鮮明な夢、そして精神疾患
昨日から日本でもブースターショットが始まったようで、最近では何だかこう、そのような報道に無反応になっていますが、大規模接種キャンペーンが開始された後、接種後のさまざまな有害事象で、身体的なものについては、まあ、そのメカニズムからは理解できるものが多い部分はありました。
そのあたりは以下の記事で「それぞれの各部位への影響」を記しました過去記事をリンクさせていただいておりますので、ご参照いただければとも思います。
終末的な感染爆発手前の穏やかな日本のひとときに、この精緻なワクチンについての過去の項目別リンクを示させていただきます
投稿日:2021年9月30日
しかし、不思議にも感じたり、印象的にも思えたのは、
「接種後に、それまでの人生で見たことのないような鮮明な悪夢を見る」
という報告が、アメリカでとても多かったことです。これについては、夏前くらいまで、アメリカの普通のメジャーメディアでも報じられていました。
このことはブログの記事にはしていなかったようですが、6月の「ワクチン後に夢に介入しているものは何なのか?」というタイトルのメルマガで少し書いたことがあります。
たとえば、アメリカのオープンアクセス・ガバメント、というサイトの中には、ワクチン接種後の副作用や有害事象について投稿できるページがありますが、当時、そこから拾ったもののほんの一部にも以下のようなものが並んでいました。
Open Access Governmentの副作用報告より
> 3日前に初めてファイザーの接種を受けました。それから私は狂ったような鮮明な夢を見続けました。
> 私は 3月12日に一回目のファイザー接種を受けました。昨夜はヘビや動物が私を殺そうとする鮮やかな悪夢を見ました。夫が起こしてくれましたが、自分自身では目ざめることができませんでした。
> 1回目の接種の後から、夢が恐ろしかったです。これまでのところ、最悪な夢は、クマが私を食べようとしていることでした。私の唯一の防御は、亜鉛メッキされた古いゴミ箱と野球のバットでした。
> 2回目のファイザーワクチンを受けました。昨夜、自分が危険にさらされている恐ろしい夢を見ました。声が出せず、とうとう悲鳴を上げて目が覚めました。それはとても怖かったし、私が経験した恐怖は非現実的でした。
> 2週間前の二回目の接種以来、強烈で感情的な夢を見続けています。あまりの強烈さで、目が覚めると疲れ果てています。ふだんから多くの夢を見ますが、これはこれまでにないほどのものです。
メジャーな報道では、さまざまな医師や専門家たちが私見等を述べていましたが、最近、これらような「悪夢」というのが、世界保健機構 (WHO)のデータベースで、コロナワクチンの有害事象としてリストされていることを知りました。
WHO には、VigiBase という医薬品有害事象の国際的なデータベースがあり、各社のコロナワクチンも含まれていますが、最近、アメリカのカトリック系ウェブサイトが、その中の「精神障害の事例」をデータベースからピックアップしていまして、データベース上に、12万 1559件の精神障害に関する接種後の有害事象の報告があることを知りました。
その中に、
・悪夢 1,752件の報告
・異常な夢 1,507件の報告
とありまして、報告されている数そのものは少ないとはいえ、「あることにはあるのだなあ」と思いました。
なお、そのカトリック系の記事では、WHO のデータベースにある精神、神経系の障害の報告のすべての項目別リスト数を挙げていますが、以下のようになっているようです。
WHOデータベースのmRNAワクチン接種後の精神的障害に関する有害事象
・不眠症 29,661件の報告
・不安障害 18,377件の報告
・混乱状態 13,904件の報告
・睡眠障害 11,447件の報告
・神経症 6,234件の報告
・方向感覚の喪失 5,202件の報告
・急性ストレス障害 4,463件の報告
・落ち着きのなさ 3,682件の報告
・幻覚 3,430人の報告
・うつ病 3,405件の報告
・気分の落ち込み 3,301件の報告
・パニック発作 2,814件の報告
・睡眠の質の悪化 2,444件の報告
・せん妄 1,883回件の報告
・感情の異常な高ぶり 1,864件の報告
・悪夢 1,752件の報告
・異常な夢 1,507件の報告
・摂食障害 606件の報告
・急性精神病 365件の報告
・チック 226件の報告
全 121,559件
このうち、「合理的」に理解できるのは、
・うつ病 3,405件の報告
・気分の落ち込み 3,301件の報告
で、これは、以下の記事などに書かせていただいていますが、スパイクタンパク質が、ヒトヘルペスウイルス6型を再活性化させることによるものと見られます。
ヒトヘルペスウイルス6の再活性化はうつ病の発症要因となることが判明しています。
うつ病……帯状疱疹……
投稿日:2021年9月8日
数年後の社会 : 双極性障害、大うつ病性障害、統合失調症、アルツハイマー病… HHV-6の再活性化が及ぼす広い影響に戸惑うばかり
投稿日:2021年9月16日
この意味では、自然感染、ワクチン共に同じかもしれないですが、mRNA ワクチンは産生させるスパイクタンパク質の量が自然感染よりとても多いです。
他の精神的な有害事象に関しては、スパイクタンパク質が、脳から神経からあらゆる部位に広範に到達することを考えますと、その原因は曖昧には理解できますが、正確にそれを述べたような医学的見解はあまり見たことがありませんでした。
ワクチンの伝送に使われている脂質ナノ粒子と呼ばれる物質が、脳の関門である血液脳関門を突破して、脳に入ることは以下で記しています。
「脳と生殖機能を破壊せよ」 : 青空の実験室と課した地球の中でポリソルベート80を調べる
投稿日:2021年3月7日
ここで取り上げましたのは「ポリソルベート80」という物質の例です。
ポリソルベート80は、アストラゼネカ社のコロナワクチンと、メルク社の子宮頸がんワクチンに使われており、ファイザー社ワクチンには、ポリエチレングリコールというものが使われていますが、どちらも、ほぼ同じ作用です。
また、スパイクタンパク質自体が、血液脳関門を突破して、脳に入ることは以下で記しています。いろいろなことが書かれている混沌とした記事ですが。
血管に注入された新型コロナのスパイクタンパク質は、脳のバリア「血液脳関門」を簡単に通過し脳全体に広がることを知った日に、100年前のシュタイナーの「アーリマンに関する会議」の議事録を読めました
投稿日:2021年2月11日
精神障害とは異なりますが、現在、「認知症」が非常に増加しているという可能性については、いろいろな書き込みなどでも知りますが、数としてのデータがあるわけでもなく、何ともいえません。
ただ、最近の米ハーバード大学の研究で、重度のコロナ感染症を発症した人たちがその後に、「早期の脳の老化を示している」ことが論文で発表されています。
以下の論文です。
重度のCOVID-19は、人間の脳の老化の分子的特徴を誘発する
Severe COVID-19 induces molecular signatures of aging in the human brain
もし、この「早期の脳の老化の原因が、スパイクタンパク質」だとした場合、いろいろと考える部分はあります。
いずれにしても、すべては時間と共に明らかになっていくと思われます。
先ほどふれさせていただきましたカトリック系サイトの記事をご紹介したいと思います。
何件かの接種後の精神障害の事例(医師や科学者たちが発症がワクチン接種と関係あるとしたもの)を論文などから取り上げたもので、とても興味深いものです。
そして、接種に何らかの要因があるのだとした場合、ブースターショットなど接種の回数が増えれば増えるほど、リスク要因も増えるということだと思われます。
COVID ワクチン接種後の精神障害の報告は10万件以上
Over 100,000 reports of psychiatric disorders after COVID vaccination
lifesitenews.com 2021/11/29
COVIDワクチン接種後の精神症状に関する 10万件以上の報告には、幻覚、不安、錯乱、睡眠障害、精神病、自殺などがある
サンディエゴのシャープ記念病院の救急科に、ファイザー社 COVID-19 ワクチンの初回投与を受けてから 1週間後、以前は健康だった 20代の若い女性が、頻繁に放尿するようになったと家族が訴えた。
彼女の家族は、女性がますます不安になり、よく眠れず、彼女自身が腎臓病と過敏性腸症候群に苦しんでいるという幻想の確信に固執するようになった。彼女に精神病の病歴はないが、自身が COVID-19 に感染して体が「シャットダウン」していると確信していた。
家族はまた、彼女のコミュニケーションに問題が出ており、ときおり運動制御に問題があるように思われることに気づいた。行われた血液検査と尿検査は正常だったが、心拍数は速く、血圧が上昇していた。この症例は、医学専門誌 Frontiersin Neurology に「ワクチン接種後の抗 N-メチルD-アスパラギン酸受容体脳炎による急性精神病」として報告された。
彼女は自宅に戻ったが、翌日、病院に戻り、彼女は「自分を非難している声が聞こえ続ける」と不満を述べた。PCR検査は陰性だったが、さらなる検査で 2つの肝酵素の上昇が明らかになった。血圧はまだ上がったままで、心臓が激しく動いていたので、彼女は入院した。
翌朝、彼女は病室ですべての服を脱ぎ、床で排便をし始めた。
医師たちは女性を精神科の薬で治療し始めたが、「ますます精神病の症状が強く」なっただけだった。
彼女の記憶は無傷で、女性は医師の質問には答えたが、短い文章で、単調で抑揚のない声でしか答えなかった。彼女は緊張症の長引く症状で無気力だった。歩くことはできたが、ゆっくりと、そして促されなければ歩けなかった。
脊椎穿刺と女性の脳脊髄液(CSF)の分析により、神経系内の炎症の証拠である白血球の上昇が明らかになった。単純ヘルペスウイルスおよびエプスタインバーウイルス(EBウイルス)から HIVまでのウイルスのリストに対する髄液および血液検査は陰性だった。
「一連の症状(所構わぬ脱糞、緊張症、代謝または感染所見のない突然の脳症)と、予備的な脳脊髄液の結果、および SARS-CoV-2ワクチン 接種後の悪化の履歴により、自己免疫介在性脳炎による強い臨床的な疑いが生じた。
サンディエゴのソーク生物研究所、シャープ記念病院、およびカリフォルニア大学サンディエゴ医科大学の免疫、感染、炎症センターの医師が書いた論文は、彼女の症状を「ワクチン接種によって」と述べている。
ワクチン脳炎
最終的に、脳脊髄液検査により、抗N-メチル-D-アスパラギン酸受容体脳炎 (抗 NMDAR 脳炎)の診断が確定された。これは、神経精神症候群と髄液で検出可能なグルタミン酸受容体に対する抗体の存在を特徴とする自己免疫疾患だ。
抗 NMDAR 脳炎は、日本脳炎、エプスタインバーウイルス、COVID 感染などのウイルス性疾患に関連し、また、H1N1 、黄熱病、および日本脳炎に対するワクチン接種にも関連している。狂犬病や天然痘など他のワクチンにも関連している。
他のすべての潜在的な原因を除外した後、女性は免疫グロブリンとリツキシマブ(自己免疫状態に使用される薬)とステロイド療法で治療された。彼女は徐々に改善し、ワクチン接種の最初の投与から 61日後、入院してから 45日後に、「軽度の神経学的欠損」で退院した。彼女は 3か月後、発作のために抗けいれん薬を服用し続けたが、仕事に戻ることができた。
その他の症例報告
研究者たちはこれを「ファイザー社 COVID-19 ワクチン接種後の抗 NMDAR 脳炎の最初の例」と説明しているが、COVIDワクチン接種後に突然発症した精神病の他の症例報告はすでに医学文献にある。
10月に医学誌 Psychiatry Research に発表された症例報告は、以前は健康だった 31歳のヒスパニック系の男性が、「不安定で奇妙な行動」のために警察が緊急治療室に連れて行ったと述べている。彼は自身を「透視能力者」であると主張し、また、死者たちと話すことができると主張した。「家の外で太鼓を打つ人々」の音が聞こえるとも述べた。
ニューヨークのストーニーブルック大学とノースポート退役軍人省医療センターの医師たちからの症例報告によると、これらの症状は、彼が mRNAベース の COVID-19 ワクチンの初回投与を受けてから 1か月後に始まった。
彼が病院の神経科に入院するまで、状態は徐々に悪化していた。入院した翌日、彼は病棟を自分自身に話しかけながらさまよい、脳波測定機が自分と通信していると述べた。彼は抗精神病薬を服用し始め、2日後に幻覚と妄想は解消した。5日後に薬を服用して退院し、1週間後には無症候性で仕事に戻った。
別の症例として、ファイザー社 mRNAワクチン を接種した日から妄想が始まった 42歳の男性の事例、接種を受けた 3日後に自殺を試みた後に精神科救急病棟に入院した以前は健康だった 57歳の男性について、論文が説明している。
ファイザー接種後の自己免疫性脳炎、自殺、精神病
この現象は子どもたちにも報告されている。米国政府のワクチン有害事象報告システム(VAERS)へのある報告では、ファイザー接種の日から始まった「非常に高い不安、絶え間ない心配と恐れ、不合理な考え」などを発症した、バージニア州出身の 13歳の少年について説明している (VAERS ID 1857960)。
6月に接種した後、手足のうずきと脳に鋭い電気のような痛みの衝撃を経験した少年は、世界を恐れて何時間も毛布の下に横たわり、深刻な睡眠障害、チック、怒りの爆発を起こし、しばしばぼんやりと何かを見つめていた。
その後、少年は「自己免疫性脳炎」と診断され、自分自身をケアする能力を失い、現在はフルタイムの介護者を必要としている。
いくつかの報告は、自死で終わる精神病について説明している。
ファイザーワクチンを接種した 48歳のテネシー州の女性は、その日に起きたことを報告した。「私は、自分と甥を天国に連れて行くつもりだと思っていました…家を出て、車がガソリンを使い果たしたところまで運転しました。高速道路のパトロールに捕まり、地元の病院に運ばれました」
女性は、人々が彼女を毒殺しようとしているという妄想的な考えのために、食べたり、飲んだり、眠ったりすることを拒否し、2日間入院したと言った (ID 1132459)。
121,559件の精神障害のリスト
世界保健機関の薬物有害事象の世界的データベースである VigiBase には、COVIDワクチンの投与後の精神障害に関する 121,559件の報告がリストされている。これらには以下が含まれる。
・不眠症 29,661件の報告
・不安障害 18,377件の報告
・混乱状態 13,904件の報告
・睡眠障害 11,447件の報告
・神経症 6,234件の報告
・方向感覚の喪失 5,202件の報告
・急性ストレス障害 4,463件の報告
・落ち着きのなさ 3,682件の報告
・幻覚 3,430人の報告
・うつ病 3,405件の報告
・気分の落ち込み 3,301件の報告
・パニック発作 2,814件の報告
・睡眠の質の悪化 2,444件の報告
・せん妄 1,883回件の報告
・感情の異常な高ぶり 1,864件の報告
・悪夢 1,752件の報告
・異常な夢 1,507件の報告
・摂食障害 606件の報告
・急性精神病 365件の報告
・チック 226件の報告
そのメカニズム
ニューヨークの研究者たちは、上記の症例報告について、「 COVID–SARS-CoV-2 を引き起こすウイルスは、大量の炎症性サイトカインの放出を含む強力な免疫応答を引き起こすことが知られている」と述べている。
「 COVID-19 によって引き起こされるサイトカインストームは精神病のリスクを高める可能性があるとの仮説が立てられている」とも述べる。
彼らは、COVID 感染後の 42件の報告された精神病の症例を引用した。統合失調症は最近の研究で炎症に関連していることがわかってきている。炎症反応を引き起こすように設計されたワクチン接種も、この部分と関係する可能性がある。
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