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「認知症は20代から脳内で進行している」:アルツハイマー病の「脳での最初の発生部位 — 青斑核」が初めて特定され、その損傷が数十年の時間と共に病気を形成し続ける可能性

      2016/03/06

Locus-CoeruleusDaily Mail

 

数日前、アメリカ国立衛生研究所が資金を提供する研究によって、「アルツハイマー病の芽が最初に現れる脳の部位」が特定された可能性についての発表がありました。

それは脳の「青斑核(せいはんかく)」という場所(上の図)なんですが、場所はともかく、その研究によれば、その部位に最初にアルツハイマー病が脳の中に現れるのは、予想していた以上に「早い段階」だという可能性があり、その青斑核という部位の損傷(青斑核は、毒素や感染症に対してとても弱いのだそう)は、老年以前の数十年前から続いている可能性が強いのだそう。

これはつまり、たとえばですが、「アルツハイマー病は 20代(あるいはそれ以前)などから始まっている可能性がある」ということを意味することになりそうです。

今回はそのことを取り上げたアメリカ科学振興協会の記事などをご紹介したいと思います。

なんといっても、自分自身が若い頃、わりと長くベンゾジアゼピン系の薬を飲んでいたり、あるいは体が弱かったこともあり、いろいろな薬を飲んでいたわけで、おそらくは、私自身、その「青斑核」とかいう部位が損傷を受けている可能性は「大」だと思うからです。

やっばりねー、なんだかんだ言いましても、認知症は避けたい・・・という思いは強いです。

 

あらかじめ決まっていたかもしれない「認知症の地球」

アメリカでもヨーロッパでも、あるいは多くの国や地域で認知症、特にアルツハイマー病の増加は社会での大きな問題となっているのは同じようで、今では英語のニュースを見ていると、毎日…は大げさかもしれないですが、それと準じるくらいに、Alzheimer (アルツハイマー病)と出ている科学系報道の見出しを見ます。

認知症の壮絶ともいえる増加に関しては、たとえば、日本の場合ですと「超高齢化社会なのだから仕方のない面がある」というように言われることがあります。

確かに、日本が超高齢化社会ではあることは事実なのでしょうが、「数値」などを見てみますと、「高齢化社会だから」という理由だけでは理解できない様相に気づきます。

たとえば、下は、厚生労働省の 1996年から 2011年までの 15年間の「アルツハイマー病の患者の推移(の色)」と、「アルツハイマー病以外の認知症患者の推移(の色)」を示したものですが、アルツハイマー病のほうの増え方は「 15年間で約 18倍の増加」ということになっています。

Alzheimer-Japan-2011・厚生労働省

 

いくらなんでも、高齢者の数そのものが 15年間で 18倍になったというようなことはないですので(未来にはあるかもしれないですが)、この 20年間くらいのアルツハイマー病患者の増え方は、「高齢化」という枠を越えた「異常事態」だといえる気もします。

日本も深刻ですけれど、アメリカでのアルツハイマー病の増え方は尋常ではないことも最近示されていることなどは、過去記事、

私たちを含む多くの人類の松果体はフッ素による石灰化により、すでに「永遠の機能停止」に陥っているかもしれない
 2015/02/03

などでグラフなどを載せさせていただいたことがあります。

アルツハイマー病などでの神経性疾患での死亡者数の国際比較

alz-2009b-s3rou5.biz

 

なお、上の記事では、多くの国で水道水などに添加されている「フッ素」と、脳にあります「松果体」との関係についてふれています。日本は水道水にフッ素は添加されていませんが、歯磨き粉などには多く添加されています。

そして、フッ素が「歯」に良いか悪いかは置いておいて、「脳」への影響となると、「アルツハイマー病の人の松果体がリンやフッ素化合物などの堆積により石灰化している傾向」があることを記しました。

Pineal gland – Calcification(「松果体」の英語版Wikipediaの翻訳)

松果体の石灰化は、特に高齢者で、多くの場合、頭蓋のX線で見られる。

この松果体の石灰化は成人では典型的なものだが、2歳児などの年齢の低い児童たちで観察されることもある。

石灰化の比率は、国により大きく異なるが、加齢と共に増加していく。アメリカでは、過去 17年間で約 40%の人々に石灰化が発生したと推測される。(略)

最近のいくつかの研究では、アルツハイマー病や他の認知症において、松果体の石灰化の程度が非常に高いことを示した。松果体の石灰化はまた、アルツハイマー病の病因に寄与し得る、結晶化阻害剤の非存在とも関連していることを示す。

松果体中のカルシウム、リン、フッ化物の堆積物は、脳の年齢と比して、より多くの堆積物を集めることを示し、加齢と相関している。

松果体というのは、脳の中で最も多くの血流を受けるところで、さまざまな物質が常に通過していく場所のため、年月とともにいろいろなものが堆積していってしまうもののようです。

冒頭のほうに、私が若い頃からベンゾジアゼピン系のメンタル薬や、あるいは、もともとが鎮痛剤や抗生物質などの「薬大好き」人間でしたので、相当な量の西洋薬を飲んでいた人生だったわけですが、私の場合、この「松果体」も、今回ご紹介する「青斑核」も、どちらも損傷、あるいは石灰化していると思うのですよね。

薬に関しては、すでに遅いとはいえ、昨年の春の、

基本的に「すべての薬」は人間に良くないという理由の理論的なメカニズムがわかったのです
 2015/04/02

という記事を書いてから、薬を飲むことを完全にやめまして、薬は飲んでいません。

考えれば、昨年の今頃はひどいめまいに悩まされていまして、その1年くらい前に、めまいのことで耳鼻科と脳神経外科に行きまして、その際、もちろんお医者様たちに悪気も敵意もないですが、「何だかダメだこりゃ(いい人たちかもしれないけれど、このお医者様たちのやり方では病気を治すことはできない)」という思いを強くしたこともあり、上の記事なども絡んで、それ以来いかなる病院にも行かなくなりました。

整体とかマッサージにも一度も行っていません。

そうか・・・もうそろそろ1年なのか・・・。

めまいは半年以上かかりましたけれけど、自力でほぼ治りました。

めまいにしてもパニック障害などにしても、治すには「それらはすべて全身病」と考えて、地味にやっていくしかないようです。ツボ、マッサージ、運動、食べ物、思考方法、気の流れの把握、血流の把握などなんですかね。専門家ではないので、表現がうまくできないですけれど。

別にだからといって、体調が特にいいというわけでもないし、薬を飲まなかったり、病院に行かないからどうだこうだというのはないですけれど、これあたりは好き好きということでいいのかとも思います。

病院やお医者様を心から信頼している人なら、病院に通っていた方が体調が良いというメンタル的な働きもあるはずですから。

医療システム自体を悪く言うつもりはまったくないです。

しかし! 体はともかく、アルツハイマー病が自分の中でも「数十年単位で進行している」かもしれないと思うと、いろいろとしなければならないことも多そうです。

ただ、個人的には、アルツハイマー病や認知症も完全は無理でも、防げるものだと考えています。

自分でもその参考となったのが、過去記事の

アルツハイマー病の最大の原因が「ストレス」である可能性がアイルランドの大学の研究により突き止められる

というものでして、生き方と思考法を変えていくことと、後述します、「脳の海馬の活性化のメカニズム」を考えて生きていれば、多少かもしれないですが、防ぐことができるはずです。

 

というわけで、そのアメリカでの研究発表に関しての記事をご紹介したいと思います。

いろいろなメディアで取り上げられていますが、上のアルツハイマー病とストレスの関係の記事で取り上げました、世界で最大の学術団体であるアメリカ科学振興協会( AAAS )の提供するユーレカアラート( EurekAlert!)からご紹介します。

この記事には「 20代から病気の進行が始まっている」という部分の記述はないですが、同じことを扱った英国のデイリーメールの記事に、

専門家たちの調査では、認知症患者では、早ければ20代半ばに青斑核が破損していた。

とあり、認知症は確かに高齢者主体の病気ではあっても、その「芽」はとても早くから出現しているということが言えそうです。

そして、現時点でアルツハイマー病が劇的に増えているということは、何らかの「社会的、構造的、あるいは他の要因」というものが今の世の存在していて・・・それが解消しているとは思えない状況ではあるわけで・・・ということは・・・・・今後さらに、(若年層も含めて)アルツハイマー病患者は増えていくということが言えそうです。

なお、翻訳記事の後に、以前の、

…抗コリン剤の氾濫でおそらく認知症が増え続ける今後のための「認知症と物忘れの治し方」
 2015/04/03

という記事で書きまして、そろそろ私の家で実践して2年以上が経つ「エッセンシャルオイル(精油)による物忘れ予防」の記事の一部を転載しておきます。

当時、ちょっと洒落にならないほどの物忘れに悩まされていたうちの奥さん(四十代)の物忘れがほぼ完全になくなりました。

それでは、ユーレクアラートの記事です。

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Researchers highlight brain region as ‘ground zero’ of Alzheimer’s disease
EurekAlert! 2016/02/16

研究者たちは、脳の領域におけるアルツハイマー病の「グラウンド・ゼロ」を突き止めた

年齢に応じた認知機能を維持するための必須の器官として、脳の「青斑核」領域がある。

この青斑核は、毒素や感染に対して脆弱な部位だ。

この、脳内で大事でありながらも脆弱である領域が、最初に遅発性アルツハイマー病の影響を受けていることが明らかになってきている。

そして、この領域は、人が人生の後半の時代で認知機能を維持するためのものとしては、これまで考えられていたよりも重要であるかもしれないことを、最近の科学文献のレビューは示す。

青斑核は、ノルエピネフリン(ノルアドレナリン)を放出する脳幹の小さな青みがかった部分で、心拍数の調節、注意、記憶および認知を担う神経伝達物質だ。

その細胞、あるいはニューロンは、脳の多くの全体枝状軸索に送信しており、血管の活性を調節するのに役立っている。

このように、脳全体と高い相互関連性を持つために、青斑核は他の脳領域に比べて毒素や感染症の影響を、より受けやすいと論文の筆頭執筆者であり、南カリフォルニア大学の老年学と心理学の教授であるマラ・メイザー( Mara Mather )博士は言う。

マラ・メイザー教授
prof-mara-mather

 

また、青斑核は、タウ病理(認知症の人たちに見られるタウというタンパク質が線維化し蓄積した状態)を示す最初の脳の領域であり、これが後に、アルツハイマー病としての症状の徴候を露わにさせるタンパク質のもつれの低下を拡大させるとメイザー教授は述べる。

また、アルツハイマー病の人たちの検死結果では、患者のほとんどの人たちに、成人期の初期において、青斑核にタウ病理のいくつかの兆候を持っていることが確かめられている。

青斑核から放出されるノルエピネフリンは、アルツハイマー病の症状の予防に寄与することがラットとマウスで行われた研究で示されている。

ノルエピネフリンは、細胞を死滅させてアルツハイマー病を進行させる要因や、あるいは、神経伝達物質からの炎症や過度の刺激などからニューロンを保護することの助けとなるのだ。

ノルエピネフリンは、行動の中で精神的なチャレンジを受けた時に解放される。たとえば、仕事で起こった問題を解決しなければならない時や、言葉のパズルを完成させる時や、あるいは、音楽で難しい曲を演奏する時などもそうだ。

メイザー教授は、「教育と、魅力的なキャリアが人生後半の”認知の予備力”や、効果的な脳のパフォーマンスを生み出すのです」と言う。

「そして、目新しいことや、人生を通しての精神的なチャレンジによって、青斑核を活性化することが、認知的予備力に貢献するものとなるかもしれません」

この論文「青斑核:認知機能と脳の老化を維持するための必須器官( The Locus Coeruleus: Essential for Maintaining Cognitive Function and the Aging Brain )」は 2016年2月16日に、科学誌「トレンド・イン・コグニティブ・サイエンシズ( Trends in Cognitive Sciences / 認知科学の動向)」に発表された。

この研究は、アメリカ国立衛生研究所により資金が供給されている。


 

記事はここまでです。

ここから、先ほど書きました、過去記事の中から「物忘れがひどくなった時に」というセクションを抜粋しておきます。

約2年以上続けていて、物忘れにわりと効くことが(うちでは)確認されていますので、今後も日常の中で続けていくと思います。

何しろ私自身がおそらく「予備軍」の可能性が強いことが今回の論文で明らかになった気がしますし。


補記 : 物忘れがひどくなった時に(抜粋)

e-oil

 

うちの奥さんが昨年(2014年)あたりから、どうもひどく物忘れをするようになりました。

彼女は私より 10歳ほど年下ですから、まだ 40代前半で、いくら何でも認知症にはちょっと早いとは思うのですが、仕事でも、物忘れで結構大きなミスをするようなことがあるほどだったのです。

「あんまりひどいようなら、専門の病院で見てもらう?」とかいう話も出ていたほどだったんですが、昨年の、いつ頃か覚えていないのですが、夕食の時、子どもがテレビをつけましたら、健康番組をやっていました。番組名も覚えていないですが、それがちょうど「認知症」に関しての番組でした。

検索しましたら、こちらのブログにあるものが、方法が同じです。

それは、どんな治療法かというと、

> 眠る前に、エッセンシャル・オイル(精油)をディフューザーで噴霧させる。

というだけのものだったのです。

ディフューザーというのは噴霧器のようなもので、アロマオイル用に売られています。つまり、「香りで治す」というものです。番組では実際の治療効果を数値などでも示していましたが、確かに効果があるようです。

同時に、私はそれを見た時に、7年くらい前に見た記事を思い出したのです。

イスラエルの研究者:特定のにおいは脳に刻まれて消えない

大紀元 2009.11.09

イスラエルのワイツマン科学研究所の科学者が、科学誌「カレント・バイオロジー」で発表した論文によると、初めて認知する物体とそのにおいとの関係性は、人間の脳に非常に深い印象を残す。(略)

機能的磁気共鳴画像法(fMRI)の実験では、提示された物のにおいの変化に対して、人間の脳の海馬(かいば)と扁桃体(へんとうたい)という記憶や感情に関わる器官は、においに直ちに反応を示すが、音の変化に対しては全く反応しないという結果が示された。

においと記憶には密接な関係があり、五感の中で嗅覚だけが海馬や扁桃体と直結しているそうだ。においが記憶力を高める鍵になるということか。

この記事の、

> においと記憶には密接な関係があり、五感の中で嗅覚だけが海馬や扁桃体と直結している

という部分を思い出したのです。

匂いが脳の海馬と直結しているのなら、記憶障害などに効果があるのも納得できます。

「この方法はいけるかもしれない」と、私は翌日、ディフューザーを買いまして、番組で紹介されていた通りの配合で、眠る前にエッセンシャル・オイルをディフューザーに入れて眠るようにしたのでした。

配合はまあ適当にやっています。ラベンダーを何滴か、オレンジを何滴か、というような感じです。

そして、もうどのくらいやっているかわからないですが、半年以上毎日やっていると思いますが、その結果、

・奥さんの物忘れが「ほぼ完全に治った」

のです。

どのくらいの期間で効果が出てきたとかはわからないですが(さすがにすぐではないです)、本人も「物忘れを本当にしなくなって嬉しい」と言っています。

もちろん、今後もずっと続けると思いますが、「匂いは脳を刺激する」という原則が大事なだけで、オイルの種類はそんなに厳密でなくとも、本人が「いい匂い」だと思うものでいいと思います。(以下略)


 

ここまで抜粋でした。

方法論や精油の配合はともかく、「脳の海馬を刺激するのは香りだけ」という原則から考えますと、いい香り(人工のいい香りはおそらくダメです)はストレートに脳に刺激を与えると思われます。

ちなみに、精油の配合は、好きな香りなら何でもいいのだと私は思いますが、欧米の脳認知学の世界などでは、特に「ローズマリー」の研究が活発です。

昨年の7月には、英国 BBC でも、ローズマリーと認知症の予防に関して、非常に長い記事が出ていました。

rosemary-oilWhat does rosemary do to your brain?

ただ、ローズマリーの香りが脳の活性化と関係することは間違いないとしても、そのメカニズムを含めて、厳密にわかっているわけではないですし、ローズマリーには血圧を高める作用がありますので、高血圧の人には禁忌とされています。

たかが精油といっても、わりと強い作用があるので、基本的には「薬」とそんなに変わらないということで取り扱ったほうがいいような気もします。

いずれにしても、現状の環境(単純に言えば、日々の生活環境に毒素が多い)では、多くの人たちの脳の青斑核が多かれ少なかれ損傷を受けていると思われ、アルツハイマー予備軍に陥っている人たちが多数いらっしゃると考えられます。

予防の決定的な方法はないにしても、こういう香りとか、あるいは翻訳記事にもありましたが、「新たなものへの興味」などが大事なようです。

確かにトシをとると、新しい恋愛なども含めて「新たなトキメキ」がなくなってきやすいもので、そのあたりにも認知症が進む要因はありそうです。そういう意味では、不倫とか浮気とかばっかりしている「新しいモノ好き」の人は男女問わず認知症になりにくいかもしれないですね。