、ある投稿者は、生理が止まってしまって、「これが不妊に結びつくようなことはないでしょうか」と不安を書かれていました。

ところが、その投稿のコメント欄は、コメントを寄せた第三者同士による論争が激しくなってしまいまして、「不妊につながる可能性」と「不妊につながるわけがない」という意見が対立していました。

そのコメントのひとつに、以下のようなものがありました。

ACE2 -> Ang1-7 プロセスを妨害するものは、体全体に問題を引き起こします。新型コロナウイルス自体からのものであれ、細胞の表面に付着した「スパイクタンパク質」からのものであれ、 mRNAワクチンにより組織が再構成される可能性があります。Reddit

これを読みまして、「 ACE2 -> Ang1-7 プロセスとは?」と思い、そこから調べていく中で、結構なんだかアレなことに行き着いたというのが今回の話です。

なお、この言葉に興味が湧いたのは、このコメントの論争の内容が「ワクチンによる不妊の可能性はあるのかないのか」というものだったことにあります。つまり、この「 ACE2 -> Ang1-7 プロセス」と書いた方は、これが女性の生理機能や、あるいは「生殖機能」に関連するとして書いたはずです。

まず「 ACE2 -> AAng1-7」の「 ACE2」は、一応知っていました。

正式には「アンギオテンシン変換酵素」という憶えにくい名称がついていますが、これは、新型コロナウイルスのパンデミックが始まった初期の頃、つまり1年以上前からよく出てくる言葉で、

「新型コロナウイルスが、ヒトの細胞に入るために結合する部分」

と同定されたもので、細胞の表面にあるタンパクの膜のようなものです。新型コロナウイルスは、この ACE2という部分に結合してヒトの細胞に入るということが初期の頃からわかっていました。感染経路は他にもたくさんありますが、一応、この ACE2 という部分からの感染が主流ということになっていると思われます。

それで、「 ACE2 -> Ang1-7」の「 ANG1-7 」はなんだろうと調べますと、わかりやすい説明はあまりないのですが、こちらに、

> 人間細胞のウイルス受容体であるアンジオテンシン変換酵素2(ACE2) ... Ang IIからAng (1-7)に転換および Ang I​から Ang 1-9に転換することで、ACE2は血管収縮と血管拡張のバランスを維持して血圧を適正範囲に…

というような説明があり、よくわからないにしても、ACE2受容体が、この Ang というものを活性化させたり、転換したり、何かの役割を持っているようです。

……と、ここまで曖昧に調べていたところで、ふと、「思えば、ACE2 について、新型コロナウイルス関連《以外》の論文って調べたことないなあ」と気づき、論文をいくつか見ていたのですが、そこで私は重大な事実を知ったのです。

まず、先ほども書きましたように、新型コロナウイルス、あるいは、そのスパイクタンパク質かもしれないですが、「最初に ACE2に結合する」、ちなわち、ACE2に影響を与えるという事実があります。

それを前提とした上で、以下の論文のタイトルを見て愕然としたわけです。

アンギオテンシン変換酵素(ACE2)は出産に重要な役割を果たす
Angiotensin-Converting Enzymes Play a Dominant Role in Fertility

2018年の論文です。

この冒頭の「概要」には以下のようにあります。わからない言葉も多いですが、ともかく「 ACE2 は生殖に重要だ」と書かれてあります。

レニン-アンギオテンシン系が一部の集団で観察された不妊問題に関与していることが、蓄積された一連の証拠によって示されている。さらに、アンギオテンシン変換酵素1(ACE1)、アンギオテンシン変換酵素2(ACE2)、およびアンギオテンシン変換酵素3(ACE3)の発現の変化は、女性と男性の両方の不妊の根底にある最も重要なメカニズムの 1つである可能性がある。

異常なアンギオテンシン変換酵3遺伝子は、人間の偽遺伝子として、生殖の問題を引き起こす可能性がある。このレビューでは、アンギオテンシン変換酵素と生殖能力との関係が要約され、不妊症の新しい治療法が議論される。 PMC

新型コロナウイルスが最初に攻撃(?)する ACE2 が、「生殖と最も関係が深い」という可能性が示されているのでした。

しかも、この論文では、

・女性の卵巣
・男性の精巣

の「どちらでも ACE が重大な役割を果たしている」と書かれてあります。

それぞれの項目から抜粋します。
やはりわからない単語が多いですが、全体のイメージをお掴みくださればと思います。

卵巣のACE2

ACE2 によって生成される Ang-(1–7) ペプチドは、いくつかの卵巣区画に存在する。ゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)は、ACE2、Ang-(1-7)、および Mas 受容体(細胞表面の受容体)の卵巣発現の変化を誘導する。これは、ACE2 が Ang-(1-7) によって媒介される卵巣生理学に関与していることを意味する。さらに、AngII に加えて、Ang-(1–7) が卵胞偏差の制御における重要な要因として浮上している。

間質細胞に存在する Ang-(1–7) と Mas 受容体(細胞表面の受容体)は、卵巣のステロイド生成を刺激し、卵胞の発達、ステロイド生成、卵母細胞の成熟、排卵、閉経などの卵巣の生理学的機能を調節することができる。PMC

論文では、次に男性の精巣のほうの話となり、こちらは ACE1というほうですので、また少し違う話のようですが、最後の部分だけを書きますと、

> ACE1 が男性の生殖において重要な役割を果たすことを示唆している。

ということで、

・ACE2は、女性の生殖機能に大きな役割を果たしている

・ACE1は、男性の生殖機能に大きな役割を果たしている

ということが書かれています。

新型コロナウイルスは、このうちの ACE2 に結合します。つまり、女性の生殖機能のために重要な酵素と「結合」するわけです。

また、他にも、以下のタイトルの論文もありました。

ヒト精子精巣アンギオテンシン変換酵素(ACE)はヒト胚の品質を決定するのに役立つ
Human sperm testicular angiotensin-converting enzyme helps determine human embryo quality

どうやら、これらの ACE というものは、人間の生殖において重大なもののようなのですけれど、新型コロナウイルスは、少なくとも、そのうちの女性の生殖機能に関与する ACE2 に影響を与えている可能性があるのかもしれないと何となく思います。

そしてですね。

これはまた別の話ですが、新型コロナウイルスそのものの話ではなく、「ワクチン」の話として、

「卵巣が mRNA とナノ脂質から多大な影響を受けている可能性」

が、流出したファイザー社の動物試験についての結果が書かれている「薬物動態試験の概要」というレポートで示されているのでした。

こちらもご紹介します。




 

ターゲットは「脾臓」「肝臓」「副腎」そして「卵巣」

もともとファイザー社の、新型コロナウイルスの mRNAワクチンの試験については、「動物試験は行われたのか?」という疑問や懸念が当初あったのですが、この文書により、「行われた」ことはわかりました。

文書は以下などにあります。

SARS-COV-2 mRNA Vaccine Overview of Pharmacokinetic Test

この試験の目的は、ワクチンのメッセンジャーRNA(送達しやすくするために脂質粒子ポリエチレングリコールでコーティングされています)が、

「注射後に全身の部位にどのように移動し、あるいは蓄積するか」

などが書かれています。

主にラットでの試験のようですが、書類には、他に「カニクイザルまたはヒトの血液、肝臓ミクロソーム」などと書かれてあります。

以下はそこにある実際の表で、接種後、0.25時間から 48時間後までを七段階で示しています。

赤で囲んだ部位が濃度が「突出」している部位です。


SARS-COV-2 mRNA Vaccine Overview of Pharmacokinetic Test


SARS-COV-2 mRNA Vaccine Overview of Pharmacokinetic Test

簡単にいえば、注射部位を除けば、以下の器官で、飛び抜けて多い量が検出されています。

・副腎
・肝臓
・卵巣
・脾臓

表にしますと、以下のようになっています。

他のいくつかの部位の数値と比較すると、上の部位の圧倒的な濃度がわかります。

接種48時間後の各部位の脂質濃度

脳   0.068
心臓  0.546
腎臓  0.425
肺   1.09
膵臓  0.599
胃   0.215
子宮  0.456

肺が 1.0 を超えている以外は、1以下ですが、そこに対して、48時間後に、

・副腎 18.2
・肝臓 24.3
・卵巣 12.3
・脾臓 23.4

と数十倍の数値が示されていることがわかります。

そして、これらのどの器官も、「時間と共に濃度が増加している」ということは、時間と共に蓄積されるなどのことが起きているのかもしれません。ポリエチレングリコールは、「排出」はされても、分解はされないと考えられます。

このうちの「肝臓」と「脾臓」は、以下の記事で、マサチューセッツ工科大学の研究者による「ワクチン注入後の mRNA 分布」についての論文をご紹介しました。

脾臓とワクチン : mRNAワクチンが最も攻撃する脾臓の精神科学的な意味は?
投稿日:2021年5月17日

この研究でも、mRNA は、「肝臓」と「脾臓」で最も濃度が高かったことが示されていますが、卵巣と副腎への言及はなかったですので、今回、卵巣と副腎へも、ポリエチレングリコールと mRNAが大量に届けられることを知ります。そして蓄積される。

先ほどの 48時間後の数値の多い順となる、肝臓、脾臓、副腎、卵巣に非常に濃度が高い状態で留まるようです。

これはおそらくですけれど、他のコロナワクチンの脂質粒子でも基本的な動きはそれほど変わらないと思われ、たとえば英アストラゼネカ社のワクチンにはポリソルベート80というものが使われていますが、それも同じような分布となるのではないでしょうか。

ファイザー社の文書には 48時間までの観察しかないですので、それ以降、これらの数値がどうなるのかはわかりません。

いずれにしましても、先ほどのレディットの掲示板への生理の異常についての書き込みも、ファイザーの動物試験の文書でも、

「卵巣そのものへの影響」

というようなものが急に浮上してきました。

以前の記事で、「なぜこれほど「脳と生殖機能への攻撃」が執拗に続けられるのか」というタイトルのものがありましたが、特に「生殖」への攻撃はかなりのものだとさらに知ります。

これは ACE2と生殖機能の関係からだけ考えますと、新型コロナウイルスそのものも、ワクチンもどちらも同じだと思うのですが、新型コロナウイルスそのものは、ポリエチレングリコールというものと関係しているわけではないですので、「影響の大小」という意味では、ワクチンのほうが大きいのかもしれません。

あるいは、ワクチンで生成されるスパイクタンパク質は「シンシチン」と呼ばれる「胎盤形成に必要なもの」に影響する可能性を何人もの科学者たちが言及しています。最近では、以下の記事で取りあげています。

「これはその時代すべての女性を不妊にする」 - CDCにワクチン接種の即時の停止を要請した科学者の声明
投稿日:2021年5月13日

この記事でご紹介した科学者の方は、CDC に対する使用停止要請の中で以下のように述べています。

> これらのワクチンは、シンシチンに対する交差反応性抗体を誘発し、出産に関する問題が生じるだけでなく、妊娠そのものを損なう(不妊となる)可能性があります。Covidワクチンが、精子、卵子、胎盤のシンシチンおよび生殖タンパク質と交差反応し、出産性の低下と生殖および妊娠の結果の低下につながると信じる確かな理由があるのです。

なお、さきほどの「高い濃度が示された器官」の中に「副腎」というものがあり、この副腎という器官も、脾臓などと同様にそれほど重視されにくい器官で、ホルモンと関係したいくつかの疾患については聞いたことがありますが、ここまでの流れですと、

「副腎も生殖と関係あるのでは?」

と思い、調べますと、すぐに出てきます。

帯広畜産大学のウェブサイトからです。

生殖機能と副腎皮質ホルモンの関係を探る

卵子から排卵に至る卵巣機能などに副腎皮質ホルモンの影響はないと長年思われ、未解明のままでした。しかし、私たちはウシをモデルに卵子の形成、受精、胚発生において副腎皮質ホルモンが関与していることを明らかにしました。 帯広畜産大学 2020/03/09)

2020年3月と比較的最近の記事ですので、「副腎が、卵子の形成、受精、胚発生に関係している」ことはこれまで知られていなかったということになるのですかね。

いずれにしましても、新型コロナウイルス、あるいはそのスパイクタンパク質、そして、ワクチンに含まれる脂質粒子のすべてが、

「生殖機能に影響を与えている」

ことが、より明確になってきた感じがします。

特に女性の生殖機能に大きく関係しているように見えます。

先日の以下の記事では、日本の厚生労働省に報告されたワクチン後の有害事象について資料からご紹介しましたが、「圧倒的に女性が多い」ことが示されていました。

厚生労働省の資料にある「 5561件」のファイザー社mRNAワクチンの全有害事象報告を検証してみる。そしてわかる「これは女性をターゲットにしている」こと
投稿日:2021年5月26日

実はこれに関しては、アメリカの話ですけれど「有害事象報告のうちの 80%が女性だった」ことが 4月のデイリーメールが CDC の調査結果として伝えていました。

せっかくですので、そのデイリーメールの記事の概要をご紹介して今回は締めさせていただきます。

とにかく、これらは「生殖と女性の生理機能」を徹底的に攻撃しています。


COVID-19ワクチンを受けて以来、女性は、より重く、より痛みを伴う生理を経験していると述べている。何人かは、月経周期を台無しにされたと主張している

Women say they are having heavier and more painful PERIODS since getting their COVID-19 vaccines - as several claim it has also messed up their monthly cycle
Daily Mail 2021/04/07

COVID-19 ワクチンを接種して以来、女性たちの中には、より重く、より痛みを伴う生理期間を経験したことを述べる人たちがおり、一部の女性たちは、予防接種を受けた後のサイクルの途中で出血があったことを明らかにしている。

米イリノイ大学の准教授であるケイト・クランシー博士は、ワクチン接種を受けてから、月経の変化を経験した女性たちの話を聞いているとツイートした。

一人の女性は、ワクチンを接種した後、16日間、出血が続いたと述べたという。そして異様に重く痙攣を伴い、生理のタイミングも不規則になったと述べている。

クランシー博士が最初にツイートしたのは 2月24日だったが、それ以来、投稿は多くの人たちの注目を集めている。

多くの報告が、不正出血、生理の重さ、生理期間が長引く、周期の乱れ、あるいは、中には生理が止まってしまった女性の報告もあった、

クランシー博士は、これらの理由について、おそらく脂質ナノ粒子(※ ファイザー社ならポリエチレングリコール、アストラゼネカ社ならポリソルベート80)の影響、あるいは mRNA のメカニズムのために、ワクチン応答がより広範な炎症応答を起こしていることと関係しているかもしれないと述べる。

専門家たちは、なぜ接種後、一部の女性たちに生理の変化があるのか、その理由はなおはっきりとしておらず、これまでのところ十分なデータもない。

ワクチン接種後の生理に関しての確かなデータはまだないが、 1月の医学誌に掲載された 177人の患者を対象とした小規模な研究では、ワクチンではなく実際の新型コロナウイルスに感染した女性の 25%が「月経量の変化」を経験したことがわかっている。 19% が通常よりも長い生理期間となった。

新型コロナウイルスに感染した 100人以上のメンバーを対象にしたある調査では、80%が新型コロナウイルスに感染してから生理が変わったと報告している。

ワクチンに関しては、女性は男性よりも接種を受けた後に、より悪い副作用を報告する可能性が高いことが CDC のデータによって明らかになってもいる。

2月に、CDCは、機関のワクチン有害事象報告システム (VAERS) に報告された、ほぼ 7,000件の反応を調べた。

その中で、有害事象のほぼ 80%が女性によって報告されたことを発見し、男性よりも 4倍も副作用を報告する可能性が高いことが見出された。

原因は不明だ。

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