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3月22日にメルマガ悪魔に乾杯を発行させていただきました。

2021年からの世界 人類の未来 健康の真実 日本の未来

なぜ日本のコロナの死者は過去3ヶ月間、一貫して増え続けている? ファイザーに自国民900万人を人身御供したイスラエルはともかくとしても

投稿日:


Why do Japanese people wear Masks?




日本の死者数の急激な増加の理由は?

今回は、何かテーマがあるわけではないのですが、私は毎日、気になる国の新型コロナウイルスの感染確認数の推移と死者数の推移を見ています。

見ていますと、たとえば、以下の記事で書きました英国やイスラエルなど、ある程度そのようになる理由がわかる国もあります。

大規模な新型コロナワクチンの接種が進むイスラエル、英国、UAE等で起きている「急激に進行するコロナによる大量死」。原因は何か?
投稿日:2021年1月31日

しかし、最近の「日本」の推移を見ていると、よくわからないのですよね。

簡単に書きますと、

・感染確認数はこの1ヶ月ほどで著しく「減って」いる。

にも関わらず、

・死亡者数はグラフ的に一直線で「増え続けて」いる。

のです。

以下は、過去3ヶ月の日本の感染確認数の推移です。
1月9日を頂点にして、劇的に減っています。

2020年11月4日から2021年2月4日までの日本の感染確認数の推移

Daily New Cases in Japan

7500人を超えていた感染確認数が、2月4日には 2500人ほどになっていますので、「 3分の1」などの劇的な減少を示しています。

そして、以下は同時期の死者数です。

2020年11月4日から2021年2月4日までの日本の死者数の推移

Daily New Deaths in Japan

感染者数とは異なり、グラフ的には、ほぼ一直線に増加している。

過去最大の死者数が記録されたのは 2月3日のことで、118人の方が亡くなったことが記録されています。

昨年の春に緊急事態宣言が出された頃の最大の死者数の上位は、

・2020年5月4日の 49人
・2020年4月15日と4月18日の 35人

となっていましたので、死者数だけでは、1年経って倍増以上の死者数を示していることになります。

なぜでしょうかね。

このような急なグラフで死者が増え続けている理由は(過剰死という問題がないのであれば)ちょっとわからないですが、感染確認数の減少のほうは(緊急事態宣言はまったく関係ないとして)いろいろと理由はあるでしょうけれど、以下の記事の理由もあるのではないでしょうか。

WHOが「PCR検査のサイクル値の基準」を大統領就任の前日に変更。これで今後アメリカを中心にコロナ感染確認数が「激減する」ことが確定的に
投稿日:2021年1月22日

WHO は、1月13日に「 PCR検査のサイクル数を下げる勧告」をおこなっていまして、これは簡単にいえば、「以前より感染確認の偽判定が少なくなる」という措置であり、これはある意味で真っ当な措置なのですが、本当にそれ以来、世界各地で劇的に感染確認が減っています。

イギリスでは、過去 1ヵ月で、約 3分の 1の大幅な感染確認数の減少となっています。

2020年11月4日から2021年2月4日までのイギリスの感染確認数の推移

Daily New Cases in the United Kingdom

しかし、イギリスでの死者数は、その期間から以前よりずっと高い値で止まっている状態です。

2020年11月4日から2021年2月4日までのイギリスの死者数の推移

Daily New Deaths in the United Kingdom

普通に考えれば、死者数は、徐々にではあっても劇的に下がるはずだと思うのですが、平均値では以前よりはるかに高いままとなっています。

また、世界で最も人口比でのワクチン接種が多い、大規模なキャンペーンを行っているイスラエルでは、ワクチン接種開始後、大体 1ヵ月半くらいが経過していますが、今のところ、

「感染確認数も死者数も減っていない」

ことが示されています。

2020年11月4日から2021年2月4日までのイスラエルの感染確認数の推移

Daily New Cases in Israel

2020年11月4日から2021年2月4日までのイスラエルの死者数の推移

Daily New Deaths in Israel

イスラエルの死者数は、ワクチン接種開始後から約 3週間後の 1月20日には「接種直前の 3倍」の 100人超が記録されました。

その後は上下を繰り返しながら、ワクチン接種前の死者数を平均として下回る時は訪れていません。過去最大の死者数も、すべて接種開始後に記録されています。

このイスラエルとワクチンのことについては、ちょっと困ったような話も最近出ているのですが、それほど詳しく書くような話でもないかもしれないですので、最近のメルマガから少し抜粋しておきます。

2021年2月5日発行のメルマガより

最近、英国 BBC は、イスラエルへのワクチン供給について以下のようなことを報じています。

その記事の小見出しは、以下のようなものでした。

1月21日の英BBCの記事の小見出し

Covid-19 に対する予防接種数でトップの国の1つであるイスラエルは、世界のモルモットとして行動することと引き換えに、大量のワクチンを購入した。
https://bbc.in/3oPjDdu

イスラエルの報道には以下のタイトルのものがありました。

2021年1月10日のイスラエルの報道のタイトル

イスラエル政府は「COVID-19 ワクチンの巨大な実験所」になることに同意した
https://bit.ly/3oJ6dzO

内容を簡単に書きますと、ネタニヤフ首相は、「イスラエルの自国民900万人を使ってワクチン試験の実験場とする」という条件で、ファイザーから真っ先に500万のワクチンを提供されたということが書かれています。

イスラエルの報道には、ネタニヤフ首相と元首相であるエフード・バラック氏の、それぞれの言葉が記されています。

[イスラエルの報道よりネタニヤフ首相の言葉より] 「イスラエルは 、接種の結果、副作用、有効性、さまざまな種類の集団、年齢、性別、既存症の状態などに応じて抗体を開発するのにかかる時間など、データと、収集した詳細をファイザーに送信することを約束した。この合意には、ファイザーに送信されるさまざまなパラメーターが詳細に記載されている」
https://bit.ly/2YI9ncq

[エフード・バラック元イスラエル首相の言葉より]「このデータはファイザーにとって宝の山だ。ワクチン接種後に誰かが亡くなったとき、あるいは、私のような年齢の人(高齢者)が、より頻繁に亡くなる傾向があることを示すことができるので、ファイザーにとって大きな資産となるだろう」
https://bit.ly/3oPkmLK

アメリカのある医学メディアは、これについて、「イスラエル市民は、非倫理的で承認されていない、合意に基づかない大規模な人体実験の対象となってしまった」と述べ、そして、これは、医療の倫理規定を定めた「ニュルンベルク綱領」に違反しているとしています。

ニュルンベルク綱領とは、1947年に定められた「非倫理的な人体実験研究」に関しての倫理原則で、以下のブログ記事で少し取りあげています。

ニューノーマルという名のカルト
投稿日:2020年10月26日

抜粋はここまでです。

なお、上の BBC の記事もイスラエルの記事も、それに対しての批判的な記事ではありません。「そのようにして、イスラエルの国民たちがより早くワクチン接種を進められるようにした」という、ある意味では「賞賛記事」のようなものでもありました。

つまり、「世界の人たちを救うためにイスラエル人全員が実験材料となる」というようなニュアンスでしょうか。

その実験の結果が、今の時点では上のグラフに示されている通りとなっています。

もちろん、今後劇的に良い結果に結びつく可能性もあるでしょうし、そのあたりは、1ヵ月、2ヵ月、あるいは1年、2年、さらには 10年などを見ないとわからないものかもしれません。

なお、このイスラエルを現在の状態に陥れている同じワクチンが、日本にも 2月17日頃から接種が始まると伝えられています。

ワクチン接種17日以降開始 妊婦推奨除外も
FNN 2021/02/04

報道では、

> 17日以降、医療従事者への先行接種を開始するスケジュールを描いている。

ということだそうです。

あと、これは今回は詳しく書く時間がなさそうなのですが、以前から、「コロナウイルスは気温が低いと感染が流行しやすくなる」ということに関するデータなどをご紹介することがありました。

しかし、「新型コロナではその法則が崩れるかもしれない」論文を見つけてしまいました。

 

 

新型コロナのタンパク質は気温変化に柔軟に適応する

「従来型のコロナウイルスは、気温が低いと感染が流行しやすくなる」としたデータについては、以下のふたつの記事の中にそれぞれあります。

感染の増加を「数」だけで見ていると社会は終わる : コロナウイルスの感染事例は「正確に気温と反比例する」ことを米ゴールドマンサックスが解析…
投稿日:2020年11月15日

「突然出現した」と騒がれる英国の新型コロナウイルスN501Y変異株は、4月にはブラジルで、8月にはアメリカでもすでに流行している…
投稿日:2020年12月23日

ところが……。

最近、台湾の国立中山大学の科学者と、ベリーズ大学の科学者が発表した論文では、

「新型コロナウイルスのタンパク質の構造は、極端な温度変動に耐えることができる可能性が高い」

と結論付けているのでした。

つまり、寒かろうが暑かろうが、気温の変化で弱体化することはないという可能性です。

研究チームは、分子動力学(MD)シミュレーションというものを使用して、新型コロナウイルスの 4つの重要なタンパク質に対する温度の影響を調査しました。

その結果、新型コロナウイルスの 4つの重要なタンパク質は、温度変化にさらされたときに「極端な安定性」を持つことを示したことが書かれています。

この研究が正しければ、新型コロナウイルスのタンパク質は、さまざまな気温によく適応できるものである可能性が高く、これは「他のコロナウイルスとはまったく異なる」性質だそうで、研究者は、可能性としての「進化」という言葉さえ使っていました。

仮にそうであるなら、「コロナは暖かくなれば自然に消えていく」という希望的観測も何とも言えない感じになってしまうのかもしれません。

論文は以下にあります。

Molecular Dynamics Reveals the Effects of Temperature on Critical SARS-CoV-2 Proteins
分子動力学は重要なSARS-CoV-2タンパク質に対する温度の影響を明らかにする

今回は、ややバラバラのことをいくつか記させていただきましたが、いろいろとこうなってきますと、「これからのさまざまな推移の《現実》を見ていく」しかないのかもしれないですね。

予測してもその多くは裏切られるでしょうし、確認されたことに対応するだけしかないという感じでしょうか。

日本でもいよいよ、これまでとは異なる様々が始まるのかもしれないですし。

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