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4月19日にメルマガ私たち現生人類は「鉄の種族」であることから思う生き方を発行させていただきました。

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「医学という名の悪の輪廻」:接種後の精神症状からSSRIの生み出す悪夢まで

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神経・精神症状の問題が世界的に拡大する中で

カナダのウィリアム・マキス博士が、二価コロナワクチンに関しての、「接種後の神経精神症状」についての論文を記事で取り上げていました。

以前の(一価の)コロナワクチンに関しては、かなりの数の「接種後の精神、神経的異常」の報告が、論文あるいはCDC のワクチン有害事象報告などで見られていましたが、二価ワクチンの接種後の精神的混乱についての論文は、初めてだそうです。論文はこちらです。

以前も、ウィリアム・マキス博士がまとめていたものをご紹介したことがあります。以下の記事です。

[記事]世界中の医学論文に見る13例のワクチン接種後に誘発された精神疾患症例
In Deep 2023年3月10日

治療で症状が改善した人もあれば、治ることなく恒常的な症状となってしまった人たちもいます

もっと切ないのが、「子どもたちの精神的な症状の事例」です。CDCワクチン有害事象報告のデータから以下の記事にまとめてあります。

[記事]接種後「精神を破壊されたアメリカの子どもたち」についてのCDCワクチン有害事象報告のデータ
地球の記録 2023年3月11日

以下のように、障害が恒久的になってしまった子どもたちも多いです。

12歳の少女 (インディアナ州)

患者は、健康な 12歳の少女で、ファイザーの 2回目の投与から 11日後に頭痛、失神、精神状態の変化、幻覚を訴えるようになった。口腔顔面ジスキネジア(口と顔が自分の意志と関係なく動く)および舞踏病様の動き(制御不能な動き)を発症した。

その後、自己免疫性脳炎と診断された。この障害は恒久的と判断された。今は彼女は、家族を認識することができない。

VAERS 1526191

CDC のワクチン有害事象報告にある事例は、たとえば、上の事例に「 1回目の投与から 11日後…」とありますように、基本的に、接種からの日数が比較的近い事例だけが取り上げられています。各種の論文もそうです。

しかし…と思いますのは、これらの原因が、仮にスパイクタンパク質等であるとするなら、

「かなり時間が経過してから発症する事例もあるはず」

だと思われます。

接種から 3ヵ月や半年、1年後になってから精神的症状が出たとしても、それを「ワクチンのせい」と考えることは、家族や、診療した医師などでも少ないはずです(ガンや自己免疫疾患もそうですが)。因果関係がわからないままとなっている事例は、ある程度は存在していると考えられます。

スイスでは、2022年に「うつ病と精神疾患の異常な増加」が報じられていたことがあります。以下の記事にあります。

[記事]スイスの歴史で前例がない「うつ病と精神疾患の増加」の報道から思い出す、スパイクタンパク質とヒトヘルペスウイルスの再活性化の関係、そして MAO との関係
In Deep 2022年12月13日

これも明確な原因はわからないですが、特に「若い女性」の間で、うつ病や不安障害などが異様な率(前年比 50%など)で上昇していました。

ところで、上のタイトルに MAO という単語が出てきますが、これは、モノアミン酸化酵素というもので、以下のように説明されるものです。

モノアミン酸化酵素(MAO)

MAOは神経伝達物質の不活性化に必要不可欠な役割を果たすため、MAOの機能異常は多数の精神疾患と神経疾患の原因となっていると考えられている。 Wikipedia

そして、

「スパイクタンパク質は、この MAO に結びついて、神経学的問題を引き起こす可能性がある」

ということを、2021年にクロアチアの科学者たちが発表しています。

以下の記事の後半でご紹介しています。日本でワクチン接種が始まってから、まだ間がない頃です。

[記事]永遠のワクチン接種の発言を聞きながら、スパイクタンパク質は神経疾患や精神疾患と強く関係する「MAO」に結合するという新しい研究論文から思う、やはりやや暗い未来
In Deep 2021年9月7日

以下は論文にある図で、スパイクタンパク質は、この MAO に完全に干渉して、 MAO の活性を変化させるようです。

論文より

biorxiv.org

スパイクタンパク質は完全な形で脳に行きます

接種したお母さんから生まれた赤ちゃんの脳がダメージを受けていることも研究で判明しています。

[記事]妊娠中のワクチン接種後に生まれる自閉症的行動を示す新生児に関する研究。その原因である「海馬と小脳の神経細胞の破壊」の影響は、大人にも適用されるはず
In Deep 2024年1月14日

こういうさまざまな要素を考えますと、今後何年かの間、小さな子どもたちにも、神経的、精神的な障害が出てくる事例が増える可能性が強く示されているように思います。

実際に世界的に神経的、精神的な症状を有する病気が増えているのかどうかはわかりません。どのデータを見ても、2021年までのデータしか見当たらず、2022年から 2023年がどのようになっているのかは曖昧です。

ただ、2021年に急激にメンタル関連の病気が増加したことは、いくつかの国で示されています。ただ、2021年ですと、前年のロックダウンの影響も関係しているかもしれません。

以下はスペインです。

2011年〜2021年のスペインの「不安障害」の有病率の推移

ie.edu

以下は、ブータンの精神健康障害(うつ病、認知症を含む)の有病率の推移です。

2011年〜2021年のブータンの精神健康障害の有病率の推移

Lancet

他の国でも、このようなグラフが示されているかどうかはわからないですし、「 2022年、2023年にさらに精神健康の障害が増えているのかどうか」も今はよくわかりません。

「仮に増えているとすれば」ということで、特に若い人たちについて心配なことがあります。

それは、最近、SSRI の投与幅が広がっていることと関係します。

 

 

人格を変えてしまい、事態を複雑化するSSRI

抗うつ剤 SSRI (選択的セロトニン再取り込み阻害薬)が、若い世代に「自殺念慮を引き起こす」ことについては、6年前の記事で取り上げたことがあります。

[記事]アメリカの医薬品当局も日本の厚生労働省も共に認める「SSRI 系抗うつ剤は自殺を後押しする」という事実は今や誰もが知っている。なのになぜ処方は続いている?
In Deep 2017年11月28日

この頃はまだ、「抗うつ剤」としての投与が主流だったと思いますが、最近、この SSRI が「パニック障害にも適用される場合が多い」ことを知りました。

病院のウェブサイトの中には、以下のように「 SSRI は、パニック障害の理想的な薬」とさえ書いているものあります(URLは記しません)。

(ある病院のサイトより)

> 脳内のセロトニン量が不安定になることで、パニック発作の閾値が下がると思われますので、脳内のセロトニンを回復させるSSRIは、パニック障害の治療薬として理想的な薬といえます。

 

さて、パニック障害で受診して、 SSRI が処方されたとします

患者には詳細な添付文書などは渡されませんので、見ることのないままに服用している方々が多くいるのではないかと思いますが、たとえば、以下は、トリンテリックスという SSRI の添付文書からです。

SSRI トリンテリックスの添付文書

「5. 効能または効果に関連する注意」より

5.1 抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮すること。

「8. 重要な基本的注意」より

8.2 不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病等があらわれることが報告されている。また、因果関係は明らかではないが、これらの症状・行動を来した症例において、基礎疾患の悪化又は自殺念慮、自殺企図、他害行為が報告されている

kegg.jp

 

パニック障害で受診して処方される薬が、パニック発作を誘発してどうするとは思いますし、また、5.1 に、「リスクとベネフィットを考慮すること」とありますが、

 

「自殺企図と照らし合わせられるベネフィットって何だ?」

 

とも思います。

医療的立場からは、確かに死亡すればパニック発作は治まるということなのかもしれないですが、処方されたほうはたまったものではないです。

 

結局、うつ病やパニック障害、不安障害などで SSRI を処方されているうちの、かなりの人たちが、

「結果的にメンタルヘルスの状態を悪化させている」

と私は考えています。

 

なぜ、SSRI がパニック障害にまで処方されるようになったのかというと、最近は、ベンゾジアゼピン系の抗不安剤の「依存性」が取り上げられることが多くなりました。

その中で、「ベンゾジアゼピンがダメなら SSRI でいいのでは?」という流れとなったとしか思えないのですが、ベンゾジアゼピンの依存性は事実ですが、SSRI がパニック障害に効果があるという機序が本当に存在するのかどうかは怪しいとしかいえません。

それを確認するためには、医者に、

「パニック障害になる原因は何ですか?」

とたずねてみればいいです。

「原因の詳しいところは今もわかっていません」

という答えが帰ってくるはすでず。

なら、

「原因のわかっていない病気に、作用機序を説明することのできる薬はあるのですか?」

ときけば、

「ああ……セロトニンが……GABAが……グルタミン酸が……ああ」

と誤魔化されて終わりです。

それはともかく、SSRI の最大の問題としては、

「人格の変化」

なんです。

うつの治療だ、パニック障害の治療だという以前に、「人間が変わってしまう可能性」があるのです。

これは多くの医学者たちが述べていますが、昨年、アメリカの医師の方が書いていた記事から少しご紹介します。




 

人格の変化とは、すなわち「脳の変化」

その医師の方の記事は大変に長いもので、部分的に抜粋します。

以下は、ニュージーランドの研究からの引用です。

ニュージーランドで抗うつ薬を服用している患者 1,829人を対象とした調査では、62%が性的困難を報告し、60%が感情が麻痺していると感じ、52%が自分らしくないと感じ、39%が他人のことをあまり気にしなくなり、47%が興奮を経験し、39%が激しい動揺を経験し、39%が自殺念慮を経験したと報告された。

midwesterndoctor.com

・60%が感情が麻痺していると感じ
・39%が他人のことをあまり気にしなくなり
・39%が自殺念慮を経験した

というような率が、「稀に起きる副作用」と言えるでしょうか。

この結果として、どういうことが起きるかというと、「多くの人たちが SSRI の服用を自主的にやめる」のです。以下のパキシルというのは、日本においても、おそらく最も処方されている SSRI です。

パキシルを投与された患者 3704名とプラセボを投与された患者 2687名を含む、公表された 29件の臨床試験と未発表の 11件の臨床試験をレビューしたところ、両群の同じ割合の患者が早期に研究を中止しており(パキシルの利点が副作用を上回らなかったことを示唆している)、プラセボと比較して、副作用のために薬を中止した人は 77%多く、自殺傾向を経験したために薬を中止した人は、プラセボより 155%多かった。

midwesterndoctor.com

おおむね、50〜 60%が「副作用の経験」により、服用を中止するようなのですが、ところが、やめにくい薬である上に、「突然、服用を中止した場合」どうなるかというのは、パキシルの添付文書に丁寧に書かれています。

SSRI パキシルの添付文書より

投与中止(特に突然の中止)又は減量により、めまい、知覚障害(錯感覚、電気ショック様感覚、耳鳴等)、睡眠障害(悪夢を含む)、不安、焦燥、興奮、意識障害、嘔気、振戦、錯乱、発汗、頭痛、下痢等があらわれることがある。

症状の多くは投与中止後数日以内にあらわれ、軽症から中等症であり、2週間程で軽快するが、患者によっては重症であったり、また、回復までに2、3ヵ月以上かかる場合もある

これまでに得られた情報からはこれらの症状は薬物依存によるものではないと考えられている。

pmda.go.jp

では、一番のポイントだと思われる「この薬は効くのか?」ということに関しても、この添付文書に出ています。

SSRI パキシルの添付文書より

海外で実施した 7~ 18歳の大うつ病性障害患者を対象としたプラセボ対照の臨床試験において本剤の有効性が確認できなかったとの報告がある。

pmda.go.jp

 

しかし、効かないことはともかくとして、何よりも「人格が変化してしまう」ということが問題で、これは、SSRI が、

「脳に何らかの良くない作用を及ぼしている」

ことを示します。

感情の鈍麻は服用者の 40%〜 60%が経験するそうで、感情が死んでいく感覚をかなりの人が感じるようです。

 

これは極端にいえば、「飲むロボトミー」のようなものですよ。

 

こんなようなものが、メンタルヘルス医療の第1選択薬となっているのが現状の医療界です。

しかし、「出す薬がないと医者はやっていけない」わけですから、それがどんなものであろうと、「処方するための何かの薬は必要」ということで、今後も SSRI 処方の乱発は続いていくと思います。

今回は、最初に、ワクチン接種後の神経・精神症状の問題から始めましたけれど、それにより、うつやパニック障害などになったとして、そして医療機関を受診すると、

「その医療により、さらに事態が悪化する可能性がそう低くない割合で存在する」

ことを示したものです。

以下の記事では、「ごく普通の薬が、認知症を引き起こすメカニズム」を書いていますが、これもそのたぐいの話です。単なるかぜ薬や花粉症の薬が認知症につながる。その率も決して低くはないです。

[記事]抗コリン薬や抗不安剤、抗うつ剤を含む、非常に多くのジャンルの薬が「認知症を引き起こす」そのメカニズム
In Deep 2024年1月27日

 

しかし、今後も医療の世界の方針は変わらないと思われます。

病院が良くないといっているのではないですが、現在の状態では、自分で自分を病院から守るしか手がないですので、薬を処方された場合などは、ご自身でよく調べられるといいと思います。

お医者様は忙しいですので、患者の安全や健康のことまで考える余裕はありません。

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