3月24日、米ミシガン州ミアーズで撮影された赤いオーロラ。 Sarah Goodwin
地球全体が赤いオーロラに包囲される時代に
現在、地球をものすごい磁気嵐が襲っています。
それは、G4 クラスという、過去 6年くらいで最大の磁気嵐になっていまして、いろいろ気になる点はあるのですが、磁気嵐自体については以下の記事に書いています。
地球が、発生原因不明の「G4」クラスの深刻な地磁気嵐に見舞われている。アメリカでは北緯33度近辺でも赤いオーロラが観測されるという異常
地球の記録 2023年3月25日
地球の高層の「電離層」という場所の電子数の撹乱も最大レベルとなっていまして、どうしても以下のようなことを思い出します。
衝撃のデータ: 2011年3月11日の地震の前に観測された日本上空の赤外線と電子量の急激な変化
In Deep 2011年05月20日
「地震の原因は宇宙からやって来ている決定的な証拠」が、京都大学の科学者たちによる高層大気圏の「電離層の研究」から改めて提示される
In Deep 2019年10月23日
(米マサチューセッツ工科大学の2011年のニュースリリースより)
> 日本の東北でのマグニチュード9の地震の数日前より、電離層全体の電子量が劇的に増加したことがわかったと NASA ゴダード宇宙飛行センターの研究スタッフたちは言う。
>
> この電子量は地震の3日前に最大に達した。同時に、衛星は巨大な赤外線放出を観測した。この赤外線の放出は、地震直前にピークに達した。
これらの原理が単純に繰り返されるのなら、実際には、地震でさえも(トリガーを与えるという意味での)人為的な自然兵器とすることも可能だと思ったこともありました。
実際に、アメリカ、中国、ロシアなどが以前から「電離層」への介入の試みを長く続けていることも、電離層を制した場合、気象、通信、あるいは可能性として地震に影響することができるからかもしれません。
以下の記事には、それらの国が続けている、「電離層への介入」についてご紹介しています。
誰もが「電離層への介入」を目指している : 米国、中国に続きロシアまでも高層大気への介入による地球環境コントロール戦争に参入。その行く末は…
In Deep 2018年12月21日
電離層の電子数の急激な変化とその後の大地震発生の関係は、後から検証してわかったものですので、事前にどうこうというものではないですが、ただ、こんなに地球の磁気が乱れたのは久しぶりですので、体調面も含めて、いろいろと気をつけたいところなのかなあ、とか。
アメリカでは、昨日まで、「全米の半分以上の州」で、赤いオーロラなどが観測されました。 (北緯33度の地域にまでオーロラが出ていました)
赤いオーロラについては、最近の記事で取り上げたことがあります。
太陽でXフレアと共にきわめて珍しい「太陽津波」が発生。それより気になるのは「暴力的な精神異常と関係する赤いオーロラ」が続出していること
In Deep 2023年2月18日
ノルウェーの探検家アムンセン(1872 - 1928年)の南極大陸の探検の際には、「明るく赤いオーロラが出た時には、必ず狂気に陥る者や、暴力的な行動に走る人が現れた」ことを同行した医師たちが検証しています。
現在でも、一部の人たちでは(磁気に影響を受けやすい人たちでは)、そういうようなことになっていないとも限らないかもしれません。
現在、ヨーロッパを中心に、各国で抗議デモや反政府運動が繰り広げられているのですが、年金改革反対でのフランスのデモとストライキは、次第に暴力的になってきています。パリなどでは、ゴミの収集なんかも何日間も完全におこなわれていないようで、ゴミ収集を民間に委託していない地区などは、なかなかすさまじい光景となっています。
3月24日頃のパリ市内 (全部がこんなになっているわけではないです)
Wall Street Silver
これでまた火がつけられたりもしている場合もあるようで、場所によっては、なかなか混沌としているようです。
Énorme incendie dans les rues de la capitale où plusieurs manifestations sont en cours #greve23mars #Manifestation #Revolution #Macron13h #ReformeDesRetraites #manif23marspic.twitter.com/X1dFUyuHe4
— Anonyme Citoyen (@AnonymeCitoyen) March 23, 2023
現在の地磁気の状態ですと、あるいは、現在の太陽活動の状態ですと、これらがさらに過激化していく可能性があります。
以下の記事の後半の「過度な暴力の時代になることは避けられなさそう」というセクションに、その理由のようなものを書いています。
太陽の変化と「暴力と病気の時代」への突入
In Deep 2023年2月12日
現在は、まだ太陽活動の最大期(極大期)までは数年あり、現在の状況は、ロシアのチジェフスキー博士のあらわすところの、「黒点増加期(第2期)」で、以下のような特徴があります。
チジェフスキー博士による「黒点増加期(第2期)」の特徴
この時期の特徴:
・新しい指導者等が出現して大衆は次第に団結する
・政治的、軍事的な扇動が行われる
・新しい方針や計画が試される
・報道機関の影響力の拡大
・政治的、軍事的な問題が持ち上がり、大衆はそれに強い関心をもつようになる
・大衆は神経質でいらいらしているため、この時期の後期になると社会は次第に荒れてくる
このような期間がどのくらい続くかは太陽活動の状況、黒点の活動、あるいは社会的な要因に依存して変動する。
また、この時期に多く見られる政治的、軍事的な現象として、共通の敵に対処するためにいくつかの国々が新しい安全保障条約を締結したり、また、異なった政治団体が共通の敵に対処するために団結して一つになるような現象がある。
この時期には以下の三つの特徴が顕著になる。
1. 大衆を引きつける新しい思想や考え方の出現
2. そのような思想による新たなグループ分け
3. 思想的な傾向の異なるさまざまな集団が結集することができる統一した思想の登場
そして、この後の「黒点最大期(第3期)」になると、世の中はムチャクチャ荒れ始めます。個人だけではなく、国家や組織自体の行動が暴力が中心線となり始めますので、どこでも、暴力犯罪、DVなどの個人的なものから、暴動、戦争、大量殺人等が極端に増えます。歴史ではそうなっています。
これからも歴史に倣うなら、今後2年から4年くらいの間に、非常に荒れた世となると思われます。
以前から、太陽活動と社会の動向を調べていて気づきましたのは、
「太陽活動が増加すると、人間の命の価値が低くなる」
ということです。
たとえば、他人の命や死に対して、無頓着になりやすくなる。
病気あるいは、過剰死は継続するか増大する
「病気と太陽活動」というのは、意外な感じがされるかもしれないですが、これも理屈より、データで明らかに示されています。
以下は「白血球減少症と太陽黒点数の相関」のグラフです。
1957年1月から8月までの「白血球減少症と太陽黒点数の相関
アイゼンク&ナイアス『占星術 - 科学か迷信か』
以下は、地磁気活動と「入院数」の比較のグラフです。
地磁気活動と入院数の相関
太陽活動と景気
健康に関していえば、最近、気になるデータを見まして、アメリカに関してですが、
「超過死亡が、2022年の後半から急激に増加している」
のです。
米国の「症状、徴候、および異常な臨床および検査所見による死亡数」2023年第10週まで
Symptoms, sign & abnormal clinical & lab finding – 2023 Week10
ワクチン接種が始まった 2021年初頭からではなく、それから 1年半などが経過してから、急速に増加しています。
以下の記事で、ドイツなどの超過死亡が、2022年12月になって急激に上昇していることなどを取り上げました。
[重大局面]ファイザー社ワクチンが、DNAで汚染されていたことが見出される……。これにより「永遠のスパイクタンパク質生産」という厳しい概念が浮上。確率は推定3分の1
In Deep 2023年3月15日
・ドイツの2022年12月の超過死亡率が37%と異常な上昇 (2022/03/13)
そういえば、日本の厚生労働省の人口動態統計速報の最新データ(2023年1月分)が昨日出ていましたが、前回の 2022年12月とあまり変わらない、相変わらずの「超過死亡」傾向が示されていました。
2023年1月分の人口動態統計速報
厚生労働省
前年同月比で死亡数は 17.3%増加となっていました。2022年12月は、前年同時期比で、18.2%でしたので、やや改善したとはいえ、相変わらず大変に高い前年度比の死亡数の増加を示しています。
時間が経てば経つほど「むしろ死亡率が加速」している…。2022年12月の人口動態統計速報を見て
地球の記録 2023年2月28日
アメリカもドイツも、そして日本も、ワクチン接種が始まった 2021年よりも、現在のほうが、はるかに超過死亡(あるいは単に死亡数)が悪化しています。
なお、日本の出生数は、前年同時期比で -5.2% (3490人減)でした。こちらは「低止まり」しています。人口の減少もさらに進みそうです。
ちなみに、この 2023年1月の人口動態統計速報で興味深かったのが、「婚姻数が前年比で、著しく低下している」ことでした。
婚姻
2022年1月 4万9676件
2023年1月 3万6148件 ( - 27%)
婚姻件数が「 4分の1も減った」のです。
これまで婚姻数は、やや増え続けていたのですが、突然の急落。なぜかはよくわかりません。
いずれにしても、こんな婚姻数の状態が続けば、産まれる子どもの数もさらに減少することは確実で、なかかな先行きはすごそうです。
太陽と金融状況
最近は、金融のことを書くこともあったのですが、こちらはこちらで、異常な数値やデータが続いていますが、
「太陽活動と金融、あるいは経済の関係はどうなのか」
といいますと、これまでの歴史では「太陽活動が増加するにつれて、株価は上昇し、経済も良好になる」ということが一般的でした。
ということは、本来なら、太陽活動はこれから上昇していきますので、今後、株は上昇し、経済も良くなる……?
さすがにそれは……と思うのですが、2点のグラフを「太陽活動と景気」から掲載します。以下は、世界恐慌が始まった 1929年の 1年間の「太陽と株価の相関関係のグラフ」です。
1929年1月-12月の太陽放射と、米国と英国の株価の相関関係
Solar and Economic Relationships
株価の動きが太陽放射量とまったくリンクしていることがわかります。
「太陽が元気になれば、株価が上がる」ことを、過去の事例は示しています。
以下のグラフは、日本の 1950年から 1985年の「投資比率の変化と太陽黒点数の推移」です。
1950-1985年の日本の投資比率の変化と太陽黒点数の推移
内閣府、三菱UFJ証券景気循環研究所
完全ではないにしても、「景気」と「太陽活動」が、かなり密接にリンクしていることがわかります。太陽が元気だと、経済も好調になる…ことを過去は示しています。
アメリカの非農業部門の総生産指数も、太陽活動とリンクしていることがわかっています。
これらのデータからは、太陽活動がさらに大きくなっていく今後は、「市場や経済も強くなってくる」と言いたいのですが……以下のような記事を書いている者の、どこにそれを言う口があるかと。
史上最悪の景気後退の予兆はほぼ出尽くした
In Deep 2023年3月19日
上の記事のタイトルに、「景気後退の予兆はほぼ出尽くした」とありますけれど、もうひとつの「過去の景気後退の予兆」に、
「マネー供給量の増減」
というものがあることを最近知りました。
現在、アメリカの M2 と呼ばれる市場全体に供給される通貨の量が、
「世界恐慌以来、はじめてマイナスに転じた」
ようなのです。
以下のグラフのように、1870年以来、マネー供給量がマイナスに転じた時には、「すべて恐慌に陥っている」のです。
過去150年間の米国のM2の推移
Captain Balding, CPA
現在のような状態の際に、過去に起きたことは、景気後退でも不況でもなく「恐慌」です。
こういうのを見ていますと、「いかに太陽活動が影響しても…」とは思ってしまう部分がありますが……どうなんですかね。
金融に関しては何ともアンバランスな解釈になってしまい、どうにも何とも言えないのですが、少なくとも、「暴力」「戦争」「病気の拡大」「大量死」、場合によっては「革命」というようなキーワードのほうは、日に日に強くなることは間違いないと思います。
経済がどうなるのかは、太陽絡みでは何だかもうわかりません。
しかし、太陽抜きで考えれば、終末的な状況になっていくのは、それほどは遠くないような気もしています。神のみぞ知るというフレーズですかね。
>> In Deep メルマガのご案内
In Deepではメルマガも発行しています。ブログではあまりふれにくいことなどを含めて、毎週金曜日に配信させていたただいています。お試し月は無料で、その期間中におやめになることもできますので、お試し下されば幸いです。こちらをクリックされるか以下からご登録できます。
▶ ご登録へ進む