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2017年からの世界 人類の未来 宇宙の中の地球

「11月20日、ニビルが地球に接近して大災害を起こす」という話題を大手メディアでさえ取りあげる根幹にあるのは「現実として地球は天体衝突の時代に入りつつある」という避けられない現実

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2017年11月17日の米国ニューズウィークより

IS THE END OF THE WORLD SUNDAY?

英米の大衆メディアで連日報じられるニビル関係報道

gizmodo.com

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ニビルは来なくても、天体の衝突の時代は確かに近づいている

express.co.uk

惑星ニビルという存在については、その名前や概念については、ずいぶん以前から言われていたものですけれど、今年になってから、「ニビルが地球に被害を与えるほどに接近する」という主張がインターネットを中心に幾度となく出回るようになりました。最近では、「 9月23日に衝突する」というようなウワサ話でした。

それに関しては、下のような記事でご紹介したことがあります。

光が勝つか、ドクロが勝つか : そんな「毎日がアルマゲドン」の時代の今年9月23日の終末はきっと来ないけれど、もうすでに来ているような気もして

2017年夏のニビルのウワサ合戦。そして、アメリカの数学者は「皆既日食をめぐる33の数の偶然」からはじき出した世界の終わりの日を「2017年9月23日」だと

これらの話には、たいていは同時に「そのことをアメリカ政府などは隠している」というような陰謀論がもれなくつくわけですが、今年夏に激しくウワサされていたニビルの話が今また出ているのです。

今度は「 11月20日」となっていまして、これを書いている今は 11月19日ですので、明日ですね。

彼らの主張によれば、明日、地球に巨大惑星ニビルが衝突するほどの距離にまで接近すると。

日本ではあまり聞かないですけれど、欧米ではどうも結構な話題となっているようで、そのせいなのか、今年の夏の時もそうでしたけれど、タブロイド系の大衆メディアだけではなく、メジャーメディアが軒並みこのことを取りあげているということが今までは違うところでしょうか。

もちろん、それらの報道では、ニビルを否定しているのですけれど、冒頭の記事は 11月17日のニューズウィークの記事で、前回の夏のニビル騒動の時には、ナショナルジオグラフィックまでもが特集し、

「ニビルというような存在はなく、この話は真実ではない」

というようなニビル否定の記事が結構な数の大手メディアから出されていて、何となく不思議に思ったものです。

どういう方向から見ても与太話にしか聞こえないこういう話に対して「真面目に否定する」という。

今回は、冒頭のニューズウィークの記事をご紹介いたしますが、内容としては、

・惑星ニビルの地球への接近というものは考えられない

・それとは別に、アメリカ連邦緊急事態管理局(FEMA)は、小惑星が地球に衝突した際の緊急対応策を進めている

というものです。

内容を読んでみますと、ニューズウィークは、ニビルがどうのこうのと言いたいわけではなく、

「小惑星など天体の接近の現実性が増しているかもしれない」

ということについてをニュアンスとして記したものなのかもしれません。

それならば、私もわかります。

今、地球を含めた太陽系は「天体の爆撃に関しての《悪い時代》」に入ろうとしている、あるいはすでにそういう時代に入っているというのが、このブログのここ数年の主張でもあります。

特に最近では、「2017年からの 100年間で 400回の小惑星の衝突がある」というような NASA の予測も知りました。

これは、今年3月の記事、

「2017年からの100年間に地球に《400回の天体の衝突》がある」とNASAが予測していたことを、最近の激しい地球近傍天体の活動から思い出す

に記したものです。

もちろん、それらのうちの多くは小さな衝突で、火球の目撃程度で終わるものが多いのでしょうけれど、科学者たちが懸念しているのは、その中の「巨大な天体」が地球に衝突する事象です。

そういうことが起き得る可能性が高まり続けていることは今出た話ではなく、ここ数年で繰り返し報じられてもきました。

2014年7月5日の英国エクスプレスの記事

express.co.uk

ニューズウィークの記事には、現在「 NASA と FEMA (アメリカ連邦緊急事態管理庁)が協力して対策の協議をおこなっている」とありますが、これは、具体的な想定ではいにしても、ある程度は「その時が迫っている」という予測に基づいている可能性があります。

 

 

直近では東京オリンピックのある2020年に天体の衝突がある可能性

直近で具体的に懸念されているのは 2020年に地球に接近する可能性がある小惑星 2012 DA 14 という天体です。

先ほどリンクした記事から抜粋しますと、以下のようなことになっています。

2017年3月31日の記事で翻訳した英国エクスプレスの記事より

スペインのラサグラ天文観測所の天文学者たちによって発見された小惑星 2012 DA14 。

現在、地球へ衝突する可能性は 1%未満だが、科学者たちはそれが地球に衝突する可能性を排除してはいない。

NASA ジェット推進研究所の惑星天文学者は「小惑星 2012 DA14 の軌道は現在、地球と非常によく似た軌跡を描いており、これは地球にかなり近づくことを意味しています」と述べる。

ジェット推進研究所によれば、地球上には過去の天体の衝突によって形成されたと考えられるリング状の構造が 100以上ある。

NASA エイムズ研究センターによれば、宇宙空間に 1キロメートル以上の大きさの小惑星は 2,000個以上存在すると推定しているが、これらの天体が地球に衝突した場合でも、大惨事とはなっても地球の文明が消し去られるようなことはないと NASA は述べる。

しかし、モリソン博士は、直径5キロメートル以上の天体の衝突は、地球上に大量絶滅を引き起こすほどの壊滅的なダメージを与えると指摘する。

ニビルという、とりとめのない話を大手のメディアまでもが取りあげるのは、ニビルそのものに対しての懸念というより、「天体の衝突の時代」に地球が入りつつあることへの懸念なのかもしれません。

そういう意味でとらえてみれば、最近のニビルの話題にも別の意味での緊張感はあります。

ここからニューズウィークの記事です。


IS THE END OF THE WORLD SUNDAY? HOW TO PREPARE IF CONSPIRACY THEORISTS ARE RIGHT
Newsweek 2017/11/17

11月19日に世界は終わる? もし陰謀論が正しければどのような準備を?

惑星ニビルの陰謀論を信じる人々によれば、世界はこの日曜日、つまり 11月19日に終わる。

NASA はニビルは存在しないものと断定しているが、ニビルについての主張を正しいと考える人々にとってはそうではない。その日、ニビルは地球に衝突し、激しい地震を引き起こしたり、地球の軌道を乱すほど接近する可能性があるという。

議論を残すために、彼らの主張が正しいとしよう。その場合、私たちはどのように世界の終わりに備えることができるだろうか? 大きな地震やその他の自然災害のために何か準備ができるのだろうか?

アメリカ連邦緊急事態管理庁(FEMA)のスポークスマンは、ニューズウィークに「 FEMA は NASA と協力して、宇宙から地球へ近づき影響を与える可能性のあるあらゆる事象に対して準備をするための指針を進めている」と語った。

そして、「アメリカ本土に対する差し迫った天体の衝突の脅威を NASA から通知された際には、連邦、州、地方自治体と緊急対応機関に通知するために、私たち FEMA が主導権を握ることになるだろう」と付け加えた。

アメリカ政府のウェブサイト Ready.gov は全国的な災害準備キャンペーンを展開しており、実際に起きる可能性のある黙示録的な事象に対しての準備をしたい個人を支援する便利なチェックリストと資料が数多く掲示されている。

Ready.gov の中でカバーされている災害事象には、バイオテロや洪水、そしてハリケーンなどの自然災害、そして、小惑星の衝突を含まない「宇宙天気事象」(巨大な太陽フレアの発生など)がある。

宇宙天気事象は、主に、巨大な太陽嵐が地上の通信、電力の大規模な停止を引き起こす可能性のある場合のことをいう。これは過去にも実際に起こったことであり、1989年には、カナダで 600万人が地磁気嵐の後に大きな停電の影響を受けた。

惑星ニビルは実在しない。しかし、 NASA と FEMA は、小惑星が地球に衝突する場合に備えての緊急準備計画を立てている。

NASAのウェブサイトによると、2つの機関といくつかの政府機関および科学機関の代表者たちは、2016年10月に「第三回小惑星衝突緊急計画演習」(Asteroid Impact Emergency Planning exercise)を開催した。

演習では、天体の衝突でどのような「避けられない影響」が現出すると考えられるかが議論された。 FEMA のスポークスマンは、そのような衝突が起きる可能性は低いが、起きた場合は大きな影響を与える災害となり得ると語る。

FEMA の国家対応調整部長レヴィティカス・A・ルイス(Leviticus A. Lewis)氏は、「その不確実性(どこに衝突するか、あるいは実際に衝突するかが確定できない)と、比較的長い期間にわたる衝突に関しての警告時間と相まって、小惑星の衝突のシナリオには独自性があり、ハリケーンのようなタイムラインの短い災害への準備とはまったく異なります」と述べる。

個人のレベルでも、ハリケーンに対しての準備なら可能でも、小惑星の衝突の影響に備えて準備することは難しい。

しかし、あなたが世界の終わりに備えるために準備をしたいのであれば、今の地球では、ニビルの衝突のために準備をするよりも、地震やハリケーンなどのような、実際に起こる可能性が高い災害シナリオを思い描いていたほうが賢明にも思える。

NASAの上級科学者デビッド・モリソン(David Morrison)氏は、2011年に、以下のように述べている。

「ニビルがそこにあるのなら、あなたにも私にも、そして世界中の誰にでも見えるはずです。しかし、それは観測されていない。ニビルは存在しません。ニビルのことは忘れて下さい」





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