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イタリアで小児へのワクチン接種が強制となる法律が承認される中、アメリカで初めてとなる医学調査「ワクチンを接種した子どもと、摂取していない子どものどちらが多くの病気を持っているか」の衝撃の結果を見てみると

   

ドイツの英字メディアDWの報道より

Italy makes vaccination mandatory for children

先頃、イタリア政府が、冒頭の報道のように、「ワクチン摂取の強制を盛り込んだ法律」を承認したということが報じられていました。

具体的には、幼少時の予防ワクチンを接種していないと、基本的に国立の保育園や小学校などへ入学できないとする、かなり強制力をもったものです(多大な「罰金」を払えば入学できるようですけれど)。

この背景として、最近、西洋社会の人々の間に広がっている「ワクチンへの不信感」が行動として出始めているようで、予防接種を受けさせない親が増えてきたことへの対処のようです。

今回は、このイタリアのことについて短くご紹介した後に、アメリカの最近の「ワクチンに関係した研究」について発表した医学論文についての記事をご紹介させていただこうと思います。

これは、アメリカ「子どものための医療安全調査研究所(Children’s Medical Safety Research Institute / CMSRI)」のニュースリリースで、下にあります「ワクチンを接種した子どもと、摂取していない子どものどちらが、より病気を持っているか」という、アメリカで初めてとなる調査に関しての報道です。

米国CMSRIの報道より

CMSRI

まずは、イタリアで起きていることを、ドイツの報道よりご紹介させていただきます。
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Italy makes vaccination mandatory for children
DW 2017/05/19

イタリア政府は子どもへのワクチン接種を強制とすることを決定

イタリア政府は、両親に自分の子供にワクチン接種をさせるように命じる法律を承認した。ワクチン接種をさせない場合、罰金刑に処される。イタリア当局は、はしかのワクチンを拒否するケースが増えたことを指摘し、政府は「反科学的理論の普及」の払拭のための責任を負っているとした。

この新しい法律は、麻疹(はしか)、水痘、ポリオ、B型肝炎、破傷風など、予防可能な 12種の病気に対してワクチンを子どもたちに強制的に投与するとしたもの。

5月19日に承認されたこの法律によると、ワクチン接種を受けた小児のみが、国立の保育園や小学校への入学を認められる対象となり、未接種の子どもの入学は基本的に認められない。子どもにワクチン接種を受けさせていない子供たちを国立の保育施設や学校に入学させるためには、両親は多大な罰金を払う必要がある。

パオロ・ジェンティローニ伊首相は、「この数年間、適切な措置の欠如や反科学的な考えが普及しており、特に最近数ヶ月間、子どものワクチン接種が減少している」とローマでの記者会見で述べた。

イタリアでは、近年、急激な麻疹の流行に見舞われており、2016年の感染数は 2015年の 250件から 840件に増加した。

2017年は、イタリアの医療当局により、すでに 2,395件以上の麻疹が報告されており、米国政府は、イタリアを旅行するアメリカ人に麻疹について警告している。

専門家たちは、現在の流行は、子供たちへのワクチン接種を拒否する人々が増えたことが原因だと考えている。

世界的に広がるアンチ・ワクチン接種運動は、その理論が科学医学界によって信用されていないにもかかわらず、近年、牽引力を増している。

イタリアの一般市民の間では「ワクチン接種が自閉症を引き起こす」という根拠のない否定的な見解を支持している人が多い。


 

ここまでです。

どんなことでも、国が強制力を持っておこない始めると、なかなか厄介な話となってきますが、ただ、私はインフルエンザ・ワクチンを除けば、ワクチンについて、是も非もどちらの立場も強く主張する気はありません。

インフルエンザ・ワクチンに関しては、きわめて否定的に考えていまして、それは過去記事「永遠の拒絶への確信 : インフルエンザワクチンの予防接種の「是非」について個人的な結論を見た日」というものの中でわりとて詳しくふれていますが、「不要」なのではなく、インフルエンザへの知識の誤解を含めて、「害悪」だと考えています。ただ、たかが風邪をここまでの脅威にした医学界の経済的手腕は認めます。

しかし、それ以外の様々なワクチンに関してまで、すべてを否定するような見識を私は持ちません。

何しろ、ワクチンには「有効データ以外の信頼できる反証データがほとんどない」ということもあり、それがない限りは、是も非も誰にも言えないというのが現実です。

さすがに「無害」ということは考えづらいにしても、「是」と「非」の現実的なバランスを知る術はあまりないです。

 

ワクチン接種児童 vs 未接種児童への健康に関する大規模調査

そういう中で、先日、アメリカの「子どものための医療安全調査研究所」が発表したデータは、やや衝撃的であると共に、比較的「ある方向性」を示しているものだとは思います。

これは、簡単にいえば、

「ワクチン接種をしているほうが病気と診断された子どもが《圧倒的に》多かった」

ということになります。

少しの差ではなく、圧倒的です。

これについては、まず記事をご覧いただこうと思います。

ここからです。


Vaccinated vs. Unvaccinated: Guess who is Sicker?
2017/05/04

ワクチン接種をした子どもたちと接種していない子どもたち:どちらにより病気が多いか?

 

アメリカでこれまで1度も行われなかった研究がなされ、その結果が発表された。

それは、ホームスクール(家庭に拠点を置いて学習を行うこと)で学ぶアメリカの子どもたちについて、「ワクチン接種を受けている子どもたち」と「ワクチン接種を受けていない子どもたち」についての疾病の発症状況に関しての調査だ。

現在のアメリカの子供たちには、疾病の多くの問題がある。アレルギー、喘息、不安、自己免疫、自閉症、多動、注意散漫、学習障害等を持つ子どもたちが、過去に比べて非常に多くなっている。

また、アメリカの子どもたちのうち、43%が、肥満を除く 20の慢性疾患のうちの少なくともひとつに苦しんでいる(肥満を含めると、数値はさらに上昇する)。

そして、自閉症や注意欠陥障害、1型糖尿病、トゥレット症候群などの小児障害が急速に増加しているが、そのデータはほとんど研究されたことがない。

現在のアメリカの子どもは、彼らの両親の時代と比較して、慢性疾患を有する可能性が4倍高くなっている。

まして、今の子どもたちの祖父祖母の時代と、現在の「子どもたちの病気が満ちあふれる時代」を比較することは難しいだろう。

現在、アメリカの 5歳未満の子どもの 100万人以上が、精神神経系の薬を服用している。

17歳未満では 830万人以上の子どもたちが精神神経系の薬を摂取しており、ある月に 4人に 1人が少なくとも 1つの処方薬を何かのために服用している。

環境要因として挙げられるものは多い。ファストフード、遺伝子の問題、あまりにも多く時間をさくテレビ・ビデオゲーム、さまざまな薬剤や殺虫剤、氾濫するプラスチックなど、数多くあるが、具体的な説明がつけられたものはほとんどない。

しかし、過去の世代をはるかに越えた量の物質が直接注射されることによって子どもたちが曝露し、体内に蓄積しているものがひとつある。

ワクチンだ。

今の子どもたちは、その親や祖父母の時代よりも、はるかに多くのワクチン接種を受けている。

アメリカでは、6歳までに 14種のワクチン接種を 50回行い、18歳までに強力な免疫調節成分を含む 16種類のワクチンを 69回接種する。

死を含む深刻な副作用や、全体的な健康への影響に関する長期的な研究はいまだ行われていないにもかかわらず、公衆衛生当局は、ワクチンは「安全かつ効果的」であると確信し、これだけの数のワクチン接種が子どもたちに続けられている。

そして、最近の研究で、ワクチンを接種した子どもと、摂取しなかった子どもたちを比較したひとつの研究が発表された。

それは、もしかすると、多くの親たちにとっては驚くべき内容かもしれない。

4月27日に『ジャーナル・オブ・トランスレーショナル・サイエンス(Journal of Translational Sciences)』に掲載されたアメリカ 4州の 6歳から 12歳までの 666人のホームスクールの子どもたちを対象に、その中の 405人のワクチン接種を受けている子どもたちと、261人のワクチン接種を「受けていない」子どもたちを、医師が診断した結果についての発表だ。

以下はその一部だ。

・ワクチン接種を受けた子どもは、自閉症スペクトラムと診断される可能性が 3倍以上だった

・ワクチン接種を受けた子どもは、ワクチン接種を受けていない子どもたちよりアレルギー性鼻炎(花粉症)と診断される可能性が 30倍高かった

・ワクチン接種を受けた子どもは、ワクチン接種を受けていない子どもたちよりもアレルギー薬を必要とする可能性が 22倍高かった

・予防接種を受けた子どもは、予防接種を受けていない子どもたちよりも学習障害と診断されるリスクが 4倍以上高かった

・予防接種を受けた子どもは、予防接種を受けていない子どもよりも注意欠陥多動性障害と診断される可能性が 300%高かった

・ワクチン接種を受けた子どもは、ワクチン接種を受けていない子どもよりも肺炎と診断される可能性が 340%高かった

・ワクチン接種を受けた子どもは、ワクチン接種を受けていない子どもよりも耳の感染症と診断される可能性が 300%高かった

・ワクチン接種を受けた子どもは、ワクチン接種を受けていない子どもに比べて耳管を挿入する手術が 700%多かった

・ワクチン接種を受けた子どもは、ワクチン接種を受けていない子どもよりも慢性疾患と診断される可能性が 2.5倍高かった


 

ここまでです。

論文はこの後から、個別の詳細に続きますが、それは割愛します。

なお、なぜ、ホームスクールの子どもたちを対象にしているかというと、

「普通の学校に行っている子どもは、ほぼ全員ワクチン接種を受けているから」

です。

ワクチンを受けている子どもはいても、「受けていないほうの子どもが見つからない」ので、調査にならないのです(これまで、この研究がおこなわれなかった理由のひとつでもありますし、これ以上大規模な調査も難しいはずです)。

アメリカでは、全体の 95%の子どもが、上にありますように、

> 6歳までに 14種のワクチン接種を 50回行い、18歳までに強力な免疫調節成分を含む 16種類のワクチンを 69回接種する

というものを受けているようです。

ホームスクールは、親が子どもを学校に通わせずに自宅で学習することで、アメリカでは公的に認められた学習方式ですが、ホームスクールの家庭は、宗教的なものも含む様々な理由で、「ワクチン接種を受けさせない」とする親もいて、そのために、「ワクチン接種を受けていない子ども」が存在したようです。

そして、ホームスクールを対象にしているために調査の対象数は多くはなく、調査した子どもの数が 666名(なんでこんな数字)ということで、多いとは言えない数字ですので、数値は参考程度と考えても、相当な差ではないでしょうか。

ひとことで書けば、今回の調査では、「ワクチン接種を受けた子どもたちは、慢性疾患、メンタル疾患、アレルギー、耳の病気、肺炎等が有意に多かった」ということになりそうです。

最近、ワクチンに関しては、自閉症との関連を主張する人たちもいて、そのあたりも、人々の行動に輪をかけているようです。

しかし、このあたりにも正確なデータというものがやはり存在せず(曖昧な医学データは存在しますが)、結局、対立する意見の双方が感情的に進んでいく、という方向になりやすくなっていますので、そのことについてはふれないです。

私にも私自身の「なぜ自閉症や発達障害がこんなに増えたのか」ということに関しての推測はあります。けれど、1度も書いたこともないし、今後も書くともないと思います。書いて誰かが傷つくのなら、書かない方がいいです。

しかし、アメリカにしても、今はとても増えていて、1975年には 5000人に 1人が自閉症として生まれてきていたのが、2010年には 100人 に 1人。

そして今ではアメリカでは 68人に 1人が自閉症で生まれています。

 

それだけではなく、原因をどこに求めるにしても、子どもの病気が増えすぎています。

それは日本も同じですが、そして、その子どもたちが成長して大人になります。そういう大人たちの社会になっていくのです。

 

繰り返しますが、子どもの病気の増加とワクチンが関係あるかどうかはわかりません。

何しろこれまで「根拠がほとんど存在しなかった」からです。

ただ、今回の調査は少ないサンプルながらも、「方向性」ははっきりと示したものではないかとは思います。ワクチンと健康の関係を考えるひとつの目安にはなるとは思いますが、ただ、このデータが広く伝えられる気はしません。

いずれにしても、最終的には自分たちの判断しかなく、誰かを責めたり、あるいは、他人に自分の主張を「無理矢理」勧めたりすることに意味はないと思います。

それが仮に良いことであっても「無理矢理」は十分に「強制」だからです。

 

それにしても、先ほどの記事の中の、

アメリカの 5歳未満の子どもの 100万人以上が、精神神経系の薬を服用している。

17歳未満では 830万人以上の子どもたちが精神神経系の薬を摂取している。

は心痛みます。

これは、いわゆるリタリンやコンサータといった薬や、あるいはベンゾジアゼピン系などなのかもしれないですが、数百万人の薬漬けの子どもたちがアメリカにはいて、そして数は違いますけれど、日本もいます。このことは「子どもたちの未来。メンタル治療とリタリンやコンサータ。そして、私がかつて見たリタリン常用者たち (2015/12/17)」という記事でふれたことがあります。

私自身が医療法ベンゾジアゼピン系の依存症でしたから、もっと若いうちから依存症になっていくのかと思うと、心苦しいです。大人になって、いつか逃れられればいいなとは思いますけれど。ベンゾジアゼピン系の過去記事はこちらのリンクに一覧があります。