2022年以降に生まれた子どもたち
少し前の以下の記事では、現在、小さな子どもたちが、最も強くコロナ感染症の影響を受けていることについて書きました。
(記事)2022年から生まれた多くの赤ちゃんたちの遺伝子は変化してしまっているのでは…
In Deep 2023年9月13日
現在、その最も若い年齢層に関して、世界各国で、「パンデミックが始まって以来、最大の流行局面に直面している」ことがわかります。「陽性」の話ではなく、重症化と入院数です。
上の記事では、アメリカの CDC のデータの事例とイスラエルの事例をご紹介しています。
米国の新型コロナの救急外来受診数の比率(0-1歳が飛び抜けて多い)
CDC
イスラエルの 0- 19歳までのコロナ入院数の推移(0- 4歳が圧倒)
Tal Barenboim
その後、イギリスとスペインの保健当局のデータも知りました。
過去1年間の英国の 0- 5 歳のコロナ入院患者数の推移
DrEricDing
英国は、過去最大ではないにしても、「増え方」としては、過去で最も急増しています。
そして、スペインも 0 - 4歳の子どもたちの感染報告数が、他の年齢層とは異なる急増を示しています。
スペインの新型コロナの年齢層別推定感染率(0 - 4歳が圧倒)
isciii.es
日本も、10歳未満が最多です。
厚生労働省のデータより
corona.go.jp
アメリカのデータ以外では「 0歳と 1歳が特に多いのかどうか」はわからないですが、では、このアメリカのデータの、
「 2022年から 2023年に生まれた赤ちゃんに特に救急受診が多い」
ということだけから考えてみたいと思います。
実際には、日本でも学級閉鎖などが続発していることから、赤ちゃん以外でも、「若い人たち全般の感染症の感染(と発症)状況が全体として悪くなっている」ことは伺えますが、最も深刻な状態になっている「かもしれない」と思う赤ちゃんを話の中心とします。
この、 2022年から 2023年に生まれた赤ちゃんというのは、つまり、
「 2021年から 2022年に受胎して生まれた生命」
です。
2021年から 2022年という時に何があったのかは、具体的に書くまでもないでしょうが、少なくとも、日本を含めた主要国では、
「妊婦さんたちにもワクチン接種が推奨されていた時代」
でした。
このアメリカでの「妊婦さんにも推奨」を受けて、日本もそのような方向に進みました。私はテレビ報道を見ないですので、当時どのように報道されていたのかは知らないですが、おそらく、アメリカ同様、妊婦さんたちにも積極的に勧められていたのでしょう。
なお、上の報道に「妊娠初期でも流産リスクは上がらない」とありますが、それが本当かどうかはともかく(参考記事「妊娠初期の流産率は「 91%」程度に落ち着く模様」(2021年11月9日))、私もこの記事を書いたような 2年くらい前までは、妊婦さんが接種することによる「妊娠への直接的な影響」ばかり考えていました。
しかし、先ほどリンクしました記事「2022年から生まれた多くの赤ちゃんたちの遺伝子は変化してしまっているのでは…」のタイトルにありますように、
「無事に生まれてきたとしても、その赤ちゃんたちの免疫状態に長く問題が残るのではないか」
ということが最近心配になり始めています。
長期的な遺伝子への影響を考えると「妊娠以前の接種」でも同じ影響がある可能性
これは、ずいぶん以前の研究ですが、
「スパイクタンパク質が、長期にわたる遺伝子の変化と関係する」
ことが 2021年の研究でわかっています。
以下は、2年半くらい前の記事です。
(記事)コロナのスパイクタンパク質が「人間に長期的な遺伝子発現の変化をもたらす」可能性が米国の研究で突き止められる。…とすると体内にスパイクタンパク質を生成するワクチンの影響は…
In Deep 2021年4月28日
米テキサス工科大学の研究者たちが、新型コロナウイルス(スパイクタンパク質)が長期的なヒト遺伝子の変化をもたらすことを突きとめたということをご紹介したものでした。
研究者の一人は、メディアに以下のように述べています。
「スパイクタンパク質の曝露だけで、気道細胞の遺伝子発現を変化させるのに十分であることがわかったのです。これは、患者に見られる症状が、スパイクタンパク質が細胞と直接相互作用することに起因する可能性があることを示唆していると思われます」(thailandmedical.news)
これは、当時、自然感染によるコロナ(スパイクタンパク質)を調べたものですが、ワクチンによるスパイクタンパク質も同等だとしますと、接種により長期の遺伝子発現の変化がもたらされる可能性があるということになります。
「長期」というのが、どれくらいの期間なのかはわかりようがないですが(まだ接種キャンペーン開始後 3年未満ですので)、仮にとして、1年などの期間続くとした場合、たとえばの話ですが、「ワクチン接種をした1年後に子どもを授かった」とします。
その場合は…まあ何度も書いていることですが、「お母さんとお腹の赤ちゃんは完全に一体」ですので、お母さんの血中にあるすべての成分は、お腹の赤ちゃんと共有されます。
仮にお母さんの血中が、世では「抗体」などともいわれるスパイクタンパク質で満たされているとした場合、
「赤ちゃんの血中も、胎内での成長の全期間、スパイクタンパク質で満たされる」
ことになります。
何だか残酷な書き方になっている感じもしますが、理屈ではそうです。
つまり、2年前などの私は「妊娠期間中の接種」、あるいは「授乳中の接種」だけに敏感になっていたわけですが、妊娠中ということだけにこだわるものではないことに今さらながらに気づきます。
もちろん、常識的には、妊娠期間中や、授乳期間中の接種は、その作用から考えて「論外」だと思うのは今も同じです。
妊娠期間中や授乳については以下のような記事にあります。
(記事)妊娠されている方々が知ったほうがいいと強く思ういくつかのこと
In Deep 2021年8月18日
(記事)授乳中のお母さんたちへ
In Deep 2021年9月4日
しかし、米テキサス工科大学の「遺伝子の発現の長期的な変化」という研究から思いますと、
「妊娠可能な年齢、あるいはそれより下の年齢のすべての女性において、接種は論外」
だという結論が見出されるような気がします。
この「遺伝子の発現の変化」という表現は難しいもので、これは別の表現では……まあ、遺伝子の変化とは異なる話ですが、「身体の変化」ということで、元ゲイツ財団のボッシュ博士が述べていた言葉の以下の表現もわかりやすい気がします。
ボッシュさんは、「恒久的に免疫が消えてしまう」とを述べていました。
2021年4月のボッシュ博士へのインタビューより
ワクチンを接種をした人たちは、自然の免疫の最も重要な部分をワクチン接種と同時に失っているのです。生まれつき持っていた免疫システムをです。
なぜなら、生来の抗体は自然抗体 IgM (感染の初期に生体防御の初段階を担う免疫抗体)ですが、ウイルスを束縛するために、抗原特異的抗体にそれが打ち負かされてしまうのです。
つまり、コロナワクチンを接種した人は「失う」のですよ。すべての保護を。いかなるウイルス変異、あるいはコロナウイルス変異に対してもです。
この意味としては、その人たちは、「免疫反応がない状態のまま」となってしまうのです。
免疫をすべて失うのです。
抗体はもはや機能しません。
生まれつき持っている生来の免疫は完全に遮断されます。
この状態が「母体から赤ちゃんに受け継がれる」という可能性を考えてしまうのです。
ボッシュ博士のインタビューは、以下の記事で翻訳しています。2年半前ですね。
(記事)「新型コロナワクチンは人間のすべての免疫能力を破壊して人を死に導く」:元ゲイツ財団のワクチン開発局長のボッシュ博士は人類の存続のためにワクチン使用停止を訴え続ける
In Deep 2021年5月5日
大人の場合、それなりに完成した複雑な免疫システムをある程度持っているので、そう簡単に免疫抑制状態が露骨に表面化することはないと思います(ガンの増加などの形で、じわじわとは来るでしょうけれど)。
しかし、赤ちゃんは違います。
もともと、それほど屈強な免疫システムを持っているわけではない上に、
「成長する中で、本来獲得するべき免疫を獲得できない場合」
さまざまな病的な試練に遭い続ける可能性があります。
冒頭に各国の乳幼児のコロナの現状のグラフを載せましたが、こういうことが「日常的になる」可能性があり得ます。
もともと、コロナという病気は、「子どもはほぼ絶対に重症化しない」ものでした。以下の記事では、赤ちゃんは含まれていないですが、2021年のドイツの研究で、「基礎疾患のない子どもたちのコロナでの死亡数は、完全なゼロ」だったことをご紹介していいます。
(記事)ドイツの調査で、基礎疾患のない5歳から17歳の子どもたちの新型コロナでの死亡数は「完全なゼロ」であることが判明。一方、ワクチンによる子どもたちの被害は
In Deep 2021年12月11日
これは小規模な調査ではありません。「 5歳から 17歳のドイツの子ども全部(690万人)」を調べた上での結果です。
子どもは、もともとコロナの重症化とは無縁だったのです。
しかし今は違います。
コロナ重症化の中心が「最も若い世代」となってしまった。
これは、以前のふたつの流行波の中ですでに起きていました。
以下のグラフは、2022年12月1日時点までの「コロナによる小児の集中治療室への入室の状況」です。未就学児が圧倒していました。
コロナによる小児の集中治療室等への入室の年齢分布 (回答数 334件)
日本集中治療医学会、小児集中治療委員会
以下の記事で取り上げています。
(記事)パンデミック以来最大の危機が迫る中、「日本のコロナ死と小児の重症化」に関するショッキングなデータの内容を知る
In Deep 2022年12月31日
当時、集中治療室等で治療を受けている 65%ほどが 6歳未満でした。
しかし、グラフからおわかりの通り、この当時はまだ、新生児と乳児、つまり 0歳と 1歳の割合は、それほど高くはありませんでした。
このグラフの統計時には、 2022年生まれの子はいましたが、「 2023年生まれの子」はまだいませんでした。
今、「 2021年と 2022年に受胎して生まれた子どもたち」が揃っている世の中となっています。
2021年と 2022年中には、妊娠中に接種された女性もいたかもしれません。
あるいは、接種してしばらくしてからご結婚等され、妊娠された女性もいらっしゃるかもしれません。
先ほど書きましたように、スパイクタンパク質が長期の遺伝子への変化をもたらすのだとすれば、妊娠中も「それ以前の接種」もどちらも同じです。
あるいは、男性のほうも同じです。
mRNA (スパイクタンパク質を作る)を包んだ脂質ナノ粒子は、「精巣」にも循環しますので、「精子自体がスパイクタパク質による遺伝子変化の影響を受ける」こともあり得るかと思います。
ファイザー社の脂質ナノ粒子の生体内分布の研究より
薬物動態試験の概要表
精子が影響を受けた場合、もしかすると、今後の「男の子と女の子の生まれる率」に変化が現れるかもしれません。
性別を決めるのは、「精子」だからです。
「妊娠の仕組み」より
卵子と精子が受精をして子宮に着床すると妊娠が成立しますが、性別を決めるのは「性染色体」で「XX」が女の子、「XY」が男の子になります。卵子はX染色体のみですが、精子にはX精子とY精子があり、どちらが卵子と受精するかによって性別が決まります。
よって、性別を決めるのは卵子ではなく男性側の精子です。(sancha-art.com)
それはともかく、最も厄介なのは、「遺伝子発現の変化の期間がどの程度の長期間になるのかわからない」ということにあります。
もし、その期間が非常に長期間であったり、恒久的である場合、
「今後ずっと、遺伝子に影響を受けた赤ちゃんが生まれ続ける可能性がある」
ということです。
具体的には、免疫が極端に弱い赤ちゃんが生まれ続けるという可能性についての話です。もちろん、あくまで「可能性」です。
昨年から今年にかけて生まれた赤ちゃんが周囲にいらっしゃるのなら、そういうような兆候がないかどうかは気にするべきかもしれません。
免疫が弱いという状態は、些細なことでわかります。以下はあくまで一例ですが、日常生活の中に次々と出てきます。
・単なる虫刺されなのに、やけに腫れる、治りにくい
・小さな傷がなかなか治らない
・ちょっとぶつけただけのアザが引かない
・口内炎やものもらいなどがすぐできる
・発熱しやすい
・同じシーズンに何度も風邪(のようなもの)を引く
他にもいろいろとありますが、簡単にいえば、「常に何らかの症状が出ている」という状態でしょうか。思えば、以下の記事で私自身の幼少時のことにふれましたけれど、そういう状態です。
(記事)社会全体の子どもたちに起きている「免役回復戦争」から、同じ戦場にいた自分の幼少期を思い出す
In Deep 2023年9月7日
しかし、この記事にも書きましたけれど、
「子どもの身体には、絶対にそれ(免疫抑制)を乗り越えようとする強い力がある」
と私は思っています。あらゆる生体は生きようとします。そして、体内のメカニズムは、できるだけそれを応援します。
時間はかかるもしれないですが、親の方々はそのサポートをしてあげるのが今後の仕事になっていくと思われます。
また、弱い免疫状態を乗り越えるプロセスのひとつが、上の記事にも書きましたけれど、
・風邪を引く
・熱を出す
ことになると思われます。特に「発熱」は大変に重要です。
解熱については、くれぐれも慎重になっていただきたいと思います。
米シアトル小児病院「発熱 - 俗説と事実」より
発熱は無害であり、しばしば役に立つものです。発熱は体の免疫システムをオンにします。それらは体が感染と戦うのを助けています。 37.8° ~ 40°C の通常の発熱は、病気の子どもにとっては良いことなのです。
(記事)子どもがみんな解熱剤でやられてしまう
In Deep 2022年8月27日
私自身、おそらく、20歳くらいまでに、数百回あるいは数千回(数千回はないか)、熱を出すことで助かった実感があります。
シュタイナーが 1908年に「発熱は最も慈善的で、最も治療的です」と述べた言葉を今にして実感できます。
9月20日から、日本で最新の接種キャンペーンが始まります。
赤ちゃんや小さなお子さんがいらっしゃる場合、特に高齢者の方々が多い可能性のある混雑した場所は避けられるのがいいかと思います。そういう場所の筆頭としては「病院」が挙げられます。
その理由は、具体的にはここでは書かないですが、以下のような記事の最初の部分をご参照下さればと思います。
(記事)シェディングによるホルムアルデヒド暴露現象を知り、そして、9月13日からの「ピロラ大戦争」を覚悟する
In Deep 2023年9月10日
それがピロラ戦争かエリス戦争かはともかく、この戦争はすでに始まっていますし、今後、接種後の「主成分入りエクソソームの環境への拡大」と共に、主に小さな子どもたちへの影響が拡大すると見られます。
あと 2ヵ月もすれば、本来のウイルス感染症の流行期である冬がやってきます。
子どもたちのサバイバル期間は長く続くと思われます。
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