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4月26日にメルマガ40兆個による細胞への攻撃が延々と続いていくを発行させていただきました。

2017年からの世界 人類の未来 悪魔の輪郭

過去最大の死者数の増加が続く中国の鳥インフルエンザ……パンデミック状態のイエメンのコレラ……聖書のごとき謎の皮膚病に襲われるイスラエルの兵士たち……その中でクリミアの空に羽ばたいたのはデーモンなのか天使なのか

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次々と偶然に導かれた上で私の前に出現した光景は

ちょっと変な話から始まるのですが、前回、

6月の黙示録 : 世界中に日々出現する信じがたい悪天候や自然現象はどんな未来を示唆する?
 2017/06/14

という、最近、世界にいろいろと現れている光景を「示唆」あるいは「黙示録」というような言葉に便乗してご紹介するという便乗商法的な記事を書かせていただきました。

その記事を書いた後、ロシアの SNS に下の写真が投稿されていたのです。
クリミア半島で 6月14日に撮影されたものだそうです。

クリミアのヤルタで撮影された雲 6月14日

fobosplanet

まあ、なんかこう羽があるような感じの形に見える雰囲気のもので、こういう雲はよく見られるものですけれど、ある「偶然」を感じまして、ちょっとややこしい話になるかもしれないですが書かせていただきます。

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クリミアの空とイエメンの地

先ほどの写真を見たのは、今日の午後だったのですが、

「今日の朝にもこんなのを見た気がする・・・」

と思いまして、しばらく考えていたのですが、ハタと「あれだ」と、ひとつの図柄を思い出したのでした。

今日の午前は、イエメンでのコレラの大流行の記事を書いていました。中東のイエメンでは現在、コレラにより「1時間で1人が死亡している」というパンデミック的な状態になりつつあることを、

「1時間に1人」が死亡 : 中東イエメン全土でコレラのパンデミックが発生中。そして感染速度はさらに加速している
 地球の記録 2017/06/15

という記事でご紹介させていただいていました。

イエメンの国外に広がっているわけではないですので、厳密にはパンデミックではないですが、比喩として使わせていただいたのは、まさに「パンデミック的」な様相を呈しているからです。

この記事を書いているときに、コレラというものを再認識するために、いろいろ読んだりしていたのですが、その中で、コレラ - Wikipedia に、 19世紀のヨーロッパでのコレラの大流行の際に、「コレラを死に神として描いている」絵があったのです。

下の絵です。

コレラを死神として描いた19世紀のイラストより

・コレラ

「あーこれだ」と思い出したのです。

わかりやすいように、先ほどのクリミアの雲を「左右反転」させると下のようになります。

fobosplanet

「死神が出てきたかあ」と、しみじみと眺めていましたが、まあ、同じ日に見たからこう思っただけで、時間が経てば、こういうようには思わなかったであろう程度のわずかな相似ですが、そこで、「それにしても」と思ったのです。

今回は先にコレラのページで「死神」という、つまりデーモン的なイメージを見ていたからこう思ってしまったわけですが、冷静に考えれば「羽があるような伝説的な存在」というなら、天使でもいいし、美しい鳥を思い起こしてもいいはずです。

下のような「空飛ぶ天使」のような光景を思い浮かべても良かったはずです。

・Angel

しかし、私が瞬時に思い浮かべたのは「死に神」だった……というあたり、最近いつも「ああ、災いだ、災いだ」とばかり呟いている効果が出てきた感もあり嬉しい限りです(嬉しいのかよ)。

まあ、冗談はともかく、現在のイエメンのコレラの急拡大ぶりに脅威を感じたという部分は確かにあり、死神の姿がやや強く記憶に残っていたからかもしれないです。

ちなみに、先ほどの「地球の記録」で書きました中東カタールのアルジャジーラの報道の冒頭は以下のようなものでした。

アルジャジーラの6月14日の報道より

内戦で荒廃したイエメンで、コレラ感染が急拡大している。世界保健機構(WHO)によると、死者数は過去 2週間でほぼ倍増して 923人となった。

コレラは現在、イエメンの 22州うちの 20州に及んでおり、124,000件以上の感染疑い例があると 6月12日に WHO は述べた。WHOは、今後 6カ月以内に 30万人もの人々に影響を及ぼす可能性があると予測ししている。

国際慈善団体オックスファム(Oxfam)は、現在、コレラがイエメンで1時間に1人を殺していると発表した。

 

最初にコレラが発生したのは 5月9日頃で、その後のたった1ヶ月と少しで、下のような拡大ぶりを見せているのです。

IRIN

かつては先ほどのイラストのように「死に神のような存在」だったコレラも、現在は適切な対処を行なえば「死亡率は 1~ 2パーセント」であるということですが、しかし、

> 適切な対処

をおこなえない国や地域は世界にものすごくたくさんあります。

あるいは、今は「適切な対処ができる国や地域」だとしても、「少し先はどうなるかわからない」というのも真実です。

たとえば最近のベネズエラを見てもわかりますが、少し前までのベネズエラは充実した医療制度や福祉システムを持っていましたが、深刻な経済危機の中、どうなっているかということを、こちらの記事で少しふれたことがあります。

下は 5月11日の CNN の記事からの抜粋です。

深刻な経済危機が続く南米ベネズエラで、医薬品の極端な不足のために命を落とす乳児や妊婦が急増し、マラリア患者も激増していることが分かった。

同国保健省の統計によると、2016年に確認されたマラリア患者は 24万人に達し、前年より 76%増えた。妊婦の死亡は 66%増の 756人に、乳児の死亡は 30%増の 1万1466人に上る。

同国の医師の約 20%に当たる 1万3000人は、医療が成り立たなくなったことを受けてベネズエラから出国した。

ベネズエラは現在食糧も手に入りづらくなっていますが、仮にこういう状態になった国や地域で、今のイエメンのようなコレラの流行が起きるとすれば、そこは「適切な処置」とはあまり関係のないことになると思われます。

そのベネズエラが直面しているのは、自然災害でも戦争でもなく、単なる「深刻な経済危機」なのです。

これは「日本を含めて、どこの国でも今後あっという間に陥る可能性のある」ことです。

日本は……時期はともかく、結構その可能性が高いですしね。

ともかく、いろいろな国が「経済危機などと共に同じようなことに見舞われないとも限らない」ということは言えそうです。

今のところ、イエメンのコレラが他の国に拡大した話は出ていませんが、中東は混乱している場所が多い上に、最近のカタールの問題に見られるように、さらに中東で混乱が起きる可能性もあります。

コレラが大流行しているイエメンの周囲はそういう国ばかりです。

イエメンとその周辺の国や地域
・Google Map

イエメンはエジプトにも比較的近いですしね。

エジプトは旧約聖書で疫病(皮膚病)をばらまかれた土地でして。

旧約聖書 出エジプト記 9章 10-11節

二人はかまどのすすを取ってファラオの前に立ち、モーセがそれを天に向かってまき散らした。すると、膿の出るはれ物が人と家畜に生じた。

魔術師もこのはれ物のためにモーセの前に立つことができなかった。はれ物は魔術師のみならず、エジプト人すべてに生じた。

聖書には「疫病」のくだりは結構あるようですけれど、エレミヤ書というのには、かなり災い的な描写もあります。

旧約聖書 エレミヤ書 29章 17-18節

万軍の主はこう言われる。わたしは彼らに剣、飢饉、疫病を送り、腐って食べられない、いちじくのようにする。

わたしは、剣、飢饉、疫病をもって、彼らを追い、全世界の国々の嫌悪の的とし、わたしが追いやる国々で、呪い、驚愕、物笑い、恥さらしとする。

 

聖書なんてものを思い出したのも、先ほどの「デーモンかもしれないし天使かもしれないような雲」が出現したクリミア半島で、真偽はいまだにわからないものの、2015年に「イエスっぽい雲」が出たことが大衆メディアなどで報じられていたことも思い出したということもあります。

トリノの聖骸布(左)と2015年12月にクリミア半島上空に出現したとされる雲

Express

このことは、

クリミア半島や火星に見られるイエス・キリストの姿から思う「神の創造を否定したバチカン」の今後
 2016/01/03

の中でご紹介させていただいています。

ちなみに、最初の「クリミアのデーモンのような天使のような雲」が出た日は、基本的にクリミアでは悪天候に見舞われていたようなのですが、その日のクリミアの「他の雲」にしても、SNS への投稿を見ると、非常に「示唆的なもの」が多かったです。

たとえば、下のような空から「死に神の手が伸びてくる」ような雲とか。

クリミア・ヤルタ上空 6月14日

vk.com

あるいは、もう「獣や怪物」とか「死に神そのものの顔」のような感じの雲とか、いろいろと出るわ出るわ、という感じだったようです。

クリミア・ヤルタ上空 6月14日

vk.com

イングランドに、邪悪な精霊が犬の姿で現れたという「バーゲスト(Barguest)」という恐めの妖精の伝説があるのですが、そういう感じもします。

 

何だか、たかが雲の形を発端として、いろいろと書いてしまいましたが、イエメンのコレラの大流行に激しく反応したのも、「病気の時代」が、さらに進んでいる感じがあるからです。

今回は最近のやや気になる病気(感染症)関係の報道を3つご紹介して締めさせていただこうと思います。

ご紹介するのは、

・中国の鳥インフルエンザでの死者が、5月までの5ヶ月間で昨年1年間の死者の4倍に達している(死亡率は 40%超)。

・イスラエルで軍の兵士たち数百人が「謎の皮膚病」にかかっている。

・川崎の幼稚園で園児ふたりが連続で原因不明の状態により死去。

です。

川崎の事例は痛ましいものですが、私自身もかなり気になる報道でしたので、あえてご紹介させていただきます。

 

最近の気になった感染症関連のニュースより

中国 / 鳥インフルエンザ

中国、5月の鳥インフル感染者72人、うち37人が死亡 1~5月の死者は計248人に

産経ニュース 2017/06/12

中国国家衛生計画出産委員会は日、5月に中国本土で鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者が計72人確認され、37人が死亡したと明らかにした。

1~5月の死者は計248人で、昨年1年間の死者63人の4倍近くとなった。

1~5月の感染者は計601人に上った。H7N9型を巡っては、感染者増に伴ってウイルスが「人から人」に感染しやすい性質を持つ新型インフルエンザに変異する恐れが高まっているとの指摘が出ている。

 

イスラエル / 謎の皮膚病

Over 200 soldiers contract mysterious skin disease on southern base
タイム・オブ・イスラエル 2017/06/15

200人以上の兵士がイスラエル南部で奇妙な皮膚病に罹る

・イスラエルのシザフォン基地

今週、イスラエル南部にあるイスラエル国防軍(IDF)の基地で 200人以上の兵士たちがまだ未確認の皮膚疾患に罹患していたと軍が発表した。

6月13日、ネゲブ砂漠のシザフォン基地で、国防軍兵士が次々と発症したという。

軍によると、この皮膚疾患の原因はまだ特定されていないが、現在、シバメディカルセンターの医療機関で調べられている。軍は特別な医療チームを基地に派遣し、発疹、病変の原因を調べている。

シザフォン基地は、主に装甲隊の兵士を訓練するために使用され、何百人もの兵士たちの本拠地である。

 

日本 / 原因不明の小さな子どもたちの死

感染症か、園児2人が死亡…川崎の幼稚園

読売新聞 2017/06/14

川崎市は、同市川崎区の私立大師幼稚園に通う4歳の園児2人が今月6日と12日に相次いで死亡したと発表した。

園児2人は同じクラスの女児と男児で、発熱や嘔吐などを発症した後で死亡しており、市は感染症の可能性も否定できないとして、2人の血液検査などを行って詳しく調べている。

発表によると、女児は4日に自宅で胸の痛みや嘔吐などの症状が出て、病院で急性胃腸炎と診断されたが、その後も発熱が続き、6日未明に容体が急変して死亡した。男児は12日朝に発熱など風邪のような症状が表れ、昼前にけいれんを起こすなどして救急搬送され、病院で死亡が確認された。





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